JP3032919B2 - 粒状乾燥卵の製造装置 - Google Patents

粒状乾燥卵の製造装置

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田 勝 行 倉
澤 明 彦 金
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スター食品工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液卵を主成分とした原
料を油揚げして粒状の乾燥卵を製造する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粒状の乾燥卵は、液卵をスプレー
ドライヤで乾燥粉末化したものを造粒機で顆粒にして製
造している。また、凍結乾燥や高周波乾燥して粉末化し
たものを顆粒にして製造している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法においては、一旦乾燥粉末化したものを顆粒にする
ので製造に手間がかかるばかりでなく、顆粒にするとき
水を使用するので、顆粒にした後更に乾燥しなければな
らず、一層手間がかかる不都合がある。しかも、乾燥粉
末化したものを顆粒にしたものであるので、長期保存が
できず、用途も限定される不都合がある。本発明は、こ
のような点に鑑み前記欠点を解決した新規な粒状乾燥卵
の製造装置を提供することを目的とするもので、液卵を
主成分とする原料を油揚げする点に特徴がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、原料タンクにポンプなどの供給手段を設
けてなる原料自動供給装置と、自動フライヤーと、原料
自動供給装置により供給された原料を自動フライヤーに
シャワー状に流下するシャワーリング装置と、自動フラ
イヤーに設けられた自動取出装置とよりなり、前記自動
フライヤーは、油槽に少なくとも油循環手段と回転羽根
とを有する構成としたものである。また、前記構成に脱
油装置及び冷却装置を設けた構成としたものである。
【0005】
【作用】原料自動供給装置においては、原料タンクの原
料を、ポンプなどの供給手段で自動的に供給する。シャ
ワーリング装置では、供給された原料を、シャワー状に
して自動フライヤーに流下する。シャワー状に流下され
た原料は、自動フライヤーの高温の油で油揚げされる。
自動フライヤーには、油槽に少なくとも油循環手段と回
転羽根が設けられているため、油揚げされ油面に浮き上
がった製品は、油循環手段により与えられた油の流れ
と、回転羽根の回転により順次移動される。製品はこの
移動中に最適状態に油調され、自動取出装置により取り
出され、粒状乾燥卵が製造される。また、脱油装置にお
いては、製品が脱油される。このとき、油分の含有率の
調整も行われる。更に、冷却装置においては、製品が冷
却される。
【0006】
【実施例】以下、図示の実施例について本発明を詳細に
説明する。図1は本発明の実施例を示す概略側断面図で
ある。同図において、1は原料自動供給装置、2はシャ
ワーリング装置、3は自動フライヤー、4は自動取出装
置、5は脱油装置及び6は冷却装置である。原料自動供
給装置1は、撹拌器8を有する原料タンク7とポンプな
どの供給手段9とより構成され、原料タンク7の原料
を、ポンプなどの供給手段9で間欠的に吸引排出せしめ
供給するもので、その供給口にはストレーナーなどの濾
過器10が設けられている。シャワーリング装置2は、
例えば、底面12が網目状になっている容器11で構成
され、前記原料自動供給装置1より供給された原料を、
自動フライヤー3の高温の油中にシャワー状に投入する
ものである。前記底面12が網目状になっている容器1
1には、振動(揺動)手段を設け、振動(揺動)を継続
的あるいは間欠的に与えたほうが、シャワー状の投入が
確実に行えるので好ましい。
【0007】前記自動フライヤー3は、油槽13の油1
4をバーナー15で高温とし、シャワー状に投入された
原料を、粒状に油揚げするもので、油槽13中の油14
に流れを与える油循環手段16と、油面に先端が入浴し
て回転する回転羽根17と、移動コンベア18とより構
成される。油循環手段16は、油槽13の原料の投入側
を入口18とし、製品の取出し側を出口19とし、この
入口18と出口19間をパイプ17で連結し、ポンプ
(図示せず)などで循環させる構成であって、これによ
り油槽13中の油14には、原料の投入側より製品の取
出し側への流れが与えられる。回転羽根17は、軸21
に放射状に羽根20が突設されたもので、羽根20の先
端が油面に入浴して回転する。移動コンベア18は、コ
ンベアの回転方向と直交する方向に突板22が適当間隔
で列設され、この突板22が油面に沿って移動するよう
に構成されている。
【0008】前記自動取出装置4は、前記自動フライヤ
ー3によって揚げ上がった製品を取出すもので、油槽1
3の終端において油14中より油槽13外へ懸回された
コンベア23で構成されている。このコンベア23にも
回転方向と直交する方向に突板24が適当間隔で列設さ
れている。自動取出装置4により製品は容器28に取出
され容入される。前記脱油装置5は、例えば、遠心脱油
機25で構成され、自動フライヤー3で揚げ上がった製
品を、脱油するものである。これにより油分の含有率の
調整も行われる。前記冷却装置6は、脱油された製品を
冷却するもので、トンネル状の冷却室26にコンベア2
7が設けられており、このコンベア27で移動する際に
冷却室26内で冷却されるものである。冷却しないと蓄
熱されて発熱する恐れがあるので、冷却する必要があ
る。なお、本発明において使用する原料は、液卵を主成
分とするが、好ましくは液卵に少なくとも小麦粉か澱粉
の1つを配合し、これに水を添加し混練したものがよ
