JP3032809B2 - 設備機器の残存寿命診断システム - Google Patents
設備機器の残存寿命診断システムInfo
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- JP3032809B2 JP3032809B2 JP2206430A JP20643090A JP3032809B2 JP 3032809 B2 JP3032809 B2 JP 3032809B2 JP 2206430 A JP2206430 A JP 2206430A JP 20643090 A JP20643090 A JP 20643090A JP 3032809 B2 JP3032809 B2 JP 3032809B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、設備機器の残存寿命を求める設備機器の残
存寿命診断システムに関するものである。
存寿命診断システムに関するものである。
[従来の技術] オフィスビルや集合住宅等の建築物においては、空調
設備、衛生設備、照明設備、電気設備、運搬設備、配管
設備等種々の設備機器が使用されており、これらの設備
機器は必要に応じて更新される。その更新の要因として
は、機器の陳腐化、機能不整合、法規制の変更等種々の
要因があるが、最大の要因は機器の物理的な劣化、即ち
老朽化である。
設備、衛生設備、照明設備、電気設備、運搬設備、配管
設備等種々の設備機器が使用されており、これらの設備
機器は必要に応じて更新される。その更新の要因として
は、機器の陳腐化、機能不整合、法規制の変更等種々の
要因があるが、最大の要因は機器の物理的な劣化、即ち
老朽化である。
このように設備機器は殆どの場合、老朽化を原因とし
て、即ち寿命により更新されるので、各設備機器の寿命
を推定することは非常に重要な事項となる。なぜなら、
設備機器の寿命を推定することによって初めて設備機器
の維持保全計画の立案、遂行を適切に行えるからであ
る。
て、即ち寿命により更新されるので、各設備機器の寿命
を推定することは非常に重要な事項となる。なぜなら、
設備機器の寿命を推定することによって初めて設備機器
の維持保全計画の立案、遂行を適切に行えるからであ
る。
そこで、従来は機器の寿命を推定するために、運転時
間から推定する方法、回転機器においては振動解析によ
る方法、あるいは専門家の診断による方法等が採用され
ていた。
間から推定する方法、回転機器においては振動解析によ
る方法、あるいは専門家の診断による方法等が採用され
ていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の設備機器の寿命診断方法には次
のような問題があった。即ち、運転時間から寿命を推定
する方法は非常に簡便であり、長期間の寿命推定にも便
利な方法ではあるが、運転時間だけで寿命が推定される
ので、当該機器の保守の状況は反映されない。しかし、
設備機器の寿命は、保守がどのように行われているかに
よって大きく異なるから、推定された寿命には大きな誤
差を含む場合があるという問題がある。
のような問題があった。即ち、運転時間から寿命を推定
する方法は非常に簡便であり、長期間の寿命推定にも便
利な方法ではあるが、運転時間だけで寿命が推定される
ので、当該機器の保守の状況は反映されない。しかし、
設備機器の寿命は、保守がどのように行われているかに
よって大きく異なるから、推定された寿命には大きな誤
差を含む場合があるという問題がある。
また、振動解析による寿命推定方法は理論的に確立さ
れた方法で、極めて有効な方法ではあるが、回転機器に
限定されるという問題があり、更に比較的短期的な寿命
の推定には有効であるが長期的な寿命の推定には向かな
い等、利用範囲が限られるという問題がある。
れた方法で、極めて有効な方法ではあるが、回転機器に
限定されるという問題があり、更に比較的短期的な寿命
の推定には有効であるが長期的な寿命の推定には向かな
い等、利用範囲が限られるという問題がある。
更に、専門家の診断によって寿命を推定する方法は、
上記の方法を含めて行う方法であり、信頼性が高いが、
非常な熟練を要するばかりでなく、時間も費用もかかる
という問題がある。
上記の方法を含めて行う方法であり、信頼性が高いが、
非常な熟練を要するばかりでなく、時間も費用もかかる
という問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、設備
機器の如何を問わず、容易に、しかも高い精度で設備機
器の寿命を推定することができる設備機器の残存寿命診
断システムを提供することを目的とするものである。
機器の如何を問わず、容易に、しかも高い精度で設備機
器の寿命を推定することができる設備機器の残存寿命診
断システムを提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明の設備機器の残
