JP3029098U - 傘用生地の縫製構造体 - Google Patents
傘用生地の縫製構造体Info
- Publication number
- JP3029098U JP3029098U JP1996002905U JP290596U JP3029098U JP 3029098 U JP3029098 U JP 3029098U JP 1996002905 U JP1996002905 U JP 1996002905U JP 290596 U JP290596 U JP 290596U JP 3029098 U JP3029098 U JP 3029098U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- umbrella
- cutting
- fabric
- piece
- sewing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】親骨N本型洋傘に対して、異なる2種類の裁断
生地片を、総数2N枚により縫着形成してなる傘用生地
の縫製構造体を供すること。 【解決手段】親骨N本型洋傘に対する傘用生地が、総数
2N枚の第1の裁断生地片2Aと第2の裁断生地片2B
との組み合わせでなり、第1および第2の裁断生地片と
は、傘21の親骨24に沿って親骨の長さ寸法にわたっ
て、第1の裁断生地片の一方の縁と第2の裁断生地片の
一方の縁との間を互いに縫着するための概して直線状に
のびる直線状縫着代3、8と、傘の親骨間において第1
の裁断生地片の他方の縁と第2の裁断生地片の他方の縁
との間を互いに縫着するための曲線状に形成された曲線
状縫着代4、9とを有し、第1の裁断生地片と第2の裁
断生地片とを、交互に配列してそれぞれ直線状縫着代お
よび前記曲線状縫着代を整合縫着したものからなってい
る。
生地片を、総数2N枚により縫着形成してなる傘用生地
の縫製構造体を供すること。 【解決手段】親骨N本型洋傘に対する傘用生地が、総数
2N枚の第1の裁断生地片2Aと第2の裁断生地片2B
との組み合わせでなり、第1および第2の裁断生地片と
は、傘21の親骨24に沿って親骨の長さ寸法にわたっ
て、第1の裁断生地片の一方の縁と第2の裁断生地片の
一方の縁との間を互いに縫着するための概して直線状に
のびる直線状縫着代3、8と、傘の親骨間において第1
の裁断生地片の他方の縁と第2の裁断生地片の他方の縁
との間を互いに縫着するための曲線状に形成された曲線
状縫着代4、9とを有し、第1の裁断生地片と第2の裁
断生地片とを、交互に配列してそれぞれ直線状縫着代お
よび前記曲線状縫着代を整合縫着したものからなってい
る。
Description
【0001】
この考案は、傘の生地にかかるものであり、特に、親骨N本型洋傘に対して、 異なる2種類の裁断生地片を、総数2N枚により縫着形成してなる傘用生地の縫 製構造体に関するものである。
【0002】
周知のように、洋傘類は、傘中棒の一端側に取り付けてある上ロクロに対し、 複数本の親骨が枢支連結されていて、この複数本の親骨に対して傘生地を張り合 わせて取り付けたものからなっており、親骨の本数に応じて、細巻きのものとし て親骨7本型洋傘、親骨8本型洋傘、普通巻きのものとして親骨10本型洋傘、 親骨12本型洋傘などが一般的に普及している。
【0003】 通常、この種の洋傘類に対する傘生地は、概して三角形状に裁断した傘生地片 を親骨の数に応じた枚数だけ準備し、これらを三角形状の頂点を突き合わせた状 態で全体的に円形状になるようにまるく縫い合わせたものからなっていて、その 縫着ラインが親骨に沿って位置するようにして親骨の上に張った状態で糸により 止め合わせているものである。
【0004】 この種の従来の洋傘類は、傘生地を傘の親骨に張り合わせるにあたって、傘生 地の縫着ラインを親骨に沿わせて位置させ、これを糸により固定するものに過ぎ ず、傘のデザイン処理に際して、傘生地の部分に関してのデザイン処理は、傘生 地自体の模様によってのみなされていた。
【0005】 したがって、上記する従来の洋傘類にあっては、傘生地の部分におけるデザイ ン処理に関する点において、多様的なデザインの傘とすることができず、洋傘類 において最も注目される傘生地部分の変化性に乏しいものであった。
