JP3026177U - バインダークリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストな部体で各種寸法のバインダー用紙
を連綴でき、該用紙の装脱操作が容易で、保管、整理に
便利なバインダークリップを提供する。 【構成】 Ｂ５版ノートにおける１辺の長さの２分の１
以下の長を有する主部体１の一側に主連綴片１６を配設
し、該主部体１に弾性作用条件下で軸着されたクリッパ
ー２の一側に前記主連綴片１６の端部と先端で係合する
対向連綴片２６を形成すると共に他側に押圧操作部２１
を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はバインダークリップの考案に係り、比較的低コストな部体で各種寸法 の紙片を連綴して記事やメモその他の記録をなすことができ、前記紙片の装脱操 作が容易で、記録やメモなどの保管、整理に好適なバインダークリップを提供し ようとするものである。

【０００２】

【従来の技術】

Ｂ５版やＡ４版などの用紙を連綴するためのバインダーは従来から広く知られ ている。即ち上記のような用紙の一辺（一般的に長辺）に穿設された連綴孔に対 する挿入連綴片を連続配設したものであるが、前記したような用紙の一辺におけ る全長をカバーする長さをもった棒状のもので、その全域に２０〜４０個の連綴 片を配設し、それらの連綴片をＢ５版やＡ４版用紙の一辺に列設した連綴孔に挿 入して、ノートなどとして利用するようにしたものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記したような従来のバインダーはＢ５版やＡ４版の一辺における全長をカバ ーするだけの長さをもった棒状のもので、その全長全般に挿入連綴片を連続配設 したものであるから必然的に高価なものとならざるを得ない不利があり、またそ の用紙装脱操作などもそうした長大なバインダーの全長域における多数の連綴片 全般に関する装脱操作を必要とするのでそうした操作が容易でないなどの欠点を 有している。

【０００４】 また上記したような従来のものはその寸法ないし形態的に文房具としてのイメ ージしか有しておらず、即ち文房具店ないし文房具売場にしかなじまず、このも のをその他の店頭販売用としても馴染まない傾向が大で、事実上販売ルートが制 約される不利がある。

【０００５】 本考案は上記したような従来技術の課題を解消すべく検討を重ねて考案された ものであって、クリップ形式でしかも長さが１０ｃｍ未満の短小なバインダーを 提供し、広範且つ多様な利用を図ると共に取扱い操作性に優れた製品を得ること に成功したものであって、以下の如くである。

【０００６】 （１） Ｂ５版ノートにおける１辺の長さの２分の１以下の長を有する主部体 の一側に主連綴片を配設し、該主部体に弾性作用条件下で軸着されたクリッパー の一側に前記主連綴片の端部と先端で係合する対向連綴片を形成すると共に他側 に押圧操作部を形成したことを特徴とするバインダークリップ。

【０００７】 （２） 主部体の一側に設けられた主連綴片がし立上って配設され、クリッパ ーの一側に配設形成された対向連綴片に対し軸着部を介して押圧操作部を形成し たことを特徴とする前記（１）項に記載のバインダークリップ。

【０００８】 （３） 軸着のための軸材を設け、該軸材にコイルばねを取付け、該コイルば ねによって主部体とクリッパーとの間に弾性作用条件を形成したことを特徴とす る前記（１）（２）項の何れか１つに記載のバインダークリップ。

【０００９】 （４） 少なくとも主部体を合成樹脂成形体とし、該主部体の一端部に中央部 を屈曲突出したカム部を設け、該カム部にクリッパーの一端部を接摺押入するこ とにより該クリッパーに弾性作用条件を得しめるようにしたことを特徴とする前 記（１）（２）項の何れか１つに記載のバインダークリップ。

【００１０】 （５） 主部体とクリッパーが何れも合成樹脂成形体で形成され、軸着部がそ れら主部体とクリッパーに夫々対設された軸孔部と係合軸部より成ることを特徴 とした前記（４）項に記載のバインダークリップ。

【００１１】 （６） 主部体における他側端部にクリッパーの他側端部に向けて形成された 折立部を形成したことを特徴とする前記（１）〜（５）項の何れか１つに記載の バインダークリップ。

【００１２】 （７） 主部体の他側角部に沿ってスリットを形成し、該主体部の他側角部よ り内側に前記スリットを介して係止部を突出させた係止片の基端側を取付けたこ とを特徴とする前記（１）〜（６）項の何れか１つに記載のバインダークリップ 。

