JP3030245B2 - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP3030245B2
JP3030245B2 JP7338788A JP33878895A JP3030245B2 JP 3030245 B2 JP3030245 B2 JP 3030245B2 JP 7338788 A JP7338788 A JP 7338788A JP 33878895 A JP33878895 A JP 33878895A JP 3030245 B2 JP3030245 B2 JP 3030245B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー液晶パネル
を用いて画像のカラー表示が行えるようにした画像表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルを用いたカラー画像表示装置
としては、R(赤)、G(緑)、B(青)の3原色に対
しそれぞれ専用の液晶パネルを有し、各液晶パネルで変
調された光を合成して1本の投写レンズでスクリーン上
に投影するようにした3板方式のものや、一つの液晶パ
ネルにR画素部とG画素部とB画素部を順に繰り返し形
成して成るカラー液晶パネルを用いる単板方式のものが
知られている。
【0003】更に、上述した一つの液晶パネルにR画素
部とG画素部とB画素部を順に繰り返し形成して成るカ
ラー液晶パネルを2枚用い、1フレームを構成する二つ
のフィールド画像の一方(例えば、奇数側)を第1のカ
ラー液晶パネルに、他方(例えば、偶数側)の画像を第
2のカラー液晶パネルにそれぞれ表示する画像表示装置
が知られている。
【0004】そして、上記2枚のカラー液晶パネルを用
いる画像表示装置において、各カラー液晶パネルとし
て、図17に示されるストライプ配列のものを用いると
ともに、投影スクリーン上での画像の重ね合わせが、図
18に示されるように、第1のカラー液晶パネル(その
各画素部分については○囲みで表している)のR画素部
の位置が、第2のカラー液晶パネル(その各画素部分に
ついては□囲みで表している)のR画素部の位置より
1.5画素分ずれるようにし(即ち、1.5画素分のイ
ンタリーブ)、一方のカラー液晶パネルの水平並びのG
画素部とB画素部との中間位置に、他方のカラー液晶パ
ネルのR画素部分が位置するようにしたものがある(特
開平6−078255号公報:H04N 5/74参照)。
【0005】これにより、ストライプ配列の一つのカラ
ー液晶パネルだけを用いる場合に比べて、水平解像度を
向上させることができる。例えば、ストライプ配列の一
つのカラー液晶パネルが、H(水平)解像度160TV
本、V(垂直)解像度480TV本である場合は、H解
像度320TV本、V解像度480TV本のごとくな
り、水平解像度が向上することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した第
1,第2のカラー液晶パネルを用いる画像表示装置にお
いて、1フレームを構成する二つのフィールド画像の一
方を右目用映像としてこれを第1のカラー液晶パネルに
表示させ、他方を左目用映像としてこれを第2のカラー
液晶パネルに表示させ、1フィールド期間ごとに左右交
互に開閉する眼鏡を使用するシャッター方式により、或
いはP偏光光とS偏光光を利用する偏光方式により、観
者に立体視を行わせることが考えられる。
【0007】そして、このように2枚のカラー液晶パネ
ルを用いて立体表示を行わせることを想定した場合、各
カラー液晶パネルとしては、それ単体で本来的に水平解
像度が高いことが要求されるため、カラー液晶パネルと
して、図19に示すような画素配列を有するデルタ配列
のものを用いることが必要になってくる。
【0008】しかしながら、カラー液晶パネルとしてデ
ルタ配列のものを用い、前述したごとく、1.5画素分
のインタリーブを行ったとしても、図20に示すよう
に、水平方向解像度を向上させることはできない。具体
的には、例えば、デルタ配列の一つのカラー液晶パネル
が、理論上、H(水平)解像度320TV本、V(垂
直)解像度320TV本である場合は、H解像度320
TV本、V解像度480TV本のごとくなり、水平解像
度は向上しない。従って、デルタ配列のカラー液晶パネ
ルを2枚用いる画像表示装置では、左右の各画像は高画
質で表示することができても、立体視を行わない場合の
画質については前述のストライプ配列のような高画質化
は望めないという欠点を有していた。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑み、2枚のカラ
