JP3025653B2 - 改良された圧力スイング吸着法 - Google Patents

改良された圧力スイング吸着法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも一段で
吸着製品の純度、収率を挙げることを目的とした改良さ
れた圧力スイング吸着法(以下、PSA法と称す)に関
する。
【0002】
【従来の技術】充填剤に吸着する吸着質成分と吸着剤に
吸着しない成分からなる混合ガスから吸着質成分を吸着
させ、吸着質成分を製品として回収する(以下、吸着質
PSAと称す)こと、あるいは、非吸着質成分を製品と
して回収する(以下、非吸着質PSAと称す)ことは良
く知られているところである。
【0003】前者の一例として、アンモニアパージガス
中に含まれる少量のアンモニアの回収、塩化アルミニウ
ムプラントにおける未反応塩素の回収、等が挙げられ
る。
【0004】また、後者の一例として、窒素、水素、一
酸化炭素、水素等を含む混合ガスからの水素の回収など
が挙げられる。
【0005】しかしながら、吸着質成分及び非吸着質成
分を同時に製品として回収する例はあまり知られていな
い。出願人らは、このような観点からその一例として、
少なくともアンモニアと窒素、水素を含む混合ガス(例
えば、窒素、水素、アルゴン、メタン等)からアンモニ
アとアンモニア以外のガスに分ける技術の一つとして、
先に、特開平6−296819号公報に開示するアンモ
ニア分離用圧力スイング分離装置及びアンモニア分離方
法を提案した。特開平6−296819号公報は、従来
大きなエネルギーを消費していたアンモニア合成プロセ
スの反応器出口ガスを合成アンモニアと未反応の窒素、
水素、その他のガスとに少ない消費エネルギーでそれぞ
れ高純度・高収率で分離する技術である。さらに、分離
された未反応の窒素・水素の比を分離前と同一に保つよ
うに分離し、そのままアンモニア合成反応器に供給でき
る技術であり、同時に、アンモニアパージガスのような
少量のアンモニアを含むガスから排煙脱硝用に使用でき
るアンモニアを回収する技術として提案された。この提
案では、一段以上の吸着質PSAと、一段以上の非吸着
質PSAを組合せ吸着質成分及び非吸着質成分を同時に
製品として回収することを目的とする。その装置の一実
施形態を示す例を図3に示す。なお、回収したものを製
品とするか否かの選択は自由である。
【0006】さて、図3において、吸着質を製品ガスと
して、その純度、収率を上げることを目的とした場合、
一つの吸着工程を経て再び吸着工程に戻るまでを1サイ
クルとし、その1サイクルを6ステップに対応する吸着
塔の作動状態を表1に示す。各ステップ毎の所要時間は
その一例を示したものである。なお、吸着質成分を製品
ガスとして、その純度、収率を上げれば、結果として非
吸着質成分も製品ガスとしてその純度、収率が上がるこ
とは、いうまでもないことである。
【0007】
【表1】
【0008】表1において、吸着塔Bにおける吸着工程
時間、吸着製品ガス環流工程、塔間均圧工程時間、再生
工程時間は、それぞれ吸着塔Aにおける再生工程
(θ11)、吸着製品ガス環流工程時間(θ12、θ22)、
塔間均圧工程時間(θ13、θ23)、再生工程時間
(θ21)に等しい。
【0009】表1に記載の各ステップについて図3を用
いて説明する。ステップ1(θ11)では、吸着塔Bは吸
着工程にあり、吸着塔Aは再生工程にある。その詳細
は、後述する本発明のステップ1と同一である。
【0010】ステップ2(θ12)では、吸着塔Aおよび
吸着塔Bは、吸着製品環流工程(Q)にある。吸着塔A
は、前工程の再生工程においてポンプPによりアンモニ
アが脱離され、負圧下にある。ステップ1の再生工程に
おいて、ライン38から分岐したライン28、流量調節
弁RN、ライン27、24、23、6、7、吸着塔B、
ライン8、13、14、70を通り、吸着塔Aに前工程
で得られたアンモニア濃度の高いガスが導入される。
【0011】ステップ3(θ13)では、上述のように吸
着塔Aは、負圧下にあり、塔間均圧工程(T)では、ス
テップ2の全ラインの容積にも依るが、吸着塔Aおよび
吸着塔Bの圧力はステップ1における圧力のほぼ1/2
となる。
【0012】ステップ4(θ21)、ステップ5(θ22
およびステップ6(θ23)は、ステップ1〜ステップ3
までとラインが異なる以外は基本的に同一の操作が繰り
返される。以上の操作時間と圧力の関係を図2(b)に
示す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
