JP3028785U - 建物の幅木構造 - Google Patents

建物の幅木構造

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JP3028785U JP1996002440U JP244096U JP3028785U JP 3028785 U JP3028785 U JP 3028785U JP 1996002440 U JP1996002440 U JP 1996002440U JP 244096 U JP244096 U JP 244096U JP 3028785 U JP3028785 U JP 3028785U
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JP
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恵一 山本
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恵一 山本
山本 千恵子
山本 恭敬
山本 剛士
山本 純子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震対策のために家具等備品を簡単且つ容易
に体裁よく固定できるように工夫した、震動によって狂
が生じては困るピアノ、精密機械等に極めて好適な新規
の建物の幅木構造を提供する。 【解決手段】 建物における幅木取付個所の表面に配し
て同個所の芯部に着脱不能に止着した幅木取付用部材
と、幅木取付用部材に着脱可能に被着した幅木主体と、
幅木主体を外して幅木取付用部材に止着する受具と、受
具に係止可能および当該係止の外し可能の位置として家
具・家電・ピアノ等備品に取付ける係止具と、受具と係
止具の間に挟入した同間の震動伝達を防止するための緩
衝部材ととを備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、家具・ロッカー・冷蔵庫等家電品・ピアノ・オルガン等大型楽器・ 美術品・その他等の備品を地震に備えて固定するための工夫を施した建物の幅木 構造に関し、特に震動によって狂が生じては困るようなピアノや精密機械、その 他等の物に好適な建物の幅木構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の幅木の構造は、壁の最下部に単に化粧用として横板を取付けて いるものであって、最近は合板や石膏ボード、漆喰、モルタル等の壁に幅木を止 めた形式が多くなっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記合板や石膏ボード等の壁に止めた幅木構造は、地震対策のために、これに タンス等家具を固定する使われ方をすることも最近増して来ている。 しかし乍ら、合板や石膏ボード、漆喰、モルタル等の壁は、脆弱で大きな地震 に耐える程の丈夫さを備えていなく、比較的損壊し易いものであって、大地震の ときには家具の転倒を充分に防ぎ切れなく、また斯る幅木に固定したタンス等家 具を住人が都合により他の場所に移動したりした等のときには、当該幅木に外か ら見える残傷ができてしまって好ましくない等の問題点があった。
【0004】 本考案は、上記諸問題点を解消する工夫およびその他の工夫を施した、震動に よって狂が生じては困るピアノ、精密機械等備品の固定に極めて好適な新規の建 物の幅木構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】
上記目的を達成するために本考案に係る建物の幅木構造は、 建物における幅木取付個所の表面に配して同個所の芯部に着脱不能に止着した 幅木取付用部材と、幅木取付用部材に着脱可能に被着した幅木主体と、幅木主体 を外して幅木取付用部材に止着する受具と、受具に係止可能および当該係止の外 し可能の位置として家具・家電・ピアノ等備品に取付ける係止具と、受具と係止 具の間に挟入した同間の震動伝達を防止するための緩衝部材とを備えたものであ る。
【0006】
【作用】
