JP3029878B2 - 画像を表す複数の多角形を処理する装置及び方法 - Google Patents

画像を表す複数の多角形を処理する装置及び方法

Info

Publication number
JP3029878B2
JP3029878B2 JP3046638A JP4663891A JP3029878B2 JP 3029878 B2 JP3029878 B2 JP 3029878B2 JP 3046638 A JP3046638 A JP 3046638A JP 4663891 A JP4663891 A JP 4663891A JP 3029878 B2 JP3029878 B2 JP 3029878B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polygon
coordinate
input
input polygon
end point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3046638A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04220781A (ja
Inventor
ブラッドリー・ダブリュ・カイン
ランドル・ディ・ブリッグス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JPH04220781A publication Critical patent/JPH04220781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3029878B2 publication Critical patent/JP3029878B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T17/00Three dimensional [3D] modelling, e.g. data description of 3D objects
    • G06T17/20Finite element generation, e.g. wire-frame surface description, tesselation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Generation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、図形変形エンジンに関するも
のであり、更に詳細には、画像を表わす小入力多角形
を、ラスタ走査変換システムにより一層効率良く描写可
能な台形へと分解する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来技術の説明】従来技術のラスタ図形システムは一
般に明確な二つの部分を備えている。光景の幾何学的描
写をユーザの観点に従って変形し、明らかにする図形変
形エンジン、および変形した光景を表示画面に画く描写
器、である。周知のように、光景の幾何学的描写は、任
意の数の辺を有する複数の多角形の組合せから成る。換
言すれば、表示すべき三次元画像は、明暗の異なる多角
形から成る表面として描写されてきた。ここに使用する
ような「多角形」とは頂点V〔1〕・・・・V〔N〕の順序
良く整列した集合体を言う。ただしNは多角形の頂点の
数である。これら頂点は、多角形のN個の辺を規定する
が、これらの辺は端点がそれぞれの頂点V〔1〕・・・・V
〔N〕で作られる線分E〔1〕・・・・E〔N〕である。た
とえば、線分E〔1〕は端点V〔1〕およびV〔2〕を
所持することができるが、線分E〔2〕は端点V〔2〕
及びV〔3〕を所持することができる。このような多角
形は図形変形エンジンにより、各多角形の頂点の座標
(X、Y、Z)のような情報の他に各頂点に対する明暗
情報および画素レベルの描写計算すべてについて図形変
形エンジンで処理される指令を含む一連の図形プリミテ
ィブとして識別される。
【0003】光景をこのように幾何学的に表現すること
により、画素画像データを表示画面にするのに必要な図
形変形エンジンによる処理が大幅に容易になる。図形変
形エンジンは一般に、図形文脈の管理、マトリックス変
形の計算、スプライン市松模様照明モデル(spline tes
sellation andlighting model)の計算を含むこのよう
なデータに関する多数の任務を実行する。変形エンジン
はベクトルおよび多角形描写ハードウェアを制御するこ
ともできる。しかし、このような計算は一般に極めて複
雑且つ時間のかかるものであり、非常に多くの処理能力
を必要とし、その結果処理の困難さが従来のラスタ図形
システムにより画像を描写できる速さの主な制約になる
ことが屡々であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題点を解決す
る最も普通の提案は図形変形エンジンの処理能力を増す
ことであった。たとえば、複数の変形エンジンを並列に
設けてそれぞれの各多角形の処理を並列に行うことがで
きるようにする。しかし、このようなシステムは極めて
複雑で且つ経費がかかり、やはり多角形を効率良く処理
しない。その結果、図形プリミティブ情報に対する処理
効率はこれまで甚だ制限されてきた。したがって、図形
変形エンジンの処理効率を向上させて多数の簡単な多角
形から成る複雑な三次元画像をも対話式の速さで描写す
ることができるようにする手段を設けることが望まし
い。
【0005】したがって、当業界では、伝統的な図形変
形エンジンの性能を、入力多角形を真に対話式の速さで
処理することができるように高めるプロセスおよび装置
の必要性が長い間感じられている。当業界ではまた三角
形および四辺形のような簡単な多角形の描写を加速して
図形パイプラインについて一層高速且つ容易な走査変換
を達成するようにすることができるシステムの必要性が
長い間感じられている。本発明はこれら必要性を満たす
ように計画されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】当業界での上述の長い間
感じられていた必要性は、図形変形エンジンの多角形処
理作業の多くを処理効率を向上するように処理する手段
を設けることによる本発明により満たされる。特に、三
角形および四辺形のような簡単な入力多角形を走査変換
システムで高速で容易に描写することができる台形に分
解するプロセスおよび装置が提供されている。ほとんど
の多角形データベースは三角形および四辺形を主として
含んでいるので、本発明の台形化回路は通常、大部分の
多角形を図形システムで分解し、これにより全体の処理
性能を50%も増すことができる。
【0007】本発明によれば、表示装置に表示すべき画
像を表わす、各々が画像の再生中表示装置により描写さ
れる所定数以下の辺を有する複数の多角形、を処理する
装置が提供される。本発明によるこのような装置は好適
には、表示すべき画像の各入力多角形について辺データ
を提供する手段、および所定数以下の辺を有する各入力
多角形を、各々がその中の正確に二つの辺が表示装置の
一つの座標方向に平行でない3辺または4辺を有する閉
じた四辺形である少なくとも一つの台形に分解する台形
化手段から構成されている。各入力多角形の各台形に対
する辺データは表示装置に出力されて描写を容易にす
る。好適には、辺データ提供手段は所定数を超える辺を
有するそれら入力多角形を処理してすべての入力多角形
を処理することができるようにする手段を備えている。
【0008】本発明の好適実施例では、台形化手段は、
各入力多角形についての辺データを格納するRAM、各