ー液晶パネルを用いる画像表示装置において、上記カラ
ー液晶パネルとしてデルタ配列のものを使用することに
より左右の各画像の高画質化を図るとともに、立体視を
行わない場合の画質についても高画質化を可能にした画
像表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の画像表示装置
は、上記の課題を解決するために、2枚のカラー液晶パ
ネルを有し、各カラー液晶パネルを経て得られる映像光
をスクリーン上に重ね合わせて画像表示を行うようにし
た画像表示装置において、前記カラー液晶パネルとして
デルタ配列のものが用いられ、スクリーン上での重ね合
わせ画像上で、一方のカラー液晶パネルの画素が、他方
のカラー液晶パネルの画素に対して水平方向に1画素分
だけずれて表示されるように成っているとともに各カラ
ー液晶パネルの各画素に対応した映像信号のサンプリン
グが行われるように成っていることを特徴とする。
【0011】上記の構成によれば、例えば、3原色をな
すR(赤),G(緑),B(青)の3つの色画素をデル
タ配置した2枚のカラー液晶パネルによる映像光のスク
リーン上での重ね合わせ画像を見ると、一方のカラー液
晶パネルのG画素と同位置に他方のカラー液晶パネルの
R画素が重なって位置することになり、一方のカラー液
晶パネルではG画素列しか存在しなかった部分にR画素
列が増えることになる。同様に、B画素列しか存在しな
かった部分にG画素列が、R画素列しか存在しなかった
部分にB画素列がそれぞれ増えることになり、水平解像
度を向上させることができる。
【0012】画素配置構成が互いに水平方向に1画素分
ずれた関係にある一方のカラー液晶パネルと他方のカラ
ー液晶パネルとによって前記の1画素分のずれを生じさ
せるようになっていてもよく、或いは、画素配置構成が
同一である一方のカラー液晶パネルと他方のカラー液晶
パネルとの相対的な位置関係を水平方向にずらすことに
より前記の1画素分のずれを生じさせるとともに、各カ
ラー液晶パネルの各画素に対応した映像信号のサンプリ
ングが行われるように、いずれかのカラー液晶パネルの
駆動部に与えられる映像信号又はサンプリングタイミン
グを所定時間遅延させる遅延回路を有するように構成さ
れていてもよい。更に、前記遅延回路の遅延時間が調整
可能に成っていてもよい。
【0013】また、右目用の映像を生成して前記一方の
カラー液晶パネルに供給する右目用信号処理側と、左目
用の映像を生成して前記他方のカラー液晶パネルに供給
する左目用信号処理側との間の相互の同期信号分離特性
の相違に基づく画面位置のずれを解消するための遅延回
路を設けてもよい。更に、前記遅延回路の遅延時間が調
整可能に成っていてもよいものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0015】この発明の画像表示装置は、2枚のカラー
液晶パネルを有し、各カラー液晶パネルを経て得られる
映像光をスクリーン上に重ね合わせて画像表示を行うよ
うにしたものであり、その光学系部分としては、図1、
図2、図3、図4、或いは図5に示された構成のもの、
又はこれ以外の構成のものを用いることができる。以
下、各図の光学系を簡単に説明する。
【0016】図1に示した光学系は、2光源2投写レン
ズ型の光学系であり、光源1aから照射された光をコン
デンサレンズ2aによって、カラーフィルタ3aと液晶
パネル4aとからなる第1のカラー液晶パネルに導き、
この第1のカラー液晶パネルによって得られた映像光
を、第1の投写レンズ5aにてスクリーン6に投影する
とともに、光源1bから照射された光をコンデンサレン
ズ2bによって、カラーフィルタ3bと液晶パネル4b
とからなる第2のカラー液晶パネルに導き、この第2の
カラー液晶パネルによって得られた映像光を、第2の投
写レンズ5bにてスクリーン6に投影することにより、
当該スクリーン6上に二つの映像を重ねて表示するよう
にしたものである。
【0017】図2に示した光学系は、2光源1投写レン
ズ型の光学系であり、光源1aから照射された光をコン
デンサレンズ2aによって、カラーフィルタ3aと液晶
パネル4aとからなる第1のカラー液晶パネルに導くと
ともに、光源1bから照射された光をコンデンサレンズ
2bによって、カラーフィルタ3bと液晶パネル4bと
からなる第2のカラー液晶パネルに導き、両カラー液晶
パネルによって得られた二つの映像光を偏光ビームスプ
リッタ7にて合成し、投写レンズ15を介してスクリー
ン6上に投影することにより、当該スクリーン6上に二
つの映像を重ねて表示するようにしたものである。
