JP3026154U

JP3026154U - Ｃｄ包装郵送用ケース

Info

Publication number: JP3026154U
Application number: JP1995014042U
Authority: JP
Inventors: 浩補岩清水
Original assignee: 共栄産業株式会社
Priority date: 1995-12-11
Filing date: 1995-12-11
Publication date: 1996-07-02
Anticipated expiration: 2001-12-11

Abstract

(57)【要約】【課題】定形郵便物の寸法、重量の範囲内でＣＤ等の
郵送可能なパッケージの提供。【解決手段】内部にＣＤ収納部を有し、パッケージの
両側面襠部のほぼ中央部に切欠き部を設けることによ
り、パッケージの巾を１２ｃｍ以内にできた。【効果】ＣＤ等を最も低廉な包装及び郵送費で発送で
きる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は、コンパクトディスク包装郵送用ケースに関する。更に詳しくは定形第１種郵便規定内の寸法および重量のパッケージであってコンパクト・ディスク（以下“ＣＤ”という）等の郵送可能な該ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術とその問題点】

近年、パーソナルコンピューター（以下“パソコン”という）の急激な普及ならびにオーディオ機器の着実な市場発展に伴い、ＣＤ，ＣＤＲＯＭ（随時読出し可能なメモリー）またはミニディスク（以下ＭＤという）の大量生産と価格低下をもたらしつつある。しかるに、ＣＤ，ＣＤＲＯＭまたはＭＤ（これらを一括して“ＣＤ等”という）の個々の郵送用包装パッケージに関しては、未だ画期的に機能的、経済的なものは知られていない。例えば、添付の図３に示す公知例（ＣＤＲＯＭのケース）は、紙製で３つ折にできるが、３つ折後の外形は、約、１３０×１３０×４ｍｍ（重量約３０ｇ）であって、寸法の点で郵便法上の定形外となる。そして、かかる包装材料は、後述の本考案品と比較して単にその製作費が割高なばかりか、定形外のため郵送料も割高となる、そして郵送料の経費に占める率は、ＣＤ等の市販価格の低下に伴って著しく高まることになる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案者は、この問題につき研究の結果、定形寸法内で直径１２ｃｍ（８吋）のＣＤを収納するには、パッケージの両辺のほぼ中央部の襠部または封止部に所定巾の切欠きを設けて収納されたＣＤの周辺を一部露出させることにより可能になることを見出し、この知見に基づいて本考案に到達した。以上の記述から明らかなように、本考案の目的は、軽量かつ機能的で、定形郵便物の範囲内で１〜２枚のＣＤ等の郵送が可能なパッケージを提供するこである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は以下の構成を有する。（１）矩形の小片の板紙からなり、その中央部に該矩形の板紙の短辺に平行の直線状の襠部を有し、該襠部の折曲げに係る前記内面のそれぞれ又はいづれか一方に１の小薄片物収納用の収納部を有し、ならびに前記短辺の一辺に帯状の封止片を有するＣＤ若しくはＭＤ包装郵送用ケースであって、前記襠部の折曲げ後の外形と重量が郵便物の定形第１種に規定する以内の寸法と重量を有し、該襠部の中央部ならびに該帯状の封止片の中央部であって該封止片が前記板紙と結合されている該襠部内に該襠部の上下方向にそれぞれ切欠き部細孔を有することを特徴とするＣＤ包装郵送用ケース。（２）矩形の小片の板紙からなり、その中央部に該矩形の板紙の短辺に平行の直線状の襠部を有し、該襠部の折曲げに係る前記内面のそれぞれ又はいづれか一方に１の小薄片物収納用の収納部を有し、ならびに前記短辺の一辺に帯状の封止片を有するＣＤ若しくはＭＤ包装郵送用ケースであって、前記襠部の折曲げ後の外形と重量が郵便物の定形第1 種に規定する以内の寸法と重量を有し、該襠部の中央部ならびに該帯状の封止片の中央部であって該封止片が前記板紙と結合されている該襠部内に該襠部の上下方向にそれぞれ切欠き部細孔を有し、前記収納部が、前記矩形の板紙の内面の全面を被覆接着したプラスチックフィルムの一部を剥離せしめて形成されてなるＣＤ包装郵送用ケース。（３）切欠き部細孔の寸法が巾（１〜５ｍｍ）×長さ（１０〜４０ｍｍ）である前記（１）若しくは（２）に記載のＣＤ包装郵送用ケース。

【０００５】本考案の構成と効果を図面に基づいて説明する。図１は、本考案のＣＤ包装郵送用ケースのＣＤ収納時の展開平面図であり、図２は、該ケースの封止外観図（注、ＣＤ等を収納た状態）である。両図において１は本体（板紙）、２は封止片、３は襠部、４、５は切欠き部細孔、６はＣＤ（収納物）である。１の寸法は長辺（横巾）が、２ケ所の襠部を除き２４ｃｍ以内、２の寸法の長さは、本体１の短辺の長さ（１４〜２３．５ｃｍ）以下５ｃｍ程度、襠部３の長さは、本体１の短辺の長さと同一であり、巾は２〜１０ｍｍ好ましくは４〜８ｍｍである。要は本考案のケースの封止時に外形の厚みが１ｃｍを超えないようにする。

