JP3026149U - 歯科診療台のチューブ繰出装置 - Google Patents

歯科診療台のチューブ繰出装置

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JP3026149U
JP3026149U JP1995013425U JP1342595U JP3026149U JP 3026149 U JP3026149 U JP 3026149U JP 1995013425 U JP1995013425 U JP 1995013425U JP 1342595 U JP1342595 U JP 1342595U JP 3026149 U JP3026149 U JP 3026149U
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直樹 勝田
稔 才田
直樹 浜上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブの交換などのメインテナンスまたは
取付作業を容易に行うことができる歯科診療台のチュー
ブ繰出装置を提供する。 【解決手段】 背板22のハウジング21内には、ハウ
ジング21の一端部21aに揺動案内部材45の基端部
45aが背板22の傾動軸線23に平行な軸線50まわ
りに揺動自在に連結される。この揺動案内部材45に
は、揺動案内部材45に沿って移動自在に摺動部材48
が設けられ、この摺動部材48には傾動軸線23に平行
な回転軸線58まわりに回転自在に滑車46が設けら
れ、揺動案内部材45の基端部45a側に引張手段49
によってばね付勢される。ハウジング21の他端部21
bにはコネクタブロック55が設けられ、このコネクタ
ブロック55にはチューブ47の一端部47aが連結さ
れ、他端部47bにはエアタービンハンドピース27が
接続される。このようなチューブ繰出装置20はハウジ
ング21内に複数個並列に並べられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、歯科医療に用いられる歯科診療台のチューブ繰出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図19は典型的な先行技術である従来の歯科診療台のチューブ繰出装置1を備 える背板4の一部を切欠いて示す断面図であり、図20は図19の切断面線XX −XXから見た状態を示す断面図である。従来から歯科診療に用いるインスツル メント2は可撓性のチューブ3の一端部に接続され、患者が座る座椅子の背板4 内に前記チューブ3が収納された状態でインスツルメント2は背板4の肩部であ る一端部に装着され、チューブ3の他端部は背板4の一端部側に設けられる。こ のような先行技術はたとえば実公昭52−40626号公報に開示されている。
【0003】 背板4は他端部が傾動軸9まわりに傾動自在に座椅子に連結され、チューブ3 は背板4にほぼ垂直な回転軸線まわりに回転自在かつ背板4の一端部から他端部 に向けて変位自在に設けられる滑車5に巻掛けられ、この滑車5はゼンマイばね 7を有する引張手段6によって背板4の他端部に向けてばね付勢されている。背 板4の一端部側には前記滑車5を係止する係止手段8が設けられ、背板4の他端 部から一端部に移動してきた滑車5を係止する。
【0004】 したがって、術者が診療に際し、インスツルメント2を引出したとき、滑車5 に巻掛けられるチューブ3は引張手段6に抗して繰出され、滑車5が係止手段8 に達すると滑車5は係止手段8に係止されてチューブ3は背板4から繰出された 状態で保持される。チューブ3を再び背板4に繰入れるには、チューブ3をさら に繰出すことによって滑車5は係止手段8での係止状態が解除され、引張手段6 によって再び背板4の他端部側へ付勢され、チューブ3を背板4内に繰入れる。
【0005】 このような歯科診療台のチューブ繰出装置1は、複数のインスツルメント2に 対応して複数のチューブ繰出装置1が背板4内に収納される。この際、各チュー ブ繰出装置1は、図20に示されるように背板4内で背板4にほぼ平行に上下2 段に積重されて配置される。この際、互いに積重されるチューブ繰出装置1のチ ューブ3が互いに干渉しないように、上下に積重される各チューブ繰出装置1の 間には仕切板10が介在される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来のチューブ繰出装置1は、それぞれ上下2段に配置されている ので、チューブ繰出装置1の製造組立時における引回しおよび取付作業を比較的 狭い空間内で行わなければならず、手間を要し、組立作業効率が悪いという問題 が生じる。また、チューブ3の交換にあたって上記のような上下2段の狭い空間 内でそれぞれチューブ3を装着しなければならず、手間を要し、交換の作業効率 が悪いという問題が生じる。
【0007】 また滑車5の回転不良などの故障を修理するためのメインテナンス、特に下段 に配置されるチューブ繰出装置1のメインテナンスを行う際には、上段のチュー ブ繰出装置1および仕切板10を取外さなければならず、繁雑で手間を要し容易 にメインテナンスを行うことができないという問題が生じる。さらに各チューブ 繰出装置1は背板4に対して平行に併置されるので、背板4内での占有空間が大 きくなり、他の部材や機器を配置するための空間が狭くなってしまい、配置上の 自由度が少なくなり組立性が悪いという問題が生じる。
【0008】 したがって本考案の目的は、組立作業が容易であり、チューブおよび滑車など のメインテナンスが容易な歯科診療台のチューブ繰出装置を提供することである 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本考案は、座椅子に傾動自在に連結されまたは一体的に形成さ れる背板のハウジング内に、基端部が背板の厚み方向に垂直な軸線まわりに角変 位自在に連結される揺動案内部材と、 前記揺動案内部材に、その長手方向に沿って移動自在に設けられる摺動部材と 、 前記摺動部材に、前記揺動案内部材の前記軸線に平行な軸線まわりに回転自在 に設けられる滑車と、 前記滑車に巻掛けられ、一端部は揺動案内部材の遊端部側に設けられ、他端部 にはインスツルメントが接続される可撓性のチューブと、 前記揺動案内部材の基端部に設けられ、前記摺動部材を揺動案内部材の基端部 に近接する方向にばね付勢する引張手段と、 前記揺動案内部材の遊端部付近に設けられ、前記摺動部材に弾発的に係合する 係合部材とを含むことを特徴とする歯科診療台のチューブ繰出装置である。 本考案に従えば、摺動部材は揺動案内部材の長手方向に沿って移動自在に設け られ、引張手段によって揺動案内部材の基端部に近接する方向にばね付勢され、 この摺動部材には滑車が回転自在に設けられる。この滑車にはチューブが巻掛け られ、チューブの一端部は揺動案内部材の遊端部側に設けられ、他端部にはイン スツルメントが接続される。また、揺動案内部材の遊端部付近には前記滑車に係 合する係合部材が設けられている。