JP3027093B2 - タングプレート - Google Patents

タングプレート

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JP3027093B2
JP3027093B2 JP6196931A JP19693194A JP3027093B2 JP 3027093 B2 JP3027093 B2 JP 3027093B2 JP 6196931 A JP6196931 A JP 6196931A JP 19693194 A JP19693194 A JP 19693194A JP 3027093 B2 JP3027093 B2 JP 3027093B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用子供シートの5
点ハーネスシートベルト装置に用いられるタングプレー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用子供シートのシートベルト装置と
しては、5点ハーネスシートベルト装置がある。5点ハ
ーネスシートベルト装置では、図6に示すように、股間
からバックル装置102が立ち上げられ、左右一対のウ
エビング104がこの中間部で脇の下から肩の上にそれ
ぞれ渡り、各ウエビング104の中間部にはそれぞれタ
ングプレート106が挿通されて両タングプレート10
6が共にバックル装置102に係止され(図8に示
す)、ウエビング104の子供への装着がなされる。
【0003】図7に示すように、タングプレート106
には、ウエビング通過用の孔108が形成され、ウエビ
ング104はその孔108を脇の下から、子供と反対側
である前方(矢印FRで図示する)へ通過し、肩の上へ
到る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タングプレ
ート106の孔108を通過して肩の上へ到るウエビン
グ104はタングプレート106の上縁を通って後方
(矢印FRと反対の向き)へ向けて延びるので、タング
プレート106はバックル装置102へ係止されるとき
の垂直状態から水平状態へと、子供側である後方(矢印
FRと反対の向き)へ傾動性向を呈する(図7の2点鎖
線で示す傾動状態へ)。
【0005】この傾動性向によれば、子供が着座してお
らず、タングプレート106をバックル装置102へ係
止していないウエビング未装着状態では、タングプレー
ト106はウエビング104を滑り落ち易くなる。
【0006】従って、子供を着座させてウエビング10
4の装着をなそうとすれば、タングプレート106を引
き上げ、また、タングプレート106の姿勢を直す必要
がある。
【0007】なお、タングプレート106のウエビング
通過孔108を狭くすればウエビング未装着時にウエビ
ングを滑り落ち難くすることができるが、反面、ウエビ
ングの通過性が悪くなる。しかも、傾動性向は依然とし
て残る。
【0008】また、タングプレート106が子供側へ傾
動する傾動性向は、ウエビング104の装着状態にあっ
ては、子供に不快感を与える。
【0009】更には、タンブプレート106の孔108
においては、ウエビング104が捩じれ易く、その都度
捩じれを直す必要がある。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、車両用子供シ
ートの5点ハーネスシートベルト装置に用いられるタン
グプレートにおいて、傾動性向を防止して、子供の着
座、ウエビングの装着を容易化し、不快感を与えず、捩
じれも防止できるタングプレートを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明のタングプレートは、股間か
ら立ち上がるバックル装置と、中間部が脇の下から肩の
上に渡る左右一対のウエビングと、各ウエビングに対応
して設けられ、ウエビングがこの中間部で挿通され、バ
ックル装置とそれぞれ係止される一対のタングプレート
と、を備えた車両用子供シートの5点ハーネスシートベ
ルト装置の前記タングプレートにおいて、前記ウエビン
グを脇の下から子供と反対側である前方へ通過させる第
1孔と、この第1孔の上方に位置し、第1孔を通過した
ウエビングを前方から子供側である後方へ通過させて肩
の上へ到らしめる第2孔と、を有し、 前記第2孔の上縁
が、子供側である後方側に向けて該孔を拡大するように
傾斜されていることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【作用】上記構成によれば、ウエビングがタングプレー
トを挿通するにあたって、ウエビングは、第1孔を後方
