JP3029766U - 折畳み式の胴立大型筒袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】大型の袋に物が放り込み易いように、胴が立
ち、袋の口が大きく開口している胴袋であり、更に携帯
や保管に便利なように、袋を胴部・底部に二分割し、各
々を平たく折畳める仕様にした。これにより、未使用時
の持ち運び便利で又未使用時の収納にも場所を取らない
組立式の大型雑嚢袋を提供する。 【構成】胴部、底部の二部分で構成される。すなわち、
胴部の底に底部をはめ込み、次にこの中に収納物を入れ
る。収納物を入れても、底は底がけヒモ（ｄ）によって
受けられ脱落しない。胴部には鋼製巻尺に用いられる平
バネ鋼が数枚貼られ、底部はポリプロピレン樹脂の中空
構造板で造られているので、各々折り曲げが効き、折畳
みのきく小サイズとなる、以上を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

レジャー用品（野外ゴミ箱・水槽）、家具（収納箱）、事務用品（大型くず箱） 、非難具（断水時の水溜め）、学校の備品収納等に関する産業分野での利用が期 待される。

【０００２】

【従来の技術】

一般のゴミペール容器や大型ごみ箱等は、各種沢山の物を放り込むには適した容 器であるが、大きな形状が固定されているので空の容器を携帯する場合や未使用 時の保管には不便である。 また、布や化学繊維で造られた大型袋は、携帯や保管には便利であるが、大きな サイズになると側面に腰がなくグニャと折曲がった状態となり口が上に大きく開 かず、物の放り込みがしづらい。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本案は、ゴミペール容器や大型ごみ箱が携帯や保管に不便である点の課題につい て解決し、更に大型袋の口が大きく開かず放り込みずらい難点を解決するもので ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いまこれを、図面について説明すれば、 （イ）

【図４】及び

【図５】で構成される胴部の底に

【図７】の底部を

【図
８】の様に折り込みはめ込む。 （ロ）そうすれば、胴部の底は底部（ｅ）がポリプロピレン樹脂の中空構造板 で形成されているので、材質の特性により、縁が外郭に広がろうとする。 これによって、胴部の底辺はしっかりと底部（ｅ）の縁を固定する。 （ハ）底部（ｅ）にかかる上部からの収納物の荷重については、取手ヒモ（ｃ ）と底がけヒモ（ｄ）との連携によって、荷重を底がけヒモに受け、底部は脱落 しない。 （ニ）更に、胴部（ａ）は胴部に貼られた数本の鋼製巻尺の平バネ鋼が腰骨の 役目を負い、胴部は立ち上がり、これによって胴部の上部はそのまま大きく開口 する。 （ホ）折畳む場合、胴部の横折りは材質が布や化学繊維であるため問題はなく 、縦折りについても芯の材質が鋼製巻尺の平バネ鋼であるため力を加えれば自由 に折れ曲がり、そして力を抜けば復元する。

【図６】 胴部については、材質がポリプロピレン樹脂の中空構造板であるため底板を折り 曲げることが可能であり、これも力を抜けば材質の特性により復元する。

【図
９】 （ヘ）この袋に水性の物資を入れる場合は、

【図１】の胴袋にポリ袋を装着す れば、液は漏れない。 ゴミ箱として使用する場合も同様に、ポリ袋を装着する。

【０００５】

【作 用】

胴部に底部をはめ込み、底のある胴袋形状を得る。 本案により上記の活用にたえるこの袋は、平たく折畳めコンパクトなサイズとな り携帯に便利である、更に未使用時これを保管する場合にも、大きなスペースを 必要としない。 更にこれをゴミペールの様に物を放り込める容器として使用する場合、袋の側面 が立ち口が大きく開いているので、上から物が放り込み易い。 更に、この袋の内側にポリ袋を装着すれば、水性の物資でも収納できる即席のゴ ミペールとなる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ）携帯に便利なので、何処へでも持ち運べる即席の折畳み式大型筒袋とな る。 すなわち、野営地での即席ゴミ箱、作業所での即席ゴミバッグとして活用出来る 。 （ロ）事務所での大型クズ箱として活用できる。 （ハ）学校関係では、軽量大型収納袋として各種備品の収納に活用できる。 （ハ）ポリ袋を併用すれば、水が漏れないので、水槽として活魚を入れたり、 又断水等の非常時に水タンクとして活用出来る。

【０００７】

【考案の効果】 この袋を備えておけば、必要に応じてこれを組み立て、様々なものを収納、保管 、出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図 １】 本考案の斜視図

【図 ２】 本考案の透視斜視図

【図 ３】 本考案の平面図

【図 ４】 胴部に６枚の平バネ鋼を貼った斜視図

【図 ５】 胴部に底ヒモを取り付けた斜視図

【図 ６】 胴部を折畳んだ斜視図

【図 ７】 底部展開図

【図 ８】 底部を折り立てた斜視図

【図 ９】 底部を平たく折畳んだ斜視図

【符号の説明】

ａ．胴部 ｂ．平バネ鋼 ｃ．取手ヒモ ｄ．底がけヒモ ｅ．底部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 胴部と底部とに分割された二部分によっ
   て形成された袋で、胴部に底部をはめ込む事によって一
   つの袋として使用できるものであり、胴部は布、皮革又
   は化学繊維によって造られ、この胴部の内側側面には芯
   として鋼製巻尺の平バネ鋼が数本縦向きに貼られる（又
   は縫い込む）、更にこの胴部にはめ込む底部の脱落を逃
   れるために、取手から側面に下り底部の底面に至る底が
   けヒモが取付けられる、底部はポリプピレン樹脂の中空
   構造板で造られている、以上の構造からなる筒袋。