は、さらに改善すべき下記の課題があった。
【0014】上記吸着質PSAにおいて、一段のPSA
装置による結果では、アンモニアは約55vol%程度に
しか濃縮できず、さらに高い分離性能が必要である場合
には、該PSA装置を複数組み合わせ、各PSA装置に
より分離されたガスをリサイクルする技術が提案されて
いた。
【0015】本発明は、PSA法において少なくとも一
段で製品の純度、収率を上げることを目的として改良さ
れた圧力スイング吸着法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、吸着剤の
吸着量がある圧力以上になると飽和に達するが、飽和に
達するまでは圧力が高いことが吸着に有利であること、
すなわち、従来技術が、図2に示すように製品環流工程
並びに塔間均圧工程を経た結果、急激に圧力がほぼ1/
2になっていることに着目し、この知見に基づき圧力を
上げる装置並びに方法を検討し本発明を完成するに至っ
たものである。
【0017】すなわち本発明は、常圧以上の圧力を有す
る吸着成分を含む混合ガスから吸着成分を少なくとも一
段で分離する圧力スイング吸着法において、処理対象で
ある混合ガスと同一の圧力下で、同一のステップ中に再
生工程にある吸着塔から負圧下で脱離した吸着成分を
むガスのみを他の吸着塔の環流に用いることを特徴とす
る改良された圧力スイング吸着法である。
【0018】本発明は、2塔、4塔などの任意の複数塔
で実施できるが、通常、操作が簡易であるため2塔或い
は4塔が選択される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明において、吸着成分として
アンモニア、塩素、または一酸化炭素などを含む混合ガ
スを処理対象とするものであり、吸着成分としてアンモ
ニアを含む混合ガスとは、アンモニアと窒素、水素、ア
ルゴン、メタン等を含むガスをいう。吸着成分として塩
素を含む混合ガスとは、塩素、窒素、酸素等を含むガス
をいう。また、吸着成分として一酸化酸素を含む混合ガ
スとは、窒素、水素、一酸化炭素を含むガスをいう。こ
れらの混合ガスにおける吸着成分の濃度には、上限に特
に制限はないが、本発明の効果をより顕著にするには、
通常2.0vol%〜10.0vol%の範囲から選択され
る。
【0020】本発明においてPSA装置に充填される吸
着剤は、吸着成分がアンモニアの場合には、細孔径が5
オングストローム未満のゼオライト、好ましくは3オン
グストローム付近のものを用いれば良い。吸着成分が塩
素の場合には、市販の活性炭、分子ふるいカーボン、合
成及び天然ゼオライト等が選択できる。吸着成分が一酸
化炭素の場合には、細孔径が5オングストロームのゼオ
ライト、分子ふるいカーボン等が選択できる。
【0021】このように、本発明においてPSA装置に
充填される吸着剤は、吸着成分の種類に応じて適宜最適
なものを使用すれば良く、市販のものをそのまま使用す
ることもできる。
【0022】本発明の特徴を明確にするため、以下に、
吸着成分としてアンモニアの場合を例にとり、図1のA
およびBの2塔の操作を説明する。なお、本発明は、ア
ンモニアに限定されないことはいうまでもないことであ
る。
【0023】吸着質PSAでは、一つの吸着塔が吸着工
程を経て再び吸着工程に戻るまでを1サイクルとし、そ
の1サイクルを6ステップに対応する吸着塔の作動状態
を本発明については表2に示す。各ステップ毎の所要時
間はその一例を示したものである。
【0024】
【表2】
【0025】表2において、吸着塔Bにおける吸着工程
時間、吸着製品ガス環流工程、塔間均圧工程時間、再生
工程時間は、それぞれ吸着塔Aにおける再生工程時間
(θ11)、再生工程時間(θ12)、塔間均圧工程時間
(θ13、θ23)、吸着工程時間(θ21)、吸着製品ガス
環流工程(θ22)に等しい。
【0026】まず、本発明の表2に記載の各ステップに
ついて、図1および系の圧力変化を図2(a)を用いて
説明する。ステップ1(θ11)では、吸着塔Bは吸着工
程にあり、吸着塔Aは再生工程にある。吸着塔Bの圧力
は、アンモニアを含む混合ガスとほぼ同圧であり、吸着
塔Aでは、減圧下にある。このステップでは、アンモニ
アを含む混合ガスは、ライン1、2、3、4、5、6、
7を通り、吸着塔Bに導入され、アンモニアが吸着され
る。アンモニアが吸着除去された後のガスは、ライン
8、9、10、11を通り排出される。一方、吸着塔A
は、吸着したアンモニアを排出するために、ライン7
0、60、50、36、35、37を通り、ポンプPに
