JP3030597U - 刃砥ぎ機能付き包丁収納具 - Google Patents

刃砥ぎ機能付き包丁収納具

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JP3030597U
JP3030597U JP1996003461U JP346196U JP3030597U JP 3030597 U JP3030597 U JP 3030597U JP 1996003461 U JP1996003461 U JP 1996003461U JP 346196 U JP346196 U JP 346196U JP 3030597 U JP3030597 U JP 3030597U
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blade
knife
grinding
kitchen knife
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JP1996003461U
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Inventor
千佳子 高田
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▲高▼田 千佳子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で、収納時および使用時における包
丁の抜き差しを利用した機構であり、砥ぎ片に対して刃
を押しつける必要がなく、また砥ぎ片に対して刃の角度
が常に一定となるような刃砥ぎ機能を有する包丁収納具
を提供する。 【解決手段】刃砥ぎ手段として、包丁の挿脱方向に相互
に位置をずらして配設される少なくとも一対の砥ぎ片
5、および砥ぎ片5の刃砥ぎ面5dを常時包丁刃方向に
弾性力で付勢するコイルバネ6、で構成し、前記刃砥ぎ
面5dを、包丁刃の刃先10aが当接するように角度θ
だけ傾斜させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、刃砥ぎ機能を有する包丁収納具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
調理用包丁の刃砥ぎ器は、各種のものが台所用品として市販されている。 一般に、これらの刃砥ぎ専用器の使用方法は、包丁の柄を持ち、刃先を砥ぎ片 (砥石)の部分に押しつけ、前後に往復運動をさせて刃砥ぎ作業を行うものであ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、各家庭の使用頻度にもよるが、包丁は5〜6回使用すると刃先の切 れ味が悪くなるといわれている。特に、野菜を切り刻むと、完全に切り離せずに 下の方でつながったままといったこともしばしば発生する。したがって、常に良 好な切れ味を維持するには、1日3回包丁を使用するならば、2日に一回の割で 刃砥ぎを行わなければならず、非常に面倒な作業となっていた。 また、包丁の柄を持ち、刃先を砥ぎ片の部分に押しつけて、前後に往復運動さ せる構造では、砥ぎ片に当てる刃先の角度によって鋭利さが異なったり、刃先の 砥ぎ片に対する押圧度により鋭利さが異なったりして、片面だけ砥がれるといっ た問題も有していた。
【0004】 本考案はこのような課題を解決するために創作されたものであり、簡単な構造 であって、収納時および使用時における包丁の抜き差しを利用した機構であり、 砥ぎ片に対して刃を押しつける必要がなく、また砥ぎ片に対して刃の角度が常に 一定となるような刃砥ぎ機能を有する包丁収納具を提供することを目的としてい る。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は前記の目的を達成するために次のような手段を用いた。 包丁を挿脱するための細長形状の開口部を有する包丁収納具において、包丁収 納具内部における挿脱されるべき包丁の刃の進入経路に、刃砥ぎ手段を配設した 。 また、前記刃砥ぎ手段を、包丁の挿脱方向に相互に位置をずらして配設される 少なくとも一対の砥ぎ片、および該砥ぎ片の刃砥ぎ面を常時包丁刃方向に弾性力 で付勢する弾性体、で構成し、前記刃砥ぎ面を、包丁刃の刃先が当接するように 傾斜させて位置させた。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、図面に沿って、本考案に係る刃砥ぎ機能付き包丁収納具の実施形態につ いて説明する。 図1乃至図4は第1の実施形態を示す図面であり、図1は本考 案に係る刃砥ぎ機能付き包丁収納具の外観図、図2はケース部品の斜視図、図3 は砥ぎ片の斜視図、図4は要部の説明図であり、図4(a)は包丁未挿入の状態 、図4(b)は包丁を挿入した状態を示している。
