JP3026360U - 汚水の飛散防止用の便器のシート・クッション構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 汚水の飛散を防止する便器のシート・クッシ
ョン構造を提供する。 【解決手段】 それはシート・クッション部と環状部を
含み、そのシート・クッション部の外型は便器のシート
・クッションと相似形であって環状に形成されるととも
に、便器のシート・クッションを完全に覆って、その内
環の前縁に凸片を設け、 環状部は上記シート・クッシ
ョン部の後部にある底面に設置し、シート・クッション
部と環状構造を構成して、その内径は便器のシート・ク
ッションの外径よりも大きく、中央地点に複数の折曲げ
を設け、この中央地点は自然に便器のシート・クッショ
ン下方に垂れ下がってその弧は便器のシート・クッショ
ンと便器内の水面間にあり、それが水面と接触しないの
で排泄物は環状構造に設けられる折曲げの中央地点の緩
衝作用を受けた後に水中に落ち、汚水の飛散を防止す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は汚水の飛散を防止する便器のシート・クッション構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般によく用いられる便器のシート・クッションを使用すると排泄物（糞尿） が便器内に落ちこむ時に人体に汚水が飛散して不潔になる。又、便器のシート・ クッションに座る場合に、生殖器が便器のシート・クッションに接触し、または なはだしい場合には男性使用者の生殖器が便器の内側に直接接触するので、単に 衛生的でないばかりでなく、安全性にも問題がある。市販されている便器のシー ト・クッションに用いる保護クッションは、その構造と設計は便器のシート・ク ッションの上を覆うのみであり、上記の問題を解決することはできない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は汚水の飛散を防止する便器のシート・クッション構造を提供す ることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的はシート・クッション部と環状部を含み、そのシート・クッション部 の外型は便器のシート・クッションと相似形であって環状に形成されるとともに 、便器のシート・クッションを完全に覆って、その内環の前縁に凸片を設け、 環状部は上記シート・クッション部の後部にある底面に設置し、シート・クッ ション部と環状構造を構成して、その内径は便器のシート・クッションの外径よ りも大きく、中央地点に複数の折曲げを設け、 上記の部材によって組み合わせた後に環状部とシート・クッション部より構成 される環状構造を便器のシート・クッションに組み合わせると、環状構造に設け られる折曲げの中央地点は自然に便器のシート・クッション下方に垂れさがって その弧は便器のシート・クッションと便器内の水面間にあり、それが水面と接触 しないので排泄物は環状構造に設けられる折曲げの中央地点の緩衝作用を受けた 後に水中に落ち、汚水の飛散を防止し、そのシート・クッション部の内環の前縁 に設ける凸片もまた自然に垂れさがるとともに、便器のシート・クッションと便 器内側の前縁を覆って、使用者の生殖器が便器のシート・クッションと便器の内 側に接触することを防止する汚水の飛散防止用の便器のシート・クッション構造 により達成される。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１に示す如く、本考案はシート・クッション部１０と環状部２０を含み、そ のシート・クッション部１０の外型は便器のシート・クッション３０と相似形の 環状であるとともに、便器のシート・クッション３０を完全に覆ってその内環の 前縁に凸片１１を設けてあり、シート・クッション部１０の底部に粘着材１２を 設けて、シート・クッション部１０の後部中央に分裂部１３を設けてある：環状 部２０は上記シート・クッション部１０の後部にある底面に設置し、シート・ク ッション部１０と環状構造を構成して、その内径は便器のシート・クッション３ ０の外径よりも大きくて中央地点に複数の折曲げ２１を設けてある。

