JP3029728U - 路側帯の非常電話機用ボックス - Google Patents

路側帯の非常電話機用ボックス

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JP3029728U
JP3029728U JP1995008797U JP879795U JP3029728U JP 3029728 U JP3029728 U JP 3029728U JP 1995008797 U JP1995008797 U JP 1995008797U JP 879795 U JP879795 U JP 879795U JP 3029728 U JP3029728 U JP 3029728U
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box
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JP1995008797U
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Inventor
博行 宮久
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道路通信エンジニア株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】除雪車の走行速度の高速化によって大きくなっ
た飛来する雪塊から受ける衝撃力にも耐えて内部の電話
機、照明器具や配線等を保護できる非常電話機用ボック
スを提供すること。 【解決手段】 非常電話機用ボックス(1)は六面体で耐
衝撃性の透光性の標識面(2)を有している。該標識面(2)
は道路を走行して接近してくる車両対向面(8)の場合
や、道路対向面(9)の場合がある。前記三つの場合にお
いて、該標識面(2)はフレーム(10)と該フレームに取付
けた強化プラスチック製の透光性板材(11)で構成されて
いる。更に該強化プラスチックはポリカーボネートとな
っている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は道路、殊に高速道路の路側帯に適当な間隔で配置され、車両故障等が 発生した場合にその状況を監視室に連絡する非常電話機を保護するための、路側 帯の非常電話機用ボックスにかかる。
【0002】
【従来の技術】
図2に示すように、路側帯の非常電話機用ボックス21は、外部から非常電話 機が設置されていることが容易にわかるように、側面22に受話器の図柄23を 施すと共に、夜間でもこの図柄23が認識できるように、側面22を透光性とし て内部に光源を収容している。これらの条件に合致させるため、透光性のアクリ ル板24を側面22に配置している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
降雪の多い地方の道路では車両走行を確保するために除雪車による除雪がしば しば行われる。以前は除雪車の走行速度が15〜20km/h程度であったが、最近 では道路の渋滞を防ぐ目的で40km/h程度にまで高速化している。
【0004】 このように高速で走行する除雪車によって路面に積もっている雪は掻き取られ 、塊状となって路側に飛ばされ、その一部が非常電話機用ボックスに衝突する。 仮に除雪車の走行速度vが30km/h(約8.33m/s)、飛来して来る雪塊の 質量mを3kgとすると、非常電話機用ボックスの側面の受ける衝撃力Fは F=mv =3kg×8.33m/s =25kgm/s
【0005】 このため、今までボックス側面に採用されてきたアクリル板では、このような 衝撃力に耐えられず破損する場合が大変多かった。破損すると回線故障や灯具破 損等の弊害を発生させ、サービスの低下は勿論、膨大な復旧稼働で苦慮すること になる。更に電話機に雪が付着し、凍結防止剤が路面に散布されているのでその 塩分により電話機内部の金属部分が腐蝕し、設備劣化を早めてしまう。
【0006】 表1に平成2年度〜5年度の日本道路公団広島管理局管内における非常電話機 用ボックスの破損の状況を挙げる。合計127件のうち、投石、車両事故及び落 雷によるもの7件を除いた120件が除雪作業に起因するものである。
【0007】
【表1】
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる路側帯の非常電話機用ボックスは六面体で耐衝撃性の透光性の 標識面を有している。
【0009】 該標識面が道路を走行して接近してくる車両対向面の場合もあり、また道路対 向面の場合もある。
【0010】 上記の何れの場合にあっても、該標識面は、フレームと該フレームに取付けた 強化プラスチック製の透光性板材で構成することができる。
【0011】 また、前記の各場合の強化プラスチックとしてポリカーボネートを採用しても よい。
【0012】
【考案の実施の形態】
本考案にかかる路側帯の非常電話機用ボックスは、通常のように、路側帯に適 当な間隔で設置される。運転者は、昼間はこれらのボックスの標識面の標識を直 接に見て、また夜間は内部照明により暗闇に浮かび上がった標識を見て、非常電 話機の設置を知る。
【0013】 除雪車が除雪作業で雪塊を路側へ飛ばしながら走行して来ると、非常電話機ボ ックスの標識面にも雪塊がぶち当たる。 その衝撃力は非常に大きいが、この標識面は耐衝撃性を有するので、その衝撃 力に耐えて破損したりせず、ボックスにその機能を全うさせる。
【0014】 該標識面が道路を走行して接近してくる車両対向面であると、除雪車の走行速 度が早くて雪塊の衝撃力が大きい場合でも、これに十分耐え、破損したりするこ とがない。
【0015】 該標識面が道路対向面であると、道路幅員が大でかつ除雪車の走行速度が遅く て雪塊が遠方から飛来するような場合や、投げ捨てられたびん等により標識面が 受ける大きな衝撃力にも十分耐え、破損を防ぐ。
【0016】 六面体が標識面を単に有する場合、該標識面が道路を走行して接近してくる車 両対向面である場合、該標識面が道路対向面である場合のそれぞれの場合におい て、該標識面が、フレームと該フレームに取付けた強化プラスチック製の透光性 板材で構成されていると、該フレームに該板材を取付けるだけで標識面が形成さ れ、標識面の変更等のために標識面の取り替えが生じた際に作業がし易くなる。
【0017】 既記三つの場合で、かつそれぞれ該標識面が、フレームと該フレームに取付け た強化プラスチック製の透光性板材で構成されている場合に、該強化プラスチッ クをポリカーボネートとすると、従来のアクリル板に対し27〜40倍の耐衝撃 力を発揮する。
【0018】
【実施例】
1は非常電話機用ボックスで上下及び四側面の六面体となっている。そしてこ のボックス1は耐衝撃性の透光性の標識面2を有している。このボックス1は側 面の一面が道路3と平行となるようにして、路側帯4に設置した支柱5の頂面に その下面6で取付けられ、通常のように内部に電話機、その回線、光源等(図示 せず)が設置される。
【0019】 車両走行方向後方の側面7は通話するための開口面で、道路に対し裏側となる 側面は通常単なる盲壁面を形成する。
【0020】 除雪車が雪塊を路側帯4へ飛ばしながら非常電話機ボックス1のある方向へ走 行してくると、雪塊がこのボックス1に一斉に衝突する。この衝撃力は非常に大 きく、ボックス1の標識面2にも大きな負荷がかかるが、この標識面2は耐衝撃 性を有するので破損したりしない。従って、内部の電話機、回線、電源等の保存 状態は極めて良好となる。また、夜間には光線の明かりで標識面2を外部に浮か び上がらせ、ドライバーによる視認を容易にする。
【0021】 標識面2は道路3を走行して接近してくる車両対向面8となっている。こうす ると、雪塊の飛翔方向の関係で最も大きな衝撃力を受ける車両対向面8がその衝 撃力に十分に耐え、電話機、回線、電源等を保護する。
【0022】 標識面2は道路対向面9となっている。こうすると、道路幅員が大でかつ除雪 車の走行速度が遅くて雪塊が遠方から飛来するような場合や、ドライバーにより 投げ捨てられたびん等がこの道路対向面9に当たっても、その衝撃力に十分耐え て内部機器類を保護する。
【0023】 前記の各実施例の場合、標識面2はフレーム10とこのフレームに取付けた強 化プラスチック製の透光性板材11で構成されている。こうすると、フレーム1 0にこの透光性板材11を取付けるだけで標識面2が形成され、標識面の変更等 のために標識面2を取り替える必要が生じた際に作業がし易くなる。
【0024】 また、強化プラスチック製の透光性板材11を用いる場合、このプラスチック はポリカーボネートとなっている。こうすると、従来のアクリル板の27〜40 倍の耐衝撃力を発揮する。
【0025】
【考案の効果】
本考案によれば、耐衝撃性の透光性の標識面を有しているので、雪塊やびん等 の飛来物が標識面に衝突しても、その大きな衝撃力に十分耐えることができ、破 損を防いで内部の電話機や回線を保護することができる。
【0026】 請求項2によれば、除雪車の走行速度が早くて雪塊の衝撃力が大きい場合でも 、これに十分耐え、破損したりしない。
【0027】 請求項3によれば、道路幅員が大でかつ除雪車の走行速度が遅くて雪塊が遠方 から飛来するような場合や、投げ捨てられたびん等により標識面が受ける大きな 衝撃力にも十分耐え、破損を防ぐ。
【0028】 請求項4、5又は6によれば、該フレームに該板材を取付けるだけで標識面が 形成され、仮に標識面を変更等のために取り替えが生じた際にも作業がし易くな る。
【0029】 請求項7、8又は9によれば、従来のアクリル板に対し約27〜40倍の耐衝 撃強さを発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる路側帯の非常電話機用ボックス
の具体例を示す斜面図である。
【図2】破損した標識面の一例である。
【符号の説明】
1 非常電話機用ボックス 2 標識面 3 道路 4 路側帯 5 支柱 6 下面 7 側面 8 車両対向面 9 道路対向面 10 フレーム 11 透孔性板材

