JP3028779U - 自動車用携帯電話ホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話の大きさに関係なく、キャリングケ
ースに入れたままワンタッチにして簡単に自動車内の適
所に脱着保持できるようにする。 【解決手段】 自動車内の適所に取付けられる支持板１
と、該支持板１の一側端から正面側へ側方に向って突設
された鉤型の掛止め片２とを具備して構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、自動車用携帯電話ホルダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、携帯電話は、背面に、ズボンのベルトに装着するためのベルト通しが付 設されたキャリングケース内に出し入れ自在に収納される。

【０００３】 而して、当該携帯電話を自動車内で使用する場合、不用時にはそのまま助手席 に放置しておくことも多いが、ドリンクホルダーに似た携帯電話収納用のホルダ ーも使用されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、従来のホルダーはカップ状に形成され、その中に携帯電話を垂直に 差し込み保持するようになっているため、携帯電話の大きさにより使用が制限さ れる。実際に、携帯電話をキャリングケースから取り出さないとホルダー内に収 納することができないものも多い。

【０００５】 かくして、自動車内と外での使用の都度キャリングケースに対する携帯電話を 脱着する煩わしい操作が必要となり、不便であった。

【０００６】 本考案は、上記した従来技術の有するこのような問題点に鑑みなされたもので 、キャリングケースの背面に付設されたベルト通しを利用することにより、携帯 電話の大きさに関係なく、キャリングケースに入れたままワンタッチにて簡単に 自動車内の適所へ脱着操作できる自動車用携帯電話ホルダーを提供することを目 的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案の自動車用携帯電話ホルダーは、自動車内 の適所に取付けられる支持板と、該支持板の一側端から正面側へ突設された鉤型 の掛止め片とを具備してなることを特徴とする。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１は自動車内において、本考案ホルダーに携帯電話を入れたキャリングケー スを保持させる前の使用状態を示す説明図、図２は保持させた状態の使用状態を 示す説明図、図３は本考案ホルダーの側面図、図４はその平面図、図５ないし図 ７は各使用状態を示す説明図である。

【０００９】 本考案ホルダーＡは、縦長長方形状の支持板１と、該支持板１の一側端から正 面側へ一体に突設された鉤型の掛止め片２とから構成されている。

【００１０】 支持板１は、折り曲げ可能な素材、例えば軟鉄板、アルミ板等を素材として形 成され、上下方向に一定の間隔を置いて複数個の横長穴３が開設されている。

【００１１】 掛止め片２は、支持板１と同素材にて、支持板１の一側上端側方に向って形成 され、先端上側に抜け止め突起４が突設されている。

【００１２】 図中５は本考案ホルダーＡ支持用のクリップ部材である。 このクリップ部材５は、図５に示した如く、一枚の弾性を有する金属板を略コ 字状に折り曲げることで、略中央部にねじ孔６が穿設された背板７と、その上下 両端に対設された一対の挾持板８、８とで構成されている。そして、これら挾持 板８、８は、先端を拡開することで内側に差込みガイド９が形成されると共に、 その後部に互いに弾圧状態で面接触させた挾持部１０が形成されている。

【００１３】 １１は前記クリップ部材５の背板７のねじ孔６に螺合される取付け用のねじで ある。 このねじ１１を本考案ホルダーＡの支持板１の横長穴３に差し込み、先端をク リップ部材５のねじ孔６へ螺合させることにより、当該クリップ部材５をホルダ ーＡの支持板１に取り付ける。

【００１４】 図中１２は携帯電話であり、１３は携帯電話１２を収納するキャリングケース である。 このキャリングケース１３の背面には、横方向に開口するベルト通し１４が付 設されている。このベルト通し１４の上下方向の内径は、ホルダーＡの掛止め片 ２が挿入し易いようにやゝ大き目に形成される。

