JP3031081U - 高さ調節可能な立て机 - Google Patents

高さ調節可能な立て机

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JP3031081U JP1996004986U JP498696U JP3031081U JP 3031081 U JP3031081 U JP 3031081U JP 1996004986 U JP1996004986 U JP 1996004986U JP 498696 U JP498696 U JP 498696U JP 3031081 U JP3031081 U JP 3031081U
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照信 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一つの立て机で複数の高さに容易に高さ調節可
能で常に正しい姿勢で学習でき、かつ収容組立てが簡易
で在庫輸送コストを低減させる高さ調節可能な立て机を
提供する。 【構成】脚部12と、この脚部12に支持され、前面側
に出し入れ口を有し、少なくとも天板22を備えた中空
箱形の台部18と、を有し、前記脚部12は前記台部1
8の両側に対応する位置に上方に向けて立設する脚柱1
4を備え、前記台部18には前記脚柱14の上端側を挿
入させ、前記天板22に対して該脚柱14を直角状に保
持させるとともに同脚柱14上端の台部18に対する係
着高さ位置を変更自在とする係着機構30を有して構成
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、小中学校等やその他各種学校、学習教室等で例えば学習用に使用さ れる組立式立て机に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
学習用の机等についてはある程度の大きさや耐久性、強度等が必要なことから 運搬上、あるいは保管上の不便があり、これを解消すべく出願人は実公平4−3 6667号において「立机の組立セット」を提案し、そこにおいて余分な高さの 違う立て机の収容保管、組み立てを簡易に行なえるようにした。 ところで、従来、例えば小中学校等においては数種類の高さの違う立て机や椅 子を購入し、通常低学年から高学年へと順次高くしてゆき学習等に使用していた 。しかも、個人差に対応する分も含め予備として余分に数種類の高さの違う立て 机を収容保管していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、児童の身長にもばらつきがあり、例えば特に背の高い児童につ いては、机が低いと足元が窮屈であり椅子を低くしても姿勢が悪くなり正しい姿 勢で学習することが出来なかった。適切な高さの立て机が不足すると、合わない 立て机により児童に悪い姿勢を強いることとなる。 さらに、最近特に児童等の栄養摂取が良くなり体の成長が早く、身長の伸びに 対して立て机がすぐ小さくなり、短期間で頻繁により大きな立て机に取り替えな ければならないという新たな問題も起きてきた。そこで、一つの立て机で複数の 高さに容易に高さ調節可能で、かつ収容組み立てが簡易な学習用立て机の出現が 望まれていた。
【0004】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その第一の目的は 、学習用立て机において一つの立て机で複数の高さに容易に高さ調節可能で、常 に正しい姿勢で学習できる高さ調節可能な立て机を提供することである。第二の 目的は、収容組み立てが簡易で、かつ在庫輸送コストを低減させる高さ調節可能 立ち机を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に係る考案では、脚部12と、この脚 部12に支持され、前面側に出し入れ口20を有し、少なくとも天板22を備え た中空箱形の台部18と、を有し、前記脚部12は前記台部18の両側に対応す る位置に上方に向けて立設する脚柱14を備え、前記台部18には前記脚柱14 の上端側を挿入させ、前記天板22に対して該脚柱14を直角状に保持させると ともに同脚柱14上端の台部18に対する係着高さ位置を変更自在とする係着機 構30を有して構成される。
