JP3025941U - 走行玩具 - Google Patents
走行玩具Info
- Publication number
- JP3025941U JP3025941U JP1995014202U JP1420295U JP3025941U JP 3025941 U JP3025941 U JP 3025941U JP 1995014202 U JP1995014202 U JP 1995014202U JP 1420295 U JP1420295 U JP 1420295U JP 3025941 U JP3025941 U JP 3025941U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- track
- ladder
- traveling
- slope
- traveling body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Toys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アクション性に富む走行玩具を提供する。
【解決手段】 走行体と、全体的に下り勾配を持ち前記
走行体を自重によって走行させる途切軌道と、この途切
軌道の坂上部側に所定の軸を中心に上下に揺動可能に構
成され当該途切軌道の途切部分を断続する跳開梯子とを
備え、前記走行体は、前記途切軌道の坂下部で前記跳開
梯子の最先の横木によって掬い上げられると共に、当該
跳開梯子が起立した際、前記最先の横木および他の横木
によって転回されつつ前記途切軌道の坂上部に落下する
ように構成されている。
走行体を自重によって走行させる途切軌道と、この途切
軌道の坂上部側に所定の軸を中心に上下に揺動可能に構
成され当該途切軌道の途切部分を断続する跳開梯子とを
備え、前記走行体は、前記途切軌道の坂下部で前記跳開
梯子の最先の横木によって掬い上げられると共に、当該
跳開梯子が起立した際、前記最先の横木および他の横木
によって転回されつつ前記途切軌道の坂上部に落下する
ように構成されている。
Description
【0001】
本考案は、走行体玩具に関するもので、さらに詳しくは、アクション性を有す る走行玩具に関するものである。
【0002】
従来、走行玩具として、モータを内蔵する自走式の走行体をループ状の軌道の 上で走行させるようにした構造のものや、下り勾配を持つ軌道の坂下と坂上とを エレベータやエスカレータで連絡するようにし、軌道の上で自重によって走行体 を走らせると共に、坂下から坂上への走行体の移動をエレベータやエスカレータ で行わせるようにしたものが知られている。
【0003】
しかしながら、このような走行玩具では、車輪あるいは走行体の所定部分が常 に床板に接触した状態で走行あるいは移動するため、アクション性に乏しいとい う問題があった。
【0004】 本考案は、かかる点に鑑みなされたものであり、アクション性に富む走行玩具 を提供することを目的としている。
【0005】
請求項1記載の走行玩具は、走行体と、全体的に下り勾配を持ち前記走行体を 自重によって走行させる途切軌道と、この途切軌道の坂上部側に所定の軸を中心 に上下に揺動可能に構成され当該途切軌道の途切部分を断続する跳開梯子とを備 え、前記走行体は、前記途切軌道の坂下部で前記跳開梯子の最先の横木によって 掬い上げられると共に、当該跳開梯子が起立した際、前記最先の横木および他の 横木によって転回されつつ前記途切軌道の坂上部に落下するように構成されてい ることを特徴とする。
【0006】 請求項2記載の走行玩具は、請求項1記載の走行玩具において、前記走行体の 前面および後面には、それぞれ、前記最先の横木および前記他の横木が受容可能 となるように横方向に延びて両側面に達するスリットが設けられると共に、この 各スリットの奥には、前記最先の横木および前記他の横木が受容可能で、かつ、 前記最先の横木および前記他の横木を中心とする当該走行体の転回を許容する横 穴が両側面に達するように設けられていることを特徴とする。
【0007】 請求項3記載の走行玩具は、請求項1または請求項2記載の走行玩具において 、前記途切軌道の坂下部には、軌道内に出没可能で突出時に前記走行体を係止可 能なストッパが設けられ、このストッパは付勢手段によって常態では軌道内に突 出する方向に付勢されており、前記跳開梯子が倒れた際に当該跳開梯子の先端部 で押圧されることによって軌道内に没するようになっていることを特徴とする。
【0008】 請求項4記載の走行玩具は、請求項1〜請求項3いずれか記載の走行玩具にお いて、前記跳開梯子の基端部または前記途切軌道の坂上部側のいずれか一方には 突起が設けられ、他方には、この突起が衝接可能な弾性接触片が設けられている ことを特徴とする。
【0009】 これによれば、走行体は坂下部で跳開梯子によって掬い上げられると共に、跳 開梯子の横木によって転回しつつ落下するので、アクション性に富む走行玩具の 実現が図れる。この場合、請求項3記載の走行玩具のように、ストッパを設けて 待機させるようにすれば、跳開梯子の動作または走行体の走行速度が遅くても確 実に走行体が拾えることになる。さらに、請求項4記載の走行玩具のように突起 と弾性接触片とを衝接させるようにすれば、確実に走行体を落下させることがで きる。