【0006】
そこで、この考案は、親骨N本型の洋傘類における傘生地を、総数2N枚の異 なる2種類の裁断生地片の継ぎ合わせ縫着によって構成し、各裁断生地片の一方 の縫着ラインを親骨に沿って位置させ、各裁断生地片の他方の縫着ラインを親骨 間に位置させるように構成し、それによって、傘のデザイン処理に際して、傘生 地部分のデザイン処理を、傘生地自体の模様の選定に加えて、親骨間に位置する 縫着ラインの形態との相乗的処理によって変化性高くデザイン化し得るようにな した傘用生地の縫製構造体を提供することにある。
【0007】
この考案は、上記する目的を達成するにあたって、具体的には、傘中棒の一端 側に取り付けてある上ロクロに対し、各一端側が定角度間隔をおいて枢支連結し てあり、各他端側が放射方向に向けてのびるN本の親骨を備えた親骨N本型洋傘 における傘用生地の縫製構造体であって、 前記傘用生地が、適宜形状に裁断形成される2N枚の裁断生地片の縫着によっ て構成されるものであり、 前記2N枚の裁断生地片は、第1の裁断生地片と、第2の裁断生地片との組み 合わせでなり、 前記第1の裁断生地片と前記第2の裁断生地片とは、前記傘の親骨に沿って前 記親骨の長さ寸法にわたって、前記第1の裁断生地片の一方の縁と前記第2の裁 断生地片の一方の縁との間を互いに縫着するための概して直線状にのびる直線状 縫着代と、前記傘の親骨間において前記第1の裁断生地片の他方の縁と前記第2 の裁断生地片の他方の縁との間を互いに縫着するための曲線状に形成された曲線 状縫着代とを有するものからなり、 前記第1の裁断生地片と前記第2の裁断生地片とを、交互に配列してそれぞれ 前記直線状縫着代および前記曲線状縫着代を整合縫着してなる傘用生地の縫製構 造体を構成するものである。
【0008】
【考案の実施の態様】 以下、この考案になる傘用生地の縫製構造体について図面に示す具体的な実施 例にもとづいて詳細に説明する。 図1は、親骨8本型の傘に対し、この考案にかかる傘用生地の縫製構造体を適 用した具体的な実施例を概略的な斜視図で示すものであり、図2は、親骨8本型 の傘に対する当該傘用生地の縫製構造体の具体的な実施例を示すものであって、 図2Aは、その概略的な平面図であり、図2Bは、第1の裁断生地片と第2の裁 断生地片との一例を縫着前の状態で並べて示す概略的な平面図である。
【0009】 この考案になる傘用生地の縫製構造体1は、図1に示すように、傘21に対す る傘生地として適用されるものである。この傘21は、傘中棒22の一端側22 aに取り付けてある上ロクロ23に対し、各一端側が定角度間隔をおいて枢支連 結してあり、各他端側が放射方向に向けてのびる8本の親骨24を備えた親骨8 本型洋傘を例示的に示すものである。
【0010】 この考案になる傘用生地の縫製構造体1は、基本的には、N本の親骨24を有 する親骨N本型の傘21(図に示す具体的な実施例において親骨8本型の傘)に 対して適用されるものであり、総数2N枚(図に示す具体的な実施例において2 ×8=16枚)の裁断生地片2の継ぎ合わせ縫製によって構成されている。
【0011】 この考案において、前記裁断生地片2は、異なる2種類の裁断生地片、すなわ ち、第1の裁断生地片2Aと、第2の裁断生地片2Bとの組み合わせでなってい る。
【0012】 図に示す実施例のものにおいて、前記第1の裁断生地片2Aは、前記第2の裁 断生地片2Bに対して、前記傘21の親骨24に沿って前記親骨24の長さ寸法 にわたって概して直線状に縫着される直線状にのびる直線状縫着代3と、前記第 2の裁断生地片2Bに対して、前記傘21の親骨24、24間において曲線状に 縫着される凸曲線状縫着代4と、前記凸曲線状縫着代4に連続する傘生地縁5と を有するものからなっている。
【0013】 前記第1の裁断生地片2Aにおける前記直線状縫着代3と前記凸曲線状縫着代 4との交点6は、前記傘21における親骨24の上ロクロ枢支連結端24a側に おいて集結縫着される端部であり、前記直線状縫着代3と前記傘生地縁5との交 点7は、前記傘21における親骨24の露先24b側において縫着される端部で ある。