入力多角形の各辺の端点を決定する手段、および端点を
各端点の座標値に従って座標方向に垂直な方向に順序良
く整列させる手段、から構成されている。このような実
施例の台形化手段は、各入力多角形の辺の順序良く整列
された端点を格納し、各端点が座標方向に垂直な方向の
どの端点を表わしているかを示すフラグを格納するスタ
ックレジスタをも備えることができる。
【0009】本発の他の好適実施例では、処理手段は各
入力多角形のそれぞれの各辺の各端点の座標方向に垂直
な方向の座標値を決定し、各辺についてのこれらの値を
スタックレジスタに格納することができる。
【0010】本発明の装置はこのようにして入力多角形
の各台形を形成する。その台形は、入力多角形の辺の開
始端点から座標方向に垂直な方向に、座標方向に垂直な
方向で入力多角形の辺の最初に出会う端点にまで展開し
ている。その場合に、開始端点のフラグは、開始端点が
辺の座標方向に垂直な方向に対して最少座標値を備えて
いることを示しており、さらに、また、最初に出会う端
点のフラグは、最初に出会う端点が座標方向に垂直な方
向で入力多角形の辺の最大座標値を備えていることを示
している。したがって出力台形の辺は座標方向に平行な
方向に、入力多角形の第1の辺から第2の辺まで延びて
おり、座標方向に平行な辺は開始端点および最初に出会
う端点を通過する。好適には、開始端点および最初に出
会う端点は順序良く整列されたスタックレジスタから座
標方向に垂直な方向に異なる座標値を有するそれぞれの
エントリとして取出される。
【0011】本発明は、表示装置に表示すべき画像を表
わす、各々が所定数以下の辺を有する複数の多角形を関
連辺データと共に処理する方法をも備えている。本発明
によるこのような方法は好適には下記諸段階から構成さ
れている。
【0012】表示すべき画像の各入力多角形に対する辺
データを提供する段階、所定数以下の辺を有する各入力
多角形を少なくとも一つの台形であって、その内の2つ
以下の辺が表示装置の座標方向に平行でない、3辺また
は4辺を備えた閉じた四辺形である台形に分解する段
階、各入力多角形の各台形に対する辺データを表示装置
に出力する段階。
【0013】好適実施例によれば、多角形分解段階は、
各入力多角形に対する辺データを格納する段階、各入力
多角形の各辺の端点を決定する段階、および端点を各端
点の座標値に従って座標方向に垂直な方向に順序良く整
列させる段階、から構成される。多角形分解段階は、各
入力多角形の辺の順序良く整列された端点を格納する段
階、および各端点が座標方向に垂直な方向にどの端点を
表わしているかを示すフラグを格納する段階を備えるこ
ともできる。他に、多角形分解段階は、各入力多角形の
それぞれの各辺の各端点の座標方向に垂直な方向の座標
値を決定する段階、および各辺に対するこれらの値を格
納する段階を備えることもできる。
【0014】本発明の好適な方法はまた、描写した多角
形が座標方向に垂直な方向に、開始端点のフラグが開始
端点が辺に対する座標方向に垂直な方向に最小座標値を
有していることを示している、入力多角形の辺の開始端
点から、最初に出会う端点のフラグが最初に出会う端点
が座標方向に垂直な方向に入力多角形の辺に対する最大
座標値を有していることを示している、座標方向に垂直
な方向に入力多角形の辺の端点が最初に出会う端点まで
拡がっており、座標方向に平行な方向に、入力多角形の
第1の辺から第2の辺まで拡がっており、座標方向に平
行なこれらの辺は開始端点および第1に出会う端点を通
過する。このうよな描写は、開始端点、座標方向に垂直
な方向の、開始端点を最初に出会う端点との間の座標値
の差を指定するデータ、および入力多角形の第1および
第2の辺を識別する辺データと共に台形描画指令を使用
して行うことができる。
【0015】本発明の他の好適実施例によれば、表示装
置に表示すべき画像を表わす、各々が所定数以下の辺を
有する複数の多角形を関連辺データを用いて処理する方
法であって、所定数以下の辺を有する各入力多角形のそ
れぞれの頂点を読込む段階、各入力多角形の各辺の走査
方向に垂直な座標方向の最大および最小の座標値を決定
する段階、各入力多角形を、各々がその中で表示装置の
座標方向に平行でない辺が二つより多くない3辺または
四辺を有する閉じた四辺形である、少なくとも一つの台
形に分解する段階、および各入力多角形の各台形の辺デ
ータを表示装置に出力する段階、から成る方法が提供さ
れる。
【0016】好適には、このような方法の多角形分解段
階は、頂点を区分して、走査方向に垂直な座標方向で頂
点の座標値を小さな順に整列させる段階、区分した各頂
点について、入力多角形のその関連する辺に対する走査
方向に垂直な座標方向にその頂点が最大座標値を有して
いるか最小座標値を有しているかを決定する段階、最大
座標値を有する頂点に出会うまで入力多角形の区分した
頂点のそれぞれの辺に対する辺データを読み込む段階、
入力辺に対する最小座標値を有する頂点から、その関連
する辺に対する最大座標値を有する頂点まで、走査方向
に垂直な方向に拡がっている台形を作る段階、および入
力多角形の新しい辺を読込んで、該辺を最大座標値を有
する頂点で置き換える段階、とを含んでいる。
【0017】入力多角形の新しい辺は好適には入力多角
形のすべての点が読込まれて対応する台形が作られるま
で読み込む。
【0018】したがって本発明によるプロセスおよび装
置は、走査変換システムに与えられる台形が従来技術の
図形表示装置の走査変換システムにより屡々受取られる
典型的な多辺多角形よりはるかに容易に描写することが
できるのでかなり処理を高めることができる。本発明の
下記詳細説明から更に他の利益が明らかになろう。
【0019】
【実施例】ここに開示され、特許請求している主題事項
の発明者は当業間の長い間感ぜられていた上述の必要性
を、小さな入力多角形を走査変換装置により容易に描写
することができる台形に分解する台形化回路を開発する
ことにより満たした。次の説明から明らかであるよう
に、本発明の台形化回路(今後「トラッパ」と呼ぶ)
は、システム全体の性能を上げるために入力多角形を処
理する図形変形エンジンのサブシステムとして動作す
る。特に、小さな入力多角形を台形に分解することによ
り、このサブシステム(今後「多角形プロセッサ」と呼
ぶ)は図形変形エンジンを簡単な多角形を分解しなけれ
ばならないことから解放する。その上、多角形データベ
ースのほとんどは、三角形および四辺形のような主とし
て簡単な多角形を備えてるので、トラッパは一般に図形
変形エンジンで処理されたほとんどの多角形を分解し、
これによりかなりな性能の向上が少い費用で行われる。
【0020】本発明の現在のところ好適な模範的実施例
によるこれらおよび他の有利な特徴を有するプロセスお
よび装置について今度は図1〜図6を参照して説明する
ことにする。当業者にはここに示す説明が例示目的だけ
のためのもので、どのようにしても本発明の範囲を限定
しようとするものではないことを認めるであろう。本発
明の範囲に関するあらゆる疑問は付記した特許請求の範
囲を参照することにより氷解することができる。
【0021】図1はホストインタフェース104を経由し
て図形サブシステムと接続されているホスト処理システ
ム102を示す。図示のように、図形サブシステムは一般
にその出力が図形描写回路108に供給される図形変形エ
ンジン106を備えている。図形描写回路108の出力はフレ
ームバッファ110に加えられ、その出力はラスタ表示装
置112により受取られ、たとえばCRT画面に出力され
る。以下に詳細に説明するように、本発明は特に、変形
エンジン106および入力画像を表わす一定の多角形の台
形に細分して一層効率良く画像描写を行うことができる
