JP3202837U - 歯茎洗浄器 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯茎を対象とした歯磨きを短時間で行うことができる歯茎洗浄器を提供する。【解決手段】歯茎洗浄時に使用者の口腔内に入れる洗浄器本体3を備えた手持ち式の歯茎洗浄器であって、洗浄器本体3には、使用者の上顎ないし下顎の形に合わせて成形される湾曲した形状の洗浄凹部7と、洗浄凹部7近傍の洗浄器本体3の適宜の位置に配置される振動子9と、洗浄凹部7に収容される洗口液Lを湿らせて保持する吸液性を有する保持部材11とが設けられている。振動子9に音波ないし超音波による振動を発生させるための電気信号を生成する振動発生部13と、該振動発生部13を駆動するための電源を供給する電源供給部15と支持部に設けられている。洗浄凹部および保持部材は、歯茎洗浄器を使用者の口内に取り付けたときに、少なくとも歯茎の一部を被うことができる凹部深さおよび長さを有し、振動発生部により発生した音波ないし超音波による振動は、少なくとも洗浄凹部により被われた部分の歯茎に作用する。【選択図】図1

Description

本考案は、歯と歯茎との境界に付着した歯垢や、口腔特に歯茎に潜む嫌気性菌の除去に使用できる歯茎洗浄器に係り、歯磨きが苦手な人、加齢や健康上の理由で歯磨きが困難な人、あるいは時間に追われて歯磨きに十分な時間を取れない人に好適な歯茎洗浄器に関する。
歯と歯茎との境界に付着した歯垢の除去には、従来から歯ブラシが一般に使用されている。また、歯ブラシを使用して歯を磨く場合には、磨き方によって歯垢の除去の程度に差が出てしまい、磨き残しが出たり歯茎を傷付けたりする場合がある。
そこで最近では、モータの回転運動や高速振動を利用した電動歯ブラシや音波歯ブラシが普及しており、下記の特許文献1〜6に示すような超音波振動を利用した更に細かな歯垢や細菌等も除去し得る超音波歯ブラシも登場してきている。そして、上記音波歯ブラシや超音波歯ブラシでは、通常の歯ブラシを使用した場合に使用者の磨き方によって差が出ていた上記磨き残しを少なくし、歯磨きに要する労力の一層の軽減が図られている。
一方、歯周病の原因となる口腔内に潜む嫌気性菌の除去には、口に含んで使用する洗口液が利用されている。しかし、洗口液だけでは歯に付着した歯垢を除去することができないため、上記通常の歯ブラシや電動歯ブラシ等と併用する形で一般に使用されている。
特開2009−247800号公報 特開2005−177253号公報 特開2004−148079号公報 特開2007−54148号公報 特開2009−45345号公報 実開昭52−51260号公報
しかし、加齢や健康上の理由で歯磨きが困難な人の中には、上記電動歯ブラシ等を使用することが難しい人がいる。そして、このような人には介助者等が手伝って歯磨きを行うことになるが、歯磨きを行う人、歯磨きをされる人双方にとって気を遣う、面倒な作業となっている。また電動歯ブラシの使用は歯茎を傷つける原因になる場合がある。
一方、水を流しながらサクション機能を利用して口内洗浄を行う装置も開発されているが、装置が大掛かりになり、一般的ではないので病院等の一部の利用に留まり普及を見ていない。
また、電動歯ブラシのみならず、従来の通常の歯ブラシを使用する場合には、所謂横磨きをすることにより歯がブラシにより削れてしまうことがあるという問題点がある。更にブラッシングの方法は人により様々であるため、皆が統一した正しい歯磨きの仕方をしているとは云えないという問題点がある。
更にまた、出勤や登校前の朝の忙しい時間帯には、時間に追われて歯磨きに十分な時間が取れない人が多数存在しており、短時間で効果的な歯垢と嫌気性菌の除去とを同時に行える歯茎洗浄器の開発が望まれている。
更にまた歯の表面に超音波を作用させて歯面の研磨や歯石の除去などを行う従来技術は存在するが、歯と歯茎との境界に付着した歯垢や、口腔特に歯茎に潜む嫌気性菌の除去に超音波を使用したものは存在しなかった。