【0010】
図1には実施形態の走行玩具が記載されている。この走行玩具1は、走行体2 と、この走行体2を走行させる途切軌道3と、この途切軌道3の途切部分を断続 する跳開梯子(回転体)4とを備えている。なお、図1の符号6は背景板を指示 している。
【0011】 このうち、まず、途切軌道3について説明すれば、この途切軌道3は全体的に 下り勾配を持っている。また、跳開梯子4は途切軌道3の坂上部の所定の軸を中 心に上下に揺動可能に構成されている。
【0012】 この走行玩具1によれば、走行体2は、途切軌道3の坂下部で跳開梯子4の最 先の横木4aによって掬い上げられ、跳開梯子4が起立した際、横木4aによっ て転回されつつ途切軌道3の坂上部に落下する。そして、坂上部に落下した走行 体2は途切軌道3上で走行し、途切軌道3の坂下部に戻る。ここで、走行体2は 一旦停止し、次に、跳開梯子4が倒れるのを待つ。そして、跳開梯子4が倒れる と、再び走行体2は掬い上げられ、前記と同様の動作を繰り返す。
【0013】 次に、この走行玩具1の詳細を説明する。
【0014】 走行体2の前面および後面には、図2に示すように、跳開梯子4の横木4aが 受容可能となるように横方向に延びて両側面に達するスリット20,20が設け られている。また、スリット20,20の奥には、それぞれ、跳開梯子4の横木 4aが受容可能で、かつ、その横木4aを中心とする走行体2の転回を許容する 円形の横穴21が両側面に達するように設けられている。また、走行体2上には 人形23が付設されていると共に、下側には前後に車輪24が1つずつ設けられ ている。この車輪24は、重りとしても機能するように重い材質のもの、例えば 真鍮あるいは鉄などの金属で構成されている。このように構成された走行体2を 本実施形態では2個有している。
【0015】 途切軌道3は、図1に示すように、2個の走行体2,2を別々の軌道で同時に 走らせることができるように、第1途切軌道30と第2途切軌道31とから構成 されている。第1途切軌道30と第2途切軌道31は、それぞれ、跳開梯子4が 取り付けられる一の端部から他の端部に向かって下り勾配を有している。第1途 切軌道30と第2途切軌道31の坂下部には図3に示すようにストッパ33が設 けられている。このストッパ33は、第1途切軌道30および第2途切軌道31 兼用のものとなっており、両軌道内に出没可能に構成されている。このストッパ 33は突出時に走行体2を係止可能となっている。このストッパ33は引きばね (付勢手段)34によって常態では軌道内に突出され(図3(a))、跳開梯子 4が倒れた際にその跳開梯子4の先端部での押圧によって軌道内に没するように なっている(図3(b))。
【0016】 跳開梯子4は、2個の走行体2,2を同時に掬い上げることができるように、 第1途切軌道30および第2途切軌道31を合わせた幅と同じ幅を持っている。 また、この跳開梯子4は、図1および図4に示すように、両側の支柱42a,4 2aだけでなく、真ん中にも支柱42aを有している。なお、両側の支柱42a ,42aがあれば、真ん中の支柱42aは必ずしも必要ではなく、また、真ん中 の支柱42aがあれば、両側の支柱42a,42aは必ずしも必要ではない。要 は、横木4aが十分支持できるような構造となっていることである。本願では、 これら態様を全て含めて「跳開梯子」と称している。なお、跳開梯子4の最先の 横木42aは図3(b)にも示されるように断面が菱形に構成されている。
【0017】 次に、この跳開梯子4の軸受装置について説明すれば、跳開梯子4は、図4に 示すように、回転ディスク44と圧子45によって挟持されるようにして支持さ れている。回転ディスク44には、図5(a)に示すように、同心的位置に所定 角度間隔を持って多数の係合突起44aが付設され、一方、この回転ディスク4 4と接する跳開梯子4の側面には、前記係合突起44aに嵌合する多数の係合穴 49a(図6参照)が形成されている。また、圧子45は、図5(b)に示すよ うに、前記回転ディスク44と対向する位置に設けられている。この圧子45は 、押しばね46によって回転ディスク44側へ付勢されている。この圧子45の 中心には軸突起45aが付設されている。この軸突起45aは、跳開梯子4の側 面の軸穴49b(図6参照)に嵌合し、この軸突起45aを中心に跳開梯子4が 回転(揺動)するようになっている。跳開梯子4は押しばね46によって回転デ ィスク44と圧子45との間で挟持されているだけなので、圧子45を回転ディ スク44から離れる方向に移動させることによって、跳開梯子4を容易に取り外 すことができると共に、跳開梯子4に無理な負荷が加わると、圧子45は回転デ ィスク44から離れる方向に移動する。その結果、支持台5の内部に特別なクラ ッチ機構を設ける必要がなくなる。
【0018】 なお、この跳開梯子4の基端部には、走行体2を正立させるための傾斜板47 が設けられている。さらに、跳開梯子4の基端部には、図6に示すように、三角 形状の突起48が設けられ、一方、支持台5には、この突起48と衝接する弾性 接触部35が設けられている。
