JP3029161U

JP3029161U - 振子式遠投撒餌籠

Info

Publication number: JP3029161U
Application number: JP1994003982U
Authority: JP
Inventors: ▲衛▼ 江口
Original assignee: 江口衛
Priority date: 1994-02-17
Filing date: 1994-02-17
Publication date: 1996-09-27
Anticipated expiration: 2000-02-17

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】海の磯、岩場、川の沿岸より遠投釣りに従来で
きなかった距離を延し釣果を得、又、深場にひそむ大型
魚をうる。道糸とハリスの絡み、道糸の捩れ、絡みをな
くし、それによる障害で起る時間の浪費をなくす。又、
釣具の損失、損傷を防ぎ、巻き戻し時の労力を半減させ
る。【構成】Ｌ型ロットＡのＬ頂角部に頂角部の環３を設け
る。外枠４をたてに用いた、たて枠形撒餌籠Ｂの両端に
上部環Ｇと下部環Ｈを設ける。Ｌ形ロットＡの頂角部の
環３にサルカンＣを介して、たて枠形撒餌籠Ｂの上部環
Ｇを連結する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

此の考案は海釣り、川釣り時に沿岸或は磯場よりの対象魚・上物釣りに遠投することにより釣果が得られ、又釣具の損傷と損失を解消できるよう考案した

【０００２】

【従来の技術】

従来の撒餌籠の構造では発生する障害が多く又遠投距離に限度があり天秤ロットに撒餌籠を固定し且つ又ロットの長さが長く全体の構造上力投時空中で風圧を受け距離が限定される又はロットが長いために風圧に弱く内曲りが激しく道糸とハリスとの絡みが生じる、又籠の外枠が螺線状渦巻卵型に構成されて居るため着水並びに水中での撒餌散布の効率が悪く巻き戻して見ると残留餌があります尚を巻き戻しの引力で水の抵抗と水圧が加わりますが螺線形であるため水流が螺線に沿い天秤ロットと撒餌籠が固定されておるため共に回転を起しそれが道糸に伝導して道糸が捩れ絡みを発生する捩れのまゝ力投すると釣竿、或いは竿に道糸を誘導する設置せれたガイド（リング）に絡み力投の時竿の破損、損傷、ウキ、撒餌籠の損失を受け多大な損害を被ります又籠の構造上リールで巻き戻し時水の抵抗を受けるため相当な労力を要して巻戻して居ります

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

（イ）投力のスピードで起る風圧を除圧し遠投距離を延す（ロ）力投時空中で発生する道糸とハリスの絡みの障害を失くす（ハ）撒餌籠の回転で発生する道糸の捩れと絡みを解消する（ニ）道糸の絡みで発生する釣具の損失、損傷を解消する（ホ）リールにて巻き戻し時に起る水流、水圧の抵抗を半減させ労力の浪費を解消する（ヘ）撒餌を効率良く散布させ籠内の残留餌を失くす（ト）撒餌籠に直接餌を求める魚の釣果を得る