【0007】 包丁収納具1は2本の包丁を収納できるようになっており、片方の収納部に刃 砥ぎ機能を有したもので、ケース2および3、砥ぎ片5、コイルバネ6の構成部 材からなっている。 ケース2および3は、後述する砥ぎ片支持部2aおよび3aを除いて左右対称 形状であり、公知の方法(ネジ止めや凹凸による嵌合等)により一体となって包 丁収納具1の外郭をなすものである。ケース2および3の上面には切欠きが施さ れており、これにより一体となった包丁収納具1の上面には、包丁を挿脱するた めの細長形状の開口部4が2カ所形成される。この開口部4は、包丁を差し込む 向きを規制する目的で、一方の端部である開口端4aの幅が他端部の開口端4b の幅よりも大きい寸法であり、差し込まれる包丁刃に対して、傾斜する両辺を有 する形状となっている。包丁を差し込むときは、刃の方を狭い幅の開口端4bに 向けて差し込む。
【0008】 さて、包丁収納具1に包丁を差し込んだとき、刃が通過する経路途中に砥ぎ片 が位置するように、砥ぎ片を支持するための砥ぎ片支持部2aおよび3aがそれ ぞれケース2、3の内壁に形成されている。 砥ぎ片支持部2a,3aはケース2、3の内壁から四側面をなして立ち上がっ た突状体で、その先端部は開口している。 そして、ケース2、3が合体したときに、図4に示すように砥ぎ片支持部2a 、3aが包丁の挿脱方向において交互に位置するように形成されている。
【0009】 砥ぎ片支持部2a,3a内部には砥ぎ片5およびコイルバネ6が嵌装されてい る。砥ぎ片5は図3、図4に示すように、断面形状が略コの字状であり、差し込 まれた包丁の刃を下方向へ導くため角部に傾斜面5cを形成している。また、辺 5aは辺5bよりも大きい寸法となっており、刃砥ぎ面5dは辺5eに対して角 度θだけ傾斜している仕様となっている。この角度θは包丁刃自身のテーパ角度 よりも大きい角度である。 また、砥ぎ片5全体の外形寸法は、砥ぎ片支持部2a,3aに適宜に嵌装され る寸法である。
【0010】 なお、砥ぎ片5の材質は通常の砥石の他、タングステンカーバイトなどの超硬 鋼材等からなっている。
【0011】 次に、以上のように構成された包丁収納具1の作用について説明する。 図4(a)は包丁未挿入の場合、図4(b)は包丁を差し込んだ場合の刃砥ぎ 機構部の説明図である。包丁10を開口部4から挿入すると、まず、刃先10a が最上部の砥ぎ片5の傾斜面5cに当接する。さらに包丁10を押し込んでいく と、砥ぎ片5はコイルバネ6の弾性力の反付勢方向に移動する。そして、刃先1 0aは刃砥ぎ面5dと接触することにより、刃先10aの片側が砥がれることに なる。このようにして、刃先10aは次々と交互に対向する砥ぎ片5の刃砥ぎ面 5dと接触していき、刃先10aの両側が均一に砥がれていく。刃砥ぎ面5dは 包丁刃に対して角度θだけ傾斜しているため、刃先10aは必ず刃砥ぎ面5dに 接触することになる。 また、柄を握って、固定された砥ぎ片に対して押しつけながら前後に往復運動 をさせて刃砥ぎ作業を行うのと異なり、本考案は砥ぎ片5が交互に対向して配列 され、さらに均一の押圧力を有しているため、包丁10の刃先10aは砥ぎ片5 に対して向きおよび押圧力が一定となり、常に均一に刃先を鋭利にすることが可 能となる。
【0012】 なお、本形態では刃を挟んで左右2つずつの砥ぎ片配置としたが、1つずつ、 つまり一対としても良く、また3対以上の砥ぎ片配置としても良い。
【0013】 次に、第2の実施形態について図5乃至図7に基づいて説明する。 包丁収納具7は図5に示すようにキッチンキャビネットの扉裏面等に取り付け られる態様のものであり、ケース8、砥ぎ片9およびコイルバネ13の構成部材 からなっている。 ケース8の上面には包丁挿脱用の開口部8aが3か所穿設され、第1の実施形 態と同様に、包丁の差し込む向きを決めるため、幅広の開口端8bと幅狭の開口 端8cを形成している。これにより、開口部8aの傾斜辺は差し込まれる包丁刃 に対して角度θをなすものである。また、開口部8aの周縁はつば部8dを形成 し、下方まで延出している。このつば部8dの開口端8c寄り、つまり包丁の刃 が通過する位置には、矩形孔8eが2か所、刃を挟んで対向するように穿設され ている。 さらに、ケース8の両端にはビス等の取付け孔8fが穿設されている。
