JP3032060U - 歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ - Google Patents

歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ

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JP3032060U
JP3032060U JP1996005983U JP598396U JP3032060U JP 3032060 U JP3032060 U JP 3032060U JP 1996005983 U JP1996005983 U JP 1996005983U JP 598396 U JP598396 U JP 598396U JP 3032060 U JP3032060 U JP 3032060U
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宣昭 槇尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、最適な歯磨き圧の把握を容易にして
歯質や歯周組織への損傷を未然に防止しながら、且つ、
歯に対する最適な歯磨き圧による歯磨を習慣化して収得
することができ、しかも、歯ブラシのブラシ部や毛先の
長寿命化を図ることができる歯磨圧検知警告機能付き歯
ブラシを提供する。 【解決手段】本考案は、歯ブラシ本体3に備えた歯磨用
のブラシ部4により歯磨を行う歯磨圧検知警告機能付き
歯ブラシ1であって、前記ブラシ4部の歯に対する所定
圧以上の圧接状態を検知し歯ブラシ本体に内蔵した硬質
ゴム製又はコイルバネ等の圧力調整部9からなる歯磨圧
検知手段と、該歯磨圧検知手段からの前記ブラシ部4の
歯に対する所定圧以上の圧接状態の検知を基にスイッチ
・オンとなり警告を発する警告発生手段であるブザー1
4とを有するものである。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
本考案は、歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシに関し、詳しくは最適な歯磨き圧 の把握を容易にして歯質や歯周組織への損傷を未然に防止しながら、且つ、歯に 対する最適な歯磨き圧による歯磨を習慣化して収得することができるようにした 新規且つ斬新な歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシに関するものである。
【従来の技術】
一般に、歯磨きは、歯ブラシのブラシ部を適切な圧力で歯に当てて磨くように しないと、歯口清掃効果に影響があるばかりでなく、例えば必要以上の圧力をも って歯を磨いた場合、図10に示すように、歯50にくさび状欠損51や歯肉退 縮52等の歯質や歯周組織への損傷を起こしたり、また、歯ブラシの毛先が異常 に開いてしまい歯ブラシ自体の寿命を縮める等の課題が生じる。 このため、歯科医院等では患者に歯ブラシによる最適な歯の磨き方を教えるが 、教える方も、教えられる方も、歯ブラシの適切な圧力に関しては感覚に頼らざ るを得ないのが現状である。
【考案が解決しようとする手段】
本考案は、以上の課題に着目してなされたものであり、最適な歯磨き圧の把握 を容易にして歯質や歯周組織への損傷を未然に防止しながら、且つ、歯に対する 最適な歯磨き圧による歯磨を習慣化して収得することができ、しかも、歯ブラシ のブラシ部や毛先の長寿命化を図ることができる歯磨圧検知警告機能付き歯ブラ シを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、歯ブラシ本体に備えた歯磨用のブラシ部により歯磨を 行う歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシであって、前記ブラシ部の歯に対する所定 圧以上の圧接状態を検知して検知信号を送出する歯磨圧検知手段と、該歯磨圧検 知手段からの検知信号を基に警告を発する警告発生手段とを有することを特徴と するものである。 