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）遠投距離を延す図Ｎｏ２．Ａ．Ｌ型ロットと図Ｎｏ３．Ｂ撒餌籠図Ｎｏ３．７．の片袖付サルカンを使用してＬ型ロット図Ｎｏ２．Ａ．３の輪の部分に通して図Ｎｏ３．Ｂ撒餌籠と連結構成することによりサリカンの自在な動きを利用し振子作用させる尚を振子は最大限に活用させるため図Ｎｏ３Ｂ．４に大型鉛り玉或いはＢ４′の卵型鉛り玉を設置して動力を作ることにより遠投距離を延す（ロ）道糸とハリスの絡の解消図Ｎｏ１．Ａ．３のＬ型ロットの角部図Ｎｏ３．Ｂの撒餌籠と連結部に右二重巻の輪に半田付けを程して形成することによって投力のスピードで起る風圧に耐えＬ型ロットの図Ｎｏ２．Ａ．２の内曲りの現象を極力おさえ道糸とハリスの絡みを解消する（ハ），（ニ），道糸の捩れと絡みを解消して釣具の損失と損傷をまぬがれる図Ｎｏ２．Ａ．３の部分、図Ｎｏ３．Ｂ．７の部分に振子作用を兼ねた片袖付大型サルカンと図Ｎｏ２．Ａ．４の道糸結束部分と計２個のサルカンを使用して力投時の空中でのＮｏ４完成図撒餌籠の回転で起る道糸の捩れを失くす尚をＮｏ３．Ｂ．２の撒餌籠の外枠を硬質ステンレス鋼線を縦６本で水滴型に形成して、リールの巻き戻し時水中での回転を失し道糸の捩れ絡みで発生する釣具の損失、損消を解消する（ホ）水流、水圧の抵抗と労力を半減させる図Ｎｏ２．Ａ．２のロットの長さの短縮と図Ｎｏ３．Ｂ．の撒餌籠の構造でリールでの巻き戻し時のスピードで起る引力により発生する水流、水圧を減じさせ労力を半減させる（ヘ）撒餌の散布と残留餌の解消図Ｎｏ３．Ｂ．２．の撒餌籠の外枠が縦６本で形成することにより着水時又水中での撒餌効率が高く籠内の残留餌を失くす（ト）撒餌籠に直接餌を求める魚に対しての釣果を得る図Ｎｏ３．Ｂ．６．撒餌籠最下部に輪を造成しバクダン針或は極矩なハリスを用ひ輪に直結して釣果を得る

【０００５】

【作用】

（イ）図Ｎｏ４．Ａ．Ｂ．のＬ型ロットの撒餌籠を図Ｎｏ４．Ｂ．７．片袖付大型サルカンにての振子作用を利用して従来にでき得なかった遠投距離を延すことができる（ロ）図Ｎｏ１．Ａ．３．Ｌ型ロットの角部に右二重巻きの輪を形成して輪の外周に半田付けすることにより力投時空中でのスピードによる風圧で内曲り図Ｎｏ１．Ａ．２のロットを減じ尚そのロットの長さを短縮ができ風圧を減じて遠投を助ける道糸とハリスの絡みは力投した労力の損とハリス針の損傷で取替が必要となりますが輪を造る事により絡みを解消する（ハ）（ニ）力投時、又リールで巻き戻し時撒餌籠の形成で空中及び水中で発生する回転が道糸に伝導し捩れ絡みを起す此の場合力投時釣り竿及び竿に設置してあるガイドに絡み投力と竿の反発力で竿の折れ又損傷を被ります又道糸の切れでウキ、撒餌籠の損失を招きますので絶対に解消される事項です図Ｎｏ４完成図の振子式遠投撒餌籠で完全に解消される（ホ）図Ｎｏ４の完成図又図Ｎｏ３．Ｂ撒餌籠の構造でリールの巻き戻しのスピードで発生する水圧の抵抗を柔げ水切りも良く軽く操作ができます（ヘ）図Ｎｏ３．Ｂ．の撒餌籠の構造で着水時又は水中での撒餌の散布も良くリールで巻き戻しを終え撒餌籠内の残留餌なく釣果が得られる（ト）図Ｎｏ３．Ｂ．６．撒餌籠最下部の輪にバクダン針、或いは極矩なハリスを用ひて結束することにより撒餌籠自体に直接餌を求める魚の釣果を得ることができる