手法を目指している。
【0022】本発明による変形エンジン106 を図2に更
に詳細に示す。図示のように、変形エンジンは典型的に
は描写すべき画像を表わす入力多角形を入力先入れ先出
しバッファ(入力FIFO)202 を経由して受取る。受
取られた多角形は次に、変形プロセッサとして使用され
るようプログラムされる汎用プロセッサとすることがで
きる変形プロセッサ204 により入力FIFO202 から順
次読取られる。変形プロセッサ204 の出力は次に多角形
プロセッサ208 に入力される前に他のFIFOに入力さ
れるが、この多角形プロセッサ208 も当業者には明らか
なように特別にプログラムされる汎用プロセッサでもよ
い。多角形プロセッサ208 は典型的には辺勾配計算およ
びサブ画素調節におよび指令を下流ハードウェアに供給
することに責任がある。しかし、本発明によれば、多角
形プロセッサ208 により行われる処理は、所定数以下の
辺を有する簡単な入力多角形を表示画面の座標方向に平
行な一つまたは二つの辺を有する台形に分解する台形化
回路(トラッパ)210 を追加することによりかなり簡単に
なる。以下に更に詳細に説明するように、トラッパ210
は四つ以下の辺を有する簡単な多角形を台形に細分する
が、当業者は本発明の手法を処理の簡易性および速度を
それ以上失うことなく更に複雑な多角形に使用すること
ができることを認めるであろう。所定数より多い辺を有
する多角形は変形プロセッサ204 および/または多角形
プロセッサ208 でやはり処理される。得られる台形を次
に描写のために出力FIFO212 を経由して下流ハード
ウェアに送る。
【0023】トラッパ210 は、多角形プロセッサ208 の
ハードウェアの費用を減らすように且つトラッパ210 と
多角形プロセッサ208 とを結合するのに余分なハードウ
ェアを必要としないように多角形プロセッサ208 のハー
ドウェアの一部であるCMOSゲートアレイとして設計
することができる。トラッパ210 はここで「台形化」と
言うプロセスを通して受取る辺データから台形を作る。
ここで使用するように、「台形化」とは入力多角形を表
示装置の座標軸に平行な1辺または2辺を有する一つ以
上の台形領域に細分するプロセスを意味する(台形の上
辺または下辺のいずれかが退化しているとき、すなわ
ち、三角形の場合のように、一点であるとき、1辺だけ
が座標軸に平行である)。その他に、ここで記す実施例
の場合、トラッパ210 は二つ、三つ、または四つの頂点
を有する入力多角形およびYで凸になっている入力多角
形についてのみ台形化を行う。Yの凸性は多角形の性質
であり、これにより多角形はどんな走査線においても2
を超える辺数を有することは決してなく、互いに交差す
る非水平辺を有する台形の処理を必ずしも妨げない。こ
れら要求事項を満たしていないどんな入力多角形もトラ
ッパ210 によって処理されることはなく、代りに多角形
プロセッサ208 および/または変形プロセッサ204 によ
り完全に処理され、結果は単純にトラッパ210 を通して
真直ぐ出力に伝えられる。これら要求事項の重要性はト
ラッパ210 の以下の詳細な説明から一層明らかになるで
あろう。
【0024】図3はトラッパ210の現在のところ好適な
実施例のブロック図を概略的に示している。図3に示す
ように、多角形プロセッサ208の出力は、台形を作って
いる最中でも、またはその出力ポートが丁度押さえられ
ているときでも辺データをトラッパに書き込むことがで
きるようにするFIFO302に入力される。この目的で
FIFO302を非常に深くする必要はなく、典型的には3
2語の深さであり、これは四辺形の極端な場合をあふれ
無しに取扱うのに丁度充分である。FIFO302から書
込まれた辺データは次に辺RAM304に格納される。た
だし、多角形が二つ、三つ、または四つの頂点を有しな
いかまたはY凸でない上述の場合には、FIFO302か
らの辺データを直接トラッパ210を通して出力に伝える
ことができる。
【0025】図5および図6を参照して以下に詳細に説
明するアルゴリズムによれば、トラッパ210 は多角形プ
ロセッサ208 および制御器306 により制御されて、入力
多角形の辺の勾配の他にそれぞれの辺の端点をも決定す
ることにより、辺RAM304に格納されている入力多角
形の辺を処理する。やはり以下に説明するように、辺の
端点のY座標値(走査線に垂直な方向の)はY区分器30
8 により区分けされるが、この区分器の実施例は、本出
願と同じ譲受人に譲渡され、ここに引用により組入れて
ある、1990年2月9日出願の米国特許出願第478
126号に見ることができる。得られる台形の区分され
たYデータは更に処理するためYスタック310 に格納さ
れる。たとえば、出力台形の特定の辺を画くYの開始値
はYスタック310 に格納され、これによりYの開始値お
よびYの終点値を用いて、台形の走査線の数を決定する
ことができる。また指令語レジスタ312 が設けられ、ト
ラッパ210 により出力されたどの語が下流ハードウェア
により指令として解釈されるかを決定する指令タグビッ
トと、タグ付き語が目的を実行するための論理ブロック
の一部として考えるべき最後のものであることを下流ハ
ードウェアに示す終了タグビットとを与える。したがっ
て、トラッパが台形を画くよう指令されると、指令タグ
ビットが設定され、一方終了タグビットはクリアされ
る。指令に続く他のすべてのデータでは両ビットがクリ
アされている。次に、タグビットの他に辺RAM304 か
らの辺データと、Yスタック310 からのY開始値および
走査線値とが組み合わされて、マルチプレクサ314 によ
り指令/データパケットとして下流ハードウェアに出力
される。
【0026】トラッパ210は多角形に関する必要なすべ
てのデータを多角形を台形に分解する前に受取らなけれ
ばならない。このデータにはY区分器308に格納されて
いる各辺についての最小および最大のY値の他に辺RA
M304に格納されている各辺に関する属性がある。この
データを受取ると、台形発生指令が多角形プロセッサ20
8によりトラッパ210に書込まれ、すべてのデータが存在
することおよび台形の作成を進めることができることを
トラッパに知らせる。以下に説明するように、トラッパ
210は入力多角形の各辺に対する最小のY値および最大
のY値を区分し、これらを順次比較して台形の終りが何
時見つかったかを判定する。トラッパ210はこのように
動作し、台形データを出力し、トラッパ210が台形を作
るのに忙しい間はその入力FIFO302に前に説明した
ように次の多角形に対するデータと共に書込むことがで
きる。トラッパが作業するのに適していない多角形は多
角形プロセッサ208および/または変形プロセッサ204に
より分解され、得られるデータは単にトラッパ210を通
してマルチプレクサ314により指令/データ出力パケッ
トに組合わされるために伝えられるだけである。
【0027】多角形プロセッサ208により実施されて必
要な入力データを供給すると共にトラッパ210により実
施されて台形を作るアルゴリズムの詳細を今度は図4〜
図6を参照して説明することにする。
【0028】図4は頂点A(Xa、Ya、Za)、B(X
b、Yb、Zb)、C(Xc、Yc、Zc)、およびD(X
d、Yd、Zd)により規定される試料入力多角形の実施
を示す。図4に示すように、トラッパ210は頂点A、
B、CおよびDにより規定される多角形を頂点A、B、
およびEを有する三角形、頂点B、E、C、およびFを
有する台形、および頂点C、D、およびFを有する他の
三角形にそれぞれ細分する。トラッパ210が図4のこの
台形化を行う手法について今度は図5および図6の流れ