したがって、たとえば術者がインスツルメン トとともにチューブを引抜くとチューブが巻掛けられる滑車はチューブの繰出し とともに回転し、摺動部材とともに揺動案内部材に沿って遊端部側に前記引張手 段のばね付勢に抗して移動する。この摺動部材が揺動案内部材の遊端部付近まで 移動すると、前記係合部材が係合し、この位置に摺動部材を保持するので、チュ ーブはハウジングから繰出された状態で保持される。チューブを再びハウジング 内に繰入れる場合には、前記係合部材による滑車への係合状態を解除することに よって滑車は摺動部材とともに揺動案内部材の基端部側に引張手段によって付勢 されて移動し、これとともにチューブはハウジング内に繰入れられる。 このような歯科診療台のチューブ繰出装置は、揺動案内部材および滑車の軸線 が背板の揺動軸線に平行に配置されるので、複数のチューブ繰出装置は各揺動案 内部材の長手方向に垂直な幅方向が背板に対してほぼ垂直に立上がった状態で並 立配置され、ハウジング内でのチューブ繰出装置の占有空間を可及的に少なくす ることができる。また、前述の従来のチューブ繰出装置と異なり、本考案のチュ ーブ繰出装置は上下2段に分けられて配置されていないので、チューブ繰出装置 のメインテナンスの際に仕切板などを外さなければならないという手間を解消す ることができ、作業性が向上される。 また揺動案内部材は揺動軸線まわりに角変位自在に連結されているので、チュ ーブ繰出装置の組立作業、チューブの交換作業またはメインテナンスなどの際に 揺動案内部材を角変位させて持上げることによって容易にこれらの作業を行うこ とができる。
【0010】 請求項2記載の本考案は、前記揺動案内部材の遊端部側のハウジングに、流体 を導く管体の先端部が接続されるコネクタブロックが固定され、このコネクタブ ロックに前記チューブの一端部が着脱自在に接続されることを特徴とする。 本考案に従えば、チューブはコネクタブロックに着脱自在に接続されるので、 揺動案内部材を揺動させる際にチューブをコネクタブロックから離脱させること によって、揺動案内部材を容易に角変位させることができ、メインテナンスなど の作業をスムーズに行うことが可能である。
【0011】 請求項3記載の本考案の前記コネクタブロックと前記チューブの一端部とは、 抜止手段によって抜止めされることを特徴とする。 本考案に従えば、コネクタブロックとチューブの一端部とは抜止め手段によっ て抜止めされているので、チューブが繰出されたときにチューブに過大な力がか かったとしてもチューブがコネクタブロックから離脱するということが防がれ、 チューブ繰出装置の破損を防ぐことが可能である。
【0012】 請求項4記載の本考案の前記抜止め手段は、 チューブの一端部に固定的に接続され、外周部に第1係合溝が形成されるチュ ーブ接手と、 前記チューブ接手の第1係合溝に内周部が部分的に嵌まり込む切欠きおよび前 記コネクタブロックに形成される一対の平行な第2係合溝に嵌まり込む一対の係 合部が形成される抜止め部材とを含むことを特徴とする。 本考案に従えば、抜止め部材はチューブの一端部に固定されるチューブ接手に 形成される第1係合溝と、コネクタブロックに形成される第2係合溝とに嵌まり 込んでチューブの抜止めを行うので、この抜止め部材をチューブ接手とコネクタ ブロックとに嵌め込むことによって容易にかつ確実にチューブの抜止めを行うこ とができる。さらにこの抜止め部材をチューブ接手およびコネクタブロックから 引抜くことによって容易に抜止め状態を解除することができる。
【0013】 請求項5記載の本考案の前記コネクタブロックは、複数の流路が開口し、チュ ーブ接手が嵌着される嵌合凹所を有し、このコネクタブロックが前記ハウジング に複数設けられ、各コネクタブロックの嵌合凹所には、チューブ接手が共通に着 脱可能であることを特徴とする。 本考案に従えば、各インスツルメントに対応したチューブ接手がコネクタブロ ックの嵌合凹所に共通に着脱可能に設けられるので、各チューブ接手に応じたコ ネクタブロックをそれぞれ形成する必要がなく、これによって部品点数を可及的 に少なくすることができる。
【0014】 請求項6記載の本考案の前記チューブは、各種の流体を個別に導く複数の管路 と、各管路が挿通される外装管とを含み、 前記チューブ接手は、外装管が接続されかつ管路が挿通される接手本体と、接 手本体に同一軸線上で回動自在でかつ着脱自在に設けられ、各管路がそれぞれ接 続されるニップルが遊通する複数の透孔が形成される蓋体と、蓋体に着脱自在に 装着され、前記ニップルを係止する係止片とを含むことを特徴とする。 本発明に従えば、蓋体に形成される各透孔にはニップルがそれぞれ遊通され、 これらの各ニップルは蓋体に着脱自在に装着される係止片によって係止される。 この蓋体は、各ニップルに各管路がそれぞれ装着された状態で、接手本体に回動 自在かつ着脱自在に設けられる。したがって、チューブがねじれたとしても、接 手本体と蓋体とは回動自在に設けられるので、蓋体の回動によってチューブのね じれは解消され、チューブの損傷などが防がれる。この際、各管路が装着される 各ニップルは蓋体の透孔に遊通されるので、各ニップルは蓋体に対して独立して 回転可能に設けられ、これによって各管路が蓋体に対してねじれるということが 防がれる。また各ニップルは蓋体に対して係止片によって係止されるので、接手 本体から蓋体を取り外し、この蓋体から係止片を取り外すことによって容易にチ ューブ接手を分解することができ、ニップルの交換またはチューブ接手メインテ ナンスを容易に行うことができる。
【0015】 請求項7記載の本考案の各ニップルおよび各ニップルが挿入するコネクタブロ ックの各流路の開口は、流体の種類および/または通過方向に対応して形状が異 なることを特徴とする。 本考案に従えば、各ニップルを流体の種類および/または通過方向に対応して 形状が異なるので、チューブ接手をコネクタブロックに装着する際、各ニップル に対応した流路に間違うことなく各ニップルを装着することができ、これによっ てたとえばチューブの給水用管路に空気が入ったりまたは排水用管路に水が供給 されるなどといったことが防がれる。
