JP3029623B2 - 放電管の直流点灯回路 - Google Patents

放電管の直流点灯回路

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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、蛍光灯の点灯回路、特に、直流電源による
点灯回路に関する。
(従来の技術) 蛍光灯や水銀灯のような放電管を用いた光源は、電源
に交流電源を用いて点灯するのが普通であるが、光量に
チラツキが伴うことはよく知られている。このチラツキ
は、一般照明用に用いた場合であっても目に好ましくな
い影響を与えるものである。ましてや、画像処理のため
の光源、例えば、画像検出器としてCCDを用いたものな
どの光源に用いる場合には、走査速度を電源の周波数に
同期させ、チラツキのために光量の低下する期間、CCD
から検出を行なわないようにするなど、複雑な回路を用
いねばならなかった。この場合、走査速度により高速性
が要求される高分解能TVなどにおいては、上述した同期
をとる方式ではチラツキに対処することは不可能である
から、照明用光源として優れた光特性を有する蛍光管等
を撮像の際の照明に用いることはできなかった。
チラツキの対策として、複数の蛍光管を用い、点灯の
時期をずらす方式もあるが、これとて交流分の影響を受
け、光量の変動を避けることはできなかった。
直流電源で蛍光管等を点灯すれば、チラツキの問題が
生じないことは明かである。直流点灯を行なって安定に
点灯させるには、交流と異なり、チョークを使用するこ
とはできない。本発明者らは、定電圧回路を用いて安定
に直流点灯を行なう回路を開発した。
この回路によれば、蛍光管等のワッテージに応じた定
電圧を与えることにより点灯を安定に行なうことができ
る。しかしながら、画像処理用の光源として用いる蛍光
管のワッテージを変更したい場合が多い。このために
は、変更する蛍光管等のワット値に適した点灯回路に交
換しなければならず、経済的でないばかりか、緊急に光
量を増加する必要を生じた場合などに対処できない問題
があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、種
々のワット値の蛍光管に適用できる点灯回路を提供する
ものである。
(構 成) 本発明は、ヒーター加熱回路と、設定値に応じた直流
定電圧を発生する定電圧回路と、該定電圧回路の出力側
に接続されたチョークコイルと、起動時に前記チョーク
コイルの出力を短絡可能とする短絡スイッチとを有し、
前記チョークコイルの出力端を蛍光管の両ヒーターの接
続端とすると共に、前記定電圧回路の設定値を使用蛍光
管のワット値に応じて設定できるようにした蛍光管の直
流点灯回路において、前記チョークコイルおよび前記短
絡スイッチを、複数個の蛍光管に対応させて複数個設け
たことを特徴とするものである。
なお、ヒーター加熱回路は、起動後、切断するように
してもよいし、点灯後も継続して常時加熱をするように
してもよい。以下、実施例に基づいて本発明を説明す
る。
第1図は、本発明の参考例を説明するための回路図で
ある。図中、1は交流電源、2はスイッチ、3はヒュー
ズ、4はタイマー、5はその接点、6は整流回路、7は
平滑コンデンサ、8は定電圧回路、9は可変抵抗、10は
切替スイッチ、11〜21は固定抵抗、22は平滑コンデンサ
ー、23はチョークコイル、24はヒータートランス、25,2
6は蛍光管のヒーター接続端子、27は切替スイッチであ
る。
電源スイッチ2を投入すると、整流回路6の出力は平
滑コンデンサ7で平滑され、定電圧回路8により安定化
された直流電圧が平滑コンデンサー22を充電する。同時
に、ヒータートランス24で降圧された電圧により蛍光管
接続端子25,26に接続された蛍光管の2つのヒーターが
加熱される。また、スイッチの投入によりタイマー4が
作動を開始して、その接点5を一定時間、例えば、1秒
間閉成する。タイマー4としては交流タイマーを用いて
いるが、これに限らず、種々のタイマー装置、タイマー
回路や遅延回路が用いられる。例えば、第2図に図示す
るようにコンデンサ28とリレー29との直列回路を整流回
路6の直流出力側に接続するようにしたものでもよい。
手動の接点としてもよい。
接点5の閉成により、チョークコイル23の出力は短絡
され、短絡電流によりチョークコイルに電磁エネルギー
が蓄積される。抵抗21は、短絡電流の電流制限抵抗であ
る。ヒーターの加熱により、蛍光管内の水銀の蒸気圧を
高められ、タイマー4の設定時間の経過による接点5の
開成によって、過度現象による高圧電圧が蛍光管のヒー
ター間に印加される。発生した高圧電圧により、ヒータ
ーを放電電極として、その間に放電を生じさせる。その
放電によって、定電圧回路8よりの直流電源による放電
が生じ、蛍光灯が直流点灯できる。
以上が、実施例の回路における直流点灯の作用である
が、周知のように放電管には、様々な定格のものがあ
る。市販の蛍光管でも、定格電圧として100ボルトのも
のでも、10,15,20,30,40ワット等、種々のワット値のも
のがある。交流点灯では、チョークコイルを安定器とし
て用いるのが普通であり、各ワット値に適応した安定器
が選択される。直流点灯では、チョークコイルのインダ
クタンスは定常状態では働かないが、抵抗分が放電の安
定に寄与する。定電圧回路を用いて直流電圧を安定化さ
せると、より安定した放電が得られると共に、時間的に
も均一な光量が得られるから、光量の長時間にわたる変
動、および、短時間の変動の少ない光源を要求する画像
処理に最適な光源となる。
定電圧回路を用いた場合、蛍光管のワット値により、
適当な電圧範囲があることが分かった。蛍光管のワット
値を変える場合、定電圧回路の電圧値を変えると、チョ
ークコイルを変えなくても安定した直流放電が得られる
ことも分かった。
したがって、蛍光管のワット値に適した電圧値に設定
した定電圧回路を用いると各種の蛍光管に対して同一の