から前方へ通過し、更に、第2孔を前方から後方へ通過
して肩の上へ到る。
【0014】第2孔の上縁がウエビングと当接してタン
グプレートの後方への傾動が規制される。
【0015】従って、タングプレートの傾動性向が防止
され、ウエビングの通過性を確保しつつウエビング未装
着時のタングプートの滑落を防止することができ、子供
の着座、ウエビングの装着を容易化することができる。
また、タングプレートの傾動性向が防止されることは、
ウエビング装着時において子供に不快感を与えない。
【0016】また、ウエビングは2つの孔を通過するの
で、捩じれが生じ難い。また、ウエビングは、第1孔と
第2孔との間でのみ前方に位置し、その前後では、子供
側である後方へ位置するので、タングプレートが直接に
子供と対面する部分は少なくて済み、タングプレートが
直接に子供と対面することにより子供に与える不快感は
緩和される。
【0017】さらに、第2孔の上縁は、子供側である後
方側に向けて孔が拡大するように、傾斜されているの
で、肩の上へ向かうウエビングをなじませることができ
る。
【0018】
【実施例】本発明に係るタングプレートの一実施例を、
図1乃至図5に基づき説明する。車両用子供シート前方
(子供が着座して向く方向)を矢印FRで、車両用子供
シート幅方向を矢印Wで、車両用子供シート上方を矢印
UPでそれぞれ図示する。
【0019】図4に示すように、車両用子供シート10
は車両シート12に前向きに載置され、図示を省略する
車両用シートベルト装置のウエビングによって保持する
ことができる。
【0020】例えば、車両用子供シート10をベース1
4と、子供が着座するシート本体16とに分離可能と
し、ベース14に車両用シートベルト装置のウエビング
を跨がせて掛け渡し、その後、ベース14にシート本体
16を装着することが可能である。
【0021】シート本体16には、5点ハーネスシート
ベルト装置18が設けられている。5点ハーネスシート
ベルト装置18では、図2乃至図4に示すように、股間
からバックル装置20が立ち上げられて突出される。ウ
エビング22は左右に一対設けられ、各ウエビング22
は、中間部が脇の下から肩の上に渡って掛けられるよう
になっている。各ウエビング22の中間部には、ウエビ
ングが挿通されるタングプレート24がそれぞれ設けら
れる。両タングプレート24を隣合うようにしてバック
ル装置に係止すれば、ウエビング22の子供(幼児を含
む)への装着がなされる。
【0022】なお、図2中、48は、ウエビング22の
外部を覆うベルトパッドであり、50は、バックル装置
20を立ち上げる立ち上げ部を覆うベルトパッドであ
り、52は、両ウエビング22を並んで保持するクリッ
プである。
【0023】タングプレート24は、図1に示すように
(図1には一対のタングプレート24のうちの一方を示
す。他方のものは、それと対称形状とされる。)、扇状
板部26の下部に、バックル装置20に係止される係止
片28が延出形成されて構成される。扇状板部26に
は、下部に第1孔30が形成されるとともに、上部に、
第2孔32が離間して形成される。
【0024】脇の下から延びるウエビング22は、第1
孔30を子供側である後方(矢印FRと反対方向)から
子供と反対側である前方(矢印FRの方向)へ通過し、
第1孔30を通過したウエビング22は、第2孔32を
後方へ通過して肩の上へ到る。
【0025】ウエビング22の肉厚方向の孔寸法につい
て、第1孔30は、ウエビング22が通過可能な程度の
大きさとし、第2孔32は、第1孔30より大きくする
のがよい。
【0026】また、第2孔32は、上縁が、子供側にお
いて孔を拡大するように傾斜された傾斜部34を備えて
いる。
【0027】なお、タングプレート24は、例えば、内
部に、第1孔30、第2孔30に対応する孔44、46
を有する金属板40(図5を参照)を埋め込んでインサ
ート成形して得ることが可能である。この場合、扇状板
部26については、各孔の縁部に硬質樹脂36を配し、
残部に軟質樹脂38を配するのが好ましい。また、係止
片28については、硬質樹脂36を配するとともに、先
端部は、樹脂がなく金属板を露出させるのが好ましい。
扇状板部26について、各孔30、32の縁部に硬質樹
脂36を配するのは、ウエビング22が通過するのに対
応して相応の強度を与えるためであり、残部に軟質樹脂
38を配するのは、タングプレート24を把持するとき
に良好な感触を与えることができるためである。また、
係止片28の先端部では金属板40を露出させるのは、
その部分がバックル装置20との当接部分となるためで
ある。図5に示すように、金属板40には複数の連通孔
42を形成し、樹脂が金属板40の両面に回り込んで樹
脂による金属板40の保持が強化される。
