JP3031160U - 携帯用電光看板装置 - Google Patents
携帯用電光看板装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】夜間でも人が持ち歩いて有効な宣伝広告活動が
可能な携帯用電光看板装置を提供すること。 【解決手段】 支柱12の上部に取り付けられたフレー
ム13で案内又は宣伝的文字が表示された表示板11を
着脱可能に支持し、このフレーム13に複数の発光部1
4を取り付けて全体を電光的に装飾をし、この携帯用看
板本体を持ち歩く人に小型のバッテリ17を所持させ、
このバッテリ17から携帯用看板本体15の発光部14
に電気を供給し、この携帯用看板本体15を持ち歩いて
いる時も発光部14を点灯し得るようにしたことを特徴
とする。
可能な携帯用電光看板装置を提供すること。 【解決手段】 支柱12の上部に取り付けられたフレー
ム13で案内又は宣伝的文字が表示された表示板11を
着脱可能に支持し、このフレーム13に複数の発光部1
4を取り付けて全体を電光的に装飾をし、この携帯用看
板本体を持ち歩く人に小型のバッテリ17を所持させ、
このバッテリ17から携帯用看板本体15の発光部14
に電気を供給し、この携帯用看板本体15を持ち歩いて
いる時も発光部14を点灯し得るようにしたことを特徴
とする。
Description
【0001】
本考案は携帯用電光看板装置に関し、更に詳細には人が路上などで持ち歩きな がら宣伝活動をする際に電気的な装飾を施して人目を引きつけると同時に夜間で も見やすくした携帯用電光看板装置に関する。
【0002】
従来、電気照明をしたり、電気的装飾を施した宣伝用の看板は、例えば特開平 4−234787号公報、実開平6−64280号公報などに開示されているよ うによく知られている。
【0003】 前者の特許公開公報に開示された発明は、照明広告装置と称し、気密性のある シート地により構成された躯体内に空気、ヘリウムガス等の気体を充填し、躯体 の外表面に広告文字等を表示し、躯体の端部を基体に固定し、基体内に配設した 照明灯により躯体を照明して、躯体の輪郭及び広告文字等を光により照らし出さ れるようにしたものであった。
【0004】 また、後者の実用新案公開公報に開示された考案は、可搬形電光標示板と称し 、プラスチック板の表面に標示文字を描き、該文字上に発光体を突設し、このプ ラスチック板を枠で支持すると共に当該枠には電源スイッチを設け、電源スイッ チにより出力を開閉される電源部によって電力が供給される駆動回路により発光 部を所定の周期で点滅させるようにしたものであった。
【0005】
しかしながら、これら従来の照明広告装置や可搬形電光表示板は、電気を供給 する関係上すべて据え置き式のもので、照明灯や発光部に通電して広告文字を照 明したり、発光部を点滅させたりしている際に持ち歩くようなものではなかった 。すなわち、電気を供給して広告文字を照明したり発光部を点滅したりして広告 的機能を発揮させている時は、地上又は固定物に適宜安定させて取付て使用する ためのものであった。
【0006】 ところで、最近では人通りの多い繁華街等でプラカードのような携帯用の看板 を人が持ち歩いて店舗の宣伝や当該店舗で扱っている商品の宣伝広告を極地的に することが宣伝活動としてかなり有効であることが再認識されてきている。
【0007】 しかし、このような携帯用看板による宣伝広告活動で唯一問題となるのは夜間 である。夜間では、たとえ街灯の照明があっても携帯用看板に歩行者等の目を引 きつけるには暗すぎるということから、この種の宣伝広告活動に支障があった。 しかし、繁華街では夜間も人通りが多く、この携帯用看板による有効な宣伝広告 活動が望まれていた。
【0008】 本考案の目的は、このような従来の問題点に照らし、夜間でも人が持ち歩いて 有効な宣伝広告活動が可能な携帯用電光看板装置を提供することにある。
【0009】
本考案の携帯用電光看板装置は、案内又は宣伝的文字が表示された表示板を支 柱の上部に支持し、前記表示板を照明又は装飾用に複数の電気的発光部を取り付 けた持ち運び可能な携帯用看板本体と、この携帯用看板本体に取り付けられた複 数の前記電気的発光部に電気を供給する配線部と、携帯用の小型バッテリとから 構成され、この小型バッテリの端子に前記配線部を接続して前記電気的発光部に 通電し、前記携帯用看板本体を持ち歩いている時も前記電気的発光部を点灯する ようにしたことを特徴とする。