【0018】図3に示した光学系は、1光源1投写レン
ズ型の光学系であり、光源11から照射された光を偏光
ビームスプリッタ8にて2方向に分光し、第1の偏光光
をコンデンサレンズ2a及び反射ミラー9aによって、
カラーフィルタ3aと液晶パネル4aとからなる第1の
カラー液晶パネルに導くとともに、第2の偏光光をコン
デンサレンズ2b及び反射ミラー9bによって、カラー
フィルタ3bと液晶パネル4bとからなる第2のカラー
液晶パネルに導き、両カラー液晶パネルによって得られ
た二つの映像光を偏光ビームスプリッタ7にて合成し、
投写レンズ15を介してスクリーン6上に投影すること
により、当該スクリーン6上に二つの映像を重ねて表示
するようにしたものである。
【0019】図4に示した光学系は、1光源2投写レン
ズ型であって前述のカラーフィルタに代えてホログラム
カラーフィルタを用いたタイプの光学系であり、光源1
1から照射された光を偏光ビームスプリッタ8にて2方
向に分光し、第1の偏光光をコンデンサレンズ2aによ
って、ホログラムカラーフィルタ13aと液晶パネル4
aとからなる第1のカラー液晶パネルに所定角度傾けて
導き、この第1のカラー液晶パネルによって得られた映
像光を、第1の投写レンズ5aにてスクリーン6に投影
するとともに、第2の偏光光をコンデンサレンズ2bと
反射ミラー19とによって、ホログラムカラーフィルタ
13bと液晶パネル4bとからなる第2のカラー液晶パ
ネルに所定角度傾けて導き、この第2のカラー液晶パネ
ルによって得られた映像光を、第2の投写レンズ5bに
てスクリーン6に投影することにより、当該スクリーン
6上に二つの映像を重ねて表示するようにしたものであ
る。
【0020】図5に示した光学系は、1光源1投写レン
ズ型であって前述のカラーフィルタに代えてホログラム
カラーフィルタを用いたタイプの光学系であり、光源1
1から照射された光を偏光ビームスプリッタ8にて2方
向に分光し、第1の偏光光をコンデンサレンズ2a及び
反射ミラー9aによって、ホログラムカラーフィルタ1
3aと液晶パネル4aとからなる第1のカラー液晶パネ
ルに所定角度傾けて導き、第2の偏光光をコンデンサレ
ンズ2b及び反射ミラー9bによって、ホログラムカラ
ーフィルタ13bと液晶パネル4bとからなる第2のカ
ラー液晶パネルに所定角度傾けて導き、両カラー液晶パ
ネルによって得られた二つの映像光を偏光ビームスプリ
ッタ7にて合成し、投写レンズ15を介してスクリーン
6上に投影することにより、当該スクリーン6上に二つ
の映像を重ねて表示するようにしたものである。
【0021】以上に説明した光学系において、液晶パネ
ル4aとカラーフィルター3a(又はホログラムカラー
フィルター13a)とから成る第1のカラー液晶パネ
ル、及び液晶パネル4bとカラーフィルター3b(又は
ホログラムカラーフィルター13b)とから成る第2の
カラー液晶パネルは、ともにデルタ配列のものであり、
スクリーン6上での重ね合わせ画像上で、第1のカラー
液晶パネルの画素が、第2のカラー液晶パネルの画素に
対して水平方向に1画素分だけずれて表示されるように
成っている。
【0022】図6は、スクリーン6上での重ね合わせ画
像を示した説明図である。この図から分かるように、第
1のカラー液晶パネル(その各画素部分については○囲
みで表している)のG画素と同位置に第2のカラー液晶
パネル(その各画素部分については□囲みで表してい
る)のR画素が重なって(この部分では○と□を重畳さ
せて表記している)位置することになり、第1のカラー
液晶パネルだけではG画素列しか存在しなかった部分に
R画素列が増えることになる。同様に、B画素列しか存
在しなかった部分にG画素列が増え、R画素列しか存在
しなかった部分にB画素列が増えることになる。
【0023】図7は、図6の重ね合わせ画像上のG画素
部分だけを抽出して示した説明図であり、この図7から
明らかなように、一枚のカラー液晶パネルの2倍の画素
列が得られることが分かる。例えば、一つのカラー液晶
パネルが、H(水平)解像度320TV本、V(垂直)
解像度320TV本である場合は、H解像度640TV
本、V解像度320TV本のごとくなり、水平解像度が
向上する。
【0024】ここで、前述のごとくスクリーン6上で二
つのカラー液晶パネルにおける1画素分のずれは、画素
配置構成が互いに水平方向に1画素分ずれた関係にある
図8に示す第1のカラー液晶パネルと図9に示す第2の
カラー液晶パネルとを用いることにより実現できる。
【0025】なお、図2に示した光学系等のように、一
方の映像光だけががスクリーン6に到るまでに反射され
るような場合においては、図8に示す第1のカラー液晶