【００１３】 （８） クリッパーの中間部における軸着部にそって屈曲ラインを形成し、該 屈曲ラインより先端側に円弧状として弯曲成形した対向連綴片を形成すると共に 前記屈曲ラインより尾端側に軸着部を介して押圧操作部を常態において主部体に 対し適度に傾斜起立する如く形成したことを特徴とする前記（１）〜（７）項の 何れか１つに記載のバインダークリップ。

【００１４】 （９） 前記（１）〜（８）項の何れか１つに記載のバインダークリップを用 い、その主連綴片と対向連綴片にＢ５版またはＡ４版などのノート型用紙を挿着 したノート。

【００１５】 （１０） 前記（１）〜（８）項の何れか１つに記載のバインダークリップを 用い、その主連綴片と対向連綴片にメモ用紙を挿着したメモ帳。

【００１６】 （１１） 前記（１）〜（８）項の何れか１つに記載のバインダークリップを 用い、その主連綴片と対向連綴片に壁掛用紙を挿着したカレンダーその他の壁掛 。

【００１７】

【考案の実施の形態】

上記したような本考案によるものの具体的な実施態様を添附図面に示すものに ついて説明すると、本考案における１つの構成態様は図１〜図３に示すようにＢ ５版用紙１０の長辺１１の長さに対し２分の１以下で、４分の１以上の長さを長 さを有する主部体１の一側に複数個の主連綴片１６を配設し、また該主部体１に 図６または図８に示すようにコイルスプリング状の弾性部を主体としその両端側 に係接部１７を図４または図５に示すように配設した弾性材３を介装して軸材４ で取付けられたクリッパー２を設けたものである。

【００１８】 また本考案の前記構成態様によるものは上記のようなクリッパー２の一側に前 記した主連綴片１６の端部と先端で係合する対向連綴片２６を形成すると共に斯 かるクリッパー２の他側には押圧操作部２１を形成し、該押圧操作部２１を押圧 することによって図５に示すように主連綴片１６に対する対向連綴片２６の閉塞 連結常態を開披するように成っている。

【００１９】 なお主部体１に設けられた主連綴片１６は何れも図４、５または図６、７に示 すように９０°以上に円弧状として弯曲し立上って配設されたもので、このよう な主連綴片１６に対してクリッパー２に設けられた対向連綴片２６は９０°以下 に湾曲されたもので、そうした対向連綴片２６に対しては上述したような軸材４ による軸着部を介して押圧操作部２１が形成されている。

【００２０】 更にこれら図１〜図１０に示すものにおいては、前記したような主部体１にお ける他側端部にクリッパー２の他側端部に向けて形成された折立部１５が形成さ れ、該折立部１５は図７または図９、図１０に示すように主部体１とクリッパー ２の他側部開口部分をカバーするように成っており、上記したようなクリッパー ２の押圧操作部２１に対する押圧は図５に示されるように折立部１５の内側にお いて行われるものである。

【００２１】 前記したような折立部１５は図４および図５において明かにされているように クリッパー２の押圧操作部２１の開閉のための作動域および軸材４に装着された 弾性材３をカバーし、体裁のよいバインダークリップを得しめるが、またこのよ うな折立部１５の外面には本考案によるものがノート型用紙１０の連綴に用いら れるような場合において図２に示すようにインデックス表示１２を貼着などの手 法で施すことができ、その整理ないし展示などに好ましい。

【００２２】 また上記したクリッパー２における押圧操作部２１の表面に対しては図１また は図１３あるいは図１６に示すように適当な図柄１３を形成することにより前記 した折立部１５の外面を含めた本案品全般を有効に美化することができ、特に用 紙９や１０を連綴しない常態においても単独商品としての体裁を充分に形成せし め得ることは図示の如くである。

【００２３】 図１６〜１８には本考案による前記図１〜図１０に示したようなバインダーク リッパーが壁掛用に供される態様が示されている。即ちこの場合において本考案 のものは図９または図１０に示すように主部体１の折立部１５の基部にそい、即 ち主部体１の他側角部に沿ってスリット５を形成し、該スリット５を介して主部 体１の折立部１５より外側に係止部１９を突出して設ける。即ち係止部１９とし ては別に例えば図１１と図１２に示すように接着部１８と係止孔である前記係止 部１９とを有する係止部体６を採用した場合が示され接着剤などの施された接着 部１８はスリット５より幅広とされていて、スリット５内で前記接着部１８を接 着することにより安定に取付けられる。