請求項2記載の考案は、歯ブラシ本体に備えた歯磨用のブラシ部により歯磨を 行う歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシであって、前記ブラシ部の歯に対する所定 圧以上の圧接状態を検知し歯ブラシ本体に内蔵した硬質ゴム製又はコイルバネ等 の圧力調整部からなる歯磨圧検知手段と、該歯磨圧検知手段からの前記ブラシ部 の歯に対する所定圧以上の圧接状態の検知を基にスイッチ・オンとなり警告を発 する警告発生手段とを有することを特徴とするものである。 請求項3記載の考案は、請求項1又は2記載の歯磨圧検知警告機能付き歯ブラ シにおける前記歯磨用のブラシ部が、歯ブラシ本体に対して着脱可能であること を特徴とするものである。 請求項4記載の考案は、歯ブラシ本体に備えた歯磨用のブラシ部により歯磨を 行う歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシであって、本体部を具備する歯ブラシ本体 と、この歯ブラシ本体に着脱可能な歯磨用のブラシ部とを有し、前記本体部内に は、前記ブラシ部が本体部からの突出端部に着脱可能に装着される棒状の支持体 を備え、該支持体の末端を支持軸により回動可能に支持しながら支持体の突出端 部側を上下方向に変位可能としているとともに、前記支持体の変位量を調整可能 な硬質ゴム製又はコイルバネ等からなる圧力調整部を内蔵し、更に、前記本体部 の内部には、歯磨きの際、前記支持体が圧力調整部を押圧しつつ変位して前記歯 磨用のブラシ部の歯に対する接触圧が所定圧以上になった時、該支持体に押動さ れてスイッチ・オンの状態となる歯磨圧検知手段としてのスイッチと、電源であ る乾電池と、前記スイッチのオンにより動作し警告音等を発する警告発生手段と を備えていることを特徴とする歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ。 請求項5記載の考案は、歯ブラシ本体に備えた歯磨用のブラシ部により歯磨を 行う歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシであって、本体部を具備する歯ブラシ本体 と、この歯ブラシ本体に着脱可能な歯磨用のブラシ部とを有し、前記本体部内に は、前記ブラシ部が本体部からの突出端部に着脱可能に装着される棒状の支持体 を備え、該支持体の末端を支持軸により回動可能に支持しながら支持体の突出端 部側を上下方向に変位可能としていると共に、前記支持体の変位量を調整可能な 硬質ゴム製又はコイルバネ等の圧力調整部からなる歯磨圧検知手段を内蔵し、更 に、前記本体部の内部には、歯磨きの際、前記支持体が圧力調整部を押圧しつつ 変位して前記歯磨用のブラシ部の歯に対する接触圧が所定圧以上になった時、検 知信号を送出する歯磨圧検知手段としてのマイクロスイッチと、電源である乾電 池と、前記マイクロスイッチからの検知信号により動作し警告音等を発する警告 発生手段とを備えていることを特徴とする歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ。 請求項6記載の考案は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の歯磨圧検知警 告機能付き歯ブラシにおける前記歯ブラシ本体に備えた歯磨用のブラシ部が、手 動により又は歯ブラシ本体に備えた電動駆動部により駆動されて歯磨に供される ことを特徴とするものである。 請求項7記載の考案は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の歯磨圧検知警 告機能付き歯ブラシにおける警告発生手段が、ブザー、音声発生部、ランプ、振 動発生部の中から選択した一つ又は複数の組み合わせからなることを特徴とする ものである。 以下に本考案の作用について説明する。 請求項1記載の考案によれば、歯磨圧検知手段が、歯ブラシ本体に備えた歯磨 用のブラシ部により歯に対する歯磨を行う際に、前記ブラシ部の歯に対する圧接 状態が所定圧以上の場合には、その圧接状態を検知して検知信号を送出する。警 告発生手段は、この歯磨圧検知手段からの検知信号を基に警告を発する。 これにより、最適な歯磨き圧の把握が容易になり、最適な歯磨き圧で歯磨が行 われることになって、歯質や歯周組織への損傷を未然に防止しながら、且つ、歯 に対する最適な歯磨き圧による歯磨を習慣化して収得することができ、しかも歯 ブラシのブラシ部や毛先の長寿命化を図ることができる。 