チョークコイルを利用できる。しかも、定電圧回路の設
定電圧を可変とし、それを蛍光管のワット値に応じて設
定すれば、1つの点灯回路で各種のワット値の蛍光管を
点灯させることができ、画像処理等に用いる光源の光量
を変更したい場合、蛍光管を交換するだけでそれに対処
できる。
第1図における抵抗11〜20は定電圧回路の設定電圧を
選択するためのものである。抵抗11,12が選択された場
合に対し、切替スイッチが右へ移行した方が、定電圧回
路の出力電圧は高くなり、より高ワット値に適応できる
ように各抵抗値が決定される。例えば、抵抗11,12は、1
0ワット、抵抗13,14は15ワット、抵抗15,16は20ワッ
ト、抵抗17,18は30ワット、抵抗19,20は40ワットの蛍光
管に適するようにされている。可変抵抗9は、微調整の
ためのものである。電圧設定回路は、これに限らず単一
の可変抵抗でもよいし、各種のものが利用できる。抵抗
11,13,15,17,19を可変抵抗としてもよい。
第3図は、第1図における定電圧回路の出力側に複数
本の蛍光管を接続する実施例がある。平滑コンデンサー
23より左側は同様であるので図示を省略した。一方のヒ
ーター接続端子25は共通にできる。26A,26B,26C・・・
は、図示しない異なる蛍光管A,B,C,・・・へのヒーター
端子、4A,4B,4C,・・・は、各蛍光管の起動接点、23A,2
3B,23C,・・・は、それぞれのチョークコイルである。
第4図は、他の参考例の説明図である。この参考例に
おいては、コンデンサ及びトリガトランスよりなる高圧
パルス列発生回路30を起動回路として用いたものであ
る。図中、第1図と同様な部分には同じ符号を付した。
タイマー4の作動による接点5の一定時間後の閉成によ
って、高圧パルス列発生回路16の一次側にコンデンサの
充電電流による過渡電流を流れ、2次側に高圧パルス列
が発生する。高圧パルス列は、端子25,26に接続された
図示しない蛍光管のヒーター間に印加され、その半波に
よりヒーター間に間欠放電を生じさせる。その放電によ
って、定電圧回路8よりの直流電源による放電が生じ、
蛍光灯が直流点灯できる。ダイオード32は、高圧パルス
列の一方の極性に対する直流電源側のインピーダンスを
高くするためのものである。チョークコイル23は抵抗で
置換してもよいが、放電管として市販の蛍光管を用いる
場合、その定格の安定器を利用してもよい。コンデンサ
31は、直流電源が高圧パルス列発生回路へ印加されるの
を阻止すためのものであり、ダイオードを用いてもよ
い。
第4図の参考例においても、第3図と同様に、チョー
クコイル23とダイオード32との直列回路、接点5、高圧
パルス列発生回路30、コンデンサー31、端子26を複数用
いることにより、定電圧回路部を共通にして、複数の放
電管を点灯することができる。
本発明の実施例において、ヒーターの加熱をヒーター
トランスによる交流加熱としたが、直流で加熱する方が
出力光量の変動はより少なくなる。
(効 果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、市
販の蛍光管を直流電源で点灯できるから、チラツキがな
く、その分だけ明るい光源が得られ、一般照明用はもち
ろん、特に画像処理用光源、例えば、ファックス、複写
機用光源、高品位TV撮影用の照明光源、高速カメラ用光
源、液晶装置におけるバックライト等に適した光源を得
ることができる。
そして、定電圧回路を用い、放電管のワット値に応じ
て電圧値を設定できるようにしたから、点灯回路を交換
することなく、ワット値の異なる放電管を点灯でき、特
に、ワット値の変更に簡単に対処できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の参考例の回路図、第2図は、タイマ
ー回路の一例を示す回路図、第3図は、本発明の実施例
の回路図、第4図は他の参考例の回路図である。 1……交流電源、2……スイッチ、4……タイマー、5
……タイマー接点、6……整流回路、7……平滑コンデ
ンサ、8……定電圧回路、9〜20……電圧設定回路、22
……平滑コンデンサー、23……チョークコイル、24……
ヒータートランス、25,26……蛍光管のヒーター接続端
子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−52896(JP,A) 特開 昭59−127400(JP,A) 特開 昭59−180994(JP,A) 特開 昭62−52897(JP,A) 特開 昭62−52898(JP,A) 特開 平2−281597(JP,A) 実開 平1−127198(JP,U) 実開 昭62−46424(JP,U) 特公 昭49−3181(JP,B2) 特公 昭32−10781(JP,B1) 特公 昭36−15984(JP,B1) 特公 昭36−15985(JP,B1) 実公 昭40−32552(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/14 - 41/234 H05B 41/26 - 41/298

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒーター加熱回路と、設定値に応じた直流
    定電圧を発生する定電圧回路と、該定電圧回路の出力側
    に接続されたチョークコイルと、起動時に前記チョーク
    コイルの出力を短絡可能とする短絡スイッチとを有し、
    前記チョークコイルの出力端を蛍光管の両ヒーターの接
    続端とすると共に、前記定電圧回路の設定値を使用蛍光
    管のワット値に応じて設定できるようにした蛍光管の直
    流点灯回路において、前記チョークコイルおよび前記短
    絡スイッチを、複数個の蛍光管に対応させて複数個設け
    たことを特徴とする蛍光管の直流点灯回路。
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