パネルと図9に示す第2のカラー液晶パネルとを用いた
場合、一方のカラー液晶パネルにおいて、その画素配列
が左右逆並びとなるため用いることができない。かかる
場合には、例えば、図9に示した第2のカラー液晶パネ
ルに代えて、図16に示された画素配列を有するカラー
液晶パネルを用いればよい。また、図2に示した光学系
等のように、一方の映像光だけががスクリーン6に到る
までに反射されるような場合には、一方の映像光を出力
するカラー液晶パネルの走査方向は、他方のカラー液晶
パネルの走査方向と逆にされる。
【0026】これに対し、画素配置構成が同一である二
つのカラー液晶パネルを用いて前記の1画素分のずれを
生じさせることもできる。即ち、図10に示すように、
第1のカラー液晶パネルと第2のカラー液晶パネルとの
相対的な位置関係を水平方向にずらすことにより1画素
分のずれを生じさせることができる。そして、この場合
には、各カラー液晶パネルの各画素に対応した映像信号
のサンプリングが行われるように、いずれかのカラー液
晶パネルの駆動部に与えられる映像信号又はサンプリン
グタイミングを所定時間遅延させることが必要になる。
【0027】以下、いずれかのカラー液晶パネルの駆動
部に与えられる映像信号又はサンプリングタイミングを
所定時間遅延させるための回路構成を、図11乃至図1
5に基づいて説明する。なお、図11乃至図13におい
ては、立体映像生成のための回路構成は省略して示して
いる。
【0028】図11(a)は、カラー液晶パネルの駆動
部に与えられる映像信号を所定時間遅延させるようにし
た回路を示すブロック図である。映像信号処理部51
は、映像信号を入力し、Y−C分離、色復調処理、及び
レベル調整等を行ってR(赤)信号,G(緑)信号,B
(青)信号を生成し、R信号はR用の映像位相調整部5
2に、G信号はG用の映像位相調整部53に、B信号は
B用の映像位相調整部54にそれぞれ供給される。
【0029】映像位相調整部52,53,54は、第1
のカラー液晶パネル55の駆動部55aに供給するR信
号,G信号,B信号と、第2のカラー液晶パネル56の
駆動部56aに供給するR信号,G信号,B信号とで、
位相差を与えるようになっている。具体的には、R用の
映像位相調整部52について見ると、例えば、第1のカ
ラー液晶パネル55の駆動部55aに供給されるR1信
号は、同図(b)に示すように、遅延素子52aによっ
てR信号が所定時間遅延されたものとなり、第2のカラ
ー液晶パネル56の駆動部56aに供給されるR2信号
は、R信号がそのまま出力されたものとなる。
【0030】制御信号作成部57は、前記映像信号から
分離された同期信号を入力し、前記駆動部55aと駆動
部56aに与えるサンプリングタイミング(CLK)を
生成する。駆動部55aと駆動部56aとには同一のサ
ンプリングタイミングが与えられる。
【0031】なお、同図(c)に示すように、遅延素子
52a′が、外部からの遅延量制御信号によって遅延時
間が調整できるように構成されていてもよい。また、遅
延素子52a,52a′としては、アナログのディレイ
ラインを用いてもよいし、ディジタルのディレイライン
によって構成してもよい。
【0032】図12(a)は、カラー液晶パネルの駆動
部に与えられるサンプリングタイミングを所定時間遅延
させるようにした回路を示すブロック図である。映像信
号処理部51は、映像信号を入力し、Y−C分離、色復
調処理、及びレベル調整等を行ってR(赤)信号,G
(緑)信号,B(青)信号を生成し、これら信号を第1
のカラー液晶パネル55の駆動部55aおよび第2のカ
ラー液晶パネル56の駆動部56aに供給する。即ち、
駆動部55aと駆動部56aとには同一(遅延の無い)
映像信号がが与えられる。
【0033】制御信号作成部57は、前記映像信号から
分離された同期信号を入力し、サンプリングタイミング
(CLK)を生成するものであり、前記駆動部55aに
与えるサンプリングタイミング(CLK1)と駆動部5
6aに与えるサンプリングタイミング(CLK2)とを
異ならせている。具体的には、例えば、駆動部56aに
供給するサンプリングタイミング(CLK2)は、同図
(b)に示すように、遅延素子58aによって所定時間
遅延され、駆動部55aに供給するサンプリングタイミ
ング(CLK1)はCLKがそのまま出力されたものと
なる。
【0034】なお、同図(c)に示すように、遅延素子
58a′が、外部からの遅延量制御信号によって遅延時
間が調整できるように構成されていてもよい。また、遅
延素子58a,58a′としては、アナログのディレイ
ラインを用いてもよいし、ディジタルのディレイライン