【0014】 図に示す実施例のものにおいて、前記第2の裁断生地片2Bは、前記第1の裁 断生地片2Aに対して、前記傘21の親骨24に沿って前記親骨24の長さ寸法 にわたって概して直線状に縫着される直線状にのびる直線状縫着代8と、前記第 1の裁断生地片2Aに対して、前記傘21の親骨24、24間において曲線状に 縫着される凹曲線状縫着代9と、前記直線状縫着代8の端部と凹曲線状縫着代9 の端部とを結ぶ傘生地縁10とを有するものからなっている。
【0015】 前記第2の裁断生地片2Bにおける前記直線状縫着代8と前記凹曲線状縫着代 9との交点11は、前記傘21における親骨24の上ロクロ枢支連結端24a側 において集結縫着される端部であり、前記直線状縫着代8と前記傘生地縁10と の交点12は、前記傘21における親骨24の露先24b側において縫着される 端部である。
【0016】 この考案において、上記する第1の裁断生地片2Aにおける凸曲線状縫着代4 と、第2の裁断生地片2Bにおける凹曲線状縫着代9の形態については、何ら図 面に示す実施例にのみ限定されるものなく、お互いに整合し合う曲線の組み合わ せであればよい。
【0017】 この考案になる傘用生地の縫製構造体1は、上記する第1の裁断生地片2Aと 第2の裁断生地片2Bとを交互に配列し、前記第1の裁断生地片2Aにおける前 記直線状縫着代3と前記第2の裁断生地片2Bにおける前記直線状縫着代8とを 継ぎ合わせ状に縫着し、前記第1の裁断生地片2Aにおける凸曲線状縫着代4と 隣接する他の第2の裁断生地片2Bにおける前記凹曲線状縫着代9とを継ぎ合わ せ状に縫着していき、全体的に円形状になるようにまるく縫い合わせたものから なっていて、その直線状縫着ラインが傘21の親骨24に沿って位置するように して親骨24の上に張った状態で糸により止め合わせられている。
【0018】
以上の構成になるこの考案の傘用生地の縫製構造体は、構造が簡単であり、製 造が容易であって、工場サイドにおける多量生産化に適合し得るなどの点におい て、経済的に極めて有利に作用し得るものであり、さらに、縫製作業なども簡単 であるという点などと併せて極めて実効性の高いものであるといえる。
【0019】 さらに、この考案になる傘用生地の縫製構造体は、親骨N本型の洋傘類におけ る傘生地を、総数2N枚の異なる2種類の裁断生地片の継ぎ合わせ縫着によって 構成し、各裁断生地片の一方の縫着ラインを親骨に沿って位置させ、各裁断生地 片の他方の縫着ラインを親骨間に位置させるように構成し、それによって、傘の デザイン処理に際して、傘生地部分のデザイン処理を、傘生地自体の模様の選定 に加えて、親骨間に位置する縫着ラインの形態との相乗的処理によって変化性高 くデザイン化し得る点において極めて有効に作用するものといえる。
【図1】図1は、親骨8本型の傘に対し、この考案にか
かる傘用生地の縫製構造体を適用した具体的な実施例を
示す概略的な斜視図である。
かる傘用生地の縫製構造体を適用した具体的な実施例を
示す概略的な斜視図である。
【図2】図2は、親骨8本型の傘に対する当該傘用生地
の縫製構造体の具体的な実施例を示すものであって、図
2Aは、その概略的な平面図であり、図2Bは、第1の
裁断生地片2Aと第2の裁断生地片2Bとの一例を縫着
前の状態で並べて示す概略的な平面図である。
の縫製構造体の具体的な実施例を示すものであって、図
2Aは、その概略的な平面図であり、図2Bは、第1の
裁断生地片2Aと第2の裁断生地片2Bとの一例を縫着
前の状態で並べて示す概略的な平面図である。
1 傘用生地の縫製構造体 2 裁断生地片 2A 第1の裁断生地片 2B 第2の裁断生地片 3 第1の裁断生地片の直線状縫着代 4 第1の裁断生地片の凸曲線状縫着代 5 第1の裁断生地片の傘生地縁 6 直線状縫着代と凸曲線状縫着代の交点 7 直線状縫着代と傘生地縁の交点 8 第2の裁断生地片の直線状縫着代 9 第2の裁断生地片の凹曲線状縫着代 10 第2の裁断生地片の傘生地縁 11 直線状縫着代と凹曲線状縫着代の交点 12 直線状縫着代と傘生地縁の交点 21 傘 22 傘中棒 23 上ロクロ 24 親骨
Claims (1)
- 【請求項1】 傘中棒の一端側に取り付けてある上ロク
ロに対し、各一端側が定角度間隔をおいて枢支連結して
あり、各他端側が放射方向に向けてのびるN本の親骨を
備えた親骨N本型洋傘における傘用生地の縫製構造体で