【0016】 請求項8記載の本考案は、座椅子に傾動自在に連結されまたは一体的に形成さ れる背板のハウジング内に、背板の厚み方向に起立して設けられる滑車と、前記 滑車の一側方に並設される案内部材と、 前記滑車が背板の厚み方向に垂直な軸線まわりに回転自在に設けられ、前記案 内部材にその長手方向に沿って移動自在に設けられる摺動部材と、 前記滑車に巻掛けられ、一端部は案内部材の一端部に設けられ、他端部にはイ ンスツルメントが接続される可撓性のチューブと、 前記案内部材の他端部に設けられ、前記摺動部材を案内部材の他端部に近接す る方向にばね付勢する引張手段と、 前記案内部材の一端部付近に設けられ、前記摺動部材に弾発的に係合する係合 部材とを含むことを特徴とする歯科診療台のチューブ繰出装置である。 本考案に従えば、摺動部材は案内部材の長手方向に沿って移動自在に設けられ 、引張手段によって案内部材の他端部に近接する方向にばね付勢され、この摺動 部材に滑車が回転自在に設けられる。この滑車にはチューブが巻掛けられ、チュ ーブの一端部は案内部材の一端部に設けられ、他端部にはインスツルメントが接 続される。また、案内部材の一端部付近には前記滑車に係合する係合部材が設け られている。したがって、たとえば術者がインスツルメントとともにチューブを 引き抜くと、チューブが巻掛けられる滑車はチューブの繰出しとともに回転し、 摺動部材とともに案内部材に沿って一端部側に前記引張手段のばね付勢に抗して 移動する。この摺動部材が案内部材の一端部付近まで移動すると前記係合部材が 係合し、この位置に摺動部材を保持するので、チューブはハウジングから繰出さ れた状態で保持される。チューブを再びハウジング内に繰入れる場合には、前記 係合部材による摺動部材への係合状態を解除することによって滑車は摺動部材と ともに案内部材の他端部側に引張手段によって付勢されて移動し、これにととも にチューブはハウジング内に繰入れられる。 このような歯科診療台のチューブ繰出装置は、滑車および滑車の一側方に並設 される案内部材とが背板の厚み方向に起立して設けられるので、複数のチューブ 繰出し装置のハウジング内での占有空間を可及的に少なくすることができる。ま た、前述の従来のチューブ繰出装置と異なり、本考案のチューブ繰出装置は上下 2段に分けられて配置されていないので、チューブ繰出装置のメインテナンスの 際に仕切板などを外さなければならないという手間を解消することができ、作業 性が向上される。
【0017】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の実施の一形態であるチューブ繰出装置20を備える背板22 のハウジング21を示す正面図である。ハウジング21とこのハウジング21を 覆う図示しない蓋体によって背板22は構成される。このハウジング21は、一 端部21aが傾動軸線23まわりに傾動自在に座椅子25に連結され(図12参 照)、このハウジング21は底部22cとこのハウジング21を外囲する周壁4 3を有し、このハウジング21内にはそれぞれインスツルメントを備える複数の チューブ繰出装置20が収納される。なお、図1では図解の便宜のためチューブ 47の一部は省略して示している。
【0018】 ハウジング21の他端部21bにはヘッドレスト24が設けられ、このヘッド レスト24、背板22および座椅子25から歯科診療シート26が構成される。 この歯科診療シート26に患者が仰臥したとき背板22の右肩部22aに対応す る部位には、術者用のインスツルメントである2本のエアタービンハンドピース 27,28、マイクロモータハンドピース29および3ウェイシリンジ30とが 着脱自在にハウジング21に装着され、背板22の左肩部22bに対応する部位 には、介助者用インスツルメントであるバキユームシリンジ32および3ウェイ シリンジ31が着脱自在にハウジング21に装着される。各インスツルメント2 7〜31にはそれぞれ給水源33および給気源34からそれぞれフィルタ35, 36および切換弁37,38,39,40を介して水および空気が供給される。
【0019】 背板22の右肩側に設けられる4本のチューブ繰出装置20は、ハウジング2 1内の中央を通り、傾動軸線23に垂直な中心線Aに対し、ヘッドレスト24に 近接するにつれて右肩部22aに近接する向きに傾斜し、互いに平行に配置され 、背板22の左肩部22bに設けられる2本のチューブ繰出装置20は前記中心 線に平行に配置される。したがって、右肩部22aに設けられる4本のチューブ 繰出装置20と左肩部22bに設けられる2本のチューブ繰出装置20との間、 右肩部22aのチューブ繰出装置20とハウジング21の周壁43との間および 左肩部22bのチューブ繰出装置20とハウジング21の周壁43との間にはそ れぞれ空間が形成され、各空間を利用して配管、切換弁などの関連設備を設ける ことができる。
【0020】 図2は図1の切断面線II−IIから見たチューブ繰出装置20を示す簡略化 した断面図であり、図3は図2の切断面線III−IIIから見たチューブ繰出 装置20の簡略化した断面図である。揺動案内部材45(後述する実施の他の形 態における揺動案内部材45を角変位させない場合には単に案内部材と記す)は 、基端部45aが背板22の厚み方向、すなわち図2の上下方向に垂直な軸線5 0を有する揺動軸51まわりに角変位自在に連結され、この揺動軸51は、取付 部材53を介してハウジング21内の一端部21aに設けられる基台54に固定 される。揺動案内部材45には摺動部材48が揺動案内部材45の長手方向に沿 って摺動自在に設けられ、この摺動部材48には前記軸線50に平行な回転軸線 58まわりに回転自在に、すなわち背板22の厚み方向に起立して回転自在に滑 車46が取付けられる。揺動案内部材45の遊端部45bには、ハウジング21 の底部21cからほぼ垂直に立上がる側壁60に固定され前記ハウジング21の 底部21cに平行に延びる取付片59にビス41によって固定される。この取付 片59にはコネクタブロック55が固定され、このコネクタブロック55にはチ ューブ47の一端部47aに固定されるチューブ接手56が抜止め部材57に抜 止めされた状態で連結される。チューブ47は滑車46に巻掛けられ、チューブ 47の他端部47bにはエアタービンハンドピース27が接続される。このエア タービンハンドピース27はハウジング21の装着部42に外部から着脱自在に 装着される。
【0021】 前記滑車52には、ゼンマイばね61の一端が揺動軸51に固定されて巻付け られ、他端が摺動部材48に固定され、揺動案内部材45に沿って基端部45a から遊端部45bに移動する摺動部材48を揺動案内部材45の基端部45aに 近接する方向にばね付勢する。揺動案内部材45の遊端部45b付近には摺動部 材48に弾発的に係合して摺動部材48を係止する係合部材62が設けられる。
【0022】 図4は、図3の切断面線IV−IVから見た断面図である。摺動部材48には 、摺動部材48の幅方向両端部に形成され、揺動案内部材45を幅方向両端部か ら挟み込む略L字状の一対の挟持部63が形成されるので、摺動部材48は揺動 案内部材45から外れることなく、揺動案内部材45の長手方向に沿って移動自 在に設けられる。摺動部材48の、滑車46とは反対側の一側面73には係合部 材62に係合する係合部72が形成される。
【0023】 図5は、揺動案内部材45の遊端部45b付近を示す正面図である。係合部材 62はたとえば針金などから成り、先端部がほぼ垂直に屈曲し、基端部は取付片 64にビス65および突片66によって固定される。この際ビス65と突片66 とによって位置決めが行われる。揺動案内部材45にはこの取付片64が装着さ れる凹所71が形成される。取付片64には両端部に突出する一対の嵌合突片6 7が形成され、前記凹所71には取付片64の嵌合突片67がそれぞれ嵌合する 複数対(本実施形態では3対)の嵌合凹所68が形成され、取付片64の各嵌合 突片67をいずれか一対の嵌合凹所68に嵌合させて取付片64を揺動案内部材 45に装着する。この取付片64の嵌合突片67を他の嵌合凹所68に嵌合させ て装着することによって、摺動部材48の係止位置を変位させることができ、こ のように摺動部材48の係止位置を変位させることによって繰出された状態で保 持されるチューブ47の繰出し長さを調整することができる。
