JP3027792U - 調理用鍋の篭 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、同時に複数の異種類の食物をゆで
たり、蒸したりできる中子を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 本考案は、適当大きさに成る本体１の周
面の適当位置に狭巾に成る凹溝軌条４，４を複数等間隔
に構成し、この凹溝軌条４，４に向って仕切板５を嵌挿
し得るようにして成るものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、調理用鍋の内部に収容して使用する一般に中子と称する篭に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、鍋で各種の食物をゆでたり蒸すときには、それぞれを別々の鍋で調理し たり、鍋の空くのを待ったりしていたため、迅速な調理作業をすることができな かった。

【０００３】 迅速な調理は、多忙な人や今日の少人数の家族化傾向においては特に要求され てきたが、一つの鍋で同時に異種類の調理をすることは事実上不可能である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案は従来物の鍋の篭を改良し、同時に複数の異なる調理を行うこ とができる篭を提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、適当大きさに成る本体の周面の適当位置に狭巾に成る凹溝軌条を複 数等間隔に構成し、この凹溝軌条に向って仕切板を嵌挿し得るようにして成るも のである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

いま所定の鍋において、例えば麺と野菜とを同時にゆでたいときは、１枚の仕 切板を本体周面に相対する凹溝軌条間に嵌挿し、本体を２つの部屋に仕切る。

【０００７】 凹溝軌条を４個所に設けた鍋にあっては、仕切板を十字状に架けわたして仕切 ることになる。

【０００８】 一つの食物の調理の場合には仕切りは不要であるから、本体は全開状態にして 使用する。

【０００９】

【実施例】

１は全体に多数の通孔を設けた中子の本体で、この本体には吊り手２，２を設 ける。

【００１０】 ４，４は前記本体１の周面部３の相対位置に設けた狭巾の凹溝軌条で、この凹 溝軌条は等間隔に３箇所に設けても４箇所に設けてもよい。

【００１１】 ５は前記相対位置の凹溝軌条４，４に架けわたした仕切板で、この仕切板の形 状や数は前記凹溝軌条の数に合わせて用意すればよい。この仕切板５にも多数の 通孔を設ける。

【００１２】

【考案の効果】

本考案の篭によるときは、一つの鍋において種類の異なる食物の調理を同時に 行うことができるから、調理の時間を短縮することができ、一人又は少人数の場 合の炊事には格好の鍋の使用となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】使用前の全体の斜視図

【図２】使用時の全体の斜視図

【符号の説明】

１ 本体 ４，４ 凹溝軌条 ５ 仕切板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 適当大きさに成る本体の周面の適当位置
   に狭巾に成る凹溝軌条を複数等間隔に構成し、この凹溝
   軌条に向って仕切板を嵌挿し得るようにして成る調理用
   鍋の篭。