図を参照して説明することにする。
【0029】上に注記したように、特定の入力多角形を
記述する辺データは多角形プロセッサ208からFIFO3
02に出力され、そのデータは辺RAM304に格納され
る。図5および図6に使用するように、多角形プロセッ
サ208により受取られる頂点データは変数「頂点カウン
ト」により規定されるそれぞれの頂点(数にして三つか
四つ)のアレイから構成されていると仮定する。頂点の
アレイを図5および図6では頂点〔I〕と称している。
ただしIはアレイのN番目の要素へのアクセスを頂点
〔N〕と示すようにアレイを指す指標であり、アレイの
最初の要素は指標I=1を備えているがこれは頂点アレ
イから頂点を読出すごとに増加する。その他に、頂点ア
レイ内の各頂点はそのX、Y、およびZ座標により識別
され、頂点アレイ内の第2の頂点のX座標フィールドへ
のアクセスは頂点〔2〕.Xのような例により示され
る。また、図5のアルゴリズムでは、一対の変数が頂点
1および頂点2として規定される。これら各頂点変数は
頂点アレイ内の頂点セルの値を取ることができ、頂点
1.Xまたは頂点1.Yのように頂点フィールドにアク
セスするのに使用することができる。
【0030】入力多角形の辺の端点を多角形プロセッサ
208により決定する動作を今度は図5について説明する
ことにする。説明は図4に示す多角形の台形化の場合に
向けることにするが、当業者はこのプロセスを上に示し
た判定基準を満たす他のどんな入力多角形にも容易に適
用することができることを認めるであろう。
【0031】最初に、入力多角形の頂点のアレイをFI
FO206 から多角形プロセッサ208に読込む。たとえ
ば、図4に示す多角形の場合については、頂点をシーケ
ンスA、B、D、およびCに読込むことができ、これに
より隣接頂点が多角形の同じ辺の端点を規定する。多角
形プロセッサ208 は次に段階500 で始動し、段階502 で
頂点アレイ指標Iを1に等しく設定して頂点アレイの第
1のエントリ(頂点A)にアクセスする。次にIが段階
504 で頂点カウント(4) と比較される。Iが頂点カウン
トより大きければ、すべての頂点が読込まれ、多角形が
段階506 で以下に図6で記したように台形に細分され
る。こうして処理は段階508 で終る。しかし、Iが頂点
カウントにより大きくなければ、変数頂点1は段階510
で頂点アレイの最初の要素の値に設定されるが、これは
示した例では頂点Aである。段階512で指標は頂点カウ
ントと等しくないから、変数頂点2は段階514 で頂点ア
レイの第2の要素、すなわち、頂点B、の値に割当てら
れる。他方、Iが段階512 で頂点カウントに等しけれ
ば、頂点アレイの第1の頂点(頂点A)が段階516 で頂
点2に割当てられる。多角形プロセッサ208 は次に、段
階518 で変数頂点1(頂点A)に割当てられた頂点のY
値が、変数頂点2(頂点B)に割当てられた頂点のY値
より大きいか否かをチェックする。頂点AのY値が頂点
BのY値より大きければ、変数頂点1および頂点2の値
が段階520 で交換される。しかし、図4の多角形に対し
ては頂点BのY値が頂点AのY値より大きいから、処理
は直接、変数ytop およびybot を計算する段階522 に
進む。
【0032】ytopは入力多角形の辺について画くべき
最初の画素の整数Y値であるが、ybotは辺について画
くべき最後の画素の整数Y値より1大きい整数Y値に対
応するもので、これにより辺を画くとき「off by one」
誤差が除去される。図4の例の場合には、頂点1は頂点
Aを表わし、頂点2は頂点Bを表わしているから、yto
pは実質上Yaに対応し、ybotは実質上Ybに対応する。
図4に示すように、これらは辺ABの端点である。同様
に、変数xtopは辺について画くべき最初の画素のX値
に対応し、一方変数ztopは辺について画くべき最初の
画素のZ値に対応する。したがって、画くべき最初の画
素は座標(xtop、ytop、ztop)を有しており、ここで
ytopは整数であり、他の値は必らずしも整数ではな
い。
【0033】段階522でybotおよびytopを求めてか
ら、多角形プロセッサ208は段階524でybotがytop以下
であるかチェックし、もしそうであれば、処理は段階52
6に進み、Iを増してループを繰返す。しかし、ybotの
Y値がytopのY値より大きければ、多角形プロセッサ2
08は段階528に進み、xtopおよびxslopeの値を辺RA
M304に格納されているデータを使用して次のように計
算する。
【0034】
【数1】
【0035】同様に、段階530でztopおよびzslopeを
辺RAM304にあるデータを使用して次のように計算す
る。
【0036】
【数2】
【0037】次に、段階532でこれら変数の値を辺RA
M304に書込む。段階534でytopの値をYスタック310に
書込み、MINフラグを設定してこの値がytopである
ことを示し、同様に、段階536でybotの値をYスタック
310に書込み、MAXフラグを設定してこの値がybotで
あることを示す。換言すれば、ytopの値は辺ABの上
端として識別されるが、ybotの値は辺ABの下端とし
て識別される。処理は次に段階526に進み、I値を増し
てループを繰返す。
【0038】処理はこの仕方ですべての頂点が頂点アレ
イから読込まれてしまうまで進行する。処理は次に段階
504ですべての頂点が読込まれてしまったことを判断
し、多角形プロセッサ208が図6に関して後に説明する
ように入力多角形を台形に分解するよう指令する。この
ようにして、それぞれA、B、D、およびCの入力頂点
アレイを有する図4の多角形の場合、Yスタック310に
は処理が段階506に進んだとき下記のものが入っている
ことになる。
【0039】Y値 フラグ 辺 Ya MIN AB Yb MAX AB Yb MIN BD Yd MAX BD Yc MIN CD Yd MAX CD Ya MIN AC Yc MAX AC Yスタック310が今述べた図5のアルゴリズムに従って
作られてしまうと、入力多角形は、今度説明するよう
に、図6に示すアルゴリズムに従って台形に細分され
る。
【0040】上に注記したとおり、Yスタック310 には
入力多角形の各辺に対する最大および最小のY値につい
ての情報を持つ語のアレイが入っている。この目的で、
Yスタック310 の各語は好適に、整数Y値を識別するフ
ィールド、格納されている値が辺に対するMIN Y値
であるかMAX Y値であるかを指定するMINまたは
MAXフラグ、およびYスタック310 のそのエントリに
関連する辺を表わす辺フィールド、を備えている。この
仕方で、各値がその対応する辺と共に識別される。Yス
タック310 の中にある各語にはここではystack ポイン
タを介してアクセスすることができる。ystack ポイン
タは、Y整数値、MINまたはMAXフラグ、または辺
フィールドを表わすYスタック310 の各語のフィールド
を指す。
【0041】図6に示すように、トラッパ210 は段階60
0 で上述のYスタック値を用いて始動し、辺ポインタレ
ジスタ辺Aおよび辺Bを段階602 で「空」に設定し、辺
ポインタがどの辺をも指していないこと示す。当業者に
は明らかであるように、これら辺ポインタは代りに、格
納されている、レジスタがポインタを備えていないこと
を示す値を、内部に格納して有することもできる。辺ポ
インタは、現在の台形を規定する辺の辺RAM304 を常
に把握しておくのに使用され、以下に説明するように、
辺ポインタには、Yスタック310 を横断する際に入力多
角形の辺の一つを表わす値がロードおよびアンロードさ
れる。また、新辺Aおよび新辺Bと呼ばれる二つの「新