【0024】 揺動案内部材45の遊端部45bには断面形状が下方に開口する略コ字状のゴ ムなどの弾性材料から成る当接部69が形成され、エアタービンハンドピース2 7の後端部に当接し、装着部42からエアタービンハンドピース27がハウジン グ21内に入り込むことを防いでいる。
【0025】 これらの揺動案内部材45、摺動部材48および滑車46,52などはたとえ ばポリカーボネイトまたはABS(Acrylonitrile-butadiene-styrene)樹脂な どの合成樹脂などから形成される。
【0026】 図6は摺動部材48の係合部72に係合部材62が係合した状態を示す揺動案 内部材45の背面図であり、図7は摺動部材48の係合部72付近を示す斜視図 であり、図8は摺動部材48の係合部72に係合部材62が係合する状態を説明 するための模式図である。図7に示されるように摺動部材48は摺動部材48の 幅方向一端部48aに形成される下壁75と、幅方向他端部48bに形成される 上壁76と、これらの上および下壁75,76の間で一側面73に形成される係 合部72とを有する。
【0027】 係合部72は第1案内突部79と第2案内突部80とを有し、第1案内突部7 9は摺動部材48の幅方向他端部48bから幅方向一端部48aに近接するにつ れて、揺動案内部材45の遊端部45b側に対応する摺動部材48の長手方向一 端部48cに近接する方向に傾斜する第1部分81と、第1部分81の幅方向一 端部48a側端部に連なり、下壁75にほぼ平行に延びる第2部分82とを有す る。第2案内突部80は、前記第1部分81に対向してほぼ平行に形成される第 1側面86と、前記第2部分82に対向して形成され、揺動案内部材45の長手 方向他端部48d側に近接するにつれて揺動案内部材45の幅方向一端部48a 側に湾曲する第2側面87とを有し、第1側面86と第2側面87とは連続部8 4bを介して連なる。第1案内突部79の第1部分81と第2案内突部80の第 1側面86との間に第1案内溝83が形成され、第1案内突部79の第2部分8 2と第2案内突部80の第2側面87との間に第2案内溝84が形成され、各第 1および第2案内突部79,80と下壁75との間に第3案内溝85が形成され る。
【0028】 第1案内溝83の底面83aは摺動部材48の幅方向一端部48aに近接する につれて摺動部材48に設けられる滑車46から離反する方向、すなわち図7の 紙面に対して手前側に近接する方向に傾斜して形成され、第2案内溝84の底面 84aは摺動部材48の長手方向一端部48cから他端部48dに近接するにつ れて図7の紙面に対して手前側に傾斜して形成され、第1案内溝83の底面83 aと第2案内溝84の底面84aとの間には段差面96が形成される。第3案内 溝85の底面85aは、摺動部材48の長手方向他端部48dから一端部48c に近接するにつれて図7の紙面に対して手前側に近接する方向に傾斜して形成さ れ、第2案内溝84の底面84aと第3案内溝85の底面85aとは段差面97 が形成される。
【0029】 第1案内突部79の第1部分81よりも摺動部材48の長手方向一端部48c 側には第1案内面98が形成され、この第1案内面98は、第1案内溝83の摺 動部材48の幅方向他端部48b側で段差面89を介して連なり、第3案内溝8 5の、摺動部材48の長手方向一端部48cで、第3案内溝85の底面84aに 滑らかに連なる。
【0030】 したがってチューブ47の繰出しに従って摺動部材48が揺動案内部材45に 沿って遊端45b部側に移動すると、摺動部材48の第1案内面98に弾発的に 当接する係合部材62の先端部70は、まず第1案内突部79の第1部分81の 一側面81aに沿って摺動部材48の幅方向他端部48b寄りに案内される。こ のとき先端部70は図7のP1に位置し、このときの状態は図8(1)に示され る。さらに摺動部材48が揺動案内部材45の遊端部45bに移動すると係合部 材62の先端部70は段差面89を介して弾発的に第1案内溝83に嵌まり込み 、さらに摺動部材48が遊端部45b側に移動されて第2案内突部80の摺動部 材48の幅方向他端部48b側の一側面80aに弾発的に当接する。このときの 係合部材62の先端部70の位置は図6のP2に示され、このときの状態は図8 (2)に示される。
【0031】 この後チューブ47を繰出す力を緩めると、摺動部材48は引張手段49のゼ ンマイばね61のばね力によって揺動案内部材45に沿って基端部45a側に移 動する。このとき係合部材62の先端部70は段差面89を介して第1案内溝8 3に沿って案内される。このように段差面89が形成されるので、係合部材62 の先端部70は、第1案内面98に再び導かれることが防がれる。このときの位 置は図7のP3に示され、このときの状態は図8(3)に示される。
【0032】 摺動部材48が引張手段49のゼンマイばね61のばね力によってさらに揺動 案内部材45の基端部45a側に移動すると、係合部材62の先端部70は連続 部84bを介して第1案内溝86から第2案内溝84に弾発的に嵌まり込み、第 1案内突部79の第1部分81と第2部分82との連続部に係止され、この位置 に摺動部材48は係止され、チューブ47が繰出された状態で保持される。この ときの係合部材62の先端部70の位置は図7のP4に示され、このときの状態 は図8(4)に示される。
【0033】 繰出されたチューブ47を繰入れる場合にはインツスルメントを引張り、さら にチューブ47を繰出すことによって摺動部材48を揺動案内部材45の遊端部 45b側に移動させる。このとき係合部材62の先端部70は第2案内溝84の 段部84bに沿って第2案内溝84内を摺動部材48の下壁75側へ案内される 。このときの係合部材62の先端部70の位置は図7のP5に示され、このとき の状態は図8(5)に示される。
【0034】 さらに摺動部材48を揺動案内部材45の遊端部45b側に移動させると、係 合部材62の先端部70は第2案内溝84から第3案内溝85に段差面97を介 して弾発的に第3案内溝85に嵌まり込み、さらに摺動部材48の揺動案内部材 45の遊端部45b側への移動に従って、第3案内溝85内を摺動部材48の長 手方向他端部48d側に移動する。このときの係合部材62の先端部70の位置 は図7のP6に示され、このときの状態は図8(6)に示される。
【0035】 ここでチューブ47を繰出す力を緩めることによって、摺動部材48は引張手 段49のゼンマイばね61のばね力によって揺動案内部材45の基端部45aに 付勢されて第3案内溝85に沿って揺動案内部材45の遊端部側に移動する。こ のときの位置は図7のP7に示され、このときの状態は図8(7)に示される。 このようにして係合部材62は係合部72への係合状態が解除されて揺動案内部 材45の基端部45aに移動しながらチューブ47をハウジング21内に繰入れ る。