【００２４】 上記したような図１１、図１２の係止部体６を用いて本考案によるものを壁掛 用とした状態は図１６〜図１８に示されている。即ち壁掛けに適した長目の壁掛 け用紙８を連綴片１６と２６に挿着吊止し、壁面７に設けられた吊具１４に係止 して吊止することにより図１６、図１７に示すような好ましい壁掛け状態が形成 される。なおこのような吊止常態においてもクリッパー２の押圧操作部２１を押 圧することにより図１８に示すように吊止垂下された前記用紙８が脱落すること なく、しかもこれを適宜に取外し、あるいは差換補充することができる。

【００２５】 前記したクリッパー２は主部体１に対する軸材４による連結部分と平行に屈曲 部２２が形成され、該屈曲部２２より先端側が対向連綴片２６の形成された部分 で、該対向連綴片２６は前記のように約９０°に亘る弯曲部分として図３〜図５ に示す如く膨出状に形成されて主部体１の主連綴片１６と一連の円弧をなすよう に設けられているが、斯様なクリッパー２において屈曲部２２から平板状に 突 出している押圧操作部２１ないし前記折立部１５の端部は図３に示すような大型 のノート型用紙１０を開披された場合に、開披された用紙１０の支持部として作 用し、好ましい用紙１０のめくり状態が形成される。またこれらの押圧操作部２ １、折立部１５は図１３〜図１５に示すように小型なメモ用紙９を連綴した場合 においては開披された用紙９ａの支持部として作用し、何れにしても好ましい利 用をなすことができる。

【００２６】 図１９〜２１には本考案によるクリッパーのもう１つの構成関係が示されてい る。即ち合成樹脂製の主部体１とクリッパー２より成り、主部体１には主連綴片 １６が形成され、クリッパー２には押圧操作部２１と対向連綴兵２６とが設けら れることは前記した図１〜図１０に示したものと同様であるが、この図１９〜２ １に示したものにおいては弾性材３および軸材２４と軸受孔部２５を突設し、図 示のものの場合主部体１に形成された軸受孔２５に対しクリッパー２の軸部２４ を合成樹脂成形体における弾性を利用して圧入することのより回動可能に枢着さ せたものである。

【００２７】 上記したような主部体１とクリッパー２の先端側（図１９および図２０におい て左側）には主連綴片１６と対向連綴片２６が設けられて紙片を連綴する関係は 上記したところと同じであるが、主部体１の基部に形成された折立部１５の内面 には一端側を突出して屈曲されたカム部２３が形成されており、クリッパー２に 基端側縁２２が該カム部２３の突出屈曲部２３ａに作用し、即ち合成樹脂製であ る折立部１５自体が外側方向に弾性作用すると共に屈曲部２３ａも変形し、基端 側縁２２がカム部２３を超えてその上下に係止する。即ち図２０においてクリッ パー２の押圧操作部２１を圧下し、該押圧操作部２１の端縁がクリッパー２にお けるカム部２３の頂点を超えることにより押圧操作部２１が仮想線のように位置 し、自動的に対向連綴片２６が主連綴片１６から開被してその状態に保持され、 またクリッパー２の対向連綴片２６部分を圧下して押圧操作部２１の端縁がカム 部２３の屈曲頂点を超えることにより該押圧操作部２１が自動的に図２０の実線 のように押出されてワンタッチ的に図２０の実線状態に復帰するように成ってい る。

【００２８】 なお、この図１９〜２１に示したものについては図示の重複を避けて特に示さ なかったが、前記したような図１〜図３、あるいは図１３〜図１５、または図１ ６〜図１８に示したものと全く同様にノート型用紙１０、メモ用紙９または壁掛 用用紙８に対して適用し得ることは当然である。

【００２９】 上述したような本考案によるものはＢ５版用紙における長辺の長さの２分の１ 以下の長さを有する主部体の一側に主連綴片を配設し、該主部体に弾性材を介装 して軸着されたクリッパーの一側に前記主連綴片の端部と先端で係合する対向連 綴片を形成すると共に他側に押圧操作部を形成したことにより各種ノート型用紙 やメモ帳、壁掛けなどの何れに対しても適宜に適用することのできるバインダー クリップを提供せしめる。

