JP3028979U - 移動柵のベースウェイト用中空ブロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種形式の移動柵に自由かつ安定に取付でき
るように簡単に組立てることができ、しかも搬送時に軽
くて持ち運びが容易な移動柵のベースウェイト用中空ブ
ロックを提供すること。 【解決手段】 内股面となるべき一側面に所要形状の段
溝Ｇが形成され、かつ、内部に加重物Ｗを充填可能な中
空容器１の上端にヒンジ板２が一体に成形されたブロッ
ク体であって、このブロック体を２個対向させて前記ヒ
ンジ板２においてヒンジ連結することにより、股開き角
度を調節し移動柵Ｈに跨載して安定化可能にするという
手段を採用した。 【効果】 汎用性の秀れたベースウェイトの組立作業や
運搬作業の能率を大幅に向上できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、移動柵のベースウェイト用中空ブロックの改良、更に詳しくは、工 事現場や立入り禁止区域で用いる各種形式の移動柵に自由かつ安定に取付できる ように簡単に組立てることができ、しかも搬送時に軽くて持ち運びが容易なベー スウェイト用中空ブロックに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

周知のとおり、道路工事の現場や建設工事の現場においては、危険防止や工事 の邪魔になる無関係者の立入りを阻止するため通行を妨げる移動柵を臨時的に設 置して立入り禁止区域を明示するという措置が採られる。

【０００３】 ところで、この種の移動柵は風や一寸した衝撃で倒れては困るので、土を入れ た土嚢または水や砂を充填可能な中空容器などの重錘を移動柵の下部に載せて当 該移動柵が倒れるのを防止することが多い。

【０００４】 このような土嚢や中空容器などの重錘のうち中空容器は、軽くて持ち運びに便 利であるため、移動柵の重錘として重宝されている。例えば、図12に示すような 移動柵Ｈ、即ち両側のＡ形スタンドＳ・Ｓの間に２本のアンダーバーＵ・Ｕが架 設された移動柵Ｈにおいては、水や砂などの加重物が充填された中空重錘Ｂ’の 両端の引掛部Ｂｆ・Ｂｆを各アンダーバーＵにそれぞれ引っ掛けてその中空重錘 Ｂ’を２本のアンダーバーＵ・Ｕの間に架け渡すように載せてある。

【０００５】 ところが、このタイプの移動柵Ｈにあっては、２本のアンダーバーＵ・Ｕの間 隔が移動柵Ｈのタイプによって異なる場合には中空重錘Ｂ’を引っ掛けることが できず、たとえ引掛可能であっても中空重錘Ｂ’を安定に取り付けることができ ないため、移動柵Ｈのタイプごとに取付可能な複数種の中空重錘Ｂ’を用意しな ければならず、在庫保管や製造の費用が嵩んで経済的負担が増大するという問題 があった。

【０００６】 また、図13に示すような移動柵Ｈ、即ち両側のＡ形スタンドＳ・Ｓの間に１本 のアンダーバーＵのみが架設された移動柵Ｈにあっては、上記のような中空重錘 Ｂ’を安定に載せることが困難であるため、図13に示すように、土嚢Ｄを１本の アンダーバーＵに載せて当該移動柵Ｈの転倒を防止することが多かった。そのた め、重たい土嚢Ｄを持ち運ぶのが非常に大変であり、また工事現場の見栄えもあ まりよくなかった。

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、従来の移動柵の重錘に上記の如き問題があったことに鑑みて為され たものであり、重たい土嚢等の重錘を用いることなく、各種形式の移動柵に取付 可能に簡単に組立てることができる汎用性の秀れた移動柵のベースウェイト用中 空ブロックを提供することを目的としたものである。

【０００８】 また、本考案は、内部に水や砂を充填可能に中空成形されて、搬送時には軽く て持ち運びが容易で、使用時には移動柵にピッタリと確実に取付けることができ て必要な荷重を発生して移動柵の安定化に役立つベースウェイト用中空ブロック を提供することを目的としたものである。

