JP3026197B2 - 土石流検知システムに用いる測定プローブ - Google Patents

土石流検知システムに用いる測定プローブ

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JP3026197B2
JP3026197B2 JP10237903A JP23790398A JP3026197B2 JP 3026197 B2 JP3026197 B2 JP 3026197B2 JP 10237903 A JP10237903 A JP 10237903A JP 23790398 A JP23790398 A JP 23790398A JP 3026197 B2 JP3026197 B2 JP 3026197B2
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郷平 遠藤
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は土石流検知システム
に用いる測定プローブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】土石流は一度発生すると大災害を引き起
す。このため土石流の発生を事前に検知し、また一度発
生した場合には、それが発生したこと、その範囲並びに
それの流下する方向と速度を正確に検知することができ
れば被害を少なくすることができる。
【0003】このことから、従来の土石流検知システム
が用いられている。そして各測定プローブからデータを
無線信号によって離れた観測基地局に送出する土石流検
知システムも案出されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、斯かる測定
プローブのデータを無線で送出する方式の土石流検知シ
ステムに用いるに好適な山腹の測定地点に設置する測定
プローブを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】而して、本発明の要旨
は、各種センサによって検出した設置位置、方向、角度
等と、所定値の加速が加わったときに変位の方向と速度
に関するデータを無線信号によって後記観測基地局に送
出する測定プローブを、山腹における複数の測定地点に
差し込んで設置し、前記各測定プローブから離れた安全
な場所に設置した観測基地局の受信装置により各測定プ
ローブから送出される無線信号を受信し、記録装置によ
り各測定プローブの計測データを記録するようになした
土石流検知システムに用いる測定プローブであって、毀
損しにくい材質からなる先端が尖った有蓋円筒状のフレ
ームと、該フレームの頭部の蓋に暉けたGPSアンテナ
及び無線送受信アンテナと、前記フレーム内に設けた、
GPS受信装置と、方位センサと、角加速度センサと、
水平X軸変位データをとるX軸加速度センサ、水平Y軸
変位データをとるY軸加速度センサ、垂直変位データを
とるZ軸加速度センサと、前記X軸加速度センサとY軸
加速度センサの夫々に接続した変位抽出回路と、前記変
位抽出回路による変位の値と、全ての装置を起動させる
ための予め設定された起動レベルとを比較するコンパレ
ータと、後記中央制御装置に接続すると共に前記コンパ
レータによる比較結果に基づいて起動トリガを入力する
パワーコントローラと、後記中央制御装置に接続すると
共に前記パワーコントローラに接続したタイマコントロ
ーラと、前記パワーコントローラに接続したバッテリー
と、前記GPS受信装置、方位センサ、角加速度セン
サ、X軸加速度センサ、Y軸加速度センサ、Z軸加速度
センサの夫々を接続したインターフェイスと、前記イン
ターフェイスに接続した中央制御装置と、前記中央制御
装置に接続したデータ記憶装置と、前記中央制御装置に
接続した無線送受信装置とからなることを特徴とする土
石流検知システムに用いる測定プローブにある。
【0006】また、上記測定プローブにおいて温度デー
タをとる温度センサをインターフェイスに接続するよう
にしてもよい。
【0007】このようにすると、山腹の各設置された測
定地点の温度や土石流によって変位したときの現在位置
の温度を明確に確認することができる。
【0008】また、上記測定プローブは、これを人が直
接測定地点の地面に差し込んで設置するものであるか
ら、人が近付き難い山腹の急峻な箇所や、二次災害のお
それがある場合にはこれを設置することが困難である。