本考案者は鋭意検討を重ねた結果、従来の歯ブラシあるいは電動歯ブラシの上記問題点を解決するために、ブラシ自体が存在せず、使用者全員が統一した主に歯茎を対象とした歯磨きを短時間で行うことができる歯茎洗浄器の開発をするに至った。
即ち本考案の歯茎洗浄器は、歯茎洗浄時に使用者の口腔内に入れる洗浄器本体を備えた歯茎洗浄器であって、上記洗浄器本体には、使用者の上顎または下顎の形、あるいは上顎および下顎の形に合わせて成形される湾曲した形状の洗浄凹部と、上記洗浄凹部近傍の洗浄器本体の適宜の位置に配置される振動子と、上記洗浄凹部に収容される洗口液を湿らせて保持する吸液性を有する保持部材とが設けられており、上記振動子に音波ないし超音波による振動を発生させるための電気信号を生成する振動発生部と、該振動発生部を駆動するための電源を供給する電源供給部とを備え、上記洗浄凹部は、歯茎洗浄器を使用者の口内に取り付けたときに、少なくとも歯茎の一部を被うことができる凹部深さを有し、上記保持部材は、歯茎洗浄器を使用者の口内に取り付けたときに、少なくとも歯茎の一部を被うことができる長さを有し、上記振動発生部により発生した音波ないし超音波による振動は、少なくとも上記洗浄凹部により被われた部分の歯茎に作用するようになっていることを特徴とするものである(第1の態様)。
上記考案において、上記洗浄器本体は、同一の洗浄器本体を使用して上顎側の歯茎と下顎側の歯茎の両方を洗浄し得るように構成されていてもよい(第2の態様)。
上記考案において、上記洗浄器本体は、上顎側の歯茎を洗浄する上顎側本体部と下顎側の歯茎を洗浄する下顎側本体部との両方が設けられた一体型の洗浄器本体であって、上顎側の歯茎と下顎側の歯茎を同時に洗浄し得るように構成されていてもよい(第3の態様)。
上記考案において、歯茎洗浄器は更に、使用時と保管時で大きさを変えることができる折り畳み構造を備えていてもよい(第4の態様)。
上記考案において、上記洗浄器本体は、使用者の顎の大きさに合わせて選択して使用し得るようにサイズの違う複数の大きさの洗浄器本体が予め用意されていてもよい(第5の態様)。
上記考案において、上記洗浄器本体を支持すると共に使用時に手で握って操作する支持部を備えていてもよい(第6の態様)。
第1の態様によれば、振動発生部によって振動子に音波ないし超音波による振動を発生させ、更に洗口液を湿らせた保持部材の存在によって当該振動を大きく減衰させることなく、効率良く歯茎洗浄に利用できるようになる。本考案ではブラシを使用しないため、歯および歯茎の削れの問題が解消され、また従来のように歯ブラシを動かすという動作を必要としないため、使用者全員が統一した歯磨きを短時間で行うことができる。
また、音波ないし超音波の伝達効率の向上に寄与する上記保持部材に湿らせた洗口液は、該洗口液による口腔内の殺菌効果によって、前述した歯周病の原因となる嫌気性菌等の除去にも寄与している。
また、上顎側ないし下顎側の歯茎を一度に短時間で洗浄できるため、超音波歯ブラシを使用する場合のように、歯および歯茎を1本、1本時間をかけて丁寧に磨かなくても所望の歯垢と嫌気性菌等の除去効率の向上が図られる。
第2の態様によれば、上顎側の歯茎を洗浄する場合と、下顎側の歯茎を洗浄する場合とで、洗浄器本体を付け替えることなく、上顎用と下顎用の共用構造の単一の洗浄器本体によって上顎側と下顎側の両方の歯茎の洗浄を連続的に実施することが可能になる。
従って、本態様によれば、部品点数が少なく構造が簡単で安価な歯茎洗浄器が提供できるようになる。
第3の態様によれば、上顎側の歯茎を洗浄する上顎側本体部と下顎側の歯茎を洗浄する下顎側本体部の両方が予め設けられているから、これら2種類の洗浄器本体を同時に使用することで上顎側の歯茎と下顎側の歯茎の洗浄を一挙に行うことができ、更に短時間に歯茎洗浄を行うことが可能になる。
第4の態様によれば、使用しない場合には、折り畳んでコンパクトな形状にすることが可能になる。従って、持ち運びが便利になり、保管スペースも小さくて済むようになる。