【0006】 また、請求項2に係る考案では、前記台部18は、内部に収納空間を形成する ように前記天板22の両側に取り付けられた左右側板24と、これらの左右側板 24に挟装されるように設けられた底板26と、を有し、前記係着機構30は、 前記脚柱14の上端延長部となる位置であって前記両側板24の内側となる前記 底板26に穿孔された貫挿孔34と、前記天板22の裏面側に設置され、前記脚 柱14の上端部17が当着するた当り部32と、前記脚柱14の上端部とこの当 り部32との間に介装される高さ設定部材36を含むこととしてもよい。
【0007】 また、請求項3に係る考案では、 前記左右側板24には前記貫通孔34に連 続し、かつ縦方向となる前記天板22方向に向けて穿孔された嵌合溝40が形成 されてなることとしても良い。
【0008】 また、請求項4に係る考案では、 前記両側板24は前記天板22より上方に 突出するころび止め部42を有してなることとしてもよい。
【0009】 また、請求項5に係る考案では、前記左右側板24には手掛け用の手掛け穴4 4が設けられてなることとしてもよい。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案に係わる高さ調節可能な立て机は、立て机そのものの大部分の高さを簡 易に調整できるようにしたものである。そのため、台部と脚部をユニット化して 簡易に組み立てできるように、同時に立て机の高さを調節可能にしている。 脚部の台部に対する係着高さ位置を変更自在として、一つの立て机で複数の高 さを設定することを実現した。これは、利用者の身長に即時に対応できるという 優れた効果を奏することとなる。また、数種類の高さの立て机を一つの立て机で 済ませられ、大量の在庫や保管を必要としない。さらに、前記各ユニットは専門 の製造工場等で製作され、必要な接合部分等は例えば接着剤や係止ネジ等を使用 して強固に接合されて壊れにくく、その結果、組立て不良等が発生しにくい。
【0011】 台部と脚部とはユニット化して構成され、台部と脚部は製造工場等において大 量に製作しておき、その他必要な部品と共に化粧箱等に梱包され問屋や店頭に輸 送される。そして、消費者が必要な時に簡易に組み立てることができるものであ る。ユニット化により化粧箱は小さくて済み流通手段のトラック等に多く積載で き、既製の完成品の立て机に比べて在庫、輸送コストを低減させることとなる。 前記各ユニットは、軽くて加工が容易な例えば木質材等から形成されるのが好ま しいが、その他スチールや軽金属、合成樹脂等から形成もしくは複合して使用し ても良い。また、木質材と他材質との複合材を使用することも可能である。
【0012】 台部は前面側に出し入れ口を有した中空箱形に形成され、少なくとも立て机と しての機能を果たす天板を備えている。したがって、前記台部は単体のままでも 十分な箱剛性を有し壊れにくいので、天板の上面で学習、読書、書き物、工作等 を自由に行うことができる。また、製造工場等において完成した製品ユニットを 箱に梱包するときに製品保護の保型用パッキン等を入れる必要がない。
【0013】 また、前記台部は内部に収容空間を形成するように前記天板の両側に取り付け られる左右側板と、この左右側板に挟装されるように設けられた底板を有してい る。前記左右側板は平板であって側面視逆台形状に形成され、両内側に天板と底 板を確実に係着するほぞ溝が設けられ、天板、底板との係着を強固にしガタツキ を防止している。前記左右側板の形状は逆台形状に形成する必要はなく任意の形 状に形成しても構わない。前記左右側板には後述する脚部に対応する位置に脚柱 を係着固定する為に少なくとも該脚柱の本数分の孔が設けられる。また、前記台 部内に形成された前記収容空間に、立て机の利用者にとって必要な教科書、ノー トや文房具、工具等の学習教材を収納しておくことができる。