【0009】このような場合には、アダプター付きの測
定プローブを用いる。而して、該測定プローブは、毀損
しにくい材質からなり、先端に土中挿入ピンを設けると
共に頭部側面に軸方向に沿った安定翼を設けた円筒状の
ケース内に、先端側に衝撃吸収ジェルを充填した状態で
測定プローブ本体を嵌入してなるものである。
【0010】該測定プローブはヘリコプター等から空中
投下し、測定地点に突き立てるものであり、上記の如き
場合でも安全に設置することができる。そして、ケース
内の先端側には衝撃吸収ジェルを充填してあるから、こ
れの内部に嵌入した測定プローブ本体が落下の衝撃で毀
損することを効果的に防ぐことができる。また、ケース
には安定翼を設けているから略垂直な状態で降下させる
ことができ、もって測定プローブを地面に略真直ぐに突
き立てることができる。
【0011】また、上記測定プローブにおいてケースの
頭部に、ヘリコプター等からフックをもって引っ掛けて
回収することができるようにしたかご状の回収具をワイ
ヤーを介して取り付けるようにしてもよい。これにより
設置地点から引き抜いて回収するときや、土石流によっ
て流出したときに現場から回収するとき、ヘリコプター
等によって回収することができ、回収作業がはかどる。
またヘリコブター等によって上空から引き抜くから、安
全に回収できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図1は土石流検知システム
の説明図である。
【0013】図中、1は山腹であり、1A,1B,1
C,1D,1E,1Fは山腹の所定の地域に全体的に略
等間隔に設定された測定地点である。
【0014】2はGPS衛星である。3,3,3…は前
記山腹の測定地点1A〜1Fの夫々に差し込んで設置し
た測定プローブである。該測定プローブ3,3,3…は
後に詳述する構成であり、各種センサによって検出した
設置位置、方向、角度等と、所定値の加速が加わったと
きに変位の方向と速度に関するデータを無線信号によっ
て後記観測基地局に送出するものである。
【0015】4は前記各測定プローブ3,3,3…から
離れた安全な場所に設置した観測基地局である。該観測
基地局4は、受信装置(図示せず。)により各測定プロ
ーブ3 3,3…から送出される無線信号を受信し、記
録装置(図示せず。)により各測定プローブ3,3,3
…の計測データを記録するものである。尚、5は無線送
受信アンテナである。また、記録装置としては後記パソ
コンを用いる場合もある。
【0016】以上によって土石流検知システムの基本的
な構成が成り立っているが、図1の例では、更にパソコ
ン6のディスプレイ6aに、山腹1の地図と、各測定プ
ローブ3,3,3…の計測データに基づく各測定プロー
ブの位置や変位状態とをオーバーラップして表示するよ
うにしている。
【0017】更にまた、図1の例では、測定プローブ
3,3,3…の変位が所定の値を越えたとき音によって
警報を発する警報装置7を備えている。
【0018】而して、上記土石流検知システムによる
と、周期的に各測定プローブ3,3,3…から無線によ
って送出される計測データを分析し、例えば測定地点1
B,1D,1Eに設置した測定プローブ3,3,3から
僅かであっても変位しているとのデータかあれば、それ
はそれらの測定プローブ3,3,3が設置されている範
囲において地面が変位していることを示し、土石流が発
生するおそれがあることを認識することができる。
【0019】そしてまた、地面の変位が大きくなって、
例えば前記測定地点1B,1D,1Eに設置した測定プ
ローブ3,3,3に所定値の加速が加わったときには、
該測定プローブ3,3,3は変位の方向と速度に関する
データを無線で観測基地局4に送出する。
【0020】これにより土石流が実際に発生したこと
と、発生した範囲と、土石流の流下する方向及び速度と
を明確に認識することができる。
【0021】また、上記測定プローブは地面に差し込む
だけで設置することができ、そして計測データは無線信
号によって送出するものであるから、地面の変位を検知
する各センサと観測基地局とを結ぶ信号伝送用のケーブ
ル等を引く必要がない。したがって、設置作業を楽に而
も迅速に済ませることができる。また変位範囲はケーブ
ルに制限されることがなく、無線電波の到達する範囲の
測定が可能となる。
【0022】また、上記土石流検知システムで用いる本
発明に係る測定プローブの具体的な構成は後記の通りで