【0019】 また、途切軌道3を支持する支持台5内には、図4に示すように、前記跳開梯 子4を動作させるための動作手段50(図7参照)が設置されている。この動作 手段50はモータM(図4および図8参照)を有している。このモータMの軸に は図8に示すように歯車51aが付設され、モータMの回転動力は、歯車51a 〜hを介して、歯車51hと同軸に付設された偏心カム52に伝達されるように なっている。この偏心カム52は従動子である梯子レバー53の穴53aに臨入 している。この梯子レバー53は軸54(図4参照)を中心に揺動可能となって おり、ばね55によって偏心カム52の動作に確実に追従するように構成されて いる。梯子レバー53の先端には部分歯車53bが設けられている。この部分歯 車53bは、前記回転ディスク44と同軸に設けられた歯車56に噛合している 。
【0020】 このように構成された走行玩具1では、ストッパ33が跳開梯子4によって軌 道内に没すると、図9(a)の状態から走行体2が前進し、図9(b)に示すよ うに跳開梯子4の横木4aが走行体2の横穴21に入り込む。この状態で、跳開 梯子4が上がると、図9(c)、(d)および図10(a)、(b)に示すよう に、走行体2がすくい上げられる。そして、跳開梯子4が一番上に持ち上がった 時、跳開梯子4の突起48が弾性接触部35に衝接し、これによって走行体2は 図11(a)、(b)に示すように車輪24が存在する方向に回転する。走行体 2が半回転すると、走行体2は横木4aから外れ、一段下の横木4aに走行体2 の後側の横穴4aが係合する(図11(c))。そして、その後は、走行体2は 車輪24が存在する方向に回転する。このような動作を繰り返し、最後の横木4 aから走行体2が外れると、傾斜板47によって走行体2は正立させられる。そ して、途切軌道3の坂上部に放り出される。
【0021】 以上のように構成された走行玩具1によれば、走行体2は坂下部で跳開梯子4 によって掬い上げられると共に、跳開梯子4の横木4aよって転回しつつ落下す るので、アクション性に富む走行玩具の実現が図れる。また、ストッパ33を設 けて待機させるようにしているので、跳開梯子4の動作または走行体2の走行速 度が遅くても確実に走行体2が拾えることになる。さらに、突起48と弾性接触 片35とを衝接させるようにしているので、確実に走行体2を落下させることが できる。
【0022】 以上、本考案者がなした実施形態について説明したが、本考案は、かかる実施 形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能 であることはいうまでもない。
【0023】
本考案によれば、走行体は坂下部で跳開梯子によって掬い上げられると共に、 跳開梯子の横木によって転回しつつ落下するので、アクション性に富む走行玩具 の実現が図れる。この場合、請求項3記載の走行玩具のように、ストッパを設け て待機させるようにすれば、跳開梯子の動作または走行体の走行速度が遅くても 確実に走行体が拾えることになる。さらに、請求項4記載の走行玩具のように突 起と弾性接触片とを衝接させるようにすれば、確実に走行体を落下させることが できる。
【図1】実施形態の走行玩具の斜視図である。
【図2】実施形態の走行体の側面図である。
【図3】実施形態のストッパを説明するための側面図で
ある。
ある。
【図4】実施形態の軸受け構造を示す縦断面図である。
【図5】実施形態の軸受け構造を説明するための斜視図
である。
である。
【図6】実施形態の凸部と弾性接触片を説明するための
側面図である。
側面図である。
【図7】実施形態の動作手段の斜視図である。
【図8】実施形態の動作手段を説明するための縦断面図
である。
である。
【図9】実施形態の動作を説明するための側面図であ
る。
る。
【図10】実施形態の動作を説明するための縦断面図で
ある。
ある。
【図11】実施形態の動作を説明するための側面図であ
る。
る。
1 走行玩具 2 走行体 3 途切軌道 4 跳開梯子
フロントページの続き (72)考案者 石田 恒 東京都台東区寿4丁目16番9号 株式会社 トイボックス内
Claims (4)
- 【請求項1】 走行体と、全体的に下り勾配を持ち前記
走行体を自重によって走行させる途切軌道と、この途切
軌道の坂上部側に所定の軸を中心に上下に揺動可能に構
成され当該途切軌道の途切部分を断続する跳開梯子とを
備え、前記走行体は、前記途切軌道の坂下部で前記跳開
梯子の最先の横木によって掬い上げられると共に、当該
跳開梯子が起立した際、前記最先の横木および他の横木
によって転回されつつ前記途切軌道の坂上部に落下する
ように構成されていることを特徴とする走行玩具。 - 【請求項2】 前記走行体の前面および後面には、それ
ぞれ、前記最先の横木および前記他の横木が受容可能と
なるように横方向に延びて両側面に達するスリットが設
けられると共に、この各スリットの奥には、前記最先の
横木および前記他の横木が受容可能で、かつ、前記最先
の横木および前記他の横木を中心とする当該走行体の転
