JP3029506U - 釘打ち補助器具 - Google Patents

釘打ち補助器具

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JP3029506U
JP3029506U JP1996004376U JP437696U JP3029506U JP 3029506 U JP3029506 U JP 3029506U JP 1996004376 U JP1996004376 U JP 1996004376U JP 437696 U JP437696 U JP 437696U JP 3029506 U JP3029506 U JP 3029506U
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邦▲徳▼ 中村
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邦▲徳▼ 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小規模な木工作業等での釘打ち作業の際
に、釘を固定して、円滑かつ安全、確実に釘を板などに
打ち込めるようにした釘打ち補助器具を提供する。 【解決手段】 先端部(4)(4′)に行くにしたが
って高さを低くし、先が細くなった、釘固定部(1)
(1′)の、釘固定面(2)(2′)に、釘固定溝
(3)(3′)を複数設け、先端部(4)(4′)に行
くにしたがって、その釘固定溝(3)(3′)の長さが
短く、深さが浅くなるようにし、釘固定部(1)
(1′)の先に支点部(6)(6′)を設け、その先に
角度をつけて上方に曲げた柄(5)(5′)をつけ、支
点部(6)(6′)で留めて、回転して動くようにした
ことを特長とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、小規模な木工作業等での釘打ち作業の際に、釘を固定して、円滑 かつ安全、確実に釘を板などに打ち込めるようにした釘打ち補助器具に関するも のである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来より、釘打ち作業は、釘を指でつまんで釘の頭を金づち等で打つという方 法が一般的であるが、これは初心者等がその方法で作業するとすぐ釘が曲がって しまったり、またそのため作業が手間取って時間がかかったり、さらに、釘抜き 等で釘を抜くと跡が残って仕上がりが悪くなり、また抜いた釘はさらに曲がりや すくなっているために使えず、またさらに、指を金づち等で打って内出血するな どの事故が起こるなどの欠点があった。 特に、指を金づちで打つ事故は、中学校での技術家庭科の実習での木工作業や 、小学校の図画工作、高等学校の課外活動等における木工作業等においては、技 術の未熟さや不注意等が原因で頻繁に見られるものである。 また、従来より、エア・コンプレッサーの空気圧や電動機等を利用した釘打ち 機等、電気ハンマー、空気ハンマーなどがあるが、これは装置が大がかりとなっ て単価が高額となり、簡易な木工作業や日曜大工等では費用の面から適さず、ま た、基本的な技術習得のための実習には役立たず、安全性の面においても、釘打 ち機で人体に釘を打ち込むなどの事故も過去に発生するなどの欠点があった。 さらにまた、ペンチやプライヤー、ラジオペンチ等で釘を固定して本考案の代 用をした場合は、釘固定溝(3)(3′)がないため、釘が、それらの工具の本 考案釘固定部(1)(1′)の釘固定面(2)(2′)に相当する面と平行に滑 ったり曲がったりしやすく、また同じくそれらの工具に釘固定溝(3)(3′) がないため、釘が長い場合には、それらの工具の釘固定部(1)(1′)釘固定 面(2)(2′)に相当する面より上に突き出ている箇所から曲がりやすく、ま たそれらの工具の柄にはそれらの工具の釘固定部底面(7)に相当する面に対し て角度がつけられてないため、きわめて保持しにくく、作業がしにくいなどの欠 点があった。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
先端部(4)(4′)に行くにしたがって高さを低くし、先が細くなった、釘 固定部(1)(1′)の、釘固定面(2)(2′)に、釘固定溝(3)(3′) を複数設け、先端部(4)(4′)に行くにしたがって、その釘固定溝(3)( 3′)の長さが短く、深さが浅くなるようにし、そして釘固定部(1)(1′) の先に支点部(6)(6′)を設け、その先に角度をつけて上方に曲げた柄(5 )(5′)をつけ、支点部(6)(6′)で留めて、回転して動くようにする。 本考案は、以上のような構成からなる釘打ち補助器具である。