請求項2記載の考案によれば、歯ブラシ本体に備えた歯磨用のブラシ部により 歯に対する歯磨を行う際に、前記ブラシ部の歯に対する圧接状態が所定圧以上の 場合には、当該所定圧以上の圧接状態を歯ブラシ本体に内蔵した硬質ゴム製又は コイルバネ等の圧力調整部からなる歯磨圧検知手段が検知し、この歯磨圧検知手 段からの検知を基に警告発生手段がスイッチ・オンとなり、警告発生手段から警 告を発する。 これにより、請求項1記載の考案と同様、最適な歯磨き圧の把握が容易になり 、最適な歯磨き圧で歯磨が行われることになって、歯質や歯周組織への損傷を未 然に防止しながら、且つ、歯に対する最適な歯磨き圧による歯磨を習慣化して収 得することができ、しかも歯ブラシのブラシ部や毛先の長寿命化を図ることがで きる。 請求項3記載の考案によれば、前記歯磨用のブラシ部を、歯ブラシ本体に対し て着脱可能としたので、使用状態に応じてブラシ部を交換しても請求項1又は2 記載の考案の場合と同様な夫々の作用を発揮させることができる。 請求項4記載の考案によれば、前記請求項1記載の考案の場合と同様な作用を 発揮させることができる。 請求項5記載の考案によれば、前記請求項1記載の考案の場合と同様な作用を 発揮させることができる。 請求項6記載の考案によれば、前記歯磨用のブラシ部は手動により又は歯ブラ シ本体に備えた電動駆動部により駆動されて歯磨に供される構成としたので、手 動タイプ又は電動タイプのいずれのものであっても請求項1乃至5のいずれか1 項に記載の考案の場合と同様な作用を発揮する。 請求項7記載の考案によれば、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の歯磨圧 検知警告機能付き歯ブラシにおける警告発生手段を、ブザー、音声発生部、ラン プ、振動発生部の中から選択した一つ又は複数の組み合わせとしたので、歯に対 する最適な歯磨き圧を、ブザー音、音声発生部による警告メッセージ、ランプに よる光、振動発生部による振動の一つ又は複数の組み合わせを利用して把握する ことができる。
【考案の実施の形態】
(実施の形態1) 以下に本考案の実施の形態に係る歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシを詳細に説 明する。 図1に示す本考案の実施の形態の歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ1は、例え ば円筒状の歯ブラシ本体3と、この歯ブラシ本体3に着脱可能な歯2に対する歯 磨用のブラシ部4とを有している。 前記歯ブラシ本体3は、本体部5と、この本体部5の底部側をねじ込み式で施 蓋する裏蓋6とを具備するとともに、本体部5の内部には、前記ブラシ部4が本 体部5からの突出端部7aに着脱可能に装着される棒状の支持体7を備え、この 支持体7の末端を支持軸8により回動可能に支持して、上記棒状の支持体7の突 出端部側を図1に示す矢印a、b方向に変位可能としている。 また、本体部5の内部には、前記支持体7の矢印b方向への変位量を調整する 圧力調整部9を設けている。この圧力調整部9は、大人、子供等のようにこの歯 磨圧検知警告機能付き歯ブラシ1の使用者に応じてブラシ部4の歯2に対する圧 力を調整するものであり、図1に示すように、例えば硬質ゴム製とする他、図4 に示すようなコイルバネ10、調整ネジ11を用いた機構としたり、図示しない がオイルダンパー等を用いた機構とすることができる。 前記圧力調整部9は、図示する位置に配置して構成する他、前記支持体7の各 方向への変位量を調整可能なような各位置に配置して構成しても良く、この場合 、後記する歯磨圧検知手段としてのスイッチ17の配置位置もそれに沿って変え ることになる。また、例えば硬質ゴム製からなる圧力調整部9は図示する形状の 他、芯部に前記支持体7を挿通してこれを円筒状に形成し、且つ、その外周囲が 前記本体部5の内周に接するような状態で配置するようにしても良い。 図中の符号16は、本体部5内への水の浸入防止が可能で、又歯磨圧検知警告 機能付き歯ブラシ1の不使用時における支持体7のセンタリングが可能なように 形成配置された包覆部である。 更に、本体部5の内部には、前記支持体7が圧力調整部9を押圧しつつ矢印b 方向へ変位し、前記歯磨用のブラシ部4の歯2に対する接触圧が所定圧(例えば ブラシ部4の毛状部4aの歯2に対する圧力が300g程度)以上になったとき 、支持体7に押動されてスイッチ・オンの状態となるスイッチ17と、電源であ る乾電池13と、スイッチ17のオンにより動作し、警告音である例えばブザー 音を発する警告発生手段としてのブザー14とを備えている。