第5の態様によれば、性別や年齢、体の大きさ等によって異なる種々の顎の大きさに合わせて、当該使用者にとって最適な大きさの洗浄器本体を選択できるようになる。従って、使用者は自分に合った大きさの洗浄器本体を選んで直ちに当該歯茎洗浄器を使用して歯茎洗浄を実施することが可能になる。
第6の態様によれば、使用者が支持部を操作して洗浄器本体を歯茎の適切な位置に容易にセッティングすることができる。
本考案の実施の形態に係る歯茎洗浄器を示す分解斜視図である。 本考案の実施の形態に係る歯茎洗浄器を示す平面図である。 本考案の実施の形態に係る歯茎洗浄器を示す側断面図である。 本考案の他の実施の形態に係る歯茎洗浄器を示す側断面図である。 本考案の更に他の実施の形態に係る歯茎洗浄器の2種類の態様(a)(b)を示す平面図である。 本考案の歯茎洗浄器を口内に装着したときに、歯茎が洗浄凹部により被われた状態を示す断面図および斜視図である。
以下において、本考案の歯茎洗浄器について図面を参照しながら詳細に説明する。
本考案の歯茎洗浄器1は、歯茎洗浄時に使用者の口腔内に入れる洗浄器本体3と、該洗浄器本体3を支持する支持部材としての機能と使用時に手で握って操作する把持部としての機能を併せ持つ支持部5とを基本的に備えることによって構成される。なお把持部として機能する支持部5は必ずしも必要ではなく、支持部5が存在しない歯茎洗浄器1でもよい。この場合には、使用者は洗浄器本体3自体を持って操作することになる。
また洗浄器本体5には、使用者の上顎または下顎の形、あるいは上顎および下顎の形に合わせて成形される湾曲した形状の洗浄凹部7と、該洗浄凹部7の近傍の洗浄器本体3の適宜の位置に配置される振動子9と、上記洗浄凹部7に収容される洗口液Lを湿らせて保持する吸液性を有する保持部材11とが設けられている。保持部材11は図1に示すように歯が入る部分が形成されておらず、装着時にスポンジ状の保持部材11が歯の形状に従って凹んで変形する形態の他に、図6に示すように予め歯列を受け入れるように凹陥部12を形成しておき、凹陥部12内に歯が入ったときに凹陥部12が歯茎まで被う形態でも良い。
また支持部5には、上記振動子9に音波ないし超音波による振動を発生させるための電気信号を生成する振動発生部13と、該振動発生部13を駆動するための電源を供給する電源供給部15とが設けられている。なお支持部5が存在しないタイプの歯茎洗浄器1では、電源供給部15は洗浄器本体5に直接設けるようにする。
洗浄器本体5は、使用者の口腔内に入れた時に口腔内の粘膜や歯茎を傷付けたりしない材質であること、口腔内に入れることが可能な安全な材質であること、繰り返して使用することが可能な耐久性と強度を備えた材質であることが必要であり、本実施形態では一例としてレジン製の洗浄器本体5が採用されている。
この洗浄器本体5は、図2に示すように平面視U字状に湾曲しており、側面視では、先端側がやや低く基端側が高くなるように幾分傾斜した形状に形成されている。
また洗浄凹部7は、上記平面視U字状の洗浄器本体5の周方向に沿うように、その周長全体に亘って形成されている断面形状がU字形状の周溝によって構成されている。そして洗浄凹部7の深さも先端側で浅く、基端側で深くなるように形成されている。また図6のA−A断面図に示すように、洗浄凹部7は、歯茎洗浄器1を使用者の口内に取り付けたときに、少なくとも歯茎の一部を被うことができるように十分な凹部深さを有する。また保持部材11も少なくとも歯茎の一部を被うことができるように十分な長さを有する。これにより振動発生部13により発生した音波ないし超音波による振動は、洗浄凹部7および保持部材11により被われた部分の歯茎に作用するようになっている。
また洗浄凹部7の底面には電極17となる金属線等を保持するための係止凸部19が適宜設けられている。