しい辺」フラグを使用して真および偽の値をとり、辺ポ
インタレジスタに入っている辺が、新しい辺であるか現
存する辺であるかを示すことができる。これらフラグを
用いると、幾つかの辺は共有されており、したがって、
台形を出力するときそれらの辺を二度読取る必要がない
という事実が活かされる。このことは以下の説明から明
らかになろう。
【0042】辺Aおよび辺Bの値が段階602で空に設定
されてから、図5に関して説明した処理の期間中Yスタ
ック310に格納されている値は段階604で区分される。上
に述べたように、このプロセスは、Y区分器308により
行われるが、この区分器は前記関連出願に記述されてい
る形式の高速区分装置を備えることができる。特に、Y
スタック310はYの最小値からYの最大値までスタック3
10にある語の数値フィールドの上昇順に区分される。二
つ以上のエントリが同じ数値フィールドを備えていれ
ば、MAXに等しいフラグを有するエントリがMINに
設定されたフラグを有するエントリの前に到来する。そ
れはデータは次の辺の始めの前に一つの辺の終りを示す
ことが必要だからである。
【0043】たとえば、図4に示す多角形の隣接する二
つの辺ABおよびBDについて、Yd>Yb>Yaであ
る。各辺はYスタック内で二つのエントリを所持してお
り、一つはMINフラグを一つはMAXフラグを有して
いる。その他、辺ABの MAXエントリは辺BDに対
するMINエントリの数値フィールドに等しい数値フィ
ールドを備えていなければならない。その上、MINエ
ントリがその数値フィールドにMAXエントリに対する
数値フィールド内の値以上の値を備えているように一つ
の辺に対して1対のエントリが決して存在してはならな
い。したがって、図4に示す入力多角形のYスタック31
0が段階604でY区分器308により区分されると、Yスタ
ック310は下記のものをこの順序に備えている。
【0044】Y値 フラグ 辺 Ya MIN AB Ya MIN AC Yb MAX AB Yb MIN BD Yc MAX AC Yc MIN CD Yd MAX BD Yd MAX CD Yスタック310が段階604で区分されると、Yスタックポ
インタが段階606で最初のYスタックエントリに割当て
られ、Yスタックポインタの数値フィールド内のエント
リが段階608で最初の出力台形に対するY開始値として
割当てられる。トラッパ210は次に段階610でMINフラ
グがYスタックポインタにより指されている語に対して
設定されているかチェックし、これが上に示した区分さ
れたYスタック310の最初のエントリに対する場合であ
るから、処理は段階612に進み、辺レジスタ辺Aが空で
あるか否か判定する。これは図6の流れ図を通過する最
初の場合であるから、段階618でYスタックの最初のエ
ントリの辺フィールドにある辺ABが辺レジスタ辺Aに
読込まれ、新辺Aが真に設定され、処理が段階632に進
む、しかし、辺レジスタ辺Aが、ループの次の繰返しの
期間中のように、区分された辺数値を既に所持していれ
ば、処理は段階612から段階614に進み、辺レジスタ辺B
が空であるか否か判定される。どの辺レジスタも空でな
ければ、段階616でエラー信号が発生する。辺レジスタ
辺Bが空であれば、段階620で入力辺の値が辺レジスタ
辺Bで区分され、新辺Bが真に設定され、処理が段階63
2に進む。
【0045】トラッパは段階632 でYスタックポインタ
がスタック310 内の最後のエントリにあるか否かチェッ
クし、もし最後のエントリにあれば、処理は段階634 で
終了する。最後のエントリにない場合には、Yスタック
ポインタが段階636 で次のYスタックエントリまで進
む。トラッパは次の段階638 で、段階608 で設定された
Y開始の値が、Yスタックポインタ増分値により指され
ている数値フィールド内の値に等しいか否かチェックす
る。提示例の場合、二つ共Ya に等しいから、処理は段
階608 に戻り、辺ACを段階620 で辺レジスタ辺Bに読
込む。
【0046】しかし、段階638 で、Y開始値が現在のY
スタックポインタ増分値に相当しないと判定されれば、
トラッパ210 は他の辺を読込む必要はなく、処理は段階
640に進み、ここでトラッパ210 は辺レジスタ辺Aと辺
レジスタ辺Bのいずれが空であるかチェックする。辺レ
ジスタの一方または両方が空であれば、段階642 でエラ
ー信号が指示される。二つの辺がそれぞれの辺レジスタ
に存在すると、段階644 で図4に示す領域ABEに対し
てY開始値Yaを使用して台形描写指令が発生する。新辺
A及び新辺Bのフラグが段階646 で偽に設定されてか
ら、処理は段階608 に戻って次の台形に対する次のY開
始値を読込む。
【0047】ループの次の繰返しの期間中、最後のyst
ack ポインタフラグがMAXフラグであったから、段階
610 で処理は段階622 に進み、そこで、Yスタックポイ
ンタの辺フィールドが、辺レジスタ辺Aに格納されてい
るものと同じ辺を含むか否かが判定される。辺レジスタ
辺A及びYスタック310 の第3のエントリには共に辺A
Bが入っているから、辺レジスタ辺Aは段階628 で空に
設定される。換言すれば、図4の多角形の場合、頂点B
には頂点Cより先に到達しているから、辺レジスタ辺A
は空に設定され、次の辺を辺レジスタ辺Aに読込むこと
ができるようになる。同様に、段階624 で次の辺が辺レ
ジスタ辺Bの中にあるものと同じであると判定されれ
ば、辺レジスタ辺Bが段階630 で空に設定される。しか
し、次の辺がいずれの辺レジスタに入っている辺にも相
当しなけば、段階626 でエラー信号が発生する。
【0048】読込むべき次の辺は辺BDであり、辺BD
はYbに最小Y値が、Ydに最大Y値がある。辺BDは空
の辺レジスタ(辺A)に格納されている。処理はこの仕
方でトラッパ210が段階632でYスタック310のすべての
エントリが処理されてしまい、処理を段階634で終了す
ることができると判定するまで進行する。
【0049】上に注記したように、台形描画指令が段階
644で発生し、辺レジスタ辺Aおよび辺Bにある辺数
値、Y開始値、および台形の端までの走査線の数と共に
出力される。特に、台形描画指令は台形が従う指令、お
よびこの指令に続いて開始台形Y値、開始台形Y値から
出発する台形の走査線の数、開始X値、Yの各段階に対
するXの変化の割合、開始Z値、およびYの各段階に対
するZの変化の割合を含むデータを出力することにより
形成することができる。このデータは次に適切な値を辺
RAM304またはYスタック310のいずれか該当するもの
から読出すことにより台形の他の辺に対して出力され
る。次に台形描画指令は下流の描写回路に送られ、入力
画像の各多角形を適切に描写できるようにする。
【0050】トラッパ210 により発生される台形描画指
令は、適切な台形頂点に対応するデータを備えているあ
らかじめ指定した頂点の数を示す幾つかのフィールドを
備えることができる。したがって、頂点フィールドは、
二つ以上が同じ頂点に対応するに違いないので、四つの
異なる頂点を指す必要はない。この一例は台形の上辺の
長さが0、すなわち、図4に示す三角形ABEの場合の
ように、三角形を描写すべきときに発生する。他に、入
力多角形の二つの連続して描写される台形が屡々一辺を
共有しているから、台形を表示するとき共通辺に対する
勾配情報を再び送る必要はない。代りに、送られたデー
タ内のビットは、台形が一つ以上の先の台形と一辺を共
有することを示すべきである。たとえば、フラグ新辺A
および新辺Bをこの目的に使用することができる。
【0051】
【発明の効果】ここに説明するような本発明の台形化ユ
ニットは、入力多角形をはるかに効率良く処理すること
ができるという点で従来の変形エンジンにより性能がか