あるが、該測定プローブを用いて実施する場合の動作の
一例を次に説明する。尚、以下の動作は、測定プローブ
は電源としてバッテリーを用いなければならず、したが
って出来るだけ長い時間稼働させるためには電力消費を
極力少なくて済むようにする必要があり、この点を考慮
してなされている。
【0023】 測定プローブ3,3,3…を各測定地
点に設置した後48時間は、各測定プローブから1時間
毎に一度全計測値を観測基地局4へ送信する。この間に
観測基地局では測定プローブの位置等の情報を獲得す
る。
【0024】 設置後48時間を経過した後は各測定
プローブ3,3,3…はスリープ待機状態に入り、この
状態においてはX軸加速度センサとY軸加速度センサの
みに電源が入った状態となる。
【0025】 その後48時間毎に各測定プローブ
3,3,3…から観測基地局4に対して定期送信する。
【0026】 前記スリープ待機状態にあるときにお
いて測定プローブ3,3,3…に対して0.01G(暫
定設定値)の加速が加わった場合は、直ちに測定プロー
ブ内の全装置に電源が供給され、観測基地局4に連続的
に計測データを送信する。これにより土石流の発生と、
発生した範囲と、土石流の流下する方向及び速度が検知
される。
【0027】 加速度が検知されなくなってからも一
定時間経過するまでは測定プローブ3,3,3…は計測
データを送信し続ける。そしてその後再びスリープ待機
状態となる。
【0028】 測定プローブ3,3,3…から観測基
地局4に対してデータ送信を行った際に、観測基地局4
からの送信を受け取った旨のアンサーバックが得られな
かった場合は、10分間毎に位置データと共にビーコン
を発信する。これにより土石流が発生して測定プローブ
が流出したとき、該測定プローブを容易に回収すること
が可能になる。
【0029】次に、上記土石流検知システムに用いるに
好適な本発明に係る測定プローブについて説明する。図
2はフレームを一部切欠して示した測定プローブの斜視
図、図3は該測定プローブの回路ブロック図である。
【0030】3は前記土石流検知システムにおいて用い
た測定プローブである。8は毀損しにくい材質からなる
先端が尖った円筒状のフレームである。尚、該フレーム
8は、本実施形態では本体部分8aを強化プラスチック
(FRP)で、また先端8bを金属(SUS316)で
構成している。また、頭部8cには蓋9を被着してい
る。
【0031】10は前記フレーム8の頭部8cの蓋9に
設けたGPSアンテナ、11は無線送受信アンテナであ
る。
【0032】12は前記フレーム内に設けたGPS受信
装置であり、位置データをとるものである。また、該G
PS受信装置12は後記インターフェイスに接続してい
る。そして該GPS受信装置12と以下に説明する装置
は全て前記フレーム8内に設けられる。
【0033】13は方位センサ(地磁気センサ)であ
り、方位データを得る事により測定プローブの設置方向
を知る事が出来て、加速度の方向ベクトルが得られる。
また該方位センサ13はコンバータ14を介して後記イ
ンターフェイスに接続している。15は角加速度センサ
(ジャイロ)であり、回転変位データをとるものであ
る。また該角加速度センサ15はプリアンプ16を介し
て後記インターフェイスに接続している。
【0034】17はX軸加速度センサであり、水平X軸
変位データをとるものである。また該X軸加速度センサ
17はプリアンプ18を介して後記インターフェイスと
変位抽出回路とに接続している。19はY軸加速度セン
サであり、水平Y軸変位データをとるものである。また
該Y軸加速度センサ19はプリアンプ20を介して後記
インターフェイスと変位抽出回路とに接続している。
【0035】21はZ軸加速度センサであり、垂直変位
データをとるものである。また該Z軸加速度センサ21
はプリアンプ22を介して後記インターフェイスに接続
している。
【0036】23は前記プリアンプ18を介してX軸加
速度センサ17に接続した変位抽出回路、24は前記プ
リアンプ20を介してY軸加速度センサ19に接続した
変位抽出回路である。
【0037】25,26は前記変位抽出回路23,24
に夫々接続したコンパレータであり、変位抽出回路2
3,24の夫々による変位の値と、全ての装置を起動さ
せるための予め設定された起動レベルとを比較するもの
である。また該コンパレータ25,26は後記パワーコ
ントローラに接続している。
【0038】27はパワーコントローラであり、後記中