【0010】 本考案の携帯用電光看板装置において、前記携帯用看板本体が前記支柱の上端 に上方に開放するように取り付けられたコ字形のフレームを備え、前記コ字形の フレームにその上部開放部から前記表示板を挿脱することにより着脱可能に取り 付けるようにすることができる。
【0011】 また、本考案の携帯用電光看板装置において、前記携帯用の小型バッテリが前 記携帯用看板本体を持って歩く人に取付け可能な装備手段に収納されるようにす ると更に移動を容易とすることから好ましい。
【0012】 更に、本考案の携帯用電光看板装置において、前記装着手段が複数のポケット が形成され、これら各ポケット内に端子が設けられ、前記各ポケットの前記端子 が直列回路を形成するように配線接続され、前記各ポケットに小型のバッテリを 収納した時当該バッテリに形成された端子が前記ポケット内の端子に接触するよ うにすると小型のバッテリの持ち運びが容易となって好ましい。
【0013】 本考案の携帯用電光看板装置によると、夜間にこの携帯用電光看板装置を持ち 歩いて宣伝広告をする際には、携帯用看板本体の所持者の例えば腰等に装着した 小型バッテリ端子を携帯用看板本体に取り付けられた複数の電気的発光部に電気 を供給する配線部に接続するか、或いは予め接続された当該配線部に設けられた スイッチ装置をオンにすることにより、小型バッテリの電力は発光部に供給され て点灯させる。
【0014】 これにより携帯用看板本体を持ち歩いている時も発光部が点灯し、これが電気 的装飾効果により人目を引きつけると同時に夜間でも表示板に表示された案内又 は宣伝的文字を見やすくし、夜間の暗い時でも携帯用看板での宣伝広告作用を十 分に発揮することになる。
【0015】
以下、本考案の携帯用電光看板装置を図に示される実施形態について更に詳細 に説明する。図1には本考案の一実施形態にかかる携帯用電光看板装置10が概 略的に示されている。この携帯用電光看板装置10は、例えばプラカードのよう に案内又は宣伝的文字が表示された表示板11を備え、この表示板11は細長い 支柱12の上部に支持されている。
【0016】 この支柱12は、例えば中空円筒体を使用することが好ましく、特に軽量なア ルミ製のパイプ材を用いることが好ましい。この支柱12は、図2及び図3に示 されるように当該携帯用電光看板装置10の不使用時に短くできるように2段に 分割され、その接続構造は通常この種のパイプで採用されているようなインロー 嵌合構造とすることが好ましい。
【0017】 すなわち、中空円筒体からなる支柱12をその長手方向中間部付近で上下に分 割したとすると、下段の支柱部12a上端に差込み部12cを一体に形成してお く。この差込み部12cは、上段の支柱部12b下端から内部に挿入可能な直径 で形成されている。上下の支柱部12a、12bを繋ぐ時には下段の支柱部12 a上端の差込み部12cを上段の支柱部12b下端から内部に差し込んで嵌合接 続する。
【0018】 このような支柱12を使用すれば、本携帯用電光看板装置10の不使用時に支 柱12を短くでき、その保管が容易となるという利点がある。このような支柱1 2の上端にはコ字形のフレーム13が開放部を上方に向けるように固定されてい る。このコ字形のフレーム13の内側面には溝部13aが形成されており、前述 した板状の表示板11は上方に向けられた開放部側から溝部13aに周縁部を差 し込むようにしてこのフレーム13に装着される。
【0019】 従って、表示板11は、フレーム13から容易に脱着することができる。換言 すれば、表示板11を支持する支柱12やフレーム13は、種々の表示板11に 対して共通部品として使用することができる。そこで、この支柱12及びフレー ム13において、そのいずれか一方又は両方に電気により光を発する発光部14 が取り付けられている。
【0020】 この発光部14は、よく知られている豆電球や発光トランジスタ等で構成され るイルミネーション等含む。従って、これらの発光部14は図2に示されるよう にフレーム13の外周囲縁部に沿って多数取り付けられる。勿論、図示してはい ないが、表示板11を支持する支柱12にもその長手方向に多数設置することが できる。
【0021】 このように支柱12又はフレーム13のいずれか一方又は両方に複数の発光部 14を取り付けて表示板11を照明し又は全体に電光装飾をしたものが携帯用看 板本体15を構成している。この携帯用看板本体15には、前述した複数の発光 部14に電気を供給する配線部16が取り付けられている。