【0004】
【考案の実施の形態】
柄(5)(5′)を片方の手で握り、釘固定溝(3)(3′)に釘(8)を挟 み、釘固定部底面(7)を下にして板(10)の上に置いて固定し、金づち(9 )をもう一方の手で持って釘(8)を打つ。そして、上記の作業を、釘(8)を 挟む釘固定溝(3)(3′)を打ち残した釘(8)の長さや太さに応じてだんだ ん長くて深いものから短くて浅いものへと変えてゆき、繰り返し反復して行う。
【0005】
【実施例】
以下、本案の実施例について説明する。 (イ)先端部(4)(4′)の方に行くにしたがって高さを低くし、先が細くな った、釘固定部(1)(1′)の、釘固定面(2)(2′)に、釘固定溝(3) (3′)を釘の長さと太さに合わせて複数設け、先端部(4)(4′)の方に行 くにしたがって、その釘固定溝(3)(3′)の長さが短く、深さが浅くなるよ うにする。 (ロ)釘固定部(1)(1′)の先につながる支点部(6)(6′)を設け、そ の支点部(6)(6′)の先にそれぞれに同じ角度で上方に曲げた柄(5)(5 ′)を設け、その柄(5)(5′)の先を、さらに反対に下方へ、それぞれ同じ 角度で少し曲げる。 (ハ)支点部(6)(6′)で、釘固定部(1)とそれにつながる支点部(6) と柄(5)、釘固定部(1′)とそれにつながる支点部(6′)と柄(5′)を 、相互に交差させて留め、回転して動くようにする。 本案は以上のような構造で、これを使用するときは、柄(5)(5′)を片方 の手で握り、釘固定溝(3)(3′)に釘(8)を挟み、釘固定部底面(7)を 下にして板(10)の上に置いて固定し、金づち(9)をもう一方の手で持って 釘(8)を打つ。 そして、上記の作業を、釘(8)を挟む釘固定溝(3)(3′)を打ち残した 釘(8)の長さや太さに応じてだんだん長くて深いものから短くて浅いものへと 変えてゆき、繰り返し反復して行う。 そしてさらに、釘(8)が十分に板(10)に打ち込まれたところで、最後に 釘(8)を金づち(9)のみで完全に打ち込む。 なお、いくつかある釘固定溝(3)(3′)の口径がどれも同じだった場合、 釘(8)は同じ太さのものしか打てないが、本考案の釘固定溝(3)(3′)は 釘固定部(1)(1′)の先端部(4)(4′)に行くほど深さが浅くなってい るので、太さの細い釘でも、挟んで固定し、打てるようになっている。しかし、 あらかじめ打つ釘(8)の太さが決まっていて、変わらない場合は、釘固定溝( 3)(3′)の深さを浅くしなくてもよい。 また、釘固定溝(3)(3′)は、釘固定部(1)(1′)の釘固定面(2) (2′)を閉じたときに筒状の管の状態を形成するので、釘(8)はその管の中 を進むようになり、釘(8)はたとえ斜めに打たれても、釘固定溝(3)(3′ )の内壁から反作用を受け、打ちつけられた力と反作用の合力線上を進み、また 釘(8)が曲がり得る空間もないため、たとえ一度曲がった釘(8)でも、金づ ち等でほぼまっすぐにまで伸ばして本考案を使用すると、釘(8)は曲がらずに まっすぐ、確実に、円滑に、板(10)に打ち込むことができる。 また、図4、図5のように釘固定部(1)(1′)の釘固定面(2)(2′) だけを切り離し、着脱して交換できるようにしてもよい。まず、釘固定部(1) (1′)の釘固定面(2)(2′)だけを切り離し、それぞれに雄ねじ(11) と雌ねじ(12)をつけ、釘固定部(1)(1′)の側面にくぼみ(13)をつ けて穴を貫通さて、その穴に雄ねじ(11)をそれぞれ差し込んで通し、雌ねじ (12)でそれぞれ固定する。 こうすると、さまざまな口径の釘固定溝(3)(3′)のついた釘固定面(2 )(2′)を何種類か作製し、交換するだけで、さまざまな太さと長さの釘(8 )を打てるようになる。 また、くぼみ(13)は雄ねじ(11)と直角な面を構成するために設けてい るものなので、くぼみ(13)の代わりに、くぼみ(13)の反対方向に出っ張 りをつけて、雄ねじ(11)と直角な面を構成してもよい。さらにまた、くぼみ (13)と出っ張りの両方を組み合わせてもよい。 また、着脱して交換できるようにするための方法として、ソケットレンチの場 合のように、釘固定面(2)(2′)と釘固定部(1)(1′)の内側に、凸部 と凹部を設けて、はめ込めるようにしてもよい。 ところで、釘固定溝(3)(3′)の内壁には、適度に凹凸をつけて、釘(8 )が滑らないように固定しやすくしてもよい。 また柄(5)(5′)に、表面に凹凸をつけたり、ゴム製等のカバーをつけた りして、滑りにくくして、手で握りやすくしてもよい。 また、支点部(6)(6′)は穴を貫通させて、ボルトとナットで留めて、固 定してもよい。 