なり向上している。システム全体の性能は本発明の分解
技法により50%も向上することができる。それは走査変
換システムを、完全な多角形について動作しなければな
らないものよりはるかに高速に且つ簡単にすることがで
きるからである。その他に、この性能の向上は比効的低
い費用で達成される。その上、多角形データベースのほ
とんどは主として三角形および四辺形を備えているの
で、本発明は通常、システムによりほとんどの多角形を
分解する。
【0052】本発明の一つの模範的実施例について上に
詳細に説明してきたが、当業者は、本発明の新規な教示
および長所から実質的に逸脱することなく模範的実施例
に多数の他の修正を加えることが可能であることを容易
に認めるであろう。たとえば、入力多角形の頂点を読込
む順序を変えることができ、ソフトウェアを対応して変
更することができる。その他、当業者は、図5のアルゴ
リズムでY値を使用するのではなく、台形を同じアルゴ
リズムを使用してX軸の代りにY軸と平行になるように
構成することができる。これにはすべての「X」値を
「Y」値にし、「Y」値を「X」値にするだけでよい。
このような場合には、トラッパは「X」スタックを備え
ることになり、「xtop」および「xbot」の整数値など
を見出すことが必要になる。その上、透視図データWの
ような、各頂点に関連する他のデータを、辺RAM304
にWデータに対応する余分なビットの読込むよう適格に
指令することにより、現在のシステムに取入れることが
できる。更に、多角形プロセッサ208およびトラッパ210
について説明した別々の制御回路を一つの処理ユニット
に組合せてトラッパを多角形プロセッサと関連して動作
させるようにすることができる。したがって、このよう
な修正をすべて次の特許請求の範囲に規定するように本
発明の範囲を包含させるつもりである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだ変形エンジンを含む図形処
理サブシステムとホストシステムの概念的ブロック図で
ある。
【図2】本発明に基づく台形化回路を含む変形エンジン
の概略図である。
【図3】本発明に基づく台形化回路の一実施例の概略図
である。
【図4】本発明に基づき台形に分割された入力台形を示
している。
【図5】本発明に基づく入力多角形の各セグメントの端
点を決定するためのアルゴリズムである。
【図6】本発明に基づいて入力多角形を台形に分割する
ためのアルゴリズムである。
【符号の説明】 202…入力FIFO 204…図形変形プロセッサ、 206…FIFO 208…多角形プロセッサ 210…台形化回路 212…出力FIFO
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ランドル・ディ・ブリッグス アメリカ合衆国コロラド州80526フォー ト・コリンズ,ウェイクロビン・コー ト・1444 (56)参考文献 特開 昭60−74086(JP,A) 特開 昭63−280388(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/00 - 11/80

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示装置上に表示すべき画像を表す複数の
    多角形であって、各多角形が関連する辺データを備えた
    所定数以下の辺を有するような複数の多角形を処理する
    ための装置において、 表示すべき前記画像の各入力多角形に関する前記辺デー
    タを供給する手段と、 前記所定数以下の辺を有する各入力多角形を少なくとも
    1つの台形へと分割するための台形化手段であって、各
    形は、2つ以下の辺が前記表示装置の1つの座標方向
    と平行でない3又は4つの辺をそれぞれ有する閉じた
    角形又は四辺形であり、該台形化手段は、 各入力多角形に関する前記辺データを格納するための1
    つのRAMと、 各入力多角形の各辺の端点を決定するための処理手段
    と、 前記表示装置の前記座標方向と垂直な方向に、前記端点
    の各々の座標値に従って、前記端点を順に整列させる手
    段と、 各入力多角形の前記辺の前記順に整列させた端点を格納
    し、また、各端点が前記座標方向と垂直な方向で各辺の
    どちらの端を表すかを示すフラグを格納するためのスタ
    ックレジスタとを具備した台形化手段と、 各入力多角形の各台形に関する辺データを前記表示装置
    に出力する手段と、からなることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】前記供給手段は、変形プロセッサからなる
    ことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記供給手段は、前記所定数より多い辺を
    有するような入力多角形を処理することを特徴とする、
    請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記供給手段は、一連の頂点において隣接
    した頂点が各入力多角形の対応する辺を規定するような
    頂点の順番で、各入力多角形の各頂点を前記処理手段に
    供給することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記処理手段は、各入力多角形の対応する
    各辺の各端点の前記座標方向と垂直な方向で座標値を決
    定することを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】1つの入力多角形の各台形は、前記座標方
    向と垂直な方向で、該入力多角形の1つの辺の開始端点
    から、前記座標方向と垂直な方向で該入力多角形の1つ
    の辺の最初に出会う端点までで規定され、前記開始端点
    のフラグは、開始端点が前記辺に対して前記座標方向と
    垂直な方向で最小座標値を有することを示し、前記最初
    に出会う端点のフラグは、前記座標方向と垂直な方向
    で、入力多角形の辺に対して最小座標値を有することを
    示し、また前記入力多角形の各台形は、前記座標方向と
    平行な方向で、前記入力多角形の第1の辺から第2の辺
    までで規定され、それによって、前記座標方向と平行で
    ある各台形の辺は、それぞれ、開始端点と最初に出会う
    端点を通ることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記開始端点及び最初に出会う端点は、座
    標方向と垂直な方向で異なる座標値を有するそれぞれの
    エントリとして、前記順に整列されたスタックレジスタ
    から取り出されることを特徴とする、請求項6に記載の
    装置。
  8. 【請求項8】表示装置上に表示すべき画像を表す複数の
    多角形であって、各多角形が関連する辺データを備えた
    所定数以下の辺を有するような複数の多角形を処理する
    方法において、 表示すべき前記画像の各入力多角形に関する前記辺デー
    タを供給する段階と、 前記所定数以下の辺を有する各入力多角形を少なくとも
    1つの台形へと分割する段階であって、各台形は、2つ
    以下の辺が前記表示装置の1つの座標方向と平行でない
    3又は4つの辺をそれぞれ有する閉じた三角形又は四辺
    形であり、該多角形分割段階は、 各入力多角形に関する前記辺データを格納する段階と、 各入力多角形の各辺の端点を決定する段階と、 前記表示装置の前記座標方向と垂直な方向に、前記端点