【0014】 前記天板は矩形状の一枚の平板で形成しても良いし、その他平合板、集成材に よる合板等により形成してもよい。さらに、例えば、前記天板の表面に合成樹脂 または金属等からなる保護シート、板を貼り付けることにより表面に傷が付きに くく、美観を長期間維持するとともに耐久性も向上する。
【0015】 次に、脚部について述べると、前記脚部は前記台部の両側に対応する位置を下 方から支持するように、上方に向けて立設する脚柱を備えている。前記脚部は一 対の相対する脚と連結杆とから構成され、該脚は立設する二本の脚柱を並行させ 略中央部を補強材で連結したH形を形成し、下端部を床に接地支持される台座に 連結して形成される。これらの脚を相対させ一方の脚柱を前記連結杆により連結 して脚部を構成している。前記連結杆は例えば脚の略中央と下端部の二カ所を連 結することが好ましい。前記脚柱は断面矩形の棒材に限られず例えば断面丸、六 角形、八角形等でもよく、脚柱の本数も二本以外例えば逆T形の様な一本脚とし てもよいし、三本以上用いても構わない。要は前述した台部を確実に支持できる 構成であれば脚柱の本数断面形状は問われない。
【0016】 また、前記それぞれの脚柱の上端側の一側面には、前述した前記左右側板に係 着される該脚柱一本につき複数の穴を縦列に設け、同穴には例えば係止ナット等 が嵌装されている。しかし、係止ナット等に限らず例えば押圧封入ピンや割ピン 等で係止される構成としてもよい。前記側板の孔に係止ネジ等を挿通し前記脚柱 の任意の位置の係止ナットに同係止ねじ等が螺合される。該係止ネジ等の頭は側 板表面からの突出が少ないほうが好ましい。前記係止ナットは後述する前記台部 の係着機構で変更自在となる前記脚柱の台部に対する係着高さ位置に対応する位 置に設けられる。また、それぞれの脚柱の上端面には、後述する高さ設定部材に 形成されるほぞに対応するほぞ穴が設けられている。
【0017】 係着機構は、台部の両側に対応する位置に前記脚柱の上端側を挿入させ、前記 天板に対して該脚柱を直角状に保持させるとともに同脚柱上端の台部に対する係 着高さ位置を変更自在とする。要は縦方向に立設した脚柱の上端側に台部を架設 させて支持させ、さらに台部と脚柱を直角状に保持させた状態でこの脚柱に対す る台部の高さ方向位置を自在に設定できるようにすれば良い。実施例のように、 底板に孔を穿孔させ、その孔を下から貫挿させて台部の天板で係止させるような 構成に限ることなく、例えば、台部の外側にガイドを設置し、そのガイドに係止 孔を穿孔させ、所望の高さ位置で段階状に上下移動させて高さ調整を行なわせる ようにしても良い。
【0018】 具体的には、係着機構は脚柱の上端延長部となる位置であって前記両側板の内 側となる前記底板に貫挿孔が穿孔され、該貫挿孔に脚柱を挿通させ天板の裏面側 の当り部に前記脚柱の上端部が当着して天板を支持している。 したがって、前記脚部に台部を組み付ける時に前記脚柱の上端を前記貫挿孔に 合わせるだけで該脚柱の上端部が当り部に当着されるまで同脚柱が挿通するのを 確実に位置決めしている。また、前記貫挿孔は前記脚柱の断面形状に合わせ、同 脚柱が挿入しやすく、かつ挿通に支障がない程度の大きさに穿孔するのが好まし い。また、仮に前記天板に人が乗ったとしても負荷を前記脚柱が確実に支持し床 に伝える。
【0019】 また、前記係着機構は前記脚柱の上端と前記天板裏面の当り部との間に高さ設 定部材が介装されることにより、同天板の高さ調節を容易にできることとなる。 前記高さ設定部材は、例えば矩形の長板材から成り、中空箱形の台部の内部両側 に設置し左右それぞれ二本の脚柱の上端部に渡す様に当着させて使用する。前記 高さ設定部材は、任意に高さ調節幅に当たる高さの違う数種類を設定して、設定 した数と高さ設定部材設定無しの状態に高さ調節を可能としている。その他、例 えば一対の左右四本の脚の上端にのみ高さ設定部材を当着させても同じ機能が得 られる。また、前記高さ設定部材下面には円柱状のほぞが突設形成され、当着す る前記脚柱の上端部には該ほぞが挿通されるほぞ穴が設けられている。一本の前 記脚柱に設けられる前記ほぞ穴は一つでも機能を果たすが、必ずしも一つに限ら れることはなく、複数形成してもよいものである。