本考案は次のようになして提供することができるものである。すなわち、 たとえば、住人が後日適宜に家具、ピアノ等備品を固定できるように、壁の 幅木取付個所の表面に幅木取付用部材および幅木主体を予め取付けた状態。 に受具および係止具を付属品とした状態。 において受具または係止具を予め取付けた状態。 に受具および係止具を利用して家具を固定した状態。 受具および係止具を補修品(改造用品)とした状態。 幅木主体を消費者が任意に交換したり切り取って使用したりできるように単 品で販売する状態。 壁に幅木取付用部材のみを固定した状態。(尚、この場合、幅木主体は市販 されていて消費者が好みにより自由に入手できるようにする。)
【0007】 上記〜を可能とする構成で施行された構造のものは本発明の権利に含むも のである。
【0008】 尚、本文中において幅木取付個所の芯部とは、壁の中の鉄骨や木の柱であり、 壁の中における自せん式アンカー、ウエジット付きアンカーボルト等固定ボルト の固定ができる部分であり、また樽栓(壁に埋めただぼのようなもの)を壁に予 め埋めた部分であって、幅木取付用部材の止着を強固になし得る部分のことであ る。
【0009】
【考案の効果】 本考案に係る建物の幅木構造は、上記のような構成であるので、地震対策のた めに家具等備品を固定してその転倒を防止しようとする場合には、幅木主体にお いて当該家具等備品の近接する個所を切り取り除いて幅木取付用部材の一部を露 呈状態とし、この露呈個所に受具と係止具と震動伝達防止用緩衝部材とネジ等に よる係止状態維持部とを利用して家具等備品を固定することができるものであり 、ピアノや精密機械のように震動によってその機能に狂が生じては困る品物には 極めて好適なものであり、また当該固定した家具等備品を住人が都合により他の 場所に移動した場合には、上記露呈個所に新たに入手した幅木主体もしくは上記 の切り取り除きを行ったときから保管しておいた幅木主体を被着して復元すれば よいものであって、家具、ピアノ等備品の固定を強固になすことができ且つ上記 復元によって予め明けておいた隠しネジ孔や残傷を外から見えない体裁のよい状 態に戻すことができるものであり、更にたとえば従来のような化粧用横板(幅木 )に残傷をつくりたくない等の理由で壁に自前で樽栓等を打ち込んむことにより 家具を固定した場合には樽栓の打ち込みが容易でなく手間がかかるのみならず家 具の移動後の残傷の補修にやはり手間と費用がかかるが、本考案に係る幅木構造 の場合には幅木主体の着脱作業および幅木取付用部材に対する受具もしくは掛具 の固定作業で簡単になすことができ、特に後述する第1実施例のような幅木取付 用部材に受具もしくは掛具を取付けるための隠しネジ孔を多数個設けている場合 にはより簡単になすことができ、また図に示すようにピアノを建物の壁から離れ た状態として固定すれば地震のときに壁からピアノに震動が直に受けることがな くなって頗る具合がよいものである。
【0010】
【実施例】
図1〜図5に示す第1実施例は、建物における幅木取付個所1の鉄筋コンクリ ート芯部2に対して、予め多数個の受具等用取付孔3を適宜に散在配置で明けて ある帯状金属板製幅木取付用部材4を釘5および同釘5の抜止用樽栓部材6を用 いて着脱不能に止着すると共にこれとは別個に、僅かの弾性を備えた硬質合成樹 脂材料を以て上下両側縁に折曲縁部7、8を、また当該上側の折曲縁部7の先端 縁内面に引掛り縁9を、更に裏面に位置合せピン10をそれぞれもつ長尺の幅木 主体11を構成し、この幅木主体11を上記幅木取付用部材4の外面に押し当て 且つ強く押すことによって着脱可能に被着し、この被着状態で建物の施工を完了 して消費者に提供するようにしたものであって、この提供の際には施工者は予め 用意した次のような受具13および係止具14ならびに防震ゴム製の緩衝部材2 0を付属品として一緒に供給するようにしたものである。
【0011】 受具13は、金属板をコ字状に折曲して受具本体15を構成し、この受具本体 15の垂直部16に上記幅木主体11に固定するための取付孔12を穿設し、ま た同受具本体15の上側水平部17の両隅個所に後述するネジ棒21の通し孔1 9を穿設すると共に同受具本体15の下側水平部18においてネジ棒21の通し 孔19と対応する個所にネジ棒21の先端の螺入用ネジ孔23を穿設したもので あり、
【0012】 また、係止具14は、金属板を略Zの字形状に折曲して係止具本体25を構成 し、この係止具本体25の上側水平部26にネジ棒21の大き目の通し孔28を 切設し、また同係止具本体25の下側水平部29の四隅個所にピアノ27への取 付孔30を穿設すると共に上側水平部26の上に接着剤(図示せず)により上記 緩衝部材20を、この緩衝部材20の下面に突設した凸部31を通し孔28に嵌 めた状態で止着したものである。