スイッチ17は、 支持体7に押動されると、矢印c方向に変位してスイッチ・オンとなり、支持体 7の押動がなくなると、矢印d方向に変位してスイッチ・オフの状態となる小突 起18を具備している。 前記ブラシ部4の毛状部4aは、これが如何なる材質で形成されていても良く 、その材質を限定するものではない。 前記ブラシ部4は、図3に示すように、棒状の支持体7の突出端部7aに設け たねじ部に対し、ねじ込み式で着脱可能となっている。ねじ込み式の他、嵌め込 み式とすることももちろん可能である。 次に、本考案の実施の形態1の歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ1の作用を説 明する。 この歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ1の使用者が、前記ブラシ部4の毛状部 4aを自己の歯2に当て、歯磨を行う際に、前記ブラシ部4における毛状部4a の歯2に対する圧力が例えば300g程度以上となった場合には、前記支持体7 が圧力調整部9を押圧しつつ矢印b方向へ変位するとともに、この支持体7がス イッチ17の小突起18を押動して矢印c方向に変位してスイッチ・オン状態に することになり、ブザー14が鳴動する。 これにより、歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ1の使用者は、前記ブラシ部4 における毛状部4aの自己の歯2に対する接触圧が大き過ぎることを直ちに把握 でき、その接触圧(歯磨き圧)が適切となるように、即ち、ブザー14が鳴動し ないように歯ブラシ本体3の握り具合や位置を調整することで、最適な歯磨き圧 を把握することでき、この結果、歯2に対し最適な歯磨き圧で歯磨が行われるこ とになって、歯質や歯周組織への損傷を未然に防止しながら、且つ、歯2に対す る最適な歯磨き圧による歯磨を習慣化して収得することができ、しかも、ブラシ 部4の毛状部4aの長寿命化を図ることができる。 なお、最適な歯磨き圧としては、上述した毛状部4aの歯2に対する圧力が3 00g程度の場合の他、例えば、成人で200乃至300g、子供で100乃至 200g等というような歯磨き圧が考えられ、このような歯磨き圧の設定は圧力 調整部9として図1に示すような例えば硬質ゴムを用いて構成する場合、当該ゴ ム材の硬質度を変えることにより、容易に設定可能である。また、圧力調整部9 として後記する図4に示すようなコイルバネ10及び調整ネジ11を用いた圧力 調整機構とした場合には、当該調整ネジ11の調整により容易に設定可能である 。 以上詳述した実施の形態1においては、前記歯磨用のブラシ部4を、歯ブラシ 本体5に対して着脱可能としているので、使用状態に応じてブラシ部4を新たな 別のブラシ部4と交換しても、この新たなブラシ部4についても上述した場合と 同様な作用効果を発揮させることができる。 (実施の形態2) 次に、図2乃至図6を参照して本考案の実施の形態2に係る歯磨圧検知警告機 能付き歯ブラシ1Aを詳細に説明する。なお、実施の形態2の歯磨圧検知警告機 能付き歯ブラシ1Aにおいて前記実施の形態1と同じ構成部については同じ符号 を用いて説明する。 図2に示す実施の形態2の歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ1Aは、例えば円 筒状の歯ブラシ本体3と、この歯ブラシ本体3に着脱可能な歯2に対する歯磨用 のブラシ部4とを有している。 前記歯ブラシ本体3は、本体部5と、この本体部5の底部側をねじ込み式で施 蓋する裏蓋6とを具備するとともに、本体部5の内部には、前記ブラシ部4が本 体部5からの突出端部7aに着脱可能に装着される棒状の支持体7を備え、この 支持体7の末端を支持軸8により回動可能に支持して、上記棒状の支持体7の突 出端部側を図2に示す矢印a、b方向に変位可能としている。 また、本体部5の内部には、前記支持体7の矢印b方向への変位量を調整する 圧力調整部9を設けている。