【0020】 前記貫挿孔に連続し、かつ縦方向となる前記天板方向に向けて穿孔された嵌合 溝が前記左右側板内側には少なくとも一カ所以上形成され、前記脚柱をガイドし 容易に挿通させることができる。前記嵌合溝と前記貫挿孔が囲む様に形成した空 間は平面視前記脚部脚柱の断面形状に対応した形状が好ましい。しかし、前記脚 柱の貫挿が容易であれば、例えば複数の溝が組み合わされる様な構成としてもよ い。前記係止ネジにより前記脚柱を前記両側板に確実に固定し、同両側板と同脚 柱の接合部に生じる反り、ねじれ等や剛性不足による立て机のガタ付きを防止す る。
【0021】 また、前記両側板は天板より上方に突出するころび止め部を有している。机の 天板上面より例えば10mm程度突出する様に側板を係着することが好ましい。 学習中などに机の上から転がり落ちやすい鉛筆や消しゴム等が天板の左右から 落下することがない。
【0022】 前記左右側板には、手掛け用の手掛け穴が設けられているため、該手掛け孔に 指を掛け持ち運びが簡易に行なえることになる。立て机を移動したい時、教室等 に搬入搬出する時などでも簡易に持ち運ぶことができる。しかし、その他例えば 貫通孔とすれば手掛けが確実に行なえる。
【0023】
【実施例】 以下、添付図面に基づき、本考案の好適な実施例を説明する。 図1は本考案の実施例に係る高さ調節可能な立て机10の一実施例を示す組立 て構成説明図である。 図1において調節可能立て机10は、脚部12と台部18とを有し、それぞれ をユニット化して簡易に組み立てできるようにしている。前記台部18は中空箱 形で前面側に出し入れ口20を有し少なくとも天板22を備え、前記脚部12に 支持される。前記出し入れ口20は少くなくとも一方側に開放され、前記台部1 8内に物品の出し入れを行なえる。また、前記脚部12は前記台部18の両側に 対応する位置に上方に向けて立設する4本の脚柱14を備えている。この脚柱1 4のうち2本の脚柱は台座15及びさん木19によりそれぞれ井桁状に組み付け 固定されて第1脚16aを形成するとともに、他の2本の脚柱14は同じく台座 15及びさん木19により井桁状に組み付けられ、さらに第1脚16aと平行状 に連結するための連結杆13が直角状に固定されて第2脚16bを構成している 。前記各ユニットの各構成部材は加工が容易な、例えば杉、ラワン、檜等の木質 材を使用しているので、切断や切削、ほぞ加工等が簡単にできる。
【0024】 図2に示すように前記台部18は、平面視矩形状の箱形に形成され、両側から 前記左右側板24、24が挟着している。前記天板22は四角の矩形状に形成さ れ、その両端部を前記両側板24、24の内側にほぞ溝を設け嵌挿すればより係 着が強固になる。前記天板22は、適切な任意の厚みにでき、表面に例えば透明 硬質アクリル板を貼り付ければ、該天板22の表面に傷が付かず、木目の美しさ を長期間維持できる。
【0025】 図1、5において、前記連結杆13の両側端面には前記脚柱14と連結するた めの係止ナット48(図示せず)が嵌挿されている。前記脚柱14略中央と下端 には前記連結杆13の側端を嵌挿するほぞ穴52が形成され、同ほぞ穴52内に は係止ネジ60が挿通する穴50が穿孔されている。また、前記脚柱14の上端 側の一側面に複数の孔を縦列に設け同孔に係止ナット48を嵌装し係止ネジ60 が螺合される。前述した係止ネジ、ナットは、確実に係着固定できるのであれば 、その他、例えば押圧封入ピンや割ピン等を使用して係着するような構成として もよい。