    の各々の座標値に従って、前記端点を順に整列させる段
    階と、 各入力多角形の前記辺の前記順に整列させた端点を格納
    する段階と、 各端点が前記座標方向と垂直な方向で各辺のどちらの端
    を表すかを示すフラグを格納する段階とを含む多角形分
    割段階と、 各入力多角形の各台形に関する辺データを前記表示装置
    に出力する段階と、を含むことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】一連の頂点において隣接した頂点が各入力
    多角形の対応する辺を規定するような頂点の順番で、各
    入力多角形の各頂点が、前記供給段階時に前記処理手段
    に供給されることを特徴とする、請求項8に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】前記多角形分解段階は、各入力多角形の
    対応する各辺の各端点の座標方向と垂直な方向で座標値
    を決定する段階と、これらの値を各辺に対して格納する
    段階とを含むことを特徴とする、請求項9に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】前記方法は更に、各多角形を描写する段
    階を含み、その段階において、描写される多角形の各台
    形が、前記座標方向と垂直な方向で、該入力多角形の1
    つの辺の開始端点から、前記座標方向と垂直な方向で該
    入力多角形の1つの辺の最初に出会う端点までで規定さ
    れ、前記開始端点のフラグは、開始端点が前記辺に対し
    て前記座標方向と垂直な方向で最小座標値を有すること
    を示し、前記最初に出会う端点のフラグは、前記座標方
    向と垂直な方向で、入力多角形の辺に対して最小座標値
    を有することを示し、また前記入力多角形の各台形は、
    前記座標方向と平行な方向で、前記入力多角形の第1の
    辺から第2の辺までで規定され、それによって、前記座
    標方向と平行である各台形の辺は、それぞれ、開始端点
    と最初に出会う端点を通ることを特徴とする、請求項1
    0に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記方法は更に、台形描画指令を出力す
    る段階と、データ出力のどれが該台形描画指令に対応す
    るかを示す段階を含むことを特徴とする、請求項11に
    記載の方法。
  13. 【請求項13】前記方法は更に、前記描写段階で使用す
    るために、前記台形描画指令と、前記開始端点と、前記
    開始端点の座標値と前記最初に出会う端点の座標値との
    間の、前記座標方向と垂直な前記方向における差分と、
    前記座標軸と平行ではない前記入力多角形の辺を識別す
    る辺データとを出力する段階を含むことを特徴とする、
    請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】表示装置上に表示すべき画像を表す複数
    の多角形であって、各多角形が関連する辺データを備え
    た所定数以下の辺を有するような複数の多角形を処理す
    るための装置において、 表示すべき前記画像の各入力多角形に関する前記辺デー
    タを供給する手段と、 前記所定数以下の辺を有する各入力多角形を少なくとも
    1つの台形へと分割するための台形化手段であって、各
    形は、2つ以下の辺が前記表示装置の1つの座標方向
    と平行でない3又は4つの辺をそれぞれ有する閉じた
    角形又は四辺形であり、該台形化手段は、 各入力多角形に関する前記辺データを格納するための1
    つのRAMと、 各入力多角形の各辺の端点を決定するための処理手段
    と、 前記表示装置の前記座標方向と垂直な方向に、前記端点
    の各々の座標値に従って、前記端点を順に整列させる手
    段と、 各入力多角形の前記辺の前記順に整列させた端点を格納
    し、また、各端点が前記座標方向と垂直な方向で各辺の
    どちらの端を表すかを示すフラグを格納するためのスタ
    ックレジスタとを具備した 台形化手段と、 各入力多角形の各台形に関する辺データ及び台形描画指
    令を前記表示装置に出力する手段であって、該出力手段
    により出力されるデータのどれが、該台形描画指令に対
    応するかを示すための指令語レジスタを備える出力手段
    と、からなることを特徴とする装置。
JP3046638A 1990-03-14 1991-03-12 画像を表す複数の多角形を処理する装置及び方法 Expired - Lifetime JP3029878B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US493185 1990-03-14
US07/493,185 US5133049A (en) 1990-03-14 1990-03-14 Accelerated decomposition of small polygons into trapezoids

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04220781A JPH04220781A (ja) 1992-08-11
JP3029878B2 true JP3029878B2 (ja) 2000-04-10

Family

ID=23959237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3046638A Expired - Lifetime JP3029878B2 (ja) 1990-03-14 1991-03-12 画像を表す複数の多角形を処理する装置及び方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5133049A (ja)
JP (1) JP3029878B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5195177A (en) * 1989-09-08 1993-03-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Clipping processor
KR100232931B1 (ko) * 1989-12-21 1999-12-01 이데이 노부유끼 컴퓨터 그래픽용 쉐이딩 방법 및 시스템
US5129051A (en) * 1990-03-16 1992-07-07 Hewlett-Packard Company Decomposition of arbitrary polygons into trapezoids
US5502802A (en) * 1990-07-27 1996-03-26 Ricoh Company, Ltd. Polygonal image-drawing processor
JP2712912B2 (ja) * 1991-08-23 1998-02-16 日本電気株式会社 エッジリスト作成装置
US5500928A (en) * 1993-03-01 1996-03-19 Xionics Document Technologies, Inc. Digital printing system and process using adaptive compression
US5764234A (en) * 1993-03-19 1998-06-09 Fujitsu Limited Trapezoidal partitioning method and apparatus therefor