この圧力調整部9は、大人、子供等のようにこの歯 磨圧検知警告機能付き歯ブラシ1Aの使用者に応じてブラシ部4の歯2に対する 圧力を調整するものであり、図2に示すように、例えば硬質ゴム製とする他、前 記実施の形態1で説明した図4に示すようなコイルバネ10及び調整ネジ11を 用いた機構としたり、図示しないがオイルダンパー等を用いた機構とすることが できる。 前記圧力調整部9は、図示する位置に配置して構成する他、前記支持体7の各 方向への変位量を調整可能なような各位置に配置して構成しても良く、この場合 、後記する歯磨圧検知手段としてのマイクロスイッチ12の配置位置もそれに沿 って変えることになる。また、例えば硬質ゴム製からなる圧力調整部9は図示す る形状の他、芯部に前記支持体7を挿通してこれを円筒状に形成し、且つ、その 外周囲が前記本体部5の内周に接するような状態で配置するようにしても良い。 図中の符号16は、本体部5内への水の浸入防止が可能で、又歯磨圧検知警告 機能付き歯ブラシ1Aの不使用時における支持体7のセンタリングが可能なよう に形成配置された包覆部である。 更に、本体部5の内部には、前記圧力調整部9が押圧されつつ支持体7が矢印 b方向へ変位し、前記歯磨用のブラシ部4の歯2に対する接触圧が所定圧(例え ばブラシ部4の毛状部4aの歯2に対する圧力が300g程度)以上になったと き、支持体7により押されて歯2に対する所定圧以上の圧接状態を示す検知信号 を送出する歯磨圧検知手段としてのマイクロスイッチ12と、電源である乾電池 13と、マイクロスイッチ12からの検知信号により動作し、警告音である例え ばブザー音を発する警告発生手段としてのブザー14とを備えている。本体部5 の外壁部には電源スイッチ15を配置している。前記ブラシ部4の毛状部4aは 、これが如何なる材質で形成されていても良く、その材質を限定するものではな い。 前記ブラシ部4は、図3に示すように、棒状の支持体7の突出端部7aに設け たねじ部に対し、ねじ込み式で着脱可能となっている。ねじ込み式の他、嵌め込 み式とすることももちろん可能である。 図5は歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ1Aの電気回路系を示すもので、乾電 池13、電源スイッチ15、マイクロスイッチ12及びブザー14により直列回 路を形成している。 次に、図6を参照して、本考案の実施の形態の歯磨圧検知警告機能付き歯ブラ シ1Aの作用を説明する。 この歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ1Aの使用者が、電源スイッチ15をオ ンにした状態で、前記ブラシ部4の毛状部4aを自己の歯2に当て、歯磨を行う 際に、前記ブラシ部4における毛状部4aの歯2に対する圧力が例えば300g 程度以上となった場合には、図6に示すように、圧力調整部9が押圧されるとと もに前記支持体7が矢印b方向へ変位し、この支持体7がマイクロスイッチ12 の作動片12aを変位させてこのマイクロスイッチ12をオン状態にする。これ により、乾電池13、電源スイッチ15、マイクロスイッチ12及びブザー14 に関して閉回路が形成され、ブザー14が鳴動する。 これにより、歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ1Aの使用者は、前記ブラシ部 4における毛状部4aの自己の歯2に対する接触圧が大き過ぎることを直ちに把 握でき、その接触圧(歯磨き圧)が適切となるように、即ち、ブザー14が鳴動 しないように歯ブラシ本体3の握り具合や位置を調整することで、最適な歯磨き 圧を把握することでき、この結果、歯2に対し最適な歯磨き圧で歯磨が行われる ことになって、歯質や歯周組織への損傷を未然に防止しながら、且つ、歯2に対 する最適な歯磨き圧による歯磨を習慣化して収得することができ、しかも、ブラ シ部4の毛状部4aの長寿命化を図ることができる。 なお、前述の如く、最適な歯磨き圧としては、上述した毛状部4aの歯2に対 する圧力が300g程度の場合の他、例えば、成人で200乃至300g、子供 で100乃至200g等というような歯磨き圧が考えられ、このような歯磨き圧 の設定は、圧力調整部9として図2に示すような例えば硬質ゴムを用いて構成す る場合、当該ゴム材の硬質度を変えることにより、容易に設定可能である。また 、圧力調整部9として前記実施の形態1で説明した図4に示すようなコイルバネ 10及び調整ネジ11を用いた圧力調整機構とした場合には、当該調整ネジ11 の調整により容易に設定可能である。 