【0026】 前記台部18は、内部に収納空間Sを形成するように前記天板22の両側に取 り付けられた左右側板24と、これらの左右側板24に挟装されるように設けら れた底板26とを有している。図4からも分かる様に、前記台部18は前記天板 22と前記底板26と向板28とから側面視コの字形に構成され、内部に前記収 納空間Sを形成し、開放された一方側が出し入れ口20となる。前記収容空間S は前記天板22の大きさに比例し、前記底板26の高さ位置を変更すれば所望す る任意の高さにできる。前記収納空間S内に出し入れ口20から教科書、ノート や文房具、工具等の学習教材を収納しておくことができる。
【0027】 本考案の実施例に係る高さ調節可能な立て机10の組立ては、図1からも分か るように、先ず一対の脚16、16の各ほぞ穴52、52に連結杆13、13の 端部を挿入し係止ネジ60により固定連結し前記脚部12を構成する。 その後、図に示す(ロ)の方向に前記台部16の貫挿孔34に脚柱14の上端 を挿入し、左右側板24の孔54と脚柱14の孔48と連通したら係止ネジ60 を挿通し螺合すれば調節可能立て机10の組立ては容易に終了する。立て机の高 さを上げる場合には、高さ設定部材36を図に示す(イ)ように前記天板22に 裏面に設置し固定する。そして、前記高さ設定部材36のほぞ38を前記脚柱1 4の上端のほぞ穴46に挿入させ、前記脚部12が組み付けられる。
【0028】 また、前記台部18には前記脚柱14の上端側を挿入させ、前記天板22に対 して該脚柱14を直角状に保持させるとともに同脚柱14上端の台部18に対す る係着高さ位置を変更自在とする係着機構30を有している。 さらに、前記係着機構30は、前記脚柱14の上端延長部となる位置であって 前記両側板24、24の内側となる前記底板26に穿孔された貫挿孔34と、前 記天板22の裏面側に設置され、前記脚柱14の上端部17が当着するた当り部 32と、前記脚柱14の上端部17とこの当り部32との間に介装される高さ設 定部材36を含んでいる。
【0029】 図2において、前記係着機構30は台座15に脚柱14の上端側を挿入させ、 点板22に対して脚柱14を直角状に保持させるとともに同脚柱14の上端の台 部18に対する係着高さ位置を自在に変更できるような構成である。 実施例において、底板26の両側に前記底板26の両側端に左右に二カ所ずつ 計四カ所に前記貫挿孔34が穿孔され、前記脚柱14の上端が挿通される。前記 貫挿孔34は前記脚柱14の上端延長部に位置し、前記脚柱14の上端の挿通前 の位置決めが簡単である。図4、5からも分かるように、前記貫挿孔34に挿通 された前記脚柱14の上端部が前記天板22裏面の当り部32もしくは高さ設定 部材36の下面に当着して前記天板22を確実に支持する。その後、係止ネジ6 0を使用して前記側板24に前記脚柱14を係着固定する。その他接着剤等によ る接着固定を併用すればより確実に固定できる。
【0030】 さらに、前記左右側板24には前記貫挿孔34に連続し、かつ縦方向となる前 記天板22方向に向けて穿孔された嵌合溝40が形成されている。図2に示すよ うに、前記底板26の両側端に左右に二カ所ずつ計四カ所に貫挿孔34が穿孔さ れ、隣合う位置の両側板24、24の内側に嵌合溝40が穿孔されている。この 貫挿孔34と嵌合溝40とが形成する平面矩形状の空間に前記脚柱14が挿通さ れ、該平面矩形状の空間は前記脚柱14ががたつかず摺動するように形成する。
【0031】 本考案の実施例に係る高さ調節可能な立て机10の高さ調節を説明する。 図4に示すように、前記高さ設定部材36は前記収容空間Sの中であって前記脚 柱14の上端部17と前記天板22の裏面の当り部32との間に高さ変更の必要 に応じて介装される。任意の高さの前記高さ設定部材36を介装する
【0032】 前記底板26の嵌挿孔34に脚柱14の上端部17を挿通し端面を前記高さ設 定部材36の下面に当着させる。この時、前記脚柱14上端に設けられたほぞ穴 46に前記高さ設定部材36の下面に突設したほぞ38が挿通され一体化し確実 に支持される。したがって、前記高さ設定部材36が前記収容空間S内に脱落す ることはない。