【０００６】

【実施例】

（イ）図Ｎｏ２．Ａ．と図Ｎｏ３．Ｂ．と連結、図Ｎｏ４．の如く振子式遠投撒餌籠を構成させ図Ｎｏ２．Ａ１．とＡ２のロット間の角度を１２０゜〜１３０゜に設定することによって道糸とハリスの絡みを完全に解消できた（ロ）図Ｎｏ４の振子式遠投撒餌籠で力投のスピードにて空中で発生する風圧、又リールで巻き戻し時のスピードで発生する水流、水圧での障害、回転で起る道糸の捩れ、絡みを完全に解消できた（ハ）図Ｎｏ４．Ａ．４のサルカンに道糸を結束し図Ｎｏ４．Ａ．５サルカンにハリスを結束して図Ｎｏ４．Ｂの撒餌籠に撒餌を詰める手の平で固く握り固める後ハリスの針に餌をつけて力投する、ウキの型及び材質は力投時の空中での風圧に抵抗の少ないものを使用する材質は海綿又はポリ製品で軽いもの、型は円錐形で直径２５粍〜３０粍長さ１２０粍〜１５０粍が遠投の効果があります図Ｎｏ４．Ｂ．４撒餌籠内の大型鉛り玉は竿の反発力によって区別使用されますが竿はメーカーによってそれぞれ反発力が異りますが一般に遠投用釣り竿３号には１０号（約３７．５ｇ）竿４号には１２号（約４５ｇ）の鉛り玉を設置された撒餌籠を使用することにより遠投効果が得られ、力投した結果従来になし得なかった距離に遠投できた。尚を釣り竿遠投５号を使用するには常人以上の体力を持した者でなければ使い熟せない

【０００７】

【考案の効果】

海の磯、岩場、川の沿岸にての遠投釣りに際して従来以上に距離を延すことができ道糸とハリスの絡み、道糸の捩れ絡み、釣具の損失、損傷の解消、時間の浪費、労力の半減ができた、尚を従来にできなかった遠投により釣果も上り深場にひそむ大物魚、釣りにも効果が得られるようになった

【提出日】平成６年７月２９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は、Ｌ形ロット頂角部の環にサルカンを介し、たて枠形撒餌籠を連結した振子式遠投撒餌籠に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

（イ）従来の撒餌籠の構造は、螺旋状の卵形や、袋網状に構成されていて天秤ロットにこのような撒餌籠が固定してあるために、遠投した時、風圧を受け易く遠投距離がのびない。（ロ）天秤ロットが本考案に此べ、ロット主軸とロット枝軸の角度が小さく、寸法は長い（本案の約２倍）ため遠投した時、風圧による内曲現象（ロット枝軸がロット主軸方向に曲る）が激しく道糸と、ハリスが絡み障害を起していた。（ハ）遠投して巻き戻す時、水流が撒餌籠の螺旋に沿い、あるいは残溜餌のために不安定な撒餌籠は天秤ロットと共に回転を起し道糸がよれていた。それに撒餌籠の外枠に水圧が加わり異状に重く労力を費やしていた。又、道糸のよりから発生する障害の釣竿の折損、破損、釣具の損傷等、損失が多発していた。（ニ）撒餌籠が目づまりをして残溜餌があり散布が不充分であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はその欠点を除いて、遠投距離をのばし釣り果を開発しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）Ｌ形ロット（Ａ）のＬ頂角部に頂角部の環（３）を設ける。（ロ）外枠（４）をたてに用いた、たて枠形撒餌籠（Ｂ）の両端に上部環（Ｇ）と、下部環（Ｈ）を設ける。（ハ）Ｌ形ロット（Ａ）の頂角部の環（３）にサルカン（Ｃ）を介し、たて枠形撒餌籠（Ｂ）の上部環（Ｇ）を連結する。

【０００５】

【作用】

本考案は以上のような構造であるからこれを使用する時は、Ｌ形ロット（Ａ）は投げ出される力によって、たて枠形撒餌籠（Ｂ）に順応しながら飛び、その際にＬ形ロット（Ａ）の枝軸（２）の内曲り（主軸（１）方向）現象は少なく主軸（１）と枝軸（２）は共にぶれることながない。たて枠形撒餌籠（Ｂ）は空圧や水圧を軽減し、回転を抑止すると共に水中では道糸（Ｄ）をまき戻しすると、たて枠（４）の枠間の水流が直接撒餌に加わり、きれいに散布する。