以上詳述した実施の形態2においては、前記歯磨用のブラシ部4を、歯ブラシ 本体5に対して着脱可能としているので、使用状態に応じてブラシ部4を新たな 別のブラシ部4と交換しても、この新たなブラシ部4についても上述した場合と 同様な作用効果を発揮させることができる。 次に、図7乃至図9を参照して、実施の形態2に係る前記歯磨圧検知警告機能 付き歯ブラシ1Aの警告発生手段の他例を説明する。 図7は、警告発生手段として音声発生部20を用いる例であり、音声発生用I C回路21と、スピーカー22とにより音声発生部20を構成し、上述したブザ ー音の代りに、例えば、強すぎる、弱すぎる等の音声を発生するようにしたもの である。 なお、音声発生用IC回路21と、スピーカー22とにより、警告音として電 子メロディ音を発するようにしても良い。 図8は、警告発生手段として光を発するランプ25を用いる例であり、前述し たブザー音の代りに、光により前記ブラシ部4における毛状部4aの歯2に対す る接触圧が大きすぎることを使用者に知らせるようにしたものである。 図9は、警告発生手段として、振動具、即ち、バイブレータ30を用いる例で あり、前述したブザー音の代りに、振動により前記ブラシ部4における毛状部4 aの歯2に対する接触圧が大きすぎることを使用者に知らせるようにしたもので ある。 このようにブザー音、音声、光、振動により警告を発生する他、これらの組み 合わせにより複数種の警告を発生するように構成することももちろん可能である 。 例えば、ブザー14と、ランプ25とを双方とも歯ブラシ本体5に組み込んだ り、ランプ25と、音声発生部20とを歯ブラシ本体5に組み込んだりして、複 数種の警告を発生するように構成することができる。 この他、図示していないが、前記ブラシ部4における毛状部4aの植設部分に マイクロスイッチを組み込み、当該部分で歯磨き圧を検知したり、又は毛状部4 aの広がりの程度で変る接触圧をマイクロスイッチで検知したりすることもでき る。 本考案は、前記実施の形態1、2に限定されるものではなく、要旨の範囲内で 種々の変形実施が可能である。 例えば、以上説明した実施の形態1、2に係る歯磨圧検知警告機能付き歯ブラ シ1、1Aは、前記ブラシ部4を手動操作で歯2に接触させて歯磨きを行うタイ プのものであるが、本考案においては、歯ブラシ本体3に電動によりブラシ部4 を駆動する電動駆動部を組み込んだタイプの電動式の歯磨圧検知警告機能付き歯 ブラシ1、1Aを構成しても良く、この場合においても上述した場合と同様な作 用、効果を発揮させることができる。 また、前記実施の形態1においても、実施の形態2について説明したと同様に 、歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ1の種々の警告発生手段の他例をもって実施 することができる。 即ち、警告発生手段として音声発生部を用い、音声発生用IC回路、スピーカ ーにより音声発生部を構成し、前述したブザー音の代りに、例えば、強すぎる、 弱すぎる等の音声を発生するように構成したり、又音声発生用IC回路、スピー カーにより、警告音として電子メロディ音を発するようにしても良い。また、警 告発生手段として、光を発するランプを用い、前述したブザー音の代りに、光に より前記ブラシ部4における毛状部4aの歯2に対する接触圧が大きすぎること を使用者に知らせるようにしても良い。更に、警告発生手段として、振動具、即 ち、バイブレータを用い、前述したブザー音の代りに、振動により前記ブラシ部 4における毛状部4aの歯2に対する接触圧が大きすぎることを使用者に知らせ るようにしても良い。 前記実施の形態1においても、このようにブザー音、音声、光、振動により警 告を発生する他、これらの組み合わせにより複数種の警告を発生するように構成 することももちろん可能である。例えば、ブザーと、ランプとを双方とも歯ブラ シ本体5に組み込んだり、ランプと、音声発生部とを歯ブラシ本体5に組み込ん だりして、複数種の警告を発生するように構成することができる。この他、図示 していないが、前記ブラシ部4における毛状部4aの植設部分にマイクロスイッ チを組み込み、当該部分で歯磨き圧を検知したり、又は毛状部4aの広がりの程 度で変る接触圧をマイクロスイッチで検知したりすることもできる。