【0033】 実施例において、前記高さ設定部材36は、立て机組立て中に滑落しないよう に例えば、係止ネジ、接着剤等を用いて固定しもよい。後日、立て机の高さ変更 時に脱着可能なように仮固定しておくのが好ましい。また、前記高さ設定部材3 6は、前記収容空間S内に収容し得る全長と、前記脚柱14と同程度の厚みに矩 形の長板材から形成される。前記高さ設定部材36は、その高さを任意の数値、 例えば20ないし100mm程度にでき、数値の刻み幅も自由設定できる。設定 された任意の数値が立て机の高さ調節の刻み幅となるものである。
【0034】 図6からも分かる様に、図5に比較して前記高さ設定部材36の高さの分だけ 前記天板22が高くなっている。したがって、前記高さ設定部材36の高さを例 えば30mm,60mmとすれば、同高さ設定部材36を使用した時には高さ調 節可能な立て机10の天板22の高さも30mm,60mm高くなることになる 。
【0035】 図3からも分かるように、前記両側板24は天板22より上方に突出するころ び止め部42を有している。立て机の前記天板22上面より例えば10mm程度 突出する様に前記側板24を係着することが好ましい。学習中などに机の上から 転がり落ちやすい鉛筆や消しゴム等が前記天板22の左右から落下することがな い。
【0036】 図1に示すように、前記左右側板24には手掛け用の手掛け穴44が設けられ ているため、該手掛け孔44に指を掛け持ち運びが簡易に行なえる。立て机を移 動したい時、教室等に搬入搬出する時などでも簡易に持ち運ぶことができる。前 記手掛け孔44は例えば、長さ80ないし100mm,幅20mm、深さ5ない し10mm程度が適切である。しかし、その他例えば貫通孔とすれば手掛けが確 実に行なえる。
【0037】
【考案の効果】
以上説明した様に、請求項1に係る高さ調節可能な立て机によれば、脚部と、 この脚部に支持され、前面側に出し入れ口を有し、少なくとも天板を備えた中空 箱形の台部と、を有し、前記脚部は前記台部の両側に対応する位置に上方に向け て立設する脚柱を備え、前記台部には前記脚柱の上端側を挿入させ、前記天板に 対して該脚柱を直角状に保持させるとともに同脚柱上端の台部に対する係着高さ 位置を変更自在とする係着機構を有してなることにより、一つの立て机で高さ調 節可能で、児童等の利用者に適切な机に高さを自由に変更することが可能となり 常に正しい姿勢で学習ができる。また、各ユニットは専門の製造工場等において 製作しておくことができ、小さく箱に梱包されて在庫輸送コストを削減できる。 また、脚部に台部を載せるだけで組み立てられ、かつ収容組み立ても簡易である 。
【0038】 また、請求項2によれば、前記台部は、内部に収納空間を形成するように前記 天板の両側に取り付けられた左右側板と、これらの左右側板に挟装されるように 設けられた底板と、を有し、前記係着機構は、前記脚柱の上端延長部となる位置 であって前記両側板の内側となる前記底板に穿孔された貫挿孔と、前記天板の裏 面側に設置され、前記脚柱の上端部が当着するた当り部と、前記脚柱の上端部と この当り部との間に介装される高さ設定部材を含むことにより、一つの立て机で 複数の高さ調節の設定が容易に行え、児童等の利用者に適した複数の高さ設定が 自由にできる。また、立て机の各ユニットを組み立てるときに脚柱に対する台部 の位置決めが簡単で、組立てが誰にでも確実に行なえる。さらに、脚柱の上端部 が直接天板の裏面を下から確実に支持し、側板の内側に脚柱が固定されるので立 て机としての強度が高い。また、立て机の中に教科書、ノート、文房具、工具等 の学習教材を収納しておくことができる。
【0039】 また、請求項3によれば、前記左右側板には前記貫挿孔に連続し、かつ縦方向 となる前記天板方向に向けて穿孔された嵌合溝が形成されてなることにより、台 部に脚柱を挿入する時に脚柱の上端部が当り部に当着するまで常に正しい位置を 保持し続け、斜めになってきつくなり無理に押し込む様なことがない。 また、左右側板の嵌合溝内に脚柱を確実に固定し完成後のがたつきを防止する。