存寿命診断システムは、寿命診断の対象となっている設
備機器の標準寿命を使用実績により補正して当該設備機
器の耐用年数を求め、次に、当該耐用年数及び当該設備
機器の累積保全費用を用いて当該設備機器の標準劣化曲
線を補正し、当該補正した劣化曲線に基づいて当該設備
機器の残存寿命を求める制御手段を備えることを特徴と
する。
存寿命診断システムは、寿命診断の対象となっている設
備機器の標準寿命を使用実績により補正して当該設備機
器の耐用年数を求め、次に、当該耐用年数及び当該設備
機器の累積保全費用を用いて当該設備機器の標準劣化曲
線を補正し、当該補正した劣化曲線に基づいて当該設備
機器の残存寿命を求める制御手段を備えることを特徴と
する。
[作用] 本発明においては、制御手段は、まず寿命診断の対象
となっている設備機器の標準寿命を使用実績により補正
して、当該設備機器の耐用年数を求める。次に、制御手
段は、当該耐用年数及び当該設備機器の累積保全費用を
用いて当該設備機器の標準劣化曲線を補正する。そし
て、制御手段は、この補正した劣化曲線に基づいて当該
設備機器の残存寿命を求める。
となっている設備機器の標準寿命を使用実績により補正
して、当該設備機器の耐用年数を求める。次に、制御手
段は、当該耐用年数及び当該設備機器の累積保全費用を
用いて当該設備機器の標準劣化曲線を補正する。そし
て、制御手段は、この補正した劣化曲線に基づいて当該
設備機器の残存寿命を求める。
[実施例] 以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本発明に係る設備機器の残存寿命診断システ
ムの一実施例の構成を示す図であり、図中、1は制御手
段、2はファイル、3は入力手段、4は出力手段を示
す。
ムの一実施例の構成を示す図であり、図中、1は制御手
段、2はファイル、3は入力手段、4は出力手段を示
す。
第1図において、制御手段1は、第2図に示す設備機
器の残存寿命診断の処理を実行すると共に、当該システ
ムを統括して管理するものであり、マイクロコンピュー
タ及びROM、RAM等で構成される。入力手段3は、キーボ
ード及びマウス等のポインティングデバイスで構成され
る。出力手段4は、カラーCRT等の表示装置および/ま
たはプリンタ等で構成される。
器の残存寿命診断の処理を実行すると共に、当該システ
ムを統括して管理するものであり、マイクロコンピュー
タ及びROM、RAM等で構成される。入力手段3は、キーボ
ード及びマウス等のポインティングデバイスで構成され
る。出力手段4は、カラーCRT等の表示装置および/ま
たはプリンタ等で構成される。
ファイル2は、当該設備機器の残存寿命診断システム
が管理する全ての設備機器のそれぞれについて、標準寿
命、劣化曲線、使用実績を示すデータ、及び保全状態を
示すデータが書き込まれたテーブルを備えている。
が管理する全ての設備機器のそれぞれについて、標準寿
命、劣化曲線、使用実績を示すデータ、及び保全状態を
示すデータが書き込まれたテーブルを備えている。
標準寿命は、法定耐用年数等を考慮に入れ、標準的な
使用状況と保守を仮定して製造者側が機器設計の上で盛
り込むべき耐用年数、いわゆるメーカー発表の耐用年数
であり、標準的なメンテナンスが行われた場合の耐用年
数Ns、実稼働基準耐用時間Ts、及び1年当りの耐用時間
ts(=Ts/Ns)が書き込まれている。
使用状況と保守を仮定して製造者側が機器設計の上で盛
り込むべき耐用年数、いわゆるメーカー発表の耐用年数
であり、標準的なメンテナンスが行われた場合の耐用年
数Ns、実稼働基準耐用時間Ts、及び1年当りの耐用時間
ts(=Ts/Ns)が書き込まれている。
劣化曲線は、使用開始時からの劣化の度合を保全費の
累計から求めた曲線である。即ち、一般に設備機器の保
全費の累計は劣化の度合に応じて増えていくが、これは
即ち保全費の累計は当該設備機器の劣化の状態を表すも
のであるとみることができることを示している。このこ
とを利用して作成されたのが劣化曲線であり、第3図に
その例を示す。第3図の7で示すものは、使用開始から
23年で更新された冷凍機について保全費の累計を○印で
プロットしたグラフであり、これによれば当該冷凍機は
4年目から保全費が発生し、年と共に保全費の累計が増
加していることが分かる。そして、使用開始時の劣化度
を0%、更新されたときを劣化度100%とすると、グラ
フ7を近似する曲線8の方程式を求めることができる。
これが標準劣化曲線fs(n)である。このように、各設
備機器について使用年数に応じた保全費の累計を求める
ことによって、設備機器固有の劣化曲線を得ることがで
きる。なお、保全費の累積を求めるについては、物価変
動による誤差を吸収するために、ある年度の価格、例え
ば使用開始時の価格に換算するようにする。
累計から求めた曲線である。即ち、一般に設備機器の保
全費の累計は劣化の度合に応じて増えていくが、これは