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、最適な歯磨き圧の把握が容易になり、最適な歯 磨き圧で歯磨が行われることになって、歯質や歯周組織への損傷を未然に防止し ながら、且つ、歯に対する最適な歯磨き圧による歯磨を習慣化して収得すること ができ、しかも、歯ブラシのブラシ部や毛先の長寿命化を図ることができる歯磨 圧検知警告機能付き歯ブラシを提供できる。 請求項2記載の考案によれば、前記請求項1記載の考案と同様な効果を発揮で きる歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシを提供できる。 請求項3記載の考案によれば、使用状態に応じてブラシ部を交換しても請求項 1又は2に記載の場合と同様な効果を奏する歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシを 提供できる。 請求項4記載の考案によれば、前記請求項1記載の考案の場合と同様な効果を 発揮できる歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシを提供できる。 請求項5記載の考案によれば、前記請求項1記載の考案の場合と同様な効果を 発揮できる歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシを提供できる。 請求項6記載の考案によれば、手動タイプ又は電動タイプのいずれのものでも 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の考案の場合と同様な効果を奏する歯磨圧 検知警告機能付き歯ブラシを提供できる。 請求項7記載の考案によれば、ブザー音、ランプによる光、音声発生部による 警告メッセージ、振動発生部による振動の一つ又は複数の組み合わせを利用して 歯に対する最適な歯磨き圧を把握できる請求項1乃至5のいずれか1項に記載の 考案の歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態1の歯磨圧検知警告機能付
き歯ブラシの構成を示す概略断面図である。
【図2】本考案の実施の形態2の歯磨圧検知警告機能付
き歯ブラシの構成を示す概略断面図である。
【図3】本考案の実施の形態2におけるブラシ部を歯ブ
ラシ本体から離脱させた状態の説明図である。
【図4】本考案の実施の形態1における圧力調整手段の
一例を示す拡大図である。
【図5】本考案の実施の形態2における電気回路図であ
る。
【図6】本考案の実施の形態2の歯磨圧検知警告機能付
き歯ブラシの動作説明図である。
【図7】本考案の実施の形態2の警告発生手段の他例を
含む電気回路図である。
【図8】本考案の実施の形態2の警告発生手段の更に他
例を含む電気回路図である。
【図9】本考案の実施の形態2の警告発生手段の更に別
の例を含む電気回路図である。
【図10】従来例における歯の欠損及び歯肉退縮を示す
説明図である。
【符号の説明】
1、1A 歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ 2 歯 3 歯ブラシ本体 4 ブラシ部 5 本体部 6 裏蓋 7 支持体 9 圧力調整部 12 マイクロスイッチ 13 乾電池 14 ブザー 15 電源スイッチ 17 スイッチ 18 小突起 20 音声発生部 25 ランプ 30 バイブレータ

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯ブラシ本体に備えた歯磨用のブラシ部に
    より歯磨を行う歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシであっ
    て、前記ブラシ部の歯に対する所定圧以上の圧接状態を
    検知して検知信号を送出する歯磨圧検知手段と、該歯磨
    圧検知手段からの検知信号を基に警告を発する警告発生
    手段とを有することを特徴とする歯磨圧検知警告機能付
    き歯ブラシ。
  2. 【請求項2】歯ブラシ本体に備えた歯磨用のブラシ部に
    より歯磨を行う歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシであっ
    て、前記ブラシ部の歯に対する所定圧以上の圧接状態を
    検知し歯ブラシ本体に内蔵した硬質ゴム製又はコイルバ