【００１５】 図中１５は自動車内のエアコンディショナーの吹出口である。 このエアコンディショナーの吹出口１５は、エアの吹出し方向を変換する多数 の上下調整板１６を等間隔にて具備する。 本考案ホルダーＡは、これら上下調整板１６に固定することで携帯電話１２を 保持するものである。

【００１６】 以下、本考案の使用方法を説明する。 先ず、本考案ホルダーＡの支持板１をエアコンディショナーの吹出口１５へ取 付ける。 即ち、支持板１の横長穴３の適所へ所定の間隔を置いて２本のねじ１１、１１ を挿着し、先端に２個のクリップ部材５、５の背板７のねじ孔６を各々螺合させ た後、クリップ部材５、５をエアコンディショナーの吹出口１５にあって対応す る位置にある上下調整板１６、１６へ押し込むと、当該上下調整板１６、１６は クリップ部材５、５先端の差込みガイド９を経て挾持部１０に至り、該挾持部１ ０部分で弾圧保持された状態となる。

【００１７】 このようにしてホルダーＡの支持板１をエアコンディショナーにおける吹出口 １５の上下調整板１６の適所に固定したならば、掛止め片２へ、携帯電話１２を 収納したキャリングケース１３の背面に付設されたベルト通し１４を横方向から 挿通するが、この際、当該ベルト通し１４は掛止め片２の先端に突設された抜け 止め突起４に係止される。したがって、ホルダーＡが多少傾斜して吹出口１５に 取付けられていても携帯電話１２およびキャリングケース１３の落下は確実に阻 止される。

【００１８】 ところで、ホルダーＡをエアコンディショナーの吹出口１５の上下調整板１６ へ取付ける場合、吹出口１５の正面形状に応じて図６ないし図８に示した如く、 支持板１を種々な携帯に折り曲げることも必要となる。

【００１９】 なお、本考案ホルダーＡの自動車内への取付手段としては、以上の如くクリッ プ部材５に限られるものではない。その他の掛止め具や両面貼着テープ等を利用 してもよい。例えば、ダッシュボードが平坦な場合、支持板１の下側を外側へ折 り曲げ、その折り曲げ片の下面に両面貼着テープを張り付けることにより、当該 タッシュボードに取付けることができる。

【００２０】

【考案の効果】

以上のように、本考案に係る自動車用携帯電話ホルダーは、自動車内の適所に 取付けられる支持板１と、該支持板１の一側端から正面側へ突設された鉤型の掛 止め片２とを具備したもので、携帯電話１２を収納したキャリングケース１３毎 、その背面に付設されたベルト通し１４を側方から掛止め片２へ挿通させるだけ でホルダーＡに携帯電話１２を保持させるようにしたものであるから、携帯電話 １２等の大きさに関係なく、キャリングケース１３に入れたままワンタッチで簡 単に脱着操作をすることが可能であり、従来品に比べて利便性が大である。

【００２１】 また、本考案ホルダーは、構造、製作が簡単で、軽量且つコンパクトであるか ら、持ち運びが容易であると共に、コストも安い。

【００２２】 さらに、本考案ホルダーは、使用中携帯電話１２等で隠されるため、目立つこ とがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る自動車用携帯電話ホルダーに携帯
電話を入れたキャリングケースを保持させる前の使用状
態を示す説明図である。

【図２】同上の保持させたときの使用状態を示す説明図
である。

【図３】本考案ホルダーの側面図である。

【図４】同上の平面図である。

【図５】クリップ部材とねじの斜視図である。

【図６】本考案ホルダーをエアコンディショナーの吹出
口に取付けた状態を示す説明図である。

【図７】同上の他の実施形態を示す説明図である。

【図８】同上のさらに他の実施形態を示す説明図であ
る。

【符号の説明】

Ａ ホルダー １ 支持板 ２ 掛止め片

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車内の適所に取付けられる支持板
   と、該支持板の一側端から正面側へ突設された鉤型の掛
   止め片とを具備してなることを特徴とする自動車用携帯
   電話ホルダー。