【0014】 そして、矩形孔8eには図7に示すように、コイルバネ13により刃を押圧す る力が加えられた砥ぎ片9が嵌装されている。 砥ぎ片9は図6(b)に示すように砥ぎ片本体11と砥ぎ片支持体12からな る。砥ぎ片本体11は刃先を下方に導くための傾斜面11aを有し、刃先を砥ぐ 面を刃砥ぎ面11bとしている。砥ぎ片支持体12は樹脂等からなり、コイルバ ネ13に挿嵌してコイルバネ13を外れないようにするためのコイルバネ支持部 12aを形成している。この砥ぎ片支持体12の外形寸法は矩形孔8e内で適宜 に摺動自在となる寸法である。
【0015】 このように構成された包丁収納具7も、その刃砥ぎ機構は前記実施形態と同様 であり、砥ぎ片9の刃砥ぎ面11bは包丁刃に対して角度θ分傾斜しているため 、刃先は必ず刃砥ぎ面11bに接触することになり、刃先端を常に鋭利に砥ぐこ とができるものである。
【0016】 以上、2つの実施形態について説明したが、本考案はこれらに示された部材形 状に限られないのはもちろんである。特に、砥ぎ片形状とその砥ぎ片の支持構造 については様々な態様のものが実施可能であり、図8に示すように、砥ぎ片に設 けられた突部をケースに回動自在に嵌合させて、この突部を軸としてコイルバネ で砥ぎ片を押圧するようにしても目的は達せられる。
【0017】 また、本考案は様々な応用が可能であり、包丁の収納具としてだけでなく、図 9に示すように台につい立てを設ければ、まな板の支持具としても使用できるも のである。
【0018】
【考案の効果】
本考案に係る刃砥ぎ機能付き包丁収納具は次のような効果を奏する。 (1)包丁の収納具に刃砥ぎ機能を持たせることにより、刃砥ぎ作業を別途行う 手間が省ける。 (2)収納時および使用時における包丁の抜き差しを利用しているため、砥ぎ片 に対して刃を押しつける必要がなく、また刃先は砥ぎ片によって導かれて砥ぎ片 に対して角度が一定となるので、偏りのない、常に均一な刃砥ぎが可能となる。 (3)簡単な構造であるので、安価に製作可能であり、また刃砥ぎ機構部を脱着 可能な構造としたので、単なる包丁収納具としても使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1実施形態の刃砥ぎ機能付き包
丁収納具の外観図である。
【図2】ケース部品の斜視図である。
【図3】砥ぎ片の斜視図である。
【図4】要部の説明図であり、(a)は包丁未挿入の状
態説明図であり、(b)は包丁を挿入したときの状態説
明図である。
【図5】本考案に係る第2実施形態の刃砥ぎ機能付き包
丁収納具の外観図である。
【図6】部材の説明図であり、(a)はケース部品の斜
視図であり、(b)は砥ぎ片の斜視図である。
【図7】刃砥ぎ機構部の説明図である。
【図8】刃砥ぎ機構の応用例を示す説明図である。
【図9】まな板立てかけ台兼用の刃砥ぎ機能付き包丁収
納具の説明図である。
【符号の説明】
1 包丁収納具 2、3 ケース 2a、3a 砥ぎ片支持部 3 粘着剤層 4 開口部 4a,4b 開口端 5 砥ぎ片 5c 傾斜面 5d 刃砥ぎ面 6 コイルバネ 7 包丁収納具 8 ケース 8a 開口部 8b,8c 開口端 8d つば部 8e 矩形孔 8f 取付け孔 9 砥ぎ片 10 包丁 10a 刃先 11 砥ぎ片本体 12 砥ぎ片支持体 13 コイルバネ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包丁を挿脱するための細長形状の開口部
    を有する包丁収納具において、 包丁収納具内部における挿脱されるべき包丁の刃の進入
    経路に、刃砥ぎ手段が配設されていることを特徴とする
    刃砥ぎ機能付き包丁収納具。
  2. 【請求項2】 前記刃砥ぎ手段は、包丁の挿脱方向に相
    互に位置をずらして配設される少なくとも一対の砥ぎ
    片、および該砥ぎ片の刃砥ぎ面を常時包丁刃方向に弾性
    力で付勢する弾性体、で構成し、前記刃砥ぎ面を、包丁
    刃の刃先が当接するように傾斜させて位置させたことを
    特徴とする請求項1に記載の刃砥ぎ機能付き包丁収納
    具。
JP1996003461U 1996-04-25 1996-04-25 刃砥ぎ機能付き包丁収納具 Expired - Lifetime JP3030597U (ja)

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