JP3029569U - 検尿用容器 - Google Patents

検尿用容器

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JP3029569U
JP3029569U JP1996003758U JP375896U JP3029569U JP 3029569 U JP3029569 U JP 3029569U JP 1996003758 U JP1996003758 U JP 1996003758U JP 375896 U JP375896 U JP 375896U JP 3029569 U JP3029569 U JP 3029569U
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JP
Japan
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cap
main body
closing plate
cylindrical
cylindrical mouth
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JP1996003758U
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English (en)
Inventor
英輔 佐藤
Original Assignee
東洋器材科学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 製品の製造性並びに尿液の採取、保管、郵
送、検査等の一連の取扱操作が簡便、確実であり、正確
な検査結果を得ることができる検尿用容器を提供する。 【解決手段】 本容器は本体1及びキャップ2を軟質合
成樹脂材で一体成形し、本体1は正面3、背面、底面を
扁平に製し、かつ、両肩部6、7を互いに内側に傾斜し
た立体ホームベース形の頂部8とし、その外周に雄ねじ
を備えた円筒口を設け、円筒口の間口より大きく、か
つ、防腐剤を含浸した紙片11を収蔵したものであり、
キャップ2は円筒体のほぼ中間内部に閉塞板を設け、閉
塞板の下面には円周リブを突設した円周溝を形成し、閉
塞板からの下半部には内周に雌ねじを備え、上半部はそ
の上部に向かうに従って外径が小になるよう傾斜部16
とし、その外面に縦突条17を間隔的に備え、本体1の
円筒口にキャップ2の下半部を螺合した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は検尿用容器に関するものである。 近年、成人病早期発見のため健康診断等において検尿による神経芽細胞腫検査 が盛んに行われているところである。この場合、一般的に検尿用容器が使用され ているが、採尿、保管、郵送、検査等の過程を経るので、そのそれぞれの取り扱 いにおいて十全を期さなければならない。
【0002】
【従来の技術】
この種の容器としては、例えば防腐剤を含浸させた紙片を収納した容器本体の 液体貯留室の正面及び背面を扁平にし、その上部から一連に続く筒状注入口と、 該筒状注入口を閉じる蓋から成るものが知られている(実開平5−15908号 公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来技術にあっては、容器本体はプラスチックスを一体成型したスポイト 状のものであるから、採尿しやすく、定形封筒に入れても嵩ばらず、また、採尿 から検尿までの経時にあっても雑菌による汚染を防止することはできる。 しかしながら、筒状注入口の口先の外周には凹凸を輪状に付けてあるので、蓋 はキャップ式のゴム製にしてその弾力性によって閉塞しなければならない。この ことは要するに、材質の異なる弾力性にのみによって尿液の漏洩を防止するには 限界があり、特に筒状注入口の口先は採尿時や抽出検尿時には常に濡れているの で、ゴム製の蓋では滑りやすく、口先の外周に設けた凹凸の輪状の抵抗とゴムの 弾力とが相俟って、かえって蓋の開閉をしにくくしている。そして、取り扱う液 体が汚水と云う観念も生じ、この蓋の着脱には余計な神経を使わねばならない。
【0004】 また、この容器は液体貯留室の底部が円弧形であるため起立させることができ ず、採尿量の多少が明瞭でなく、保管性並びに取扱性に難が生じている。 更に、この容器を製品化するには、プラスチックス材とゴム材の二種の材料を 用意せねばならず、その生産性も不利である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前記従来技術の機能を保全するとともに、その問題点に鑑みてこ れを是正し開発したものである。 次に、本案の要旨とするところを図面の符号に従って説明すると、本体1及び キャップ2の何れも軟質合成樹脂材で一体成形してなり、前記本体1は正面3及 び背面4並びに底面5を扁平に製し、かつ、両肩部6、7を互いに内側に傾斜し た立体ホームベース形の頂部8に、外周に雄ねじ9を備えた円筒口10を設け、 該円筒口10の間口より大きく、かつ、防腐剤を含浸した紙片11を収蔵したも のであり、また、前記キャップ2は円筒体のほぼ中間内部に閉塞板12を設け、 該閉塞板12の下面には円周リブ13を突設した円周溝14を形成し、前記閉塞 板12から下半部には内周に雌ねじ15を備え、かつ、上半部はその上部に向か うに従って外径が小になるように傾斜部16とし、その外面に縦突条17を間隔 的に備え、本体1の円周口10にキャップ2の下半部を螺合してなる検尿用容器 である。
【0006】 この考案の構成手段によると、本体及とキャップの何れもが同一の軟質合成樹 脂製である。従って、採尿の際には本体がスポイト機能を発揮し迅速に尿液を本 体内に吸引でき、また、検尿の際には円筒口を下向きにして本体を軽く押すだけ で所定位置に流出させることができる。そして、本体にキャップを螺合すると、 円筒口の開口周に円周リブ及び円周溝が合致し、かつ、膨張係数の同一性と相俟 って正確実に密閉できる。このとき、キャップの上半部が閉塞板から上部に向か うに従って直径が小さくなるようにテーパーが付してあり、かつ、縦突条との抵 抗により滑らないように工夫されているから、螺合の脱着が自然で円滑である。 さらに、本体の正面、背面、底面がそれぞれ扁平であり、かつ、キャップ内は上 半部並びに下半部共に空洞であるので、封筒に入れて郵送するに際いしても嵩ば らず、軽量であるとともに起立できるので、それらの取扱機能が優れている。な お、紙片は採尿から検尿に至る期間における尿の汚染防止並びに保管機能を発揮 する。この紙片は、巻状又は折り曲げてから間口から入れれば本体内で広がり、 逆さにしても間口から落下することはない。
【0007】
【考案の実施の形態】
横輻25mm、奥行厚さ9mm、底部からの肩部高さ27mm、肩部の傾斜角 度45度、円筒口の長さ8mm、円筒口の直径7mm、雄ねじのピッチ2mmの 本体を軟質プラスチックス材を用いて一体成形により製し、また、キャップは長 さ18mmで下半部7mm、上半部11mmのところに1mm厚の閉塞板を設け 、かつ、該閉塞板の下面周に円筒口の面周に合致する円周リブを備え、下半部に ピッチ2mmの雌ねじを上半部に設けた縦突条も2mmのピッチで設け、しかも 、上半部の直径は前記閉塞板から上面に向かうに従い細径になるよう僅かな傾斜 部を付して本体と同種の軟質プラスチックス材を用いて一体成形により製した。 なお、本体及びキャップともに肉厚を0.6mmとした。 そして、防腐剤を含浸した紙片は、縦15mm、横10mmの大きさのものを 縦方向にかるく二つ折りにすれば円筒口の間口から容易に本体内に落下し、収蔵 することができ、このとき該紙片は本体内で折り部が広がるので、本体を逆さに しても間口から外部へ落ち出ることはない。
【0008】
【考案の効果】
この考案によると、本体とキャップが同一の軟質合成樹脂製であるから膨張係 数が同じであり、かつ、雄ねじと雌ねじとの螺合で、しかも、キャップの上半部 が傾斜部となり縦突条が設けてあることが相俟って、精密性、正確性が極めて高 い。従って、螺合の着脱が自然で円滑であり、取扱操作が簡便であるとともに、 尿液の漏洩を十分、かつ、確実に防止することができる。 また、本体の正面及び背面並びに底面が扁平であり、キャップも空洞であるか ら軽量で郵送の際に嵩ばらず、しかも、起立できるので取扱性並びに保管性が高 い。 さらに、本体内には防腐剤を含浸した紙片が収蔵されているので、被検体であ る尿液の採取から検査に至るまでの経時的汚染の防止に有効である。 要するに、本案によると製品の製造が容易であり、採尿、保管、郵送、検尿等 の一連の取り扱い及び操作が簡便、かつ、確実であり、常に極めて正確な検尿結 果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示した説明的な正面図であ
る。
【図3】本考案の一実施例を示した説明的な側断面図で
ある。
【符号の説明】
1 本体 2 キャップ 3 正面 4 背面 5 底面 6 肩部 7 肩部 8 頂部 9 雄ねじ 10 円筒口 11 紙片 12 閉塞板 13 円周リブ 14 円周溝 15 雌ねじ 16 傾斜部 17 縦突条