【0036】 図9は図3の切断面線IX−IXから見た断面図であり、図10は図2の切断 面線X−Xから見た断面図であり、図11は抜止め部材57を示す斜視図である 。チューブ47は、管路である給水管110、給気管111および排気管112 が可撓性の外装管である外装チューブ118内に装着され、このチューブ47の 一端部47aはチューブ接手56に装着される。チューブ接手56は、接手本体 116と、この接手本体116に同一軸線上で回動自在にかつ着脱自在に設けら れる蓋体124と、給水管110、給気管111および排気管112にそれぞれ 対応する給水用ニップル120、給気用ニップル121および排気用ニップル1 22とを有する。これらの各ニップル120〜122は、蓋体124に形成され る各透孔125,126および127にそれぞれ遊通され、回転可能に設けられ る。これらの各ニップル120〜122には、それぞれ対応する給水管110、 給気管111および排気管112がそれぞれ装着される。
【0037】 チューブ47は、外装チューブ118が接手本体116に装着された状態で締 付片117によって固定される。
【0038】 コネクタブロック55にはチューブ接手56が嵌合する嵌合凹所114が形成 され、この嵌合凹所114にはそれぞれ各ニップル120〜122が挿通される 流路115がそれぞれ形成され、各流路115はコネクタブロック55の一側部 にそれぞれ開口してそれぞれ給水用接続ポート130、給気用接続ポート131 および排気用接続ポート132が形成される。これらの各接続ポートには切換弁 38から管路が固定的に接続される。
【0039】 チューブ47の一端部47aに固定されるチューブ接手56の接手本体116 は略円筒状に形成され、この接手本体116の外周部には周方向に第1係合溝9 0が形成される。コネクタブロック55は略直方体状に形成され、このコネクタ ブロック55の一端部には一対の平行な第2係合溝91が形成される。
【0040】 抜止め部材57は図11に示されるように断面形状が略コ字状に形成され、正 面にチューブ接手56の第1係合溝90に嵌合する部分である円弧状の第1係合 部92を有する切欠き94が上下方向に延びて形成され、両端部には互いに近接 する向きに突出し、上下方向に互いに平行に延び、コネクタブロック55の各第 2係合溝91に嵌合する一対の第2係合部93が形成され、上部には外方に湾曲 して延びる一対の指掛部95が形成される。
【0041】 図12はチューブ接手56の分解斜視図であり、図13はチューブ接手56の 斜視図である。各ニップル120〜122にはそれぞれ係合溝135が外周面に 沿って形成され、係止片123には前記係合溝135にそれぞれ係合する切欠き 136が形成される。したがって各ニップル120〜122を蓋体124の各透 孔125〜127に挿通させた状態で係止片123の切欠き136を各係合溝1 35に嵌合させ、この係止片123をビス127によって蓋体124に固定する ことによって、各ニップル120〜122を蓋体124に回転可能にかつ抜けな いように保持することができる。蓋体124には外周に沿って係合溝128が形 成され、蓋体124に接手本体116が装着された状態で前記係合溝128に突 出して抜止ねじ129が接他本体116に設けられる。したがって蓋体124と 接手本体116とは回動自在に設けられるので、チューブ47のねじれを防ぐこ とができる。さらに各ニップル120〜122は蓋体124に対して回転可能に 設けられるので、各管路110〜112がねじれることが防がれる。
【0042】 図14は、コネクタブロック55、チューブ接手56および抜止部材57を示 す分解斜視図である。チューブ接手56はコネクタブロック55の嵌合凹所11 4に嵌合された状態で、上方から抜止部材57の第2係合部93がコネクタブロ ック55の各第2係合溝91に嵌合し、第1嵌合部92がチューブ接手56の第 2嵌合溝92に嵌合するように上方から嵌めることによって容易にチューブ接手 56の抜止めを防ぐことができる。
【0043】 図15はチューブ接手56を示す斜視図であり、図16はコネクタブロック5 5を示す斜視図である。チューブ接手56は、互いに形状の異なる給水用ニップ ル120、給気用ニップル121および排気用ニップル122をそれぞれ選択的 に取付けることによって、各インスツルメントに対応したチューブ接手56を形 成することができる。たとえば透孔125にはエアタービンハンドピース127 ,128および3ウェイシリンジ30、マイクロモータハンドピース29の場合 に給水用ニップル120を設け、透孔126にはエアタービンハンドピース27 ,28の場合には給気用ニップル121を設け、マイクロモータハンドピース2 9の場合にはクーリングエア用ニップルを設け、3ウェイシリンジ30の場合に は給気用ニップル121を設け、また透孔127にはエアタービンハンドピース 27,28の場合には、排気用ニップル122を設け、3ウェイシリンジ30の 場合には使用せず、マイクロモータハンドピース29の場合にはチップエア用ニ ップルを設けることによって、各インスツルメントに対応したチューブ接手56 を形成することができる。
【0044】 またコネクタブロック55の各流路115はそれぞれ各ニップル120〜12 2に対応した形に形成されているので、各ニップルを間違った流路115に差し 違えることが防がれる。図16の各接続ポート130〜132には、給水源33 、給気源34からの管路および排気管路がそれぞれ接続される管継手130a, 131a,132aが螺着され、ナットなどによって抜止めされる。管継手13 0aは、エアタービンハンドピース27,28、マイクロモータハンドピース2 9および3ウェイシリンジ30の場合には給水用接続ポートして用いられ、管継 手132aは、エアタービンハンドピース27,28の場合には排気用接続ポー トとして用いられ、マイクロモータハンドピース30の場合にはチップエア用接 続ポートとして用いられ、3ウェイシリンジ32の場合には使用せず、管継手1 31aはエアタービンハンドピース27,28および3ウェイシリンジ30の場 合には給気用接続ポートとして用いられ、マイクロモータハンドピース29の場 合にはクーリングエア用接続ポートとして用いられる。
【0045】 したがってコネクタブロック55にチューブ接手56を嵌着した状態で、抜止 め部材57の第1嵌合部92がチューブ接手56の第1嵌合溝90に嵌合し、各 第2嵌合部93がそれぞれコネクタブロック55の第2嵌合溝91に嵌合するよ うに上方から嵌め込むことによって、チューブ接手56の抜止めを行うことがで きる。
【0046】 またチューブ47の交換などの際にチューブ接手56をコネクタブロック55 から取外す場合には、抜止め部材57の一対の指掛部95に手指を掛けて抜止め 部材57を引抜くことによってチューブ47の抜止め状態を容易に解除するがで きる。さらに揺動案内部材45の遊端部45bに取付けられるビス41を取外し て揺動案内部材45を上方に立上げることによって容易にチューブ47を交換な どのメインテナンスを行うことができる。