によって構成してもよい。
【0035】図13(a)は、カラー液晶パネルの駆動
部に与えられるサンプリングタイミングを所定時間遅延
させるようにした回路を示すブロック図である。この図
13の回路は、サンプリングタイミングを生成する元と
なる同期信号において位相をずらすようにしている。ま
た、二つの映像信号処理部51a,51b及び、二つの
制御信号作成部57a,57bを有する。
【0036】映像信号処理部51a,51bは、それぞ
れ映像信号を入力し、Y−C分離、色復調処理、及びレ
ベル調整等を行ってR(赤)信号,G(緑)信号,B
(青)信号を生成し、これら信号を第1のカラー液晶パ
ネル55の駆動部55aおよび第2のカラー液晶パネル
56の駆動部56aにそれぞれ供給する。即ち、駆動部
55aと駆動部56aとには同一(遅延の無い)映像信
号が与えられる。
【0037】同期信号位相調整部59は、映像信号から
分離された同期信号(SYNC)を入力し、制御信号生
成部57aに与える同期信号(SYNC1)と制御信号
生成部57bに与える同期信号(SYNC2)とを異な
らせている。具体的には、例えば、制御信号生成部57
bに与える同期信号(SYNC2)は、同図(b)に示
すように、遅延素子59aによって所定時間遅延され、
制御信号生成部57aに与える同期信号(SYNC1)
は、同期信号(SYNC)がそのまま出力されたものと
なる。
【0038】制御信号作成部57a,57bは、同期信
号位相調整部59から出力された互いに異なる同期信号
を入力し、サンプリングタイミング(CLK)を生成す
るようになっている。
【0039】なお、同図(c)に示すように、遅延素子
59a′が、外部からの遅延量制御信号によって遅延時
間が調整できるように構成されていてもよい。また、遅
延素子59a,59a′としては、アナログのディレイ
ラインを用いてもよいし、ディジタルのディレイライン
によって構成してもよい。
【0040】図14は、カラー液晶パネルの駆動部に与
えられるサンプリングタイミングを所定時間遅延させる
ようにした回路を示すブロック図である。この図14の
回路は、右目用画像に対する同期信号分離回路60aと
左目用画像に対する同期信号分離回路60bとを備えて
いる。そして、同期信号分離回路60bの出力を遅延素
子61を通すことにより、制御信号作成部57bに与え
られる同期信号は、制御信号作成部57aに与えられる
同期信号に比べて所定時間遅延されることになる。
【0041】ここで、同期信号分離回路60aと同期信
号分離回路60bの同期信号分離特性に相違があると、
左右画面の位置ずれが生じる。そこで、上記の遅延素子
61は、各カラー液晶パネルの各画素に対応した映像信
号のサンプリングが行われるよな遅延を生じさせると同
時に、上記の同期信号分離特性の相違を解消させるよう
な遅延を生じさせるようになっている。更に、遅延素子
61の遅延量を調整できるようになっていてもよく、こ
の場合には、上記の同期信号分離特性の相違の程度に応
じて遅延量の調整を行うことが可能になる。なお、遅延
素子61としては、アナログのディレイラインを用いて
もよいし、ディジタルのディレイラインによって構成し
てもよい。
【0042】図15は、右目用画像に対する同期信号分
離回路60aと左目用画像に対する同期信号分離回路6
0bとを備えている点で図14のものと共通するが、こ
の図15の回路においては、同期信号分離回路60bに
与える映像信号を所定時間遅延させるように、遅延素子
61を設けており、これにより、制御信号作成部57b
に与えられる同期信号は、制御信号作成部57aに与え
られる同期信号に比べて所定時間遅延されることにな
る。
【0043】この場合も、同期信号分離回路60aと同
期信号分離回路60bの同期信号分離特性に相違がある
と、画面位置のずれが生じる。そこで、上記の遅延素子
61は、各カラー液晶パネルの各画素に対応した映像信
号のサンプリングが行われるような遅延を生じさせると
同時に、上記の同期信号分離特性の相違を解消させるよ
うな遅延を生じさせるようになっていてもよく、この場
合には、上記の同期信号分離特性の相違の程度に応じて
遅延量の調整を行うことが可能になる。
【0044】以上説明したように、本発明によれば、例
えば、3原色をなすR(赤),G(緑),B(青)の3
つの色画素をデルタ配置した2枚のカラー液晶パネルに
よる映像光のスクリーン上での重ね合わせ画像を見る
と、一方のカラー液晶パネルのG画素と同位置に他方の
カラー液晶パネルのR画素が重なって位置することにな
り、一方のカラー液晶パネルではG画素列しか存在しな
かった部分にR画素列が増えることになる。同様に、B