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 六面体で耐衝撃性の透光性の標識面(2)
    を有していることを特徴とする路側帯の非常電話機用ボ
    ックス(1)。
  2. 【請求項2】 該標識面(2)は道路を走行して接近して
    くる車両対向面(8)である請求項1に記載の路側帯の非
    常電話機用ボックス(1)。
  3. 【請求項3】 該標識面(2)は道路対向面(9)である請求
    項1に記載の路側帯の非常電話機用ボックス(1)。
  4. 【請求項4】 該標識面(2)はフレーム(10)と該フレー
    ムに取付けた強化プラスチック製の透光性板材(11)で構
    成されている請求項1に記載の路側帯の非常電話機用ボ
    ックス(1)。
  5. 【請求項5】 該標識面(2)はフレーム(10)と該フレー
    ムに取付けた強化プラスチック製の透光性板材(11)で構
    成されている請求項2に記載の路側帯の非常電話機用ボ
    ックス(1)。
  6. 【請求項6】 該標識面(2)はフレーム(10)と該フレー
    ムに取付けた強化プラスチック製の透光性板材(11)で構
    成されている請求項3に記載の路側帯の非常電話機用ボ
    ックス(1)。
  7. 【請求項7】 該強化プラスチックがポリカーボネート
    である請求項4に記載の路側帯の非常電話機用ボックス
    (1)。
  8. 【請求項8】 該強化プラスチックがポリカーボネート
    である請求項5に記載の路側帯の非常電話機用ボックス
    (1)。
  9. 【請求項9】 該強化プラスチックがポリカーボネート
    である請求項6に記載の路側帯の非常電話機用ボックス
    (1)。
JP1995008797U 1995-07-31 1995-07-31 路側帯の非常電話機用ボックス Expired - Lifetime JP3029728U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015155969A1 (ja) * 2014-04-09 2015-10-15 日本電気株式会社 非常電話中央処理装置、非常電話、危険警告システム、非常電話中央処理方法及び記憶媒体

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WO2015155969A1 (ja) * 2014-04-09 2015-10-15 日本電気株式会社 非常電話中央処理装置、非常電話、危険警告システム、非常電話中央処理方法及び記憶媒体

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