【0047】 図17はチューブ繰出装置20を備える歯科診療台100を示す側面図であり 、図18はその歯科診療台100の平面図である。歯科診療シート26は座椅子 25と、この座椅子25の揺動自在に連結される背板22と背板22に連結され るヘッドレスト24とから構成され、この歯科診療シート26は昇降装置本体1 01上に設けられる。この歯科診療シート26の側部に設けられるベースンポー ル102の上部にはベースン103が設けられ、ベースンポール102から上方 に延びる支柱104にはアーム105を介してデンタルライト106が変位自在 に連結される。背板22にはアーム108を介してトレーテーブル109が取付 けられる。昇降装置本体101に接続されるフートスイッチ107は歯科診療シ ート26の昇降動作および引出されたインスツルメントの動作制御などを行う。
【0048】 上記の考案の実施の形態では揺動案内部材45の基端部45aを背板22のハ ウジング21内に揺動自在に設けるようにしたけれども、考案の実施の他の形態 として前記揺動案内部材45が、その長手方向両端部でハウジング21内にボル トなどを用いて固定的に設けられる案内部材に、前記摺動部材48に回転自在に 設けられる滑車46を前記案内部材に沿って移動自在に保持するようにしてもよ い。このような構成であっても前述のコネクタブロック55とチューブ接手56 とによってチューブ47を容易に交換し、あるいは容易にメインテナンスを行う ことが可能である。
【0049】
【考案の効果】
請求項1記載の本考案によれば、摺動部材は揺動案内部材の長手方向に沿って 移動自在に設けられ、引張手段によって揺動案内部材の基端部に近接する方向に ばね付勢され、この摺動部材には滑車が回転自在に設けられる。この滑車にはチ ューブが巻掛けられ、チューブの一端部は揺動案内部材の遊端部側に設けられ、 他端部にはインスツルメントが接続される。また、揺動案内部材の遊端部付近に は前記滑車に係合する係合部材が設けられている。したがって、たとえば術者が インスツルメントとともにチューブを引抜くとチューブが巻掛けられる滑車はチ ューブの繰出しとともに回転し、摺動部材とともに揺動案内部材に沿って遊端部 側に前記引張手段のばね付勢に抗して移動する。この摺動部材が揺動案内部材の 遊端部付近まで移動すると、前記係合部材が係合し、この位置に摺動部材を保持 するので、チューブはハウジングから繰出された状態で保持される。チューブを 再びハウジング内に繰入れる場合には、前記係合部材による滑車への係合状態を 解除することによって滑車は摺動部材とともに揺動案内部材の基端部側に引張手 段によって付勢されて移動し、これとともにチューブはハウジング内に繰入れら れる。
【0050】 このような歯科診療台のチューブ繰出装置は、揺動案内部材および滑車の軸線 が背板の揺動軸線に平行に配置されるので、複数のチューブ繰出装置は各揺動案 内部材の長手方向に垂直な幅方向が背板に対してほぼ垂直に立上がった状態で並 立配置され、ハウジング内でのチューブ繰出装置の占有空間を可及的に少なくす ることができる。また、前述の従来のチューブ繰出装置と異なり、本考案のチュ ーブ繰出装置は上下2段に分けられて配置されていないので、チューブ繰出装置 のメインテナンスの際に仕切板などを外さなければならないという手間を解消す ることができ、作業性が向上される。
【0051】 また揺動案内部材は揺動軸線まわりに角変位自在に連結されているので、チュ ーブ繰出装置の組立作業、チューブの交換作業またはメインテナンスなどの際に 揺動案内部材を角変位させて持上げることによって容易にこれらの作業を行うこ とができる。
【0052】 請求項2記載の本考案に従えば、チューブはコネクタブロックに着脱自在に接 続されるので、揺動案内部材を揺動させる際にチューブをコネクタブロックから 離脱させることによって、揺動案内部材を容易に角変位させることができ、メイ ンテナンスなどの作業をスムーズに行うことが可能である。
【0053】 請求項3記載の本考案に従えば、コネクタブロックとチューブの一端部とは抜 止め手段によって抜止めされているので、チューブが繰出されたときにチューブ に過大な力がかかったとしてもチューブがコネクタブロックから離脱するという ことが防がれ、チューブ繰出装置の破損を防ぐことが可能である。
【0054】 請求項4記載に従えば、抜止め部材はチューブの一端部に固定されるチューブ 接手に形成される第1係合溝と、コネクタブロックに形成される第2係合溝とに 嵌まり込んでチューブの抜止めを行うので、この抜止め部材をチューブ接手とコ ネクタブロックとに嵌め込むことによって容易にかつ確実にチューブの抜止めを 行うことができる。さらにこの抜止め部材をチューブ接手およびコネクタブロッ クから引抜くことによって容易に抜止め状態を解除することができる。
【0055】 請求項5記載の本考案に従えば、各インスツルメントに対応したチューブ接手 がコネクタブロックの嵌合凹所に共通に着脱可能に設けられるので、各チューブ 接手に応じたコネクタブロックをそれぞれ形成する必要がなく、これによって部 品点数を可及的に少なくすることができる。
【0056】 請求項6記載の本考案に従えば、蓋体に形成される各透孔にはニップルがそれ ぞれ遊通され、これらの各ニップルは蓋体に着脱自在に装着される係止片によっ て係止される。この蓋体は、各ニップルに各管路がそれぞれ装着された状態で、 接手本体に回動自在かつ着脱自在に設けられる。したがって、チューブがねじれ たとしても、接手本体と蓋体とは回動自在に設けられるので、蓋体の回動によっ てチューブのねじれは解消され、チューブの損傷などが防がれる。この際、各管 路が装着される各ニップルは蓋体の透孔に遊通されるので、各ニップルは蓋体に 対して独立して回転可能に設けられ、これによって各管路が蓋体に対してねじれ るということが防がれる。また各ニップルは蓋体に対して係止片によって係止さ れるので、接手本体から蓋体を取り外し、この蓋体から係止片を取り外すことに よって容易にチューブ接手を分解することができ、ニップルの交換またはチュー ブ接手メインテナンスを容易に行うことができる。
【0057】 請求項7記載の本考案に従えば、各ニップルを流体の種類および/または通過 方向に対応して形状が異なるので、チューブ接手をコネクタブロックに装着する 際、各ニップルに対応した流路に間違うことなく各ニップルを装着することがで き、これによってたとえばチューブの給水用管路に空気が入ったりまたは排水用 管路に水が供給されるなどといったことが防がれる。
【0058】 請求項8記載の本考案に従えば、摺動部材は案内部材の長手方向に沿って移動 自在に設けられ、引張手段によって案内部材の他端部に近接する方向にばね付勢 され、この摺動部材に滑車が回転自在に設けられる。この滑車にはチューブが巻 掛けられ、チューブの一端部は案内部材の一端部に設けられ、他端部にはインス ツルメントが接続される。また、案内部材の一端部付近には前記滑車に係合する 係合部材が設けられている。したがって、たとえば術者がインスツルメントとと もにチューブを引き抜くと、チューブが巻掛けられる滑車はチューブの繰出しと ともに回転し、摺動部材とともに案内部材に沿って一端部側に前記引張手段のば ね付勢に抗して移動する。この摺動部材が案内部材の一端部付近まで移動すると 前記係合部材が係合し、この位置に摺動部材を保持するので、チューブはハウジ ングから繰出された状態で保持される。チューブを再びハウジング内に繰入れる 場合には、前記係合部材による摺動部材への係合状態を解除することによって滑 車は摺動部材とともに案内部材の他端部側に引張手段によって付勢されて移動し 、これにとともにチューブはハウジング内に繰入れられる。