【０００６】 図２と図３に示す如く、上記の部材によって組み立ててから、環状部２０とシ ート・クッション部１０より構成される環状構造を便器のシート・クッション３ ０の方向に組み合わせると、シート・クッション部１０の底部に設けられる粘着 材１２によって確実に便器のシート・クッション３０にくっつけてその付着性を 増加し、環状部２０に設ける折曲げ２１の中央地点は自然に便器のシート・クッ ション３０下方に垂れさがってその垂れさがりの弧は便器のシート・クッション ３０と便器４０内の水面４１との間にあり、それが水面４１と接触しないので（ 図４に示す如く）排泄物は環状部２０に設ける折曲げの中央地点の緩衝作用を受 けてから水中に落ち込んで、汚水の飛散を防止する：そのシート・クッション部 １０の内環の前縁に設ける凸片１１もまた自然に垂れさがるとともに、便器のシ ート・クッション３０と便器４０内側の前縁を覆い（図２に示す如く）、使用者 の生殖器が便器のシート・クッション３０と便器４０の内側に直接接触すること を防止して安全かつ衛生的であるという効果を達成する。更に使用後にはシート ・クッション部１０の後部の中央地点に設けられた分裂部１３を引き裂いて、環 状部２０とシート・クッション部１０を構成する環状構造を破壊して、廃棄する のに好適である。

【０００７】 図５に示す如く、本考案はシート・クッション１０と環状部２０を各々成型に してから、更に環状部２０の両端を別々にシート・クッション１０後部の両外側 に連結する。 図６に示す如く、環状部２０の折曲げ２１地点を分離するように形成し、その 離隔する折曲げ２１地点の他端はシート・クッション部１０と一体成型し、更に 加工を経て折曲げ２１を連結することにより、図１に示す如きの環状構造が成型 される。

【０００８】 図７に示す如く、環状部２０の一端をシート・クッション部１０と連結して他 端を分離し、このようにしても一体成型となり、それから更に加工を経て環状部 ２０とシート・クッション部１０の分離端を連結すると、図１に示す如きの環状 構造が成型される。 図８に示す如く、シート・クッション部１０の外端に結合部１４を設けてあり 、その結合部１４は粘着材等の有効な方式で、この結合部１４によって環状部２ ０にくっつけられて成型され、使用者が寸法の異なる各種の便器によって、結合 部１４を調整することによって調整可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のシート・クッションと便器のシート・
クッションを示す斜視図である。

【図２】本考案のシート・クッションと便器のシート・
クッションとの組み合わせを示す斜視図である。

【図３】本考案のシート・クッションと便器のシート・
クッションとの組み合わせの平面図である。

【図４】図３の４−４に沿った断面図である。

【図５】本考案のシート・クッションの成型方法を示す
実施例を示す図である。

【図６】本考案のシート・クッションの成型方法を示す
実施例を示す図である。

【図７】本考案のシート・クッションの成型方法を示す
実施例を示す図である。

【図８】本考案のシート・クッションの成型方法を示す
実施例を示す図である。

【符号の説明】

１０ シート・クッション部 １１ 凸片 １２ 粘着材 １３ 分裂部 １４ 結合部 ２０ 環状部 ２１ 折曲げ ３０ 便器のシート・クッション ４０ 便器 ４１ 水面

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 シート・クッション部と環状部を含み、
   そのシート・クッション部の外型は便器のシート・クッ
   ションと相似形であって環状に形成されるとともに、便
   器のシート・クッションを完全に覆って、その内環の前
   縁に凸片を設け、 環状部は上記シート・クッション部の後部にある底面に
   設置し、シート・クッション部と環状構造を構成して、
   その内径は便器のシート・クッションの外径よりも大き
   く、中央地点に複数の折曲げを設け、 上記の部材によって組み合わせた後に環状部とシート・
   クッション部より構成される環状構造を便器のシート・
   クッションに組み合わせると、環状構造に設けられる折
   曲げの中央地点は自然に便器のシート・クッション下方
   に垂れ下がってその弧は便器のシート・クッションと便
   器内の水面間にあり、それが水面と接触しないので排泄
   物は環状構造に設けられる折曲げの中央地点の緩衝作用
   を受けた後に水中に落ち、汚水の飛散を防止し、そのシ
   ート・クッション部の内環の前縁に設ける凸片もまた自
   然に垂れ下がるとともに、便器のシート・クッションと
   便器内側の前縁を覆って、使用者の生殖器が便器のシー
   ト・クッションと便器の内側に接触することを防止する
   汚水の飛散防止用の便器のシート・クッション構造。