【0022】 すなわち、この配線部16は2本の主配線で回路を形成し、多数の発光部14 はこの2本の主配線にそれぞれ並列に接続されている。この配線部16は小型の バッテリ17に接続されている。この配線部16とバッテリ17との接続は、後 述する理由から着脱式であることが好ましい。この小型のバッテリ17は、携帯 用ビデオカメラ等で用いられている充電可能型バッテリパックのようなものが好 ましい。
【0023】 このような充電可能型バッテリパックは、支柱12の下端部に取り付けた小型 のボックス(図示せず)に収納して使用することができる。しかし、このバッテ リ17を支柱12の下端に取り付けたボックス内に収納するようにすると、この 携帯用看板本体15それ自体の重量が相当に重くなるので、この携帯用看板本体 15を持ち歩く人の体にバッテリ17を装備手段18により装着するようにする ことが好ましい。
【0024】 すなわち、この装備手段18は、例えば図1及び図4に示されるように人の腰 に巻き付けるようにして取付け可能なバッテリ保持ベルト(よって、このバッテ リ保持ベルトにも同じ符号18を付す)であり、このバッテリ保持ベルト18に より携帯用看板本体15を持ち歩く人の負担を軽減させ、結果として移動を容易 とすることができる。
【0025】 このバッテリ保持ベルト18は、例えば人の腰にバンドのようにして装着でき る帯状体19の表面に多数のポケット20を並列に設けて構成されている。各ポ ケット20は、それぞれバッテリ17が緊密に入る大きさで形成され、各ポケッ ト20の内側には当該ポケット20にバッテリ17が入れられた時その出力端子 に接触する位置に電力入力端子21が取り付けられている。
【0026】 そして、各ポケット20における電力入力端子21は帯状体の内側又は外側の 表面に沿って取り付けられた配線部22に直列に接続されている。このようなバ ッテリ保持ベルト18を腰に巻き付けて固定し、その配線部22の連結カプラ2 3aを携帯用看板本体15の配線部16の連結カプラ23bに連結することによ りバッテリ17からの電力を発光部14に供給することができる。
【0027】 このバッテリ保持ベルト18の配線部22と携帯用看板本体15の配線部16 との接続手段として容易に着脱可能とするために連結カプラ23a、23bを用 いたが、バッテリ保持ベルト18の配線部22と携帯用看板本体15の配線部1 6とを固定的に接続して、携帯用看板本体15の配線部16にスイッチ等の断続 装置を設けることも好ましい。
【0028】 次に、前述した実施形態に係る携帯用電光看板装置10の使用方法を簡単に説 明する。夜間にこの携帯用電光看板装置10を持ち歩いて宣伝広告をする際には 、携帯用看板本体15の所持者の例えば腰等に装着したバッテリ保持ベルト18 の配線部22と携帯用看板本体15の配線部16とを図に示されるような連結カ プラ23a、23b同士の接続で結線するか、或いはこれら配線が予め接続され ている場合には当該配線部16に設けられたスイッチ装置をオンにすることによ り、小型バッテリ17の電力が複数の発光部14に供給されて点灯させられる。
【0029】 これにより携帯用看板本体15を持ち歩いている時も発光部14が点灯し、こ れが電気的装飾効果となって人目を引きつけると同時に夜間でも表示板11に表 示された案内又は宣伝的文字を見やすくし、夜間の暗い時でも携帯用看板での宣 伝広告作用を十分に発揮することになる。
【0030】 なお、前述の実施形態に係る携帯用電光看板装置10は、発光部14がフレー ム13又は支柱12のいずれか一方又は両方に設置された場合について説明した が、フレーム13に着脱可能に装着される表示板11に表示される宣伝的な文字 を形作るように発光部14を取り付けて電光掲示板のようにすることもできる。
【0031】
以上説明したように、本考案の携帯用電光看板装置によれば、複数の電気的発 光部を取り付け、この電気的発光部に例えば携帯用看板本体を持ち歩く人に装着 した携帯用の小型バッテリから電力を供給して点灯するようにしたことから、こ の携帯用看板本体を持ち歩きながらも発光部を点灯することができ、その結果夜 間にも十分に人目を引き、有効な宣伝広告活動を行うことができる。
【図1】本考案の一実施形態に係る携帯用電光看板装置
を概略的に示す斜視図である。
を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1に示される実施形態の携帯用電光看板装置
における携帯用看板本体を示す正面図である。
における携帯用看板本体を示す正面図である。
【図3】図2の携帯用看板本体を3−3線に沿って切断
して示す横断面図である。
して示す横断面図である。
【図4】小型のバッテリを収納して持ち歩くことができ
るバッテリ保持ベルトを示す斜視図である。