【0059】 このような歯科診療台のチューブ繰出装置は、滑車および滑車の一側方に並設 される案内部材とが背板の厚み方向に起立して設けられるので、複数のチューブ 繰出し装置のハウジング内での占有空間を可及的に少なくすることができる。ま た、前述の従来のチューブ繰出装置と異なり、本考案のチューブ繰出装置は上下 2段に分けられて配置されていないので、チューブ繰出装置のメインテナンスの 際に仕切板などを外さなければならないという手間を解消することができ、作業 性が向上される。
【提出日】平成7年12月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】 図9は図3の切断面線IX−IXから見た断面図であり、図10は図2の切断 面線X−Xから見た断面図であり、図11は抜止め部材57を示す斜視図である 。チューブ47は、管路である給水管110、給気管111およびチップエア管 112が可撓性の外装管である外装チューブ118内に装着され、このチューブ 47の一端部47aはチューブ接手56に装着される。チューブ接手56は、接 手本体116と、この接手本体116に同一軸線上で回動自在にかつ着脱自在に 設けられる蓋体124と、給水管110、給気管111およびチップエア管11 2にそれぞれ対応する給水用ニップル120、給気用ニップル121およびチッ プエア用ニップル122とを有する。これらの各ニップル120〜122は、蓋 体124に形成される各透孔125,126および127にそれぞれ遊通され、 回転可能に設けられる。これらの各ニップル120〜122には、それぞれ対応 する給水管110、給気管111およびチップエア管112がそれぞれ装着され る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】 図12はチューブ接手56の分解斜視図であり、図13はチューブ接手56の 斜視図である。各ニップル120〜122にはそれぞれ係合溝135が外周面に 沿って形成され、係止片123には前記係合溝135にそれぞれ係合する切欠き 136が形成される。したがって各ニップル120〜122を蓋体124の各透 孔125〜127に挿通させた状態で係止片123の切欠き136を各係合溝1 35に嵌合させ、この係止片123をビス140によって蓋体124に固定する ことによって、各ニップル120〜122を蓋体124に回転可能にかつ抜けな いように保持することができる。蓋体124には外周に沿って係合溝128が形 成され、蓋体124に接手本体116が装着された状態で前記係合溝128に突 出して抜止ねじ129が接他本体116に設けられる。したがって蓋体124と 接手本体116とは回動自在に設けられるので、チューブ47のねじれを防ぐこ とができる。さらに各ニップル120〜122は蓋体124に対して回転可能に 設けられるので、各管路110〜112がねじれることが防がれる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】 図14は、コネクタブロック55、チューブ接手56および抜止部材57を示 す分解斜視図である。チューブ接手56はコネクタブロック55の嵌合凹所11 4に嵌合された状態で、上方から抜止部材57の第2係合部93がコネクタブロ ック55の各第2係合溝91に嵌合し、第1係合部92がチューブ接手56の第 1係合溝90に嵌合するように上方から嵌めることによって容易にチューブ接手 56の抜止めを防ぐことができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】 図15はチューブ接手56を示す斜視図であり、図16はコネクタブロック5 5を示す斜視図である。チューブ接手56は、互いに形状の異なる給水用ニップ ル120、給気用ニップル121およびチップエア用ニップル122をそれぞれ 選択的に取付けることによって、各インスツルメントに対応したチューブ接手5 6を形成することができる。たとえば透孔125にはエアタービンハンドピース 27,28および3ウェイシリンジ30,31、マイクロモータハンドピース2 9の場合に給水用ニップル120を設け、透孔126にはエアタービンハンドピ ース27,28、マイクロモータハンドピース29および3ウェイシリンジ30 ,31の場合には給気用ニップル121を設け、また透孔127にはエアタービ ンハンドピース27,28の場合には排気孔として使用し、3ウェイシリンジ3 0,31の場合には使用せず、マイクロモータハンドピース29の場合にはチッ プエア用ニップル122を設けることによって、各インスツルメントに対応した チューブ接手56を形成することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】 またコネクタブロック55の各流路115はそれぞれ各ニップル120〜12 2に対応した形に形成されているので、各ニップルを間違った流路115に差し 違えることが防がれる。図16の各接続ポート130〜132には、給水源33 、給気源34からの管路および排気管路がそれぞれ接続される管継手130a, 131a,132aが螺着され、ナットなどによって抜止めされる。管継手13 0aは、エアタービンハンドピース27,28、マイクロモータハンドピース2 9および3ウェイシリンジ30,31の場合には給水用接続ポートして用いられ 、管継手132aは、エアタービンハンドピース27,28の場合には排気用接 続ポートとして用いられ、マイクロモータハンドピース29の場合にはチップエ ア用接続ポートとして用いられ、3ウェイシリンジ30,31の場合には使用せ ず、管継手131aはエアタービンハンドピース27,28、3ウェイシリンジ 30,31およびマイクロモータハンドピース29の場合には給気用接続ポート として用いられる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】 したがってコネクタブロック55にチューブ接手56を嵌着した状態で、抜止 め部材57の第1係合部92がチューブ接手56の第1係合溝90に嵌合し、各 第2係合部93がそれぞれコネクタブロック55の第2係合溝91に嵌合するよ うに上方から嵌め込むことによって、チューブ接手56の抜止めを行うことがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の一形態であるチューブ繰出装置
20を備える背板22のハウジング21を示す簡略化し
た平面図である。
【図2】図1の切断面線II−IIから見たチューブ繰