画素列しか存在しなかった部分にG画素列が増え、R画
素列しか存在しなかった部分にB画素列が増えることに
なり、水平解像度が向上するという効果を奏する。更
に、右目用の映像を生成して一方のカラー液晶パネルに
供給する右目用信号処理側と、左目用の映像を生成して
他方のカラー液晶パネルに供給する左目用信号処理側と
の間の相互の同期信号分離特性の相違に基づく遅延を生
じさせているため、左右画面の位置ずれが解消されて画
質が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示装置に用いられる光学系の光
学部品配置図である。
【図2】本発明の画像表示装置に用いられる光学系の光
学部品配置図である。
【図3】本発明の画像表示装置に用いられる光学系の光
学部品配置図である。
【図4】本発明の画像表示装置に用いられる光学系の光
学部品配置図である。
【図5】本発明の画像表示装置に用いられる光学系の光
学部品配置図である。
【図6】本発明の2枚のカラー液晶パネルによるスクリ
ーン上での画素配置関係を示す説明図である。
【図7】図6におけるG画素部分を抽出して示した説明
図である。
【図8】本発明の一方のカラー液晶パネルの画素配置構
成を示す説明図である。
【図9】本発明の他方のカラー液晶パネルの画素配置構
成を示す説明図である。
【図10】本発明の映像信号のサンプリングポイントを
示す説明図である。
【図11】本発明のカラー液晶パネルに映像信号を供給
するための回路構成を示したブロック図である。
【図12】本発明のカラー液晶パネルに映像信号を供給
するための回路構成を示したブロック図である。
【図13】本発明のカラー液晶パネルに映像信号を供給
するための回路構成を示したブロック図である。
【図14】本発明のカラー液晶パネルに映像信号を供給
するための回路構成を示したブロック図である。
【図15】本発明のカラー液晶パネルに映像信号を供給
するための回路構成を示したブロック図である。
【図16】本発明の図2の光学系を用いるときに図9の
他方のカラー液晶パネルに代えて用いられるカラー液晶
パネルの画素配置構成を示す説明図である。
【図17】ストライプ配列の画素配置構成を示す説明図
である。
【図18】2枚のストライプ配列のカラー液晶パネルを
1.5画素ずらしてスクリーン上に各投影光を重ね合わ
せ表示したときの画素配置構成を示す説明図である。
【図19】デルタ配列の画素配置構成を示す説明図であ
る。
【図20】2枚のデルタ配列のカラー液晶パネルを1.
5画素ずらしてスクリーン上に各投影光を重ね合わせ表
示したときの画素配置構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1a,1b 光源 3a,3b カラーフィルタ 4a,4b 液晶パネル 6 スクリーン 7 偏光ビームスプリッタ 8 偏光ビームスプリッタ 13a,13bホログラムカラーフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 G02F 1/1343 G02F 1/133

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のカラー液晶パネルを有し、各カラ
    ー液晶パネルを経て得られる映像光をスクリーン上に重
    ね合わせて画像表示を行うようにした画像表示装置にお
    いて、前記カラー液晶パネルとしてデルタ配列のものが
    用いられ、スクリーン上での重ね合わせ画像上で、一方
    のカラー液晶パネルの画素が、他方のカラー液晶パネル
    の画素に対して水平方向に1画素分だけずれて表示され
    るように成っているとともに各カラー液晶パネルの各画
    素に対応した映像信号のサンプリングが行われるように
    成っているものであって、 右目用の映像を生成して前記一方のカラー液晶パネルに
    供給する右目用信号処理側と、左目用の映像を生成して
    前記他方のカラー液晶パネルに供給する左目用信号処理
    側との間の相互の同期信号分離特性の相違に基づく画面
    位置のずれを解消するための遅延回路を備えていること
    を特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記遅延回路の遅延時間が調整可能に成
    っていることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装
    置。
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