    ネ等の圧力調整部からなる歯磨圧検知手段と、該歯磨圧
    検知手段からの前記ブラシ部の歯に対する所定圧以上の
    圧接状態の検知を基にスイッチ・オンとなり警告を発す
    る警告発生手段とを有することを特徴とする歯磨圧検知
    警告機能付き歯ブラシ。
  3. 【請求項3】前記歯磨用のブラシ部は、歯ブラシ本体に
    対して着脱可能であることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ。
  4. 【請求項4】歯ブラシ本体に備えた歯磨用のブラシ部に
    より歯磨を行う歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシであっ
    て、 本体部5を具備する歯ブラシ本体3と、この歯ブラシ本
    体3に着脱可能な歯磨用のブラシ部4とを有し、 前記本体部5内には、前記ブラシ部4が本体部5からの
    突出端部7aに着脱可能に装着される棒状の支持体7を
    備え、該支持体7の末端を支持軸8により回動可能に支
    持しながら支持体7の突出端部側を上下方向に変位可能
    としているとともに、前記支持体7の変位量を調整可能
    な硬質ゴム製又はコイルバネ等からなる圧力調整部9を
    内蔵し、 更に、前記本体部5の内部には、歯磨きの際、前記支持
    体7が圧力調整部9を押圧しつつ変位して前記歯磨用の
    ブラシ部4の歯2に対する接触圧が所定圧以上になった
    時、該支持体7に押動されてスイッチ・オンの状態とな
    る歯磨圧検知手段としてのスイッチ17と、電源である
    乾電池13と、前記スイッチ17のオンにより動作し警
    告音等を発する警告発生手段とを備えていることを特徴
    とする歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ。
  5. 【請求項5】歯ブラシ本体に備えた歯磨用のブラシ部に
    より歯磨を行う歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシであっ
    て、 本体部5を具備する歯ブラシ本体3と、この歯ブラシ本
    体3に着脱可能な歯磨用のブラシ部4とを有し、 前記本体部5内には、前記ブラシ部4が本体部5からの
    突出端部7aに着脱可能に装着される棒状の支持体7を
    備え、該支持体7の末端を支持軸8により回動可能に支
    持しながら支持体7の突出端部側を上下方向に変位可能
    としているとともに、前記支持体7の変位量を調整可能
    な硬質ゴム製又はコイルバネ等の圧力調整部9からなる
    歯磨圧検知手段を内蔵し、 更に、前記本体部5の内部には、歯磨きの際、前記支持
    体7が圧力調整部9を押圧しつつ変位して前記歯磨用の
    ブラシ部4の歯2に対する接触圧が所定圧以上になった
    時、検知信号を送出する歯磨圧検知手段としてのマイク
    ロスイッチ12と、電源である乾電池13と、前記マイ
    クロスイッチ12からの検知信号により動作し警告音等
    を発する警告発生手段とを備えていることを特徴とする
    歯磨圧検知警告機能付き歯ブラシ。
  6. 【請求項6】前記歯ブラシ本体に備えた歯磨用のブラシ
    部は、手動により又は歯ブラシ本体に備えた電動駆動部
    により駆動されて歯磨に供されることを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれか1項に記載の歯磨圧検知警告機能
    付き歯ブラシ。
  7. 【請求項7】前記警告発生手段は、ブザー、音声発生
    部、ランプ、振動発生部の中から選択した一つ又は複数
    の組み合わせからなることを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれか1項に記載の歯磨圧検知警告機能付き歯ブラ
    シ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220111077A (ko) * 2021-02-01 2022-08-09 설재호 사운드 출력 기능을 구비한 칫솔

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