央制御装置に接続すると共に前記コンパレータ25,2
6による比較結果に基づいて起動トリガが入力するもの
である。また、該パワーコントローラ27は、点線内の
装置には常時電源を供給し、起動トリガを入力したとき
には点線以外の装置にまで電源を供給する。28は後記
中央制御装置に接続すると共に前記パワーコントローラ
27に接続したタイマコントローラである。
【0039】29は前記パワーコントローラ27に接続
したバッテリーである。30はインターフェイス、31
は前記インターフェイスに接続した中央制御装置であ
る。32は前記中央制御装置31に接続したデータ記憶
装置であり、前記各センサによって計測されたデータを
記憶するものである。33は前記中央制御装置31に接
続した無線送受信装置である。また、34は温度データ
をとる温度センサであり、プリアンプ35を介して前記
インターフェイス30に接続している。
【0040】また、前記バッテリー29としては、本実
施形態ではBR−C型リチュウム電池2本(6V 5A
h)を1組として、第1〜第4の4組を内蔵する。そし
て第1組から消費され、第1組が放電すると第2組へ切
り替わるようにしている。
【0041】また、本実施形態における測定プローブの
仕様は次の通りである。 測定項目 ・X,Y,Zの直交三軸方向加速度 測定範囲 :各軸±2G 測定分解能:各軸2mmG(2/1000G) ・鉛直方向角加速度(ジャイロ) 測定範囲 :±90° ・方位(地磁気センサ) 測定範囲 :0〜360° 精度 :±1° ・温度(地中温度) 測定範囲 :−10〜100℃ 測定精度 :±1℃ ・GPSレシーバ 測定位置単位:1/1000分 データ伝送(無線式) ・周波数 :2.484GHz ・変調方式:DQPSK ・送信電力:10mW/MHz以下 ・情報速度:1Mb/s 電 源 ・電 池:BR−C型リチュウム電池2×4本 ・動作時間:約10,000時間(動作環境・状況によ
り変化する) 外形寸法 ・全 長:1000mm(アンテナを除く) ・直 径:120mm ・重 量:20Kg
【0042】そして、上記実施形態の測定プローブは人
が直接地面に差し込んで設置するものであるが、これが
困難な場合には図4に示したアダプター付きの測定プロ
ーブを用いればよい。
【0043】該測定プローブ36は、測定プローブ3の
本体をアダプターであるケース37内に嵌入したもので
ある。また該ケース37は毀損しにくい材質からなるも
のであり、円筒状に形成されている。そして先端37a
に土中挿入ピン38を設けると共に頭部37bの側面に
軸方向に沿った安定翼39,39を設けている。尚、本
実施形態ではケース37本体は強化プラスチック(FR
P)、土中挿入ピン38は金属(SUS)で構成してい
る。そして、ケース37内に、先端側に衝撃吸収ジェル
40を充填した状態で測定プローブ3の本体を嵌入して
いる
【0044】また、前記ケース37の頭部には、ヘリコ
プター等からフックをもって引っ掛けて回収することが
できるようにしたかご状の回収具41をワイヤー42を
介して取り付けている。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る測定プローブは、測定プロ
ーブのデータを無線で送出する方式の土石流検知システ
ムに使用して好適であり、更にアダプター付きの測定プ
ローブを用いれば、人が近付き難い山腹の急峻な箇所
や、二次災害のおそれがある場合の如く人による直接の
設置が困難な場合に有効である。また、アダプターに回
収具を取り付ければ、ヘリコプター等によって回収する
ことができ、回収作業がはかどる。またヘリコプター等
によって上空から引き抜くから、安全に回収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測定プローブを用いる土石流検知
システムの説明図である。
【図2】本発明に係る測定プローブのフレームを一部切
欠して示した斜視図である。
【図3】本発明に係る測定プローブの回路ブロック図で
ある。
【図4】本発明に係る測定プローブの他の実施形態の斜
視図である。
【符号の説明】