洗浄凹部7の底面に近い洗浄器本体3の底部に板状の振動子9が配設されており、リード線21等の配線を介して支持部5側に設けられている振動発生部13に接続されている。洗浄器凹部7に収容される保持部材11としては、洗口液Lの吸液性と保液性に優れた適宜の材料、例えばスポンジや綿、フェルト等が使用できる。また、この保持部材11は消耗したら交換される。
上記保持部材11に含浸される洗口液Lとしては、歯周病の原因となる嫌気性菌等の歯茎細菌に対する殺菌成分を含んだ種々の洗口液Lが適用でき、本実施の形態では一例としてジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社が製造・販売する登録商標「リステリン」が使用できる。
「リステリン」には、歯茎細菌の殺菌、除去成分として1.8−シネオール、チモール、サリチル酸メチル、l−メントールの4つの有効成分が含まれており、これらの有効成分用の溶剤としてエタノール、保存剤として安息香酸、その他溶剤補助剤、着色剤、PH調整剤が含まれている。
なお本願発明の口内洗浄器を使用すれば、辛い洗口液を使用した場合でも、口中に刺激が広がることを防ぐことができるため、嘔吐反射の強い場合にも有効である。
そして、本実施の形態では、同一の洗浄器本体5を使用して上顎側の歯茎と下顎側の歯茎の両方を洗浄し得るように、上顎側の歯茎と下顎側の歯茎に対応した共用構造の洗浄器本体5になっている。
上記振動子9は、振動発生部13から伝達された電気信号に基づいて音波ないし超音波による振動を生起させて上記洗口液Lが含浸されている上記保持部材11を振動させる部材である。そして、この振動子9によって生起された音波ないし超音波による微細振動が洗浄対象となる歯茎、歯と歯茎との境界部分に作用して、これらの表面に付着している汚れや歯垢の除去と、歯茎細菌の塊であるバイオフィルムに浸透して嫌気性菌の殺菌と除去とを行っている。
尚、音波とは、人の耳に聞こえる20Hz〜20KHz程度の可聴周波数域の音の振動によって発生する波動を意味し、歯茎洗浄にはこのうち200〜300Hz程度の周波数域の音波を一例として使用する。
そして、このような音波を使用した場合には、歯茎洗浄器1の作動の有無を音によって確認することができ、歯ブラシの毛先が到達することができない深い位置のプラーク(歯垢)に音波振動が作用して歯垢等の除去を行うことができるようになる。
一方、超音波とは、可聴周波数域を超える人の耳に聞こえない高い周波数の音の振動によって発生する波動を意味し、歯茎洗浄には1.6〜2MHz程度の周波数域の超音波を一例として使用する。
そして、このような超音波を使用した場合には、上述した周波数域の音波では難しかった歯茎のプラークの細菌や歯にこびり付いた不溶性グルカン(歯垢のもととなる大きな汚れ)まで除去することができるようになる。
支持部5は、手で持つことができる太さで握り易い形状をしたケーシング23と、該ケーシング23の内部に配置される上述した振動発生部13と、該振動発生部13を駆動する電源供給部15と、上記ケーシング23の表面側に配置される操作スイッチ25等を備えることによって基本的に構成されている。なお、支持部5は必ずしも手で握る形状である必要はなく、実質的に歯茎洗浄器を扱うことができる形状であれば良い。
ケーシング23の材料としては、成形が容易で必要な剛性が確保できて軽量な合成樹脂材料等が一例として利用できる。
振動発生部13には、上述した振動子9に供給する電気信号を生成するための発振回路が形成された電子基板等が組み込まれている。
電源供給部15としては、図6に示すように携帯電話等に使用されている充電式のバッテリー16が使用でき、図示しない付属の充電器等を利用して使用しない時に適宜、電源供給部15を充電しておくように構成することができる。図6に示す実施形態では、充電式のバッテリー16が、アダプタ18を介して洗浄器本体3の基部に設けられる入力部20に脱着可能に接続できるようになっている。尚、電源供給部15は、乾電池や家庭用外部電源用のコンセントに挿し込む電源プラグ等を備える構成であっても勿論構わない。