即ち保全費の累計は当該設備機器の劣化の状態を表すも
のであるとみることができることを示している。このこ
とを利用して作成されたのが劣化曲線であり、第3図に
その例を示す。第3図の7で示すものは、使用開始から
23年で更新された冷凍機について保全費の累計を○印で
プロットしたグラフであり、これによれば当該冷凍機は
4年目から保全費が発生し、年と共に保全費の累計が増
加していることが分かる。そして、使用開始時の劣化度
を0%、更新されたときを劣化度100%とすると、グラ
フ7を近似する曲線8の方程式を求めることができる。
これが標準劣化曲線fs(n)である。このように、各設
備機器について使用年数に応じた保全費の累計を求める
ことによって、設備機器固有の劣化曲線を得ることがで
きる。なお、保全費の累積を求めるについては、物価変
動による誤差を吸収するために、ある年度の価格、例え
ば使用開始時の価格に換算するようにする。
使用実績を示すデータとしては、少なくとも、稼働部
分を有する設備機器については実稼働時間Ta及び1年当
りの実稼働時間taが書き込まれ、稼働部分を有しない設
備機器については実設置年数Naが書き込まれる。
分を有する設備機器については実稼働時間Ta及び1年当
りの実稼働時間taが書き込まれ、稼働部分を有しない設
備機器については実設置年数Naが書き込まれる。
保全状態を示すデータとしては、少なくとも、累積保
全費用M(n)、初期投資額Mi及び定数φが書き込まれ
ている。ここで、φは更新時期を推定するためのパラメ
ータであって、初期投資額Miに対する更新時の累積保全
費用の割合を示す値、即ち当該設備機器の累積保全費用
が初期投資額に対してどの程度の割合になったときに更
新されるかを示す値であり、通常は0.3〜0.4程度である
が、設備機器によって異なるので、この値をテーブルに
書き込んでおくのである。
全費用M(n)、初期投資額Mi及び定数φが書き込まれ
ている。ここで、φは更新時期を推定するためのパラメ
ータであって、初期投資額Miに対する更新時の累積保全
費用の割合を示す値、即ち当該設備機器の累積保全費用
が初期投資額に対してどの程度の割合になったときに更
新されるかを示す値であり、通常は0.3〜0.4程度である
が、設備機器によって異なるので、この値をテーブルに
書き込んでおくのである。
次に、制御手段1が実行する設備機器の残存寿命診断
の処理について第2図を参照して説明する。
の処理について第2図を参照して説明する。
入力手段3により、ある設備機器の残存寿命診断の指
示がなされると、まず制御手段1は、ファイル2から当
該設備機器の標準寿命、劣化曲線、使用実績を示すデー
タ、及び保全状態を示すデータを取り込む(ステップS
1)。
示がなされると、まず制御手段1は、ファイル2から当
該設備機器の標準寿命、劣化曲線、使用実績を示すデー
タ、及び保全状態を示すデータを取り込む(ステップS
1)。
次に、制御手段1はステップS2において、次の式によ
り使用実績により標準寿命を補正し、標準的なメンテナ
ンスが行われた場合における当該設備機器の使用実績を
考慮にいれた耐用年数Nsaを求める。
り使用実績により標準寿命を補正し、標準的なメンテナ
ンスが行われた場合における当該設備機器の使用実績を
考慮にいれた耐用年数Nsaを求める。
Nsa=Ns×(ts/ta) または、 Nsa=Ns×(Ts/Ta) 即ち、標準寿命は仮定された使用状況下における値で
あるので、実際の使用実績により補正を行うのであり、
例えば標準メンテナンスが行われた場合の1年当りの耐
用時間tsが3600時間であるのに対して、1年当りの実稼
働時間taが1800時間である場合には、単純には寿命は2
倍になると考えてよいから、上記の式が妥当性のあるも
のであることは明らかである。
あるので、実際の使用実績により補正を行うのであり、
例えば標準メンテナンスが行われた場合の1年当りの耐
用時間tsが3600時間であるのに対して、1年当りの実稼
働時間taが1800時間である場合には、単純には寿命は2
倍になると考えてよいから、上記の式が妥当性のあるも
のであることは明らかである。
次に制御手段1は、ステップS3の処理において、当該
設備機器の保全状態に応じて劣化曲線を補正するが、当
該補正は2段階からなっている。
設備機器の保全状態に応じて劣化曲線を補正するが、当
該補正は2段階からなっている。
まず、第1段階では、ステップS2の処理により得られ
た耐用年数Nsaを用いて、第4図に示すように、標準劣
化曲線fs(n)10を、 (ns/nsa)=(Ns/Nsa) の関係を満足するように補正して、第1補正劣化曲線f
sa(n)11を求める。
た耐用年数Nsaを用いて、第4図に示すように、標準劣
化曲線fs(n)10を、 (ns/nsa)=(Ns/Nsa) の関係を満足するように補正して、第1補正劣化曲線f
sa(n)11を求める。
以上の第1段階の補正が終了すると、制御手段1は次