【０００９】

【課題を解決するために採用した手段】

本考案者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照 して説明すれば、次のとおりである。

【００１０】 即ち、本考案は、内股面となるべき一側面に所要形状の段溝Ｇが形成され、か つ、内部に加重物Ｗを充填可能な中空容器１の上端にヒンジ板２が一体に成形さ れたブロック体であって、このブロック体を２個対向させて前記ヒンジ板２にお いてヒンジ連結することにより、股開き角度を調節し移動柵Ｈに跨載して安定化 可能にするという手段を採用することによって、上記課題を解決した点に特徴が ある。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を添附図面に示す実施形態に基いて更に詳しく説明する。なお、 図１は本考案の第１実施形態品の斜視図、図２は同第１実施形態品を２個対向さ せてヒンジ連結する状態を示す斜視説明図、図３は同第１実施形態品を２個ヒン ジ連結したベースウェイトの斜視図、図４は図３のベースウェイトを開いた状態 を示す斜視図、図５は同第１実施形態品を適用して構成したベースウェイトを１ 本のアンダーバーを有する移動柵に適用した例を示す斜視図、図６は同ベースウ ェイトを２本のアンダーバーを有する移動柵に適用した例を示す斜視図、図７は 同ベースウェイトを別の移動柵に適用した例を示す斜視図、図８は本考案の第２ 実施形態品を２個対向させてヒンジ連結したベースウェイトの蛙瞰図、図９は本 考案の実施形態品における中空容器の部分を省略して図示したヒンジ板の摺合機 構を表わす分解斜視説明図、図10は図９の各ヒンジ板の摺合面同士を互いに回転 させた状態を示す分解斜視説明図、図11は別のヒンジ板の摺合機構を例示した分 解斜視説明図、図12は中空重錘を２本のアンダーバーを有する移動柵に適用した 従来例を示す斜視図、図13は土嚢を１本のアンダーバーを有する移動柵に適用し た従来例を示す斜視図である。

【００１２】 まず、本考案の第１実施形態であるベースウェイト用中空ブロックを図１〜図 ４に基いて説明する。図中、符号１で指示するものは、内部に水や砂などの加重 物Ｗを充填可能な合成樹脂製の中空容器であり、超高分子ポリエチレンをブロー 成形して得られたものである。この中空容器１をブロー成形する際に添加剤とし て紫外線吸収剤を使用しており、この添加剤によって超高分子ポリエチレンから 成る中空容器１の耐久性や耐候性をさらに向上させている。

【００１３】 つぎに、符号２で指示するものは、前記中空容器１の上端に一体に成形された 略円盤状のヒンジ板である。このヒンジ板２は、ヒンジ摺合面23となるべき面が 幅方向の中央部に位置している。そして、ヒンジ板２の略中心部には連結孔21が 貫通してあり、その上には把手孔22が形成してある。

【００１４】 上記の如き中空容器１とヒンジ板２とから成るブロック体Ｐを２個対向させた 状態で、図２に示すように、ボルト31とナット32とから成る連結部材３を用いて 各ブロック体Ｐのヒンジ板２の連結孔21・21にボルト31を挿通しナット32にて締 め付けることにより、一対のブロック体Ｐ・Ｐをヒンジ板２においてヒンジ連結 して図３に示す如きベースウェイトＢを構成する。このベースウェイトＢは、図 ４に示すように股開き可能となっており、その股開き角度は後述の噛合機構によ って所要角度に調節可能である。また、股を合わせるとヒンジ板２・２上端の把 手孔22・22が合致するので、其処に手を入れて持ち運ぶことも出来る。

【００１５】 このように、ブロック体Ｐはヒンジ板２の摺合面23となるべき面が当該ブロッ ク体Ｐの中央位置に形成してあるため、これを２個ヒンジ連結すると、後述の図 ５〜図７に示す如き各種形式の移動柵Ｈに自由かつ安定に取付可能な一対のブロ ック体Ｐ・Ｐから成るベースウェイトＢを簡単に組立てることができる。また、 本実施形態においては、各ブロック体Ｐは同一の金型から得られた同一形状の成 形品であるため、一対のブロック体Ｐ・Ｐから成るベースウェイトＢを構成する のに必要な２個の成形品を１種類の金型で得ることができ、金型に要する製造コ ストを低減できる。