【００３０】 主部体の一側に設けられた主連綴片が９０°以上に弯曲して立上って配設され 、クリッパーの一側に配設形成された対向連綴片に対し軸着部を介して押圧操作 部を形成したことにより各連綴片に挿着された紙片を適宜に開披または閉成せし めると共に適宜に挿脱することを可能ならしめる。

【００３１】 枢着のための軸材を設け、該軸材にコイルばねを取付け、該コイルばねによっ て主部体とクリッパーとの間に弾性作用条件を形成したことにより、的確なクリ ッパーとしての弾圧状態およびその開状態を形成せしめる。

【００３２】 少なくとも主部体を合成樹脂成形体とし、該主部体の一端部に中央部を屈曲突 出したカム部を設け、該カム部にクリッパーの一端部を接摺押入することにより 該クリッパーに弾性作用条件を得しめるようにしたことにより、比較的短小な弾 性部材によってクリッパーの安定した連綴状態および解放状態を形成維持せしめ 得る。

【００３３】 主部体とクリッパーが何れも合成樹脂成形体で形成され、軸着部がそれら主部 体とクリッパーに夫々対設された軸孔部と係合軸部より成ることにより、主部体 およびクリッパーの幅員を実質的にカバーする軸材または軸受孔部の何れをも必 要とせず、短小な軸部と軸受孔部によって適切なクリッパーの開閉ないし連綴部 による連綴状態を形成せしめる。

【００３４】 主部体における他側端部にクリッパーの他側端部に向けて形成された折立部を 形成したことによって軸着部ないし弾性材部分を前記折立部で遮蔽し、またこの 折立部の外面を利用したインデックスその他の表示を可能とする。

【００３５】 主部体の他側角部に沿ってスリットを形成し、該主体部の他側角部より内側に 前記スリットを介して係止部を突出させた係止片の基端側を取付けたことにより 壁掛けなどに適したバインダークリップを適宜に形成し得る。

【００３６】 クリッパーの中間部における軸着部にそって屈曲ラインを形成し、該屈曲ライ ンより先端側に円弧状として弯曲成形した対向連綴片を形成すると共に前記屈曲 ラインより尾端側に軸着部を介して押圧操作部を常態において主部体に対し適度 に傾斜起立する如く形成したことによってこのバインダークリッパーで連綴され た紙片を開披した場合においてクリッパーの押圧操作部を該開披紙片の支持部と して利用せしめ得る。

【００３７】 前記したようなバインダークリップを用い、その主連綴片と対向連綴片にＢ５ 版またはＡ４版などのノート型用紙を挿着したことにより好ましい用紙挿脱自在 なノートを提供せしめる。

【００３８】 前述したようなバインダークリップを用い、その主連綴片と対向連綴片にメモ 用紙を挿着したことにより用紙を適宜に交換し得るメモ帳を提供せしめ得る。

【００３９】 上述したようなバインダークリップを用い、その主連綴片と対向連綴片に壁掛 用紙を挿着したことにより、カレンダー類などをも含む各種壁掛けを適切に提供 し得る。

【００４０】

【考案の効果】

以上説明したような本考案によるときはノート類からメモ帳または壁掛類に及 ぶ多様な連綴製品を同じバインダークリップで適宜且つ体裁よく、同一のバイン ダークリップで有効に提供せしめることができ、また適当な美観性ないし商品体 裁を形成し文房具としてのイメージを超えてその他の土産物店などにおける店頭 販売用として適切に馴染まれ広く市販するのに適した好ましい製品を提供し得る などの効果を有しており工業的および実用的にその効果の大きい考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案バインダークリップをＢ５版用の連綴に
用いた状態の平面図である。