【0028】上記構成によれば、ウエビング22がタン
グプレート24を挿通するにあたって、ウエビング22
は、第1孔30を後方から前方へ通過し、更に、第2孔
32を前方から後方へ通過して肩の上へ到る。
【0029】第2孔32の上縁(傾斜部34の部位)が
ウエビング22と当接してタングプレート24の後方へ
の傾動が規制される。すなわち、タングプレート24
は、バックル装置20へ係止される垂直状態から水平状
態へ傾動することが規制され、垂直状態に保持されよう
とする。
【0030】従って、タングプレート24の傾動性向が
防止され、ウエビング22の通過性を確保しつつウエビ
ング未装着時のタングプレート24の滑落を防止するこ
とができ、子供の着座、ウエビング22の装着を容易化
することができる。また、タングプレート24の傾動性
向が防止されることは、ウエビング装着時において子供
に不快感を与えない。
【0031】また、ウエビング22は2つの孔を通過す
るので、捩じれが生じ難い。なお、ウエビング22の肉
厚方向の孔寸法について、第1孔30は、ウエビング2
2が通過可能な程度の大きさとし、第2孔32は、第1
孔30より大きくするのがよいが、具体的には、第2孔
で、タングプレート24がウエビング22を滑り落ちな
いでウエビング22に保持される適度の通過抵抗が得ら
れ、更に、ウエビング22が捩じれないように第1孔3
0に対するガイドとなるように寸法を設定するのが適当
である。
【0032】また、ウエビング22は、第1孔30と第
2孔32との間のみ前方に位置し、その前後では、子供
側である後方へ位置するので、タングプレート24が直
接に子供と対面することなく、タングプレート24が直
接に子供と対面することにより子供に与える不快感が緩
和される。
【0033】更に、第2孔32の上縁は孔32が後方側
へ向けて拡大するように傾斜されているので、肩の上へ
向かうウエビング22をなじませる(フィットさせる)
ことができる。
【0034】
【発明の効果】本発明に係るタングプレートによれば、
傾動性向が防止され、子供の着座、ウエビングの装着が
容易化され、不快感を与えず、捩じれも防止することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の車両用子供シートの5点
ハーネスシートベルト装置に用いられるタングプレート
を示し、(A)は子供シート幅方向から見た断面図であ
り、(B)は子供シート後方から見た図である。
【図2】 本実施例のタングプレートを適用した5点ハ
ーネスシートベルト装置を備えた車両用子供シートを前
方から見た図である。
【図3】 図2の車両用子供シートのシート本体を幅方
向から見た図である。
【図4】 本実施例のタングプレートを適用した5点ハ
ーネスシートベルト装置を備えた車両用子供シートに子
供を着座させた状態を示す斜視図である。
【図5】 本実施例のタングプレートのインサート金具
を示す図である。
【図6】 従来のタングプレートを適用した5点ハーネ
スシートベルト装置を備えた車両用子供シートに子供を
着座させた状態を示す斜視図である。
【図7】 従来のタングプレートを、子供シート幅方向
から見た図である。
【図8】 従来のタングプレートをバックル装置に係止
する状態を示す子供シートの前方から見た図である。
【符号の説明】
12 車両用子供シート 18 5点ハーネスシートベルト装置 20 バックル装置 22 ウエビング 24 タングプレート 30 第1孔 32 第2孔 34 傾斜部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 22/10 B60R 22/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 股間から立ち上がるバックル装置と、 中間部が脇の下から肩の上に渡る左右一対のウエビング
    と、 各ウエビングに対応して設けられ、ウエビングがこの中
    間部で挿通され、バックル装置とそれぞれ係止される一
    対のタングプレートと、 を備えた車両用子供シートの5点ハーネスシートベルト
    装置の前記タングプレートにおいて、 前記ウエビングを脇の下から子供と反対側である前方へ
    通過させる第1孔と、この第1孔の上方に位置し、第1
    孔を通過したウエビングを前方から子供側である後方へ
    通過させて肩の上へ到らしめる第2孔と、を有し、 前記第2孔の上縁が、子供側である後方側に向けて該孔
    を拡大するように傾斜されている ことを特徴とするタン
    グプレート。
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