い。好ましい配合例の一例を示せば次の通りである。 液卵 32.7重量% 小麦粉 16.3 〃 コーンスターチ 16.3 〃 食塩 0.8 〃 グルタミンソーダ 0.2 〃 クチナシ色素 1.0 〃 水 32.7 〃 ここで、コーンスターチを配合するのは、コーンスター
チは分散作用、乾燥を促進する作用があるため、粒状に
揚げるのに好ましく、また、冷却乾燥に好ましいからで
ある。また、水の添加量は、水が多いほど得られる粒度
が小さくなるので、得ようとする粒度に応じて調整す
る。
【0009】次に前記実施例の作用を説明すると、原料
タンク7の原料は、ポンプなどの供給手段9により間欠
的に供給される。この供給された原料はシャワーリング
装置2により自動フライヤー3の高温の油14中にシャ
ワー状に投入される。この原料の投入に際し、原料は濾
過器10で濾過されているので、シャワーリング装置2
が目づまりを起こすことがない。また、油槽13の油1
4は、平均温度が200℃〜150℃に保たれる。好ま
しくは、原料の投入側が高温で、取出し側が低温のほう
がよく、例えば、原料の投入側が180℃前後であり、
取出し側が160℃前後である。この温度が低いとあわ
だちするし、時間がかかり、また高いとこげるので好ま
しくない。シャワー状に投入された原料は、高温の油1
4で油揚げされ、揚げ具合により油面に浮上してくる。
油槽13の油14には油循環手段16により原料の投入
側より取出し側に向けて流れが与えられており、また、
回転羽根17は、羽根20の先端が油面に入浴して回転
しているので、油面に浮き上がった製品は、油14の流
れと回転羽根17の作用により移動コンベア18側に順
次移動される。移動コンベア18には突板22が油面に
沿って回動しているため、油面に浮き上がった製品は、
さらに移動コンベア18により取出し側の自動取出装置
4まで移動され、自動取出装置4で取出される。この製
品は、この移動の最中に最適の状態に油調され取出され
る。原料が投入されてから取出すまでの時間は、油14
の温度により変化があるが、平均170℃の油温では通
常1〜2分程度でよい。前記製品の取出しまでの移動時
間は、油14の流速、回転羽根17の回転速度及び移動
コンベア18の回動(移動)速度によって決定される。
【0010】油槽13の終端には、回動方向と直交する
方向に突板24が適当間隔で列設されたコンベア23よ
りなる自動取出装置4が設けられているため、移動コン
ベア18で移送されてきた製品は、この自動取出装置4
により容器28に取出され容入される。容器28に取出
された製品は、脱油装置5を構成する遠心脱油機24に
移され、脱油される。この容器28から脱油装置5への
移動は、手動であっても自動であっても良い。自動で行
う手段としては、容器28と脱油装置5を上下に位置さ
せ、容器28の底板を所定間隔毎に開き、容器28内の
製品が脱油装置5内に落下する手段あるいは図2に示す
ように容器28を転倒自在に枢支29して所定間隔ごと
に転倒させ脱油装置5に移す手段などを挙げることがで
きる。
【0011】脱油装置5で脱油された製品は、冷却装置
6に移され冷却され出来上がる。この脱油装置5から冷
却装置6への移動は、手動でも自動でもよいが、好まし
くは自動がよい。この手段としては、例えば、遠心脱油
機25の脱油容器を二重とし、脱油後に内側の脱油容器
を引き上げ転倒する、などの手段を挙げることが出来
る。このようにして製品は出来上がるが、実際には、こ
の製品を篩分して粒をある程度そろえてから出荷する。
【0012】なお、自動フライヤー3に移動コンベア1
8は必ずしも必要でなく、例えば、この移動コンベア1
8にかえて回転羽根にすることも出来る。
【0013】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、コンパクト
な設備で、一定品質の粒状乾燥卵を短時間に、連続的に
得ることが出来る。また、粒状の大きさも容易に調整出
来るし、油分の含有率の調整も容易である。コンパクト
で安価な設備で容易に製造出来るので他の製品に比して
廉価に提供出来る。しかも、油揚げするため長期保存可
能な粒状乾燥卵を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概略側断面図である。
【図2】容器の転倒手段の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 原料自動供給装置 2 シャワーリング装置 3 自動フライヤー 4 自動取出装置 5 脱油装置 6 冷却装置 7 原料タンク 9 供給手段 13 油槽 14 油 16 油循環手段 17 回転羽根 18 移動コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/32 A47J 37/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料タンクにポンプなどの供給手段を設
    けてなる原料自動供給装置と、自動フライヤーと、原料
    自動供給装置により供給された原料を自動フライヤーに
    シャワー状に流下するシャワーリング装置と、自動フラ
    イヤーに設けられた自動取出装置とよりなり、前記自動
    フライヤーは、油槽に少なくとも油循環手段と回転羽根
    とを有することを特徴とする粒状乾燥卵の製造装置。
  2. 【請求項2】 原料タンクにポンプなどの供給手段を設
    けてなる原料自動供給装置と、油槽に少なくとも油循環
    手段と回転羽根とを有する自動フライヤーと、原料自動
    供給装置により供給された原料を自動フライヤーにシャ
    ワー状に流下するシャワーリング装置と、自動フライヤ
    ーに設けられた自動取出装置と、脱油装置と、冷却装置
    とよりなることを特徴とする粒状乾燥卵の製造装置。
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