JP3027894U

JP3027894U - 携帯用レスト

Info

Publication number: JP3027894U
Application number: JP1996000513U
Authority: JP
Inventors: 格土信田; 威宮崎; 尚子橋本
Original assignee: 株式会社テイ・シー・ジェー
Priority date: 1996-02-13
Filing date: 1996-02-13
Publication date: 1996-08-20
Anticipated expiration: 2002-02-13

Abstract

(57)【要約】【課題】装飾性及び汎用性を高め、商品価値の向上と
共に消費者の購買意欲を高めることができるようにす
る。【解決手段】レスト本体１内に動物や人形等の縫包み
外皮形態を有するクッション部材８を取出し可能に縫製
して収納し、このクッション部材８をレスト本体１の裏
返し状態において外部に露出させて動物や人形等の縫包
み形態に変化可能にする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

この考案は、例えばヘッドレストあるいはアームレストなどに使用される携帯用レストに関し、特に、レスト本体を動物や人形等の縫包み形態に変化可能にすることにより、装飾性及び汎用性を高め、商品価値の向上と共に消費者の購買意欲を高めるようにしたものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の携帯用レストにおいては、例えば車両用シートあるいは応接用シート等のヘッドレストあるいはアームレストなどの補助品として使用してなるものがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような従来の携帯用レストにあっては、外皮がビロード状のソフトな素地からなるレスト本体内にスポンジ等のクッション部材を詰め込み収納してレスト外形を整えるに過ぎない単純な構造を有し、ヘッドレストあるいはアームレストなどとしか利用価値がなく、消費者の購買意欲を高める上で商品のアピール不足が拭えなかった。

【０００４】この考案の目的は、装飾性及び汎用性を高め、商品価値の向上と共に消費者の購買意欲を高めることができるようにした携帯用レストを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記した課題を解決するために、この考案は、外皮がビロード状のソフトな素地からなるレスト本体と、このレスト本体内に取出し可能に縫製されて収納される動物や人形等の縫包み外皮形態を有するクッション部材とを具備し、このクッション部材は、前記レスト本体の裏返し状態において外部に露出させて動物や人形等の縫包み形態に変化可能にしてなる構成としたもので、この場合、前記レスト本体の両外側部に一対のバンドを設けて手提げバック型形態してなるとともに、その外側部にポケット部を設け、例えばヘッドレストあるいはアームレストなどとして使用されるものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明すると、図１はこの考案に係る携帯用レストを示すもので、符号１はレスト本体である。

【０００７】このレスト本体１は、外皮がビロード状のソフトな素地からなり、その上面部１ａを例えば頭あるいは肘等の当掛け面とし、かつ、その両外側部１ｂ，１ｂの上端中央部には、一対のバンド２，２の一端２ａ，２ａがそれぞれ縫着されているとともに、これら両バンド２，２の自由端部２ｂ，２ｂ側には、マジックファスナー等の止着具３，４が設けられ、この止着具３，４にて前記両バンド２，２の自由端部２ｂ，２ｂを止着可能にすることにより、携帯便利な手提げバック型の形態を有するようになっている。

【０００８】前記レスト本体１の一方の外側部１ｂには、開口部５が設けられ、この開口部５は、前記レスト本体１を裏返し可能にしてなるとともに、マジックファスナー等の止着具６，７にて閉塞可能になっている。

【０００９】そして、前記レスト本体１内には、クッション部材８が詰め込み収納されていて、このクッション部材８は、図２に示すように、動物や人形等の縫包み外皮形態を有し、前記レスト本体１の裏返し状態において前記開口部５から取出し可能に縫製されているとともに、図３に示すように、外部露出状態において、前記クッション部材８内に前記レスト本体１を詰め込み収納させて動物や人形等の縫包み形態に造形変化可能にしてなる構成を有するものである。

【００１０】また、符号９は前記レスト本体１の両端面１ｃ，１ｃ側の少なくとも一方の外側部に設けた小物等が収納されるポケットで、このポケット９は、マジックファスナー等の止着具１０，１１にて閉塞可能になっている。