また、柄(5)(5′)の付け根付近に、釘固定溝(3)(3′)等を設けて 、ペンチやラジオペンチのように、釘を抜いたり、また、釘を挟んだりできるよ うにしてもよい。 また、釘固定部(1)(1′)の先端部(4)(4′)や柄(5)(5′)の 先端等に、切り込みなどを入れて、釘が抜けるようにし、釘抜きの代わりになる ようにしてもよい。 また、釘固定部(1)(1′)の側面は、強度を損なわない程度に、くぼみを つけてもよい。 また、釘固定面(2)(2′)の一部や柄(5)(5′)の付け根等に刃をつ けて、針金などが切れるようにして、ペンチの代用になるようにしてもよい。 また、釘固定部(1)(1′)の側面等に、やすり等をつけてもよい。 また、釘固定部(1)(1′)の上面は、釘固定溝(3)(3′)に合わせて 、階段状になるようにしてもよい。
【0006】
【考案の効果】
釘固定部に釘固定溝があるので、初心者等でも、釘を曲がらずにまっすぐ、確 実に、円滑に、板に打ち込むことができる。 また、釘固定溝の深さが釘固定部の先端部に行くほど浅くなっているので、太 さの細い釘でも、挟んで固定し、打つことができる。 また、釘固定溝は釘固定部の釘固定面を閉じたときに筒状の管の状態を形成す るので、釘はその管の中を進むようになり、たとえ一度曲がった釘でも、金づち 等でほぼまっすぐにまで伸ばして本考案を使用すると、釘は曲がらずにまっすぐ 、確実に、円滑に、板に打ち込むことができ、資源の節約にもなる。 また、そのため、打ち込んでいる途中で一度曲がってしまった釘でも、金づち 等でほぼまっすぐにまで伸ばして本考案を使用すれば、釘はまっすぐ板に打ち込 むことができる。 また、釘を指ではなく釘固定部によって固定するので、万が一振り下ろした金 づちが釘をそれても、指を打つ心配はまったくなく、安全である。 また、柄が釘固定部底面に対して角度をつけて上方に曲がっており、きわめて 握りやすく、作業がしやすい。 また、作業が人力であるうえ、釘を段階的に打ち込むため、誤って一度に人体 に打ち込んでしまうような事故が発生する可能性が、きわめて低い。 また、器具が簡易な構造をしているため、コストもあまりかからず、安価に提 供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の斜視図である。
【図2】本考案の使用状態を表す、一部を切り欠いた説
明図である。
【図3】本考案の閉じた状態を表す、真下から見た底面
図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図5】図4の釘固定面の取り外した状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1、1′ 釘固定部 2、2′ 釘固定面 3、3′ 釘固定溝 4、4′ 先端部 5、5′ 柄 6、6′ 支点部 7 釘固定部底面 8 釘 9 金づち 10 板 11 雄ねじ 12 雌ねじ 13 くぼみ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部(4)(4′)に行くにしたが
    って高さを低くし、先が細くなった、釘固定部(1)
    (1′)の、釘固定面(2)(2′)に、釘固定溝
    (3)(3′)を複数設け、先端部(4)(4′)に行
    くにしたがって、その釘固定溝(3)(3′)の長さが
    短く、深さが浅くなるようにし、釘固定部(1)
    (1′)の先に支点部(6)(6′)を設け、その先に
    角度をつけて上方に曲げた柄(5)(5′)をつけ、支
    点部(6)(6′)で留めて、回転して動くようにし
    た、釘打ち補助器具。
JP1996004376U 1996-03-14 1996-03-14 釘打ち補助器具 Expired - Lifetime JP3029506U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014222011A (ja) * 2013-06-06 2014-11-27 北村精工株式会社 コンクリート用釘およびコンクリート用釘セット
CN107538437A (zh) * 2017-10-13 2018-01-05 陆光华 一种线槽打钉钳

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0847872A (ja) * 1994-08-03 1996-02-20 Yoshibumi Nakamura 釘打ち補助具

Patent Citations (1)

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