【００１６】 そして、中空容器１とヒンジ板２とが一体に中空成形されたブロック体Ｐを２ 個ヒンジ連結して構成したベースウェイトＢにおいては、そのベースウェイトＢ の内股面となるべきブロック体Ｐの一側面に所要形状の段溝Ｇが形成してある。 この段溝Ｇとしては、内股面となるべき側面の上部に形成されたマイナスシリン ダー状の細長い凹溝11がある。この凹溝11を、図５に示す移動柵ＨのスタンドＳ ・Ｓ間に架設された一本のアンダーバーＵに嵌合することにより、図５に示すよ うに、一対のブロック体Ｐ・Ｐから成るベースウェイトＢをアンダーバーＵに安 定に跨載することが可能となる。

【００１７】 また別の段溝Ｇとしては、ベースウェイトＢの内股面となるべき側面の下部に 形成されたフック状の第１欠込溝12がある。この第１欠込溝12を、図６に示す移 動柵ＨのスタンドＳ・Ｓ間に架設された２本のアンダーバーＵ・Ｕに引っ掛ける ことにより、図４に示す如く一対のブロック体Ｐ・Ｐを股開き状態に調節して、 ベースウェイトＢを２本のアンダーバーＵ・Ｕに跨載している。

【００１８】 さらにまた別の段溝Ｇとしては、前記凹溝11と第１欠込溝12との間に形成され たフック状の第２欠込溝13がある。この第２欠込溝13を、図７に示す移動柵Ｈの スタンドＳの裾部Ｓｈに嵌合することにより、ベースウェイトＢをスタンドＳの 裾部Ｓｈに跨載している。

【００１９】 このように、２個のブロック体Ｐ・Ｐを対向させてヒンジ連結した際に内股面 となるべきブロック体Ｐの一側面に所要形状の段溝Ｇを巧みに成形したことによ り、図５〜図７に示すような各種形式の移動柵Ｈごとに取付可能な複数種のベー スウェイトを用意しなくとも、上記の如き形状のブロック体Ｐを１種類だけ用い てベースウェイトＢを組立ててそのベースウェイトＢを各種構造の移動柵Ｈに自 由かつ安定に取付けることができる。よって、ベースウェイトＢの在庫保管や製 造の費用を大幅に削減することが可能となる。

【００２０】 また、前記中空容器１の上端面には、図１に示すような出入口14が形成してあ り、其処から中空容器１内部に加重物Ｗを充填・排出可能となっており、その出 入口14にはキャップＣにて栓をしてある。中空容器１内部に充填する加重物Ｗと しては、水などの加重液体Ｗｆや砂などの加重粉粒体Ｗｓを使用している。この ように、本考案のベースウェイトＢは内部に加重物Ｗを充填・排出可能な一対の 中空容器１・１から構成してあるので、搬送時には中空容器１内部の加重物Ｗを 排出して軽くて持ち運びが容易であり、かつ、使用時には中空容器１内部に加重 物Ｗを充填して必要な荷重を発生して移動柵Ｈを安定化させることができる。

【００２１】 つぎに、本考案の第２実施形態であるベースウェイト用中空ブロックを図８に 基いて説明する。第２実施形態のベースウェイト用中空ブロックにおいては、ブ ロック体Ｐの中空容器１の下端面に出口15を設けた点が第１実施形態と異なり、 この出口15から前記中空容器１内部の加重物Ｗを排出する。これにより、加重物 Ｗの排出時にブロック体Ｐを逆さにしなくても出口15のキャップＣを外すだけで よく、また、ベースウェイトＢを移動柵Ｈに取り付けた状態のままでも加重物Ｗ の排出作業を行うことができ、作業能率の向上を図れる。

【００２２】 最後に、本実施形態のブロック体Ｐを２個ヒンジ連結して構成したベースウェ イトＢにおけるヒンジ板２の摺合機構を図９および図10に基いて説明する。図９ および図10においては、説明上、一体成形されたヒンジ板２をブロック体Ｐの凹 溝11近傍から分離した状態を示してある。各ヒンジ板２は所定厚みを有する略円 盤状に形成してあり、この円盤の片面は双方のヒンジ板２・２同士が互いに合わ さる摺合面23となる。この摺合面23には、ヒンジ板２の略中心に貫通した連結孔 21の同心円上に１つの凸部24と２つの凹部25・25とから成る噛合機構が形成して ある。そして、一方のヒンジ板２の凸部24を他方のヒンジ板２の凹部25に噛み合 わせることにより、一対のブロック体Ｐ・Ｐの股開き角度を所要角度に調節する ことができる。図９では、図３の如くベースウェイトＢを閉じた状態における両 ヒンジ板２・２の噛合位置を示してあり、図10では、図４の如く開いた状態にお ける両ヒンジ板２・２の噛合位置を示してある。また、前記凸部24および凹部25 の代わりに、図11に示すような円形ノッチ部26を連結孔21の同心円上に刻設して もよい。このような円形ノッチ部26から成る噛合機構により、一対のブロック体 Ｐ・Ｐの股開き角度を更に細かく多段階に設定することが可能となる。