【００１１】すなわち、この考案の携帯用レストは、例えば図４及び図５に示すように、レスト本体１のバンド２，２を自動車等の車両用シート２０のバックレスト２１の上部のヘッドレスト部２２に巻き付けて固定したり、あるいは、図６に示すように、レスト本体１を車両用シート２０のシートクッション部２３に載置し、必要に応じてバンド２，２を搭乗者Ｈの肘Ａに巻き付け固定することにより、ヘッドレストあるいはアームレストなどとして使用可能にしてなるものである。

【００１２】また、このようなヘッドレストあるいはアームレスト等として使用しない場合には、レスト本体１を裏返して、クッション部材８を外部に露出させ、図３に示すように、動物や人形等の縫包みからなる装飾品あるいはおもちゃとしての形態に造形変化させて使用可能にしてなるものである。

【００１３】

【考案の効果】

以上の説明から明らかなように、この考案は、レスト本体内に動物や人形等の縫包み外皮形態を有するクッション部材を取出し可能に縫製して収納し、このクッション部材をレスト本体の裏返し状態において外部に露出させて動物や人形等の縫包み形態に変化可能にしてなることから、ヘッドレストあるいはアームレスト等としての使用の他に、動物や人形等の縫包みからなる装飾品あるいはおもちゃとしての形態に造形変化させることができるために、装飾性及び汎用性を高めることができ、これによって、商品価値の向上と共に消費者の購買意欲を高めることができる。

【００１４】また、レスト本体の両外側部に一対のバンドを設けて手提げバック型形態にすることにより、持ち運び時や車両用シート等への取付け時の便宜性を高めることができる。

【００１５】しかも、アームレストとしての使用時に、レスト本体のバンドを搭乗者の肘に巻き付けて固定することにより、レスト本体が搭乗者の肘の動きと一体になり、レスト本体が搭乗者の肘きからずれることがない。

【００１６】さらに、レスト本体の外側部にポケット部を設けることにより、小物等を収納する上で便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る携帯用レストの実施の形態を示
す斜視図。

【図２】同じくレスト本体からのクッション部材の取出
し状態を示す説明図。

【図３】同じくクッション部材の外部露出による動物や
人形等の縫包み形態の造形変化状態を示す説明図。

【図４】同じくレスト本体を車両用シートのヘッドレス
ト部に取付ける使用状態の実施の形態を示す分解斜視
図。

【図５】同じくレスト本体を車両用シートのヘッドレス
ト部に取付けた使用状態の実施の形態を概略的に示す断
面図。

【図６】同じくレスト本体を車両用シートのシートクッ
ション部に載置した他の使用状態の実施の形態を示す要
部斜視図。

【符号の説明】

１・・・レスト本体、１ａ・・・上面部、１ｂ，１ｃ・・・外側部、２，２・・・バンド、３，４・・・止着具（マジックファスナー）、５・・・開口部、６，７・・・止着具（マジックファスナー）、８・・・クッション部材（動物や人形等の縫包み外
皮）、９・・・ポケット、１０，１１・・・止着具（マジックファスナー）、２０・・・車両用シート、２２・・・ヘッドレスト部、２３・・・シートクッション部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】外皮がビロード状のソフトな素地からな
るレスト本体と、このレスト本体内に取出し可能に縫製
されて収納される動物や人形等の縫包み外皮形態を有す
るクッション部材とを具備し、このクッション部材は、
前記レスト本体の裏返し状態において外部に露出させて
動物や人形等の縫包み形態に変化可能にしたことを特徴
とする携帯用レスト。
【請求項２】レスト本体の両外側部に一対のバンドを
設けて手提げバック型形態にしたことを特徴とする請求
項１に記載の携帯用レスト。
【請求項３】レスト本体の外側部にポケット部を設け
たことを特徴とする請求項１または２に記載の携帯用レ
スト。
【請求項４】レスト本体は、ヘッドレストとして使用
されることを特徴とする請求項１，２または３に記載の
携帯用レスト。
【請求項５】レスト本体は、アームレストとして使用
されることを特徴とする請求項１，２または３に記載の
携帯用レスト。