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(1)及びキャップ(2)の何れも
    軟質合成樹脂材で一体成形してなり、前記本体(1)は
    正面(3)及び背面(4)並びに底面(5)を扁平に製
    し、かつ、両肩部(6)、(7)を互いに内側に傾斜し
    た立体ホームベース形の頂部(8)に、外周に雄ねじ
    (9)を備えた円筒口(10)を設け、該円筒口(1
    0)の間口より大きく、かつ、防腐剤を含浸した紙片
    (11)を収蔵したものであり、また、前記キャップ
    (2)は円筒体のほぼ中間内部に閉塞板(12)を設
    け、該閉塞板(12)の下面には円周リブ(13)を突
    設した円周溝(14)を形成し、前記閉塞板(12)か
    ら下半部には内周に雌ねじ(15)を備え、かつ、上半
    部はその上部に向かうに従って外径が小になるように傾
    斜部(16)とし、その外面に縦突条(17)を間隔的
    に備え、本体(1)の円筒口(10)にキャップ(2)
    の下半部を螺合してなる検尿用容器。
JP1996003758U 1996-03-28 1996-03-28 検尿用容器 Expired - Lifetime JP3029569U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019100747A (ja) * 2017-11-29 2019-06-24 花王株式会社 尿比重評価機能付き採尿容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019100747A (ja) * 2017-11-29 2019-06-24 花王株式会社 尿比重評価機能付き採尿容器
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