あって、 前記傘用生地が、適宜形状に裁断形成される2N枚の裁
断生地片の縫着によって構成されるものであり、 前記2N枚の裁断生地片は、第1の裁断生地片と、第2
の裁断生地片との組み合わせでなり、 前記第1の裁断生地片と前記第2の裁断生地片とは、前
記傘の親骨に沿って前記親骨の長さ寸法にわたって、前
記第1の裁断生地片の一方の縁と前記第2の裁断生地片
の一方の縁との間を互いに縫着するための概して直線状
にのびる直線状縫着代と、前記傘の親骨間において前記
第1の裁断生地片の他方の縁と前記第2の裁断生地片の
他方の縁との間を互いに縫着するための曲線状に形成さ
れた曲線状縫着代とを有するものからなり、 前記第1の裁断生地片と前記第2の裁断生地片とを、交
互に配列してそれぞれ前記直線状縫着代および前記曲線
状縫着代を整合縫着してなることを特徴とする傘用生地
の縫製構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002905U JP3029098U (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 傘用生地の縫製構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002905U JP3029098U (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 傘用生地の縫製構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3029098U true JP3029098U (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=43164146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996002905U Expired - Lifetime JP3029098U (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 傘用生地の縫製構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3029098U (ja) |
-
1996
- 1996-03-18 JP JP1996002905U patent/JP3029098U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3029098U (ja) | 傘用生地の縫製構造体 | |
US20040244664A1 (en) | Eight-point star and method of making | |
US4741055A (en) | Fur shawl | |
KR200389890Y1 (ko) | 배냇저고리 제작용 옷본 | |
JPH02142272U (ja) | ||
JPS5913866Y2 (ja) | 丸張り洋傘 | |
JPH11256401A (ja) | 衣 類 | |
JP3118880U (ja) | 傘 | |
JP2000045115A (ja) | ネクタイ | |
JPS6348258Y2 (ja) | ||
JPS62116999U (ja) | ||
JP3025871U (ja) | 化粧用パフ | |
JPS6293304U (ja) | ||
JPH065363Y2 (ja) | マタニティ用下穿 | |
JPH033532Y2 (ja) | ||
JPH0340239Y2 (ja) | ||
JPH0664561U (ja) | 自動車用シートカバー | |
JP3030796U (ja) | 靴 下 | |
JPS6426326U (ja) | ||
RU2077855C1 (ru) | Плечевая накладка для одежды | |
JP3105568U (ja) | 傘 | |
JPH0646963Y2 (ja) | ソフトガードル | |
JPS5934326Y2 (ja) | 止めバンド | |
JPS62146403U (ja) | ||
JPH0510401U (ja) | 剣ぼろ構造 |