【００２３】 このように股開き角度が所要角度に調節可能であるベースウェイトＢを使用す れば、各種形式の移動柵Ｈの所定部位にベースウェイトＢを自由かつ安定に取付 けることができる。

【００２４】 本考案の実施形態は概ね上記のとおりであるが、本考案は前述の実施形態に限 定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種 々の変更が可能であって、例えば、ブロック体Ｐの側面に形成された段溝Ｇであ る凹溝11、第１欠込溝12、第２欠込溝13を移動柵Ｈの取付部位の形状に応じて種 々の形状に変更したり、また、ブロック体Ｐの他の部位に各種形状の段溝Ｇを形 成することも可能であり、このような変更態様も本考案の技術的範囲に属するこ とは言うまでもない。

【００２５】

【考案の効果】

以上実施形態を挙げて説明したとおり、本考案の移動柵のベースウェイト用中 空ブロックにあっては、この中空ブロックを２個対向させてヒンジ連結した際に 内股面となるべき一側面に所要形状の段溝を巧みに形成してあるので、各種形式 の移動柵ごとに取付可能な複数種のベースウェイトを用意しなくとも、１種類の ブロックだけで各種形式の移動柵に自由かつ安定に取付可能なベースウェイトを 簡単に組立てることができる。よって、このような中空ブロックから成るベース ウェイトの在庫保管や製造の費用を大幅に削減することが可能である。また、１ 本のアンダーバーを有する移動柵に対しても、本考案の一対の中空ブロックから 成るベースウェイトを確実に取り付ることができるため、従来のように重たい土 嚢を重錘として使用する必要がなく、運搬作業の負担軽減や工事現場の美観向上 を図れる。

【００２６】 また、本考案のベースウェイト用中空ブロックにあっては、内部に水や砂など の加重物を充填可能に中空成形してあるので、搬送時には軽くて持ち運びが容易 であり、かつ、使用時には移動柵にピッタリと確実に取付けることができて必要 な荷重を発生して移動柵を安定化させることが可能である。したがって、工事現 場や立入り禁止区域における実用価値は頗る大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施形態品の斜視図である。

【図２】同第１実施形態品を２個対向させてヒンジ連結
する状態を示す斜視説明図である。

【図３】同第１実施形態品を２個ヒンジ連結したベース
ウェイトの斜視図である。

【図４】図３のベースウェイトを開いた状態を示す斜視
図である。

【図５】同第１実施形態品を適用して構成したベースウ
ェイトを１本のアンダーバーを有する移動柵に適用した
例を示す斜視図である。

【図６】同ベースウェイトを２本のアンダーバーを有す
る移動柵に適用した例を示す斜視図である。

【図７】同ベースウェイトを別の移動柵に適用した例を
示す斜視図である。

【図８】本考案の第２実施形態品を２個対向させてヒン
ジ連結したベースウェイトの蛙瞰図である。

【図９】本考案の実施形態品における中空容器の部分を
省略して図示したヒンジ板の摺合機構を表わす分解斜視
説明図である。

【図10】図９の各ヒンジ板の摺合面同士を互いに回転さ
せた状態を示す分解斜視説明図である。

【図11】別のヒンジ板の摺合機構を例示した分解斜視説
明図である。

【図12】中空重錘を２本のアンダーバーを有する移動柵
に適用した従来例を示す斜視図である。

【図13】土嚢を１本のアンダーバーを有する移動柵に適
用した従来例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 中空容器 11 凹溝 12 第１欠込溝 13 第２欠込溝 14 出入口 15 出口 ２ ヒンジ板 21 連結孔 22 把手孔 23 摺合面 24 凸部 25 凹部 26 円形ノッチ部 ３ 連結部材 31 ボルト 32 ナット Ｐ ブロック体 Ｇ 段溝 Ｂ ベースウェイト Ｈ 移動柵 Ｓ スタンド Ｓｈ（スタンドの）裾部 Ｕ アンダーバー Ｔ トップバー Ｗ 加重物 Ｗｆ 加重液体 Ｗｓ 加重粉粒体 Ｃ キャップ Ｂ’ 中空重錘 Ｂｆ 引掛部 Ｄ 土嚢