1 山腹 2 GPS衛星 3,3 測定プローブ 4 観測基地局 5 無線送受信アンテナ 6 パソコン 7 警報装置 8 フレーム 9 フレームの蓋 10 GPSアンテナ 11 無線送受信アンテナ 12 GPS受信装置 13 方位センサ 15 角加速度センサ 17 X軸加速度センサ 19 Y軸加速度センサ 21 Z軸加速度センサ 23,24 変位抽出回路 25,26 コンパレータ 27 パワーコントローラ 28 タイマコントローラ 29 バッテリー 30 インターフェイス 31 中央制御装置 32 データ記憶装置 33 無線送受信装置 34 温度センサ 36 測定プローブ 37 ケース 38 土中挿入ピン 39,39 安定翼 40 衝撃吸収ジェル 41 かご状の回収具 42 ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板倉 安正 滋賀県大津市平津2丁目5の1 滋賀大 学教育学部技術教室内 (72)発明者 遠藤 郷平 神奈川県厚木市森の里2丁目1番7− 101 (72)発明者 北島 俊明 神奈川県横浜市瀬谷区二ツ橋547−309 (56)参考文献 特開 平9−184719(JP,A) 特開 平10−2763(JP,A) 特開 昭59−183332(JP,A) 特開 平7−159146(JP,A) 特開 平6−160509(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 21/00 E02D 17/20 106 G01C 7/02 G01S 5/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種センサによって検出した設置位置、
    方向、角度等と、所定値の加速が加わったときに変位の
    方向と速度に関するデータを無線信号によって後記観測
    基地局に送出する測定プローブを、山腹における複数の
    測定地点に差し込んで設置し、前記各測定プローブから
    離れた安全な場所に設置した観測基地局の受信装置によ
    り各測定プローブから送出される無線信号を受信し、記
    録装置により各測定プローブの計測データを記録するよ
    うになした土石流検知システムに用いる測定プローブで
    あって、毀損しにくい材質からなる先端が尖った有蓋円
    筒状のフレームと、該フレームの頭部の蓋に設けたGP
    Sアンテナ及び無線送受信アンテナと、前記フレーム内
    に設けた、GPS受信装置と、方位センサと、角加速度
    センサと、水平X軸変位データをとるX軸加速度セン
    サ、水平Y軸変位データをとるY軸加速度センサ、垂直
    変位データをとるZ軸加速度センサと、前記X軸加速度
    センサとY軸加速度センサの夫々に接続した変位抽出回
    路と、前記変位抽出回路による変位の値と、全ての装置
    を起動させるための予め設定された起動レベルとを比較
    するコンパレータと、後記中央制御装置に接続すると共
    に前記コンパレータによる比較結果に基づいて起動トリ
    ガを入力するパワーコントローラと、後記中央制御装置
    に接続すると共に前記パワーコントローラに接続したタ
    イマコントローラと、前記パワーコントローラに接続し
    たバッテリーと、前記GPS受信装置、方位センサ、角
    加速度センサ、X軸加速度センサ、Y軸加速度センサ、
    Z軸加速度センサの夫々を接続したインターフェイス
    と、前記インターフェイスに接続した中央制御装置と、
    前記中央制御装置に接続したデータ記憶装置と、前記中
    央制御装置に接続した無線送受信装置とからなることを
    特徴とする土石流検知システムに用いる測定プローブ。
  2. 【請求項2】 温度データをとる温度センサをインター
    フェイスに接続してなる請求項1記載の土石流検知シス
    テムに用いる測定プローブ。
  3. 【請求項3】 毀損しにくい材質からなり、先端に土中
    挿入ピンを設けると共に頭部側面に軸方向に沿った安定
    翼を設けた円筒状のケース内に、先端側に衝撃吸収ジェ
    ルを充填した状態で測定プローブ本体を嵌入してなる請
    求項1又は2記載の土石流検知システムに用いる測定プ
    ローブ。
  4. 【請求項4】 ケースの頭部に、ヘリコプター等からフ
    ックをもって引っ掛けて回収することができるようにし
    たかご状の回収具をワイヤーを介して取り付けてなる請
    求項3記載の土石流検知システムに用いる測定プロー
    ブ。
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