上記洗浄器本体3と支持部5は、分離可能な構成が望ましく、歯茎洗浄に使用した後、洗浄器本体3を支持部5から取り外して、洗浄器本体3のみを水洗いしたり、消毒できるように構成する。
次に、このように構成される歯茎洗浄器1を使用して歯茎洗浄する場合の作業手順を説明する。最初に、洗浄器本体3の洗浄凹部7の底部に設けられている係止凸部19に電極17となる金属線等を上方から嵌めて係止し、予め上記洗浄凹部7の形状に合わせて切り抜いておいた保持部材11を洗浄凹部7内に収容する。
次に、上述した洗口液Lを1回の歯茎洗浄に使用する所定の量、上記保持部11に滴下して含浸させる。そして洗浄器本体3と支持部5が分離されている場合には、支持部5に洗浄器本体3を取り付け、洗浄器本体3を使用者の口腔内に入れて例えば最初に上顎側の歯に対して下方から上記洗浄器本体3内に収容されている保持部材11を押し付けるようにして宛がう。このとき保持部材11が歯茎の少なくとも一部被う状態にする。
次に、支持部5の表面の適宜の位置に設けられている操作スイッチ25を操作して電源供給部15から振動発生部13に給電して、上記振動子9を所定の周波数で振動させる。
尚この時、上記振動が上述した可聴周波数域の音波による振動である場合には、当該振動子9の振動を音によって確認できるから、当該振動音の有無を確認しながら歯茎洗浄を進めて行く。
振動子9の振動は、上述した洗口液Lが含浸された保持部材11に対してほとんど損失なく直接、あるいは上記電極17を介して間接的に伝達される。
保持部材11に対して伝達された音波ないし超音波による微細振動は、保持部材11に当接している歯の表面、歯茎あるいは歯と歯茎との境目の深い部分に作用して所望の歯垢の除去と嫌気性菌の殺菌及び除去とを実行する。
尚、この歯茎洗浄器1を使用して行う歯茎洗浄の時間は約1分であり、通常の歯ブラシを使用して丁寧にブラッシングする場合に約20分かかる歯茎洗浄に比べて大幅な洗浄時間の短縮が図られている。
更に同様の手順で下顎側の歯茎洗浄を行い、歯茎洗浄後は、操作スイッチ25を操作して電源を切り、支持部5から洗浄器本体3を取り外す。そして頻回使用のため使用済みの保持部材11を洗浄し、電極17を係止凸部19から取り外して、当該洗浄器本体3を水洗い後消毒し、乾燥させてから除菌されたケース等に収納して保管する。
また、洗浄器本体3が取り外された上記支持部5については、次の使用に備えて上述した充電器等を使用して電源供給部15の充電を適宜、実施しておく。
このようにして構成される歯茎洗浄器1を使用した場合には、洗浄器本体3を使用者の口腔内に挿入して上顎側ないし下顎側の歯に宛がうだけで1分間という極めて短時間で効果的な歯茎洗浄を行うことができる。
以上が、本考案の基本的な実施の形態であるが、本考案の歯茎洗浄器1は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略、あるいは当事者において周知、慣用の技術を追加することが可能である。
例えば、図4に示すように洗浄器本体3を上顎側の歯茎を洗浄する上顎側本体部27と下顎側の歯茎を洗浄する下顎側本体部29の両方が設けられた一体型の洗浄器本体によって構成することも可能である。因みにこのような構成の洗浄器本体3を採用した場合には、上顎側の歯茎と下顎側の歯茎を同時に洗浄できるから、より短時間に所望の歯茎洗浄を行うことが可能になる。
また図5(a)に示すように、洗浄器本体3自体を左右に2分割できるような折り畳み構造31を設けたり、図5(b)に示すように洗浄器本体3と支持部5との間に両者を折り畳んだ状態にして大きさを可変することができる折り畳み構造33を設けることが可能である。因みにこのような構成の洗浄器本体3を採用した場合には、保管時等、洗浄器本体3を使用しない場合に上記折り畳み構造31ないし折り畳み構造33を利用して上記洗浄器本体3自体または上記洗浄器本体3と支持部5とを折り畳んで、よりコンパクトな形態で保管することが可能になる。