【０００６】

【実施例】

従来品は天秤ロットのＬ頂角部の角度が本案より挾く、ロット主軸とロット枝軸は共に長く（本考案はロット主軸（１）は１５ｃｍ〜１７ｃｍ、枝軸（２）は２２ｃｍ〜２５ｃｍを使用）、遠投時において、この天秤ロットと撒餌籠の連結の不安定さや、撒餌籠のバランスが取れず、ロット枝軸は空気抵抗を受けながらぶれが発生し内曲り（ロット主軸方向）現象により、道糸とハリスとの絡み現象を起していた。本考案はＬ形ロット（Ａ）の主軸（１）と、枝軸（２）の角度を１２０度〜１３０度に保つことにより少々の悪天候でも道糸（Ｄ）とハリス（Ｅ）の絡みがなくＬ頂角部の環（３）を右巻き二重に設けることによりＬ頂角部の保持力が増加した、これにより、従来形の天秤ロットの長さの１／２で可能となった。又道糸（Ｄ）とハリス（Ｅ）の絡まりも完全に解消できた。更にたて枠形撒餌籠（Ｂ）をサルカン（Ｃ）を介して連結することによってたて枠形撒餌籠（Ｂ）の回軸が全くなく、道糸のよれが解消された。又水中での水切れが良く抵抗が少なく、巻き戻し操作が軽く従来品の１／４程度の労力で済むようになった。たて枠形撒餌籠（Ｂ）の下部環（Ｈ）に極短なハリスに複数の釣り針（Ｆ）を取り付けて、たて枠形撒餌籠（Ｂ）に直接餌を求める魚を対象とした釣り果も得ることが出来た。

【０００７】

【考案の効果】

海の磯、岩場、川の沿岸等の遠投釣りに、従来以上に飛距離をのばすことができ、従来の欠点である道糸（Ｄ）とハリス（Ｅ）の絡み、道糸のよれ、絡みで起る釣具の損失、損傷の解消、又は時間の浪費、労力の半減ができた。尚従来、できなかった遠投距離による釣り果も得られ、深場に潜む大物釣りにも効果が得られるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】Ｌ型ロットの加工図

【図２】Ｌ型ロットの完成図

【図３】撒餌籠の形成図

【図４】Ｌ型ロットと撒餌籠と連結させた完成図

【符号の説明】

ＡＬ型ロットの全形Ａ１Ｌ型ロットの縦線Ａ２Ｌ型ロットの横線Ａ３Ｌ型ロットの角部Ａ４Ｌ型ロットと道糸を連結するサルカンＡ５Ｌ型ロットとハリスを結束するサルカンＢ撒餌籠の全形Ｂ１主軸Ｂ２外枠（硬質ステンレス鋼線６本使用６０゜割で形
成）Ｂ３透明硬質ナイロン管を主軸に通して大型鉛り玉の
上、下、作用の移動止めＢ４主軸に通した大型鉛り玉１０号（約３７．５ｇ）
或いは１２号（約４５ｇ）使用Ｂ４′Ｂ４鉛り玉、或は卵型鉛りを使用する時、点線で
現す図Ｂ５外枠６本線６０゜割の形成を保持するため小型鉛
り玉を使用Ｂ６撒餌籠に直接餌を求める魚に釣果を得るためバク
ダン針或は極矩なハリスを用ひるための輪Ｂ７振子作用と撒餌籠とＬ型ロットを連結させる大型
片袖付きカルカン

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【手続補正書】

【提出日】平成６年７月２９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】明細書

【考案の名称】振子式遠投撒餌籠

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施図の斜視図である。

【図２】本考案の側面図である。

【図３】本考案の正面図である。

【図４】本考案の背面図である。

【図５】本考案の上面図である。

【符号の説明】１Ｌ形ロット主軸２Ｌ形ロット枝軸３頂角部の環４外枠５撒餌籠主軸６おもりＡＬ形ロットＢたて枠形撒餌籠ＣサルカンＣ１サルカンＣ２サルカンＤ道糸ＥハリスＦ釣り針Ｆ１釣り針Ｇ上部環Ｈ下部環

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】（イ）図Ｎｏ１．Ｎｏ２．のＡ．１．２．
３．４．５で形成されたＬ型ロット（ロ）図Ｎｏ３．のＢ．１．２．３．４．５．６．７で
形成された撒餌籠（イ）図ＡのＬ型ロットと（ロ）図Ｂ撒餌籠図Ｎｏ４の
様に連結構成する事により力投と釣竿の反動、反発力で
振子作用を起しますその作用を利用し遠投の距離を近し
保持する様振子式遠投撒餌籠を構成した