【0040】 また、請求項4によれば、前記両側板は前記天板より上方に突出するころび止 め部を有してなることにより、学習中などに天板の左右から不用意に鉛筆や消し ゴム等が転がり落ちることがない。
【0041】 また、請求項5によれば、前記左右側板には手掛け用の手掛け穴が設けられて なることにより、高さ調節可能な立て机を移動する時に、手掛け穴に手を掛けて 側板を確実に把持できるので簡単に持ち運べる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る高さ調節可能な立て机の
一実施例を示す組立て構成説明図である。
【図2】高さ調節可能な立て机の一部を破断した平面図
である。
【図3】高さ調節可能な立て机の正面図である。
【図4】高さ調節可能な立て机の台部の要部縦断面図で
ある。
【図5】高さ調節可能な立て机の正面図中央縦断面図で
ある。
【図6】高さ調節可能な立て机に高さ設定部材を装着し
た状態の正面図中央縦断面図である。
【符号の説明】
10 高さ調節可能な立て机 12 脚部 14 脚柱 16 脚 18 台部 20 出し入れ口 22 天板 24 側板 26 底板 30 係着機構 32 当り部 36 高さ設定部材 42 ころび止め部 44 手掛け穴

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚部と、 この脚部に支持され、前面側に出し入れ口を有し、少な
    くとも天板を備えた中空箱形の台部と、を有し、 前記脚部は前記台部の両側に対応する位置に上方に向け
    て立設する脚柱を備え、 前記台部には前記脚柱の上端側を挿入させ、前記天板に
    対して該脚柱を直角状に保持させるとともに同脚柱上端
    の台部に対する係着高さ位置を変更自在とする係着機構
    を有してなる高さ調節可能な立て机。
  2. 【請求項2】 前記台部は、内部に収納空間を形成する
    ように前記天板の両側に取り付けられた左右側板と、こ
    れらの左右側板に挟装されるように設けられた底板と、
    を有し、 前記係着機構は、前記脚柱の上端延長部となる位置であ
    って前記両側板の内側となる前記底板に穿孔された貫挿
    孔と、前記天板の裏面側に設置され、前記脚柱の上端部
    が当着するた当り部と、前記脚柱の上端部とこの当り部
    との間に介装される高さ設定部材を含む請求項1記載の
    高さ調節可能な立て机。
  3. 【請求項3】 前記左右側板には前記貫挿孔に連続し、
    かつ縦方向となる前記天板方向に向けて穿孔された嵌合
    溝が形成されてなる請求項2記載の高さ調節可能な立て
    机。
  4. 【請求項4】 前記両側板は前記天板より上方に突出す
    るころび止め部を有してなる請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の高さ調節可能な立て机。
  5. 【請求項5】 前記左右側板には手掛け用の手掛け穴が
    設けられてなる請求項1ないし4のいずれかに記載の高
    さ調節可能な立て机。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07314169A (ja) * 1994-05-30 1995-12-05 Kawasaki Heavy Ind Ltd レーザ加工方法およびレーザ加工用ヘッド
JP2015006251A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 株式会社岡村製作所
KR102270924B1 (ko) * 2020-07-28 2021-06-30 박근용 가구의 높이조절 장치
CN113995227A (zh) * 2021-11-04 2022-02-01 江西交通职业技术学院 一种便于师生互动的可升降式智慧教学讲桌

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