ただし、上記図5(b)に示す折り畳み構造33を採用した場合には、洗浄器本体3と支持部5とを折り畳んだ状態で一体に保管することが想定されるから、洗浄器本体3に対しては別途図示しない保護キャップ等を被せて保管できるように構成することが望ましい。
また、図示は省略するが、使用者の顎の大きさに合わせて選択して使用し得るようにサイズの違う複数の大きさの洗浄器本体3を予め用意しておくことが可能である。このような構成を採用した場合には、使用者は自分に合った大きさの洗浄器本体3を選んで直ちに歯茎洗浄器を使用して歯茎洗浄を実施することができるようになる。
この他病院等で本考案の歯茎洗浄器1を使用する場合には、使用者の口腔内に溜まった水、薬液あるいは唾液等を吸引するためのサクション装置が備えられているから、特に下顎側の歯茎洗浄時に保持部材11から下方に流下する洗口液Lを吸引する目的でサクション装置を本考案の歯茎洗浄器1と併用して使用することも可能である。
本考案の歯茎洗浄器は、家庭や病院等において行っている歯茎洗浄の現場で利用者を問わずに利用することができる。
1 歯茎洗浄器
3 洗浄器本体
5 支持部
7 洗浄凹部
9 振動子
11 保持部材
12 凹陥部
13 振動発生部
15 電源供給部
16 充電式のバッテリー
17 電極
18 アダプタ
19 係止凸部
20 入力部
21 リード線
23 ケーシング
25 操作スイッチ
27 上顎側本体部
29 下顎側本体部
31 折り畳み構造
33 折り畳み構造
L 洗口液

Claims (6)

  1. 歯茎洗浄時に使用者の口腔内に入れる洗浄器本体を備えた歯茎洗浄器であって、
    前記洗浄器本体には、使用者の上顎または下顎の形、あるいは上顎および下顎の形に合わせて成形される湾曲した形状の洗浄凹部と、前記洗浄凹部近傍の洗浄器本体の適宜の位置に配置される振動子と、前記洗浄凹部に収容される洗口液を湿らせて保持する吸液性を有する保持部材とが設けられており、
    前記振動子に音波ないし超音波による振動を発生させるための電気信号を生成する振動発生部と、該振動発生部を駆動するための電源を供給する電源供給部とを備え、
    前記洗浄凹部は、歯茎洗浄器を使用者の口内に取り付けたときに、少なくとも歯茎の一部を被うことができる凹部深さを有し、前記保持部材は、歯茎洗浄器を使用者の口内に取り付けたときに、少なくとも歯茎の一部を被うことができる長さを有し、
    前記振動発生部により発生した音波ないし超音波による振動は、少なくとも前記洗浄凹部により被われた部分の歯茎に作用するようになっていることを特徴とする歯茎洗浄器。
  2. 請求項1に記載の歯茎洗浄器において、
    前記洗浄器本体は、同一の洗浄器本体を使用して上顎側の歯茎と下顎側の歯茎の両方を洗浄し得るように構成されていることを特徴とする歯茎洗浄器。
  3. 請求項1に記載の歯茎洗浄器において、
    前記洗浄器本体は、上顎側の歯茎を洗浄する上顎側本体部と下顎側の歯茎を洗浄する下顎側本体部との両方が設けられた一体型の洗浄器本体であって、上顎側の歯茎と下顎側の歯茎を同時に洗浄し得るように構成されていることを特徴とする歯茎洗浄器。
  4. 請求項1に記載の歯茎洗浄器は、使用時と保管時で大きさを変えることができる折り畳み構造を備えることを特徴とする歯茎洗浄器。
  5. 請求項1に記載の歯茎洗浄器において、
    前記洗浄器本体は、使用者の顎の大きさに合わせて選択して使用し得るようにサイズの違う複数の大きさの洗浄器本体が予め用意されていることを特徴とする歯茎洗浄器。
  6. 請求項1に記載の歯茎洗浄器において、
    前記洗浄器本体を支持すると共に使用時に手で握って操作する支持部を備えることを特徴とする歯茎洗浄器。
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