に第2段階の補正として、第1補正劣化曲線fsa(n)1
1に対して累積保全費用に応じた補正を施し、現保全状
態における劣化曲線fa(n)を求める。具体的には次の
ようである。いま、診断時点ncにおける累積保全費用が
M(nc)であるとすると、そのときの劣化状態C(nc)
は、 C(nc)=(M(nc)/(Mi×φ))×100(%) で表される。
に第2段階の補正として、第1補正劣化曲線fsa(n)1
1に対して累積保全費用に応じた補正を施し、現保全状
態における劣化曲線fa(n)を求める。具体的には次の
ようである。いま、診断時点ncにおける累積保全費用が
M(nc)であるとすると、そのときの劣化状態C(nc)
は、 C(nc)=(M(nc)/(Mi×φ))×100(%) で表される。
そして、このときの実累積保全費用M(nc)による劣
化度と標準累積保全費用による劣化度との差ΔC(nc)
は、第5図に示すように、 ΔC(nc)=fsa(nc)−C(nc) で与えられ、ΔC(nc)>0である場合には、診断時点
での累積保全費用は標準累積保全費用に達しておらず、
それだけ保全状態が悪く、標準より劣化が進んでいると
考えることができる。逆に、ΔC(nc)<0である場合
には標準累積保全費用を越えているから、標準より劣化
していないと考えることができる。
化度と標準累積保全費用による劣化度との差ΔC(nc)
は、第5図に示すように、 ΔC(nc)=fsa(nc)−C(nc) で与えられ、ΔC(nc)>0である場合には、診断時点
での累積保全費用は標準累積保全費用に達しておらず、
それだけ保全状態が悪く、標準より劣化が進んでいると
考えることができる。逆に、ΔC(nc)<0である場合
には標準累積保全費用を越えているから、標準より劣化
していないと考えることができる。
従って、現保全状態における劣化曲線fa(n)は、点
(nc,fa(nc))を通ることになる。但し、 fa(nc)=fsa(nc)+ΔC(nc) である。
(nc,fa(nc))を通ることになる。但し、 fa(nc)=fsa(nc)+ΔC(nc) である。
そこで、第5図に示すように、第1補正劣化曲線fsa
(n)11を、 fa(n)/fsa(n)= (fsa(nc)+ΔC(nc))/fsa(nc) の関係を満足するように補正して、第2補正劣化曲線と
しての現保全状態における劣化曲線を求める。これが第
5図に示す劣化曲線fa(n)12である。
(n)11を、 fa(n)/fsa(n)= (fsa(nc)+ΔC(nc))/fsa(nc) の関係を満足するように補正して、第2補正劣化曲線と
しての現保全状態における劣化曲線を求める。これが第
5図に示す劣化曲線fa(n)12である。
そして、次に制御手段1は、ステップS4において、fa
(n)=100(%)となるときのnを求め、それをNと
し、 Nc=N−nc により残存寿命Ncを求め、出力手段4に出力して処理を
終了する。
(n)=100(%)となるときのnを求め、それをNと
し、 Nc=N−nc により残存寿命Ncを求め、出力手段4に出力して処理を
終了する。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明
は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が
可能である。例えば、第2図のステップS2とS3の処理は
順序を逆にしてもよいし、また、劣化曲線の補正を行う
に際しては、設備機器の振動、騒音、点検回数、発停回
数、製造上のバラツキあるいはどのような保守を行った
かという保守の種類を考慮して行ってもよいものであ
る。
は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が
可能である。例えば、第2図のステップS2とS3の処理は
順序を逆にしてもよいし、また、劣化曲線の補正を行う
に際しては、設備機器の振動、騒音、点検回数、発停回
数、製造上のバラツキあるいはどのような保守を行った
かという保守の種類を考慮して行ってもよいものであ
る。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、従
来のように使用実績だけではなく、保全の履歴をも考慮
して標準寿命を補正するので、残存寿命を高い精度で推
定することができる。また、本発明は、標準寿命と劣化
曲線が得られる設備機器であればその種類を問わず適用
することができるので、利用範囲が広いものである。
来のように使用実績だけではなく、保全の履歴をも考慮
して標準寿命を補正するので、残存寿命を高い精度で推
定することができる。また、本発明は、標準寿命と劣化
曲線が得られる設備機器であればその種類を問わず適用
することができるので、利用範囲が広いものである。
更に、本発明においては、設備機器の寿命診断を行う
について何等熟練を要するものではないので、誰でも容