るバッテリ保持ベルトを示す斜視図である。
10 携帯用電光看板装置 11 表示板 12 支柱 13 フレーム 13a 溝部 14 電気的発光部 15 携帯用看板本体 16 配線部 17 小型のバッテリ 18 バッテリ保持ベルト 19 帯状体 20 ポケット 21 電力入力端子 22 配線部 23a、23b 連結用のカプラ
Claims (4)
- 【請求項1】 案内又は宣伝的文字が表示された表示板
を支柱の上部に支持し、前記表示板を照明又は装飾用に
複数の電気的発光部を取り付けた持ち運び可能な携帯用
看板本体と、この携帯用看板本体に取り付けられた複数
の前記電気的発光部に電気を供給する配線部と、携帯用
の小型バッテリとから構成され、この小型バッテリの端
子に前記配線部を接続して前記電気的発光部に通電し、
前記携帯用看板本体を持ち歩いている時も前記電気的発
光部を点灯するようにしたことを特徴とする携帯用電光
看板装置。 - 【請求項2】 前記携帯用看板本体が前記支柱の上端に
上方に開放するように取り付けられたコ字形のフレーム
を備え、前記表示板が、前記コ字形のフレームにその上
部開放部から挿脱することにより着脱可能に取り付けら
れることを特徴とする請求項1に記載の携帯用電光看板
装置。 - 【請求項3】 前記携帯用の小型バッテリが前記携帯用
看板本体を持って歩く人に取付け可能な装備手段に収納
されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の携
帯用電光看板装置。 - 【請求項4】 前記装備手段が複数のポケットが形成さ
れ、これら各ポケット内に端子が設けられ、前記各ポケ
ットの前記端子が直列回路を形成するように配線接続さ
れ、前記各ポケットに小型のバッテリを収納した時当該
バッテリに形成された端子が前記ポケット内の端子に接
触することを特徴とする請求項3に記載の携帯用電光看
板装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996005071U JP3031160U (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 携帯用電光看板装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996005071U JP3031160U (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 携帯用電光看板装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3031160U true JP3031160U (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=43166125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996005071U Expired - Lifetime JP3031160U (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 携帯用電光看板装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3031160U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010008903A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Wayo Co Ltd | 表示装置 |
JP3180457U (ja) * | 2012-10-09 | 2012-12-20 | 株式会社ハンデックス | 光る広告看板 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP1996005071U patent/JP3031160U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010008903A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Wayo Co Ltd | 表示装置 |
JP3180457U (ja) * | 2012-10-09 | 2012-12-20 | 株式会社ハンデックス | 光る広告看板 |
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