【図２】図１に示したものの平面図である。

【図３】図１、２に示したものの側面図である。

【図４】本考案によるバインダークリップの側面図であ
る。

【図５】図４に示したもののクリッパーを開披した状態
の側面図である。

【図６】図４に示したものの平面図である。

【図７】図４に示したものの右側から見た側面図であ
る。

【図８】図４における軸着部にそった断面図である。

【図９】図４および図７に示した状態における下部から
見た端面図である。

【図１０】図４、図６〜９に示したものの主部体側から
見た平面図である。

【図１１】図９、１０に示したスリットにおいて取付け
られる係止片の平面図である。

【図１２】図１１に示した係止片の側面図である。

【図１３】本考案によるものがメモバインダーとして用
いられた場合の平面図である。

【図１４】そのメモ開披状態を示した平面図である。

【図１５】図１４に示した状態の側面図である。

【図１６】本案品が壁掛用とされた場合の正面図であ
る。

【図１７】図１６の状態の側面図である。

【図１８】図１６、１７の状態が垂下された紙片を取外
す状態の側面的説明図である。

【図１９】本考案による第２の構成関係を示したクリッ
パーの平面図である。

【図２０】図１９に示したものの断面図である。

【図２１】図１９、２０に示したものの底面図である。

【符号の説明】

１ 主部体 ２ クリッパー ３ 弾性材 ４ 軸材 ５ スリット ６ 係止部体 ７ 壁面 ８ 壁掛用の如き長目の用紙 ９ メモ用紙 １０ ノート型用紙 １１ 長辺（用紙（１０）の） １２ インデックス表示 １３ 図柄 １４ 吊具 １５ 折立部 １６ 主連綴片 １７ 係接部 １８ 接着部 １９ 係止孔である係止部 ２０ 連綴孔 ２１ 押圧操作部（クリッパー（２）） ２２ 基端側縁 ２３ カム部 ２３ａ その突出屈曲部 ２４ 軸部 ２５ 軸受孔 ２６ 対向連綴片

Claims (11)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 Ｂ５版ノートにおける１辺の長さの２分
   の１以下の長を有する主部体の一側に主連綴片を配設
   し、該主部体に弾性作用条件下で軸着されたクリッパー
   の一側に前記主連綴片の端部と先端で係合する対向連綴
   片を形成すると共に他側に押圧操作部を形成したことを
   特徴とするバインダークリップ。
2. 【請求項２】 主部体の一側に設けられた主連綴片が弯
   曲し立上って配設され、クリッパーの一側に配設形成さ
   れた対向連綴片に対し軸着部を介して押圧操作部を形成
   したことを特徴とする請求項１に記載のバインダークリ
   ップ。
3. 【請求項３】 軸着のための軸材を設け、該軸材にコイ
   ルばねを取付け、該コイルばねによって主部体とクリッ
   パーとの間に弾性作用条件を形成したことを特徴とする
   請求項１、２の何れか１つに記載のバインダークリッ
   プ。
4. 【請求項４】 少なくとも主部体を合成樹脂成形体と
   し、該主部体の一端部に中央部を屈曲突出したカム部を
   設け、該カム部にクリッパーの一端部を接摺押入するこ
   とにより該クリッパーに弾性作用条件を得しめるように
   したことを特徴とする請求項１、２の何れか１つに記載
   のバインダークリップ。
5. 【請求項５】 主部体とクリッパーが何れも合成樹脂成
   形体で形成され、軸着部がそれら主部体とクリッパーに
   夫々対設された軸孔部と係合軸部より成ることを特徴と
   した請求項４に記載のバインダークリップ。
6. 【請求項６】 主部体における他側端部にクリッパーの
   他側端部に向けて形成された折立部を形成したことを特
   徴とする請求項１〜５の何れか１つに記載のバインダー
   クリップ。
7. 【請求項７】 主部体の他側角部に沿ってスリットを形
   成し、該主体部の他側角部より内側に前記スリットを介
   して係止部を突出させた係止片の基端側を取付けたこと
   を特徴とする請求項１〜６の何れか１つに記載のバイン
   ダークリップ。
8. 【請求項８】 クリッパーの中間部における軸着部にそ
   って屈曲ラインを形成し、該屈曲ラインより先端側に円
   弧状として弯曲成形した対向連綴片を形成すると共に前
   記屈曲ラインより尾端側に軸着部を介して押圧操作部を
   常態において主部体に対し適度に傾斜起立する如く形成
   したことを特徴とする請求項１〜７の何れか１つに記載
   のバインダークリップ。
9. 【請求項９】 請求項１〜８の何れか１つに記載のバイ
   ンダークリップを用い、その主連綴片と対向連綴片にＢ
   ５版またはＡ４版などのノート型用紙を挿着したノー
   ト。
10. 【請求項１０】 請求項１〜８の何れか１つに記載のバ
    インダークリップを用い、その主連綴片と対向連綴片に
    メモ用紙を挿着したメモ帳。
11. 【請求項１１】 請求項１〜８の何れか１つに記載のバ
    インダークリップを用い、その主連綴片を対向連綴片に
    壁掛用紙を挿着したカレンダーその他の壁掛。