JP3031919U - 医療器具を消毒，殺菌，滅菌する為の容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内視鏡、鉗子類、内視鏡洗浄用ブラシ等を洗
浄後、この容器にいれた薬剤に浸しておくだけで、滅
菌、殺菌ができ、操作も簡単で、種種の長さの物に対応
でき、吊り下げておくだけで、場所も取らず、薬剤も節
約でき、環境汚染が少なくできる。 【構成】 蛇腹の一端を閉じて、中に薬液を入れられる
ようにした物で、薬液の中に内視鏡、鉗子類、洗浄用ブ
ラシ等を浸して、吊り下げられるようにした容器であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】 この実用新案は，蛇腹の一端を閉じて，内に消毒液，殺菌液，滅菌液等を入れ ，その中に医療器具を浸して吊り下げ，消毒，殺菌，滅菌する為の容器に関する ものである。

医療の分野で，内視鏡検査〔胃ファイバースコープ，大腸ファイバースコープ ，気管支ファイバースコープ等〕は，広く一般に行われている。しかし，最近は この内視鏡検査を介しての種種の感染症〔例えば，Ａ型肝炎，Ｂ型肝炎，Ｃ型肝 炎，メチシリン耐性ブドウ球菌，ＨＩＶウィルス，ピロリ菌等〕が，極めて問題 になっている。

従来は，内視鏡を殺菌しようとすれば、内視鏡洗浄装置に多量の殺菌薬，滅菌 薬等を入れて，洗浄するか，或いは，洗った後に，盥に殺菌薬，消毒薬等を多量 入れて浸しておくか，内視鏡全体を袋に入れ，その中にホルマリン錠剤かエチレ ンオキサイドガスを封入し，密閉して一日おいておくか，又は，内視鏡を入れた 密閉した袋をエチレンオキサイドガス滅菌器の中で，エチレンオキサイドガスの 加圧，真空を２０−３０回繰り返して行い４−５時間かけて滅菌するかであった 。

本考案は，その欠点を除く為になされたものである。これを図にて説明すれば ，蛇腹の一端を閉鎖し，その中に滅菌薬，殺菌薬等を入れて、内視鏡や医療器具 等を浸して吊るしておれるようにした容器である。

本考案はこのような構造であるから，内視鏡，鉗子類，洗浄用ブラシ等をこの 容器の中に浸して吊り下げておくだけで，Ａ型肝炎，Ｂ型肝炎，Ｃ型肝炎，メチ シリン耐性ブドウ球菌，ピロリ菌等を短時間で滅菌，殺菌でき、薬剤の使用が少 量ですみ、環境汚染も少なくできるし、さらに 吊り下げて使用するので，場所 をとらず，内視鏡，鉗子，ブラシ等の痛みが少なく，色々な長さの器具の消毒に 対応でき、容器の輸送や保管にも便利で場所を取らないし、工作も簡単である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の斜視図である。

【符号の説明】

（１）蛇腹容器 （２）内視鏡 （３）薬液

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 蛇腹の一端を閉じて内に消毒液，殺菌
   液，滅菌液等を入れ，その中に医療器具を浸しておきな
   がら，吊り下げられるようにした容器。