易に、しかも短時間で行うことができる。
について何等熟練を要するものではないので、誰でも容
易に、しかも短時間で行うことができる。
第1図は本発明に係る設備機器の残存寿命診断システム
の一実施例の構成を示す図、第2図は本発明に係る設備
機器の残存寿命診断システムの処理の流れを示すフロー
チャート、第3図は劣化曲線の例を示す図、第4図は標
準劣化曲線に対する第1の補正を説明するための図、第
5図は第1補正劣化曲線に対する第2の補正を説明する
ための図である。 1……制御手段、2……ファイル、3……入力手段、4
……出力手段。
の一実施例の構成を示す図、第2図は本発明に係る設備
機器の残存寿命診断システムの処理の流れを示すフロー
チャート、第3図は劣化曲線の例を示す図、第4図は標
準劣化曲線に対する第1の補正を説明するための図、第
5図は第1補正劣化曲線に対する第2の補正を説明する
ための図である。 1……制御手段、2……ファイル、3……入力手段、4
……出力手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 郡 公彦 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 秋元 孝之 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−2076(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 19/00
Claims (1)
- 【請求項1】寿命診断の対象となっている設備機器の標
準寿命を使用実績により補正して当該設備機器の耐用年
数を求め、次に、当該耐用年数及び当該設備機器の累積
保全費用を用いて当該設備機器の標準劣化曲線を補正
し、当該補正した劣化曲線に基づいて当該設備機器の残
存寿命を求める制御手段を備えることを特徴とする設備
機器の残存寿命診断システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2206430A JP3032809B2 (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 設備機器の残存寿命診断システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2206430A JP3032809B2 (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 設備機器の残存寿命診断システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493635A JPH0493635A (ja) | 1992-03-26 |
JP3032809B2 true JP3032809B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=16523250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2206430A Expired - Lifetime JP3032809B2 (ja) | 1990-08-03 | 1990-08-03 | 設備機器の残存寿命診断システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032809B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3490975B2 (ja) * | 2001-01-10 | 2004-01-26 | 関西ペイント株式会社 | 建造物外装材の劣化予測方法 |
DE102004050769A1 (de) * | 2004-10-16 | 2006-04-20 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zum Ermitteln einer Information über eine einer Temperatur ausgesetzten Vorrichtung |
KR102443450B1 (ko) * | 2021-11-12 | 2022-09-15 | 한국건설기술연구원 | 공간 정보 기반 노후화 지도 관리 서버 및 노후도 예측 방법 |
-
1990
- 1990-08-03 JP JP2206430A patent/JP3032809B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0493635A (ja) | 1992-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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