回を許容する横穴が両側面に達するように設けられてい
ることを特徴とする請求項1記載の走行玩具。 - 【請求項3】 前記途切軌道の坂下部には、軌道内に出
没可能で突出時に前記走行体を係止可能なストッパが設
けられ、このストッパは付勢手段によって常態では軌道
内に突出する方向に付勢されており、前記跳開梯子が倒
れた際に当該跳開梯子の先端部で押圧されることによっ
て軌道内に没するようになっていることを特徴とする請
求項1または請求項2記載の走行玩具。 - 【請求項4】 前記跳開梯子の基端部または前記途切軌
道の坂上部側のいずれか一方には突起が設けられ、他方
には、この突起が衝接可能な弾性接触片が設けられてい
ることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれか記載の
走行玩具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014202U JP3025941U (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 走行玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014202U JP3025941U (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 走行玩具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3025941U true JP3025941U (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=43161122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995014202U Expired - Lifetime JP3025941U (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 走行玩具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3025941U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015217210A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 株式会社アガツマ | 駒体移送玩具 |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP1995014202U patent/JP3025941U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015217210A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 株式会社アガツマ | 駒体移送玩具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4221076A (en) | Toy vehicle and trackway | |
JPH0615665Y2 (ja) | 空中回転走行玩具 | |
US4850931A (en) | Spin-out toy vehicle | |
CA1164903A (en) | Toy racing game | |
US4702720A (en) | Trick vehicle capable of jumping | |
JP3025941U (ja) | 走行玩具 | |
JPS6013516Y2 (ja) | 玩具駆動装置におけるギヤ切換機構 | |
US4463518A (en) | Combination vehicle and top toy | |
US1661864A (en) | Mechanical toy or amusement device | |
JP3025940U (ja) | 玩具用軸受装置 | |
CN209378433U (zh) | 一种轨道车游览系统 | |
US1875109A (en) | Wheeled toy | |
CN209019888U (zh) | 一种玩具用双向转动装置 | |
JPS5813913Y2 (ja) | 玩具自動車用勢輪動力装置 | |
JPH0727988Y2 (ja) | 軌道装置 | |
JPH0415268Y2 (ja) | ||
JPS6015592Y2 (ja) | 走行玩具 | |
JPS6317503Y2 (ja) | ||
JPS63255087A (ja) | 軌道走行玩具 | |
JPS642797Y2 (ja) | ||
JPH0453839Y2 (ja) | ||
JPH0422799Y2 (ja) | ||
JPH0324238Y2 (ja) | ||
SU1377133A1 (ru) | Самодвижуща с игрушка "автоход | |
JPH0422800Y2 (ja) |