US5528737A (en) * 1993-12-14 1996-06-18 Silicon Graphics, Inc. Processor-based method for rasterizing polygons at an arbitrary precision
US5644691A (en) * 1994-10-14 1997-07-01 Compaq Computer Corporation Method and apparatus for accelerated filling of polygons on a computer display by rectangular decomposition
US5771045A (en) * 1995-10-23 1998-06-23 Hewlett-Packard Company Method for polygon decomposition
US6704010B1 (en) * 2000-09-05 2004-03-09 Nvidia Corporation System, method and article of manufacture for rendering triangular patches using hardware equipped for handling quadrilateral patches
JP4100945B2 (ja) * 2002-03-27 2008-06-11 富士通株式会社 図形描画装置
US6954211B2 (en) * 2003-06-30 2005-10-11 Microsoft Corporation Hardware-accelerated anti-aliased graphics

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4725831A (en) * 1984-04-27 1988-02-16 Xtar Corporation High-speed video graphics system and method for generating solid polygons on a raster display
US4791582A (en) * 1985-09-27 1988-12-13 Daikin Industries, Ltd. Polygon-filling apparatus used in a scanning display unit and method of filling the same
US5020002A (en) * 1988-12-20 1991-05-28 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for decomposing a quadrilateral figure for display and manipulation by a computer system

Also Published As

Publication number Publication date
US5133049A (en) 1992-07-21
JPH04220781A (ja) 1992-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7920141B2 (en) Method and apparatus for rasterizer interpolation
US4967392A (en) Drawing processor for computer graphic system using a plurality of parallel processors which each handle a group of display screen scanlines
US4609917A (en) Three-dimensional display system
JP3030206B2 (ja) グラフィック多角形をクリップ領域にクリップする方法および装置
US4888712A (en) Guardband clipping method and apparatus for 3-D graphics display system
US5012433A (en) Multistage clipping method
US5040130A (en) Computer graphics boundary--defined area clippping and extraneous edge deletion method
US6288722B1 (en) Frame buffer reconfiguration during graphics processing based upon image attributes
JP3029878B2 (ja) 画像を表す複数の多角形を処理する装置及び方法
JPH04222071A (ja) テキスチュア・マッピング方法及びその装置
KR19980702804A (ko) 영상 생성 및 조작을 위한 하드웨어 아키텍처
JPH11195132A (ja) テクスチャマッピング用バッファ、3次元グラフィクス処理装置、3次元グラフィクス処理システム、3次元グラフィクス処理方法および処理プログラムが記憶された記憶媒体
US6360029B1 (en) Method and apparatus for variable magnification of an image
US20100265254A1 (en) Graphics filled shape drawing
US6052128A (en) Method and apparatus for clipping convex polygons on single instruction multiple data computers
WO2006028093A1 (ja) 画像生成装置および画像生成方法
US5491769A (en) Method and apparatus for variable minification of an image
JP2882465B2 (ja) 画像生成方法およびその装置
JPH07200218A (ja) グラフィカル・オブジェクトをインターロックする方法及び装置
US5287442A (en) Serpentine rendering of antialiased vectors in a computer graphics system
US6784884B1 (en) Efficient parametric surface binning based on control points
JPH08249502A (ja) 補助バッファ情報を用いる改良型グラフィクス・ピッキング方法及び装置
US20030095137A1 (en) Apparatus and method for clipping primitives in a computer graphics system
US6404428B1 (en) Method and apparatus for selectively providing drawing commands to a graphics processor to improve processing efficiency of a video graphics system
KR100256472B1 (ko) 사용자가 정의한 룸 및 윈도우를 이용하는 효율적인 렌더링

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 12