【０００６】次に、８のＣＤ収納部は、収納物（ＣＤ，ＣＤＲＯＭ若しくはＭＤ等）の形状、寸法に適合させて、これらのいづれかを十分かつ適正に収納できるものとする。第１，２の本考案において該収納部を構成するには、軽量かつ丈夫で好ましくは透明なプラスチックフィルム等であって、所定の形状に裁断したものをＣＤ等を収納可能に本体１の所定部に貼着すればよい。しかし、最も好ましくは本体１の板紙の材料としてその内面の全面にプラスチックフィルムを貼着してなり、所定位置（該、ＣＤ等収納予定位置）に予め剥離剤を塗布したものを用いることができる。次に、切欠き部４は、ＣＤ若しくはＣＤＲＯＭを本考案のケースに収納可能にするために必要であって、その巾は襠部３と同一とし長さは２〜５ｃｍ好ましくは２〜３．５ｃｍである。該長さはＣＤ等を安定して収納し、安全に郵送するために適当である。また、切欠き部４に対応して、上述のＣＤ収納部８の該切欠き部と当接する部分にも２〜３．５ｃｍ程度の切欠きを設けてある。なお、収納物がＭＤの場合は切欠き部４は設けないこともできる。

【０００７】また、図２において７は覗き窓であり、ＣＤ等の収納物の具体的内容が確認できる。

【０００８】図３は、公知のＣＤ等郵送用板紙パッケージであり、１は、二重構造の本体、１’は本体カバー、１”は本体裏面カバーであり、３は襠部である。８はＣＤ収納部であり、ＣＤ収納後３つ折にして包装する。郵送には、更にこのものを封止して更に封筒等に収納し、又は、表面に宛名書きを添着する。図３のパッケージの場合、本体１の寸法は、例えば（１２．５ｃｍ×１２．５ｃｍ×４ｍｍ）となっており、パッケージとして定形郵便物の寸法を超えていることは、当然である。

【０００９】

【考案の効果】

本考案品は上述のように構成されているので、ＣＤ１枚又は２枚を収納して封止してもその寸法、重量共に定形郵便物の範囲内におさまり、かつ、公知品に比べて構造簡単なため一層経済的に製造でき、１〜２枚のＣＤ等の個別郵送に関し、その利便性は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のＣＤ包装郵送用ケースのＣＤ収納時の
展開図である。

【図２】本考案のＣＤ包装郵送用ケースの封止外観正
（裏）面図である。

【図３】市販のＣＤ包装郵送用ケースのＣＤ収納時の展
開図である。

【符号の説明】

１本体１’ 本体被覆部１” 本体蓋部２封止片３襠部４切欠き部細孔５切欠き部細孔６ＣＤ７のぞき窓８ＣＤ収納部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】矩形の小片の板紙からなり、その中央部
に該矩形の板紙の短辺に平行の直線状の襠部を有し、該
襠部の折曲げに係る前記内面のそれぞれ又はいづれか一
方に１の小薄片物収納用の収納部を有し、ならびに前記
短辺の一辺に帯状の封止片を有するＣＤ若しくはＭＤ包
装郵送用ケースであって、前記襠部の折曲げ後の外形と
重量が郵便物の定形第１種に規定する以内の寸法と重量
を有し、該襠部の中央部ならびに該帯状の封止片の中央
部であって該封止片が前記板紙と結合されている該襠部
内に該襠部の上下方向にそれぞれ切欠き部細孔を有する
ことを特徴とするＣＤ包装郵送用ケース。
【請求項２】短形の小片の板紙からなり、その中央部
に該矩形の板紙の短辺に平行の直線状の襠部を有し、該
襠部の折曲げに係る前記内面のそれぞれ又はいづれか一
方に１の小薄片物収納用の収納部を有し、ならびに前記
短辺の一辺に帯状の封止片を有するＣＤ若しくはＭＤ包
装郵送用ケースであって、前記襠部の折曲げ後の外形と
重量が郵便物の定形第1 種に規定する以内の寸法と重量
を有し、該襠部の中央部ならびに該帯状の封止片の中央
部であって該封止片が前記板紙と結合されている該襠部
内に該襠部の上下方向にそれぞれ切欠き部細孔を有し、
前記収納部が、前記矩形の板紙の内面の全面を被覆接着
したプラスチックフィルムの一部を剥離せしめて形成さ
れてなるＣＤ包装郵送用ケース。
【請求項３】切欠き部細孔の寸法が巾（１〜５ｍｍ）
×長さ（１０〜４０ｍｍ）である請求項第１項若しくは
第２項に記載のＣＤ包装郵送用ケース。