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内股面となるべき一側面に所要形状の段
   溝Ｇが形成され、かつ、内部に加重物Ｗを充填可能な中
   空容器１の上端にヒンジ板２が一体に成形されたブロッ
   ク体であって、このブロック体を２個対向させて前記ヒ
   ンジ板２においてヒンジ連結することにより、股開き角
   度を調節し移動柵Ｈに跨載して安定化可能にすることを
   特徴とする移動柵のベースウェイト用中空ブロック。
2. 【請求項２】 内股面となるべき一側面に所要形状の段
   溝Ｇが形成され、かつ、内部に加重物Ｗを充填可能な中
   空容器１の上端にヒンジ板２が一体に成形されたブロッ
   ク体であって、このブロック体の中空容器１側面の段溝
   Ｇとして凹溝11が前記内股面となるべき側面の上部に形
   成されているとともに、前記ブロック体を２個対向させ
   て前記ヒンジ板２においてヒンジ連結することにより、
   股開き角度を調節し移動柵Ｈに跨載して安定化可能にす
   ることを特徴とする移動柵のベースウェイト用中空ブロ
   ック。
3. 【請求項３】 内股面となるべき一側面に所要形状の段
   溝Ｇが形成され、かつ、内部に加重物Ｗを充填可能な中
   空容器１の上端にヒンジ板２が一体に成形されたブロッ
   ク体であって、このブロック体の中空容器１側面の段溝
   Ｇとして第１欠込溝12が前記内股面となるべき側面の下
   部に形成されているとともに、前記ブロック体を２個対
   向させて前記ヒンジ板２においてヒンジ連結することに
   より、股開き角度を調節し移動柵Ｈに跨載して安定化可
   能にすることを特徴とする移動柵のベースウェイト用中
   空ブロック。
4. 【請求項４】 内股面となるべき一側面に所要形状の段
   溝Ｇが形成され、かつ、内部に加重物Ｗを充填可能な中
   空容器１の上端にヒンジ板２が一体に成形されたブロッ
   ク体であって、このブロック体の中空容器１側面の段溝
   Ｇとして前記内股面となるべき側面の上部に形成された
   凹溝11と前記内股面下部に形成された第１欠込溝12との
   間には第２欠込溝13が形成されているとともに、前記ブ
   ロック体を２個対向させて前記ヒンジ板２においてヒン
   ジ連結することにより、股開き角度を調節し移動柵Ｈに
   跨載して安定化可能にすることを特徴とする移動柵のベ
   ースウェイト用中空ブロック。
5. 【請求項５】 内股面となるべき一側面に所要形状の段
   溝Ｇが形成され、かつ、内部に加重物Ｗを充填可能な中
   空容器１の上端にヒンジ板２が一体に成形されたブロッ
   ク体であって、このブロック体の中空容器１にはキャッ
   プ付の出入口14が形成されているとともに、前記ブロッ
   ク体を２個対向させて前記ヒンジ板２においてヒンジ連
   結することにより、股開き角度を調節し移動柵Ｈに跨載
   して安定化可能にすることを特徴とする移動柵のベース
   ウェイト用中空ブロック。
6. 【請求項６】 内股面となるべき一側面に所要形状の段
   溝Ｇが形成され、かつ、内部に加重物Ｗを充填可能な中
   空容器１の上端にヒンジ板２が一体に成形されたブロッ
   ク体であって、このブロック体のヒンジ板２の摺合面23
   となるべき面には凹凸の噛合機構が形成されているとと
   もに、前記ブロック体を２個対向させて前記ヒンジ板２
   においてヒンジ連結することにより、股開き角度を前記
   噛合機構にて所要角度に調節し移動柵Ｈに跨載して安定
   化可能にすることを特徴とする移動柵のベースウェイト
   用中空ブロック。