【0013】 上記施工者から建物および受具13・係止具14を入手した消費者は、これ等 をたとえば地震対策に際して次のように利用する。すなわち、 先ず、建物においてピアノ27を置く予定の場所の幅木主体11を外し、この 外した幅木主体11からピアノ27の幅寸法に見合う長さを切り除き、残りを元 に戻し被せることによって幅木取付用部材3の一部を露呈状態とし、この露呈個 所に対して受具13を取付孔12およびビス32を利用して図5に示すように取 付ける。 また、ピアノ27の後側底面に対して係止具14を、緩衝部材20に予め設け た通し孔33および取付孔30を利用して図5に示すように取付ける。この係止 具14の取付が消費者の手で無理な場合には専門の業者に依頼したり、予め係止 具14の取り付けてあるピアノを入手したりすることができる。 然るのち、当該係止具14付きピアノ27を床面上の受具13の取付個所に近 付けて置くと共に当該ピアノ27を床面に沿ってズラして係止具14の上側水平 部29を受具13における上・下水平部17、18の間に挟入し、この挟入状態 において受具13の上側水平部17に上から通し孔19、28に対してネジ棒2 1を挿入してその先端部を受具13の下側水平部18に設けた螺入用ネジ孔23 に上方から螺入し、よってピアノ27を幅木主体11に固定するようにしたもの である。
【0014】 本考案は次のようにして実施することがある。 a.幅木取付用部材をプラスチック、木材等の硬質材料製とする。 b.幅木主体を金属、木材等製とする。 c.受具および係止具として他の構成すなわち前・後・左・右・上・下の外力に よって外れない構成のものを採用する。 d.幅木取付用部材と幅木主体として他の構成のものを採用する。 e.幅木取付用部材の幅木取付個所への取付手段は堅固である他の手段たとえば ネジ止、インサート、溶接等を採用する。 f.幅木取付用部材には取付孔を上記実施例のように予め設けず、消費者が現場 合せで設けるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す家具が固定されていない
状態の斜視図である。
【図2】同じく幅木主体を外した状態の斜視図である。
【図3】同じく断面図である。
【図4】同じく受具の取付状態で示す分解斜視図であ
る。
【図5】同じく係止具を受具に係止した状態の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 幅木取付個所 2 芯部 3 受具等用取付孔 4 幅木取付用部材 5 釘 6 樽栓部材 7、8 折曲縁部 9 引掛り縁 10 位置合せピン 11 幅木主体 12 取付孔 13 受具 14 係止具 15 受具本体 16 垂直部 17 上側水平部 18 下側水平部 19 通し孔 20 緩衝部材 21 ネジ棒 23 螺入用ネジ孔 25 係止具本体 26 上側水平部 27 ピアノ 28 通し孔 29 上側水平部 30 取付孔 31 凸部 33 通し孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 395010886 山本 純子 東京都荒川区西尾久3丁目20番11号 (72)考案者 山本 恵一 東京都荒川区西尾久3丁目20番11号

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物における幅木取付個所の表面に配し
    て同個所の芯部に着脱不能に止着した幅木取付用部材
    と、幅木取付用部材に着脱可能に被着した幅木主体と、
    幅木主体を外して幅木取付用部材に止着する受具と、受
    具に係止可能および当該係止の外し可能の位置として家
    具・家電・ピアノ等備品に取付ける係止具と、受具と係
    止具の間に挟入した同間の震動伝達を防止するための緩
    衝部材とを備えたことを特徴とする建物の幅木構造。
JP1996002440U 1996-03-06 1996-03-06 建物の幅木構造 Expired - Lifetime JP3028785U (ja)

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