出装置20を示す簡略化した断面図である。
【図3】図2の切断面線III−IIIから見たチュー
ブ繰出装置20を示す簡略化した断面図である。
【図4】図3の切断面線IV−IVから見た断面図であ
る。
【図5】揺動案内部材45の遊端部45b付近を示す正
面図である。
【図6】揺動部材48の係合部72に係合部材62が係
合した状態を示す揺動案内部材45の背面図である。
【図7】摺動部材48の係合部72付近を示す斜視図で
ある。
【図8】摺動部材48の係合部72に係合部材62が係
合する状態を説明するための模式図である。
【図9】図3の切断面線IX−IXから見た状態を示す
断面図である。
【図10】図2の切断面線X−Xから見た状態を示す断
面図である。
【図11】抜止め部材57を示す斜視図である。
【図12】チューブ接手56の分解斜視図である。
【図13】チューブ接手56の斜視図である。
【図14】コネクタブロック55、チューブ接手56お
よび抜止め部材57の分解斜視図である。
【図15】チューブ接手56の斜視図である。
【図16】コネクタブロック55の斜視図である。
【図17】歯科診療台100を示す側面図である。
【図18】歯科診療台100を示す平面図である。
【図19】従来のチューブ繰出装置1を備える背板4を
示す断面図である。
【図20】図19の切断面線XX−XXから見た状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
20 チューブ抜止め装置 21 ハウジング 22 背板 23 傾動軸線 24 ヘッドレスト 25 座椅子 26 歯科診療シート 45 揺動案内部材 46,52 滑車 47 チューブ 49 引張手段 50 揺動軸線 51 揺動軸 55 コネクタブロック 56 チューブ接手 57 抜止め部材 58 回転軸線 61 ゼンマイばね 62 係合部材 72 係合部 79 第1案内突部 80 第2案内突部 83 第1案内溝 84 第2案内溝 85 第3案内溝 88,96,97 段差面 90 第1係合溝 91 第2係合溝 92 第1係合部 93 第2係合部 94 切欠き 100 歯科診療台
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月5日
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座椅子に傾動自在に連結されまたは一体
    的に形成される背板のハウジング内に、基端部が背板の
    厚み方向に垂直な軸線まわりに角変位自在に連結される
    揺動案内部材と、 前記揺動案内部材に、その長手方向に沿って移動自在に
    設けられる摺動部材と、 前記摺動部材に、前記揺動案内部材の前記軸線に平行な
    軸線まわりに回転自在に設けられる滑車と、 前記滑車に巻掛けられ、一端部は揺動案内部材の遊端部
    側に設けられ、他端部にはインスツルメントが接続され
    る可撓性のチューブと、 前記揺動案内部材の基端部に設けられ、前記摺動部材を
    揺動案内部材の基端部に近接する方向にばね付勢する引
    張手段と、 前記揺動案内部材の遊端部付近に設けられ、前記摺動部
    材に弾発的に係合する係合部材とを含むことを特徴とす
    る歯科診療台のチューブ繰出装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動案内部材の遊端部側のハウジン
    グに、流体を導く管体の先端部が接続されるコネクタブ
    ロックが固定され、このコネクタブロックに前記チュー
    ブの一端部が着脱自在に接続されることを特徴とする請
    求項1記載の歯科診療台のチューブ繰出装置。
  3. 【請求項3】 前記コネクタブロックと前記チューブの
    一端部とは、抜止手段によって抜止めされることを特徴
    とする請求項2記載の歯科診療台のチューブ繰出装置。
  4. 【請求項4】 前記抜止め手段は、 チューブの一端部に固定的に接続され、外周部に第1係
    合溝が形成されるチューブ接手と、 前記チューブ接手の第1係合溝に内周部が部分的に嵌ま
    り込む切欠きおよび前記コネクタブロックに形成される
    一対の平行な第2係合溝に嵌まり込む一対の係合部が形
    成される抜止め部材とを含むことを特徴とする請求項3
    記載の歯科診療台のチューブ繰出装置。
  5. 【請求項5】 前記コネクタブロックは、複数の流路が
    開口し、チューブ接手が嵌着される嵌合凹所を有し、こ
    のコネクタブロックが前記ハウジングに複数設けられ、
    各コネクタブロックの嵌合凹所には、チューブ接手が共
    通に着脱可能であることを特徴とする請求項4記載の歯
    科診療台のチューブ繰出装置。
  6. 【請求項6】 前記チューブは、各種の流体を個別に導
    く複数の管路と、各管路が挿通される外装管とを含み、 前記チューブ接手は、外装管が接続されかつ管路が挿通
    される接手本体と、接手本体に同一軸線上で回動自在で
    かつ着脱自在に設けられ、各管路がそれぞれ接続される
    ニップルが遊通する複数の透孔が形成される蓋体と、蓋
    体に着脱自在に装着され、前記ニップルを係止する係止
    片とを含むことを特徴とする請求項5記載の歯科診療台
    のチューブ繰出装置。
  7. 【請求項7】 各ニップルおよび各ニップルが挿入する
    コネクタブロックの各流路の開口は、流体の種類および
    /または通過方向に対応して形状が異なることを特徴と
    する請求項5または6記載の歯科診療台のチューブ繰出
    装置。
  8. 【請求項8】 座椅子に傾動自在に連結されまたは一体
    的に形成される背板のハウジング内に、背板の厚み方向
    に起立して設けられる滑車と、 前記滑車の一側方に並設される案内部材と、 前記滑車が背板の厚み方向に垂直な軸線まわりに回転自
    在に設けられ、前記案内部材にその長手方向に沿って移
    動自在に設けられる摺動部材と、 前記滑車に巻掛けられ、一端部は案内部材の一端部に設
    けられ、他端部にはインスツルメントが接続される可撓
    性のチューブと、 前記案内部材の他端部に設けられ、前記摺動部材を案内
    部材の他端部に近接する方向にばね付勢する引張手段
    と、 前記案内部材の一端部付近に設けられ、前記摺動部材に
    弾発的に係合する係合部材とを含むことを特徴とする歯
    科診療台のチューブ繰出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0435145U (ja) * 1990-07-18 1992-03-24
JP2018000737A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 株式会社モリタ製作所 医療用装置、媒体導管セットおよび連結部材

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