て吸引され、ライン38、29を通り流量調節弁PNで
流量を調節されライン12から吸着製品タンクEへ、ラ
イン1におけるアンモニア濃度より高濃度のガスが導入
される。
【0027】ステップ2(θ12)では、吸着塔Bは吸着
製品環流工程(Q)にあり、吸着塔Aは、前工程に引き
続き再生工程にある。吸着塔Bの圧力は、アンモニアを
含む混合ガスとほぼ同圧であり、吸着塔Aでは減圧下に
ある。このステップでは、ステップ1の再生工程におい
てライン38から分岐したライン28、流量調節弁R
N、ライン27、24、23、6、7を通り吸着塔Bに
前ステップで得られたアンモニア濃度の高いガスが吸着
平衡に達する寸前まで導入される。吸着塔Bでアンモニ
アが吸着され、アンモニアが吸着除去された後のガス
は、ライン8、9、10、11を通り排出される。
【0028】ステップ3(θ13)では、塔間均圧工程
(T)にあり、バルブを切り替えアンモニア濃度の高い
ガスがライン8、13、14、70を通り吸収塔Aに導
入される。吸収塔Aでは、前工程である再生工程では負
圧であったが、本工程ではアンモニア濃度の高いガスが
導入され吸着塔Bの運転圧力と同一の圧力、すなわちほ
ぼライン1の1/2となる。
【0029】ステップ4(θ21)では、吸着塔Bは再生
工程にあり、吸着塔Aは吸着工程にある。吸着塔Aの圧
力は、アンモニアを含む混合ガスとほぼ同圧であり、吸
着塔Bでは減圧下にある。このステップでは、アンモニ
アを含む混合ガスは、ライン1、2、30、40、5
0、60、70を通り吸着塔Aに導入され、そこでアン
モニアが吸着される。アンモニアが吸着除去された後の
ガスは、ライン80、90、100、および11を通り
排出される。一方、吸着塔Bは、吸着したアンモニアを
排出するため、ライン7、6、5、33、34、37を
通り、ポンプPにて吸引され、ライン38、29を通
り、流量調節弁PNで流量を調節されてライン12から
吸着製品タンクEへライン1におけるアンモニア濃度よ
り高濃度のガスが導入される。
【0030】ステップ5(θ22)では、吸着塔Aは吸着
製品ガス環流工程(Q)にあり、吸着塔Bは、前工程に
引き続き再生工程にある。吸着塔Aの圧力は、アンモニ
アを含む混合ガスとほぼ同圧であり、吸着塔Bでは、減
圧下にある。このステップでは、ステップ4の再生工程
においてライン38から分岐したライン28、流量調節
弁RN、ライン27、25、26、60、70を通り吸
着塔Aに前ステップで得られたアンモニア濃度の高いガ
スが吸着平衡に達する寸前まで導入される。吸着塔Aで
アンモニアが吸着され、アンモニアが吸着除去された後
のガスは、ライン80、90、100、11を通り排出
される。
【0031】ステップ6(θ23)では、塔間均圧工程
(T)にあり、バルブを切り替えアンモニア濃度の高い
ガスがライン80、15、16、7を通り吸着塔Bに導
入される。吸着塔Bでは、前工程である再生工程では負
圧であったが、本工程ではアンモニア濃度の高いガスが
導入され吸着塔Aの運転圧力と同一の圧力、すなわち、
ほぼライン1の1/2の圧力となる。
【0032】以上に記載の操作が繰り返し行われる。こ
の時のバルブ切り替え操作の手順を表3に示す。
【0033】
【表3】
【0034】本発明では、本発明の一実施形態である図
1および従来技術の一例である図3からも明らかなよう
に、従来技術に比べバルブを2カ所増加し、吸着製品環
流工程(Q)および塔間均圧工程(T)を以下に記載の
ように改善し、製品純度の向上を図ったものである。 (1)吸着製品環流工程において、吸着塔Aおよび吸着
塔Bに前ステップで得られたアンモニア濃度の高いガス
がほぼライン1の圧力とされ、吸着平衡に達する寸前ま
で導入される。 (2)塔間均圧工程において、一方の吸着塔ではアンモ
ニア濃度の高いガスが導入され、他方の吸着塔の運転圧
力と同一の圧力、すなわち、ほぼライン1の圧力とされ
る。
【0035】本発明の方法により製品純度の向上が図れ
るのは、以下の理由によるものである。
【0036】すなわち、例えば、吸着工程の終了した吸
着塔A、吸着工程と同じ圧力下で混合ガスよりもアン
モニア濃度が極めて高く、非吸着質ガスの濃度が低い製
品ガスを送入すると、吸着塔Aの吸着剤はすでに前工程
でアンモニアを吸着しているが、アンモニアの分圧が高
いガスが流入するためにさらにアンモニアを吸着し、吸
着帯が増加することになる。一方、該吸着塔の吸着剤
は、アンモニア以外のガスを吸着しないので、非吸着質
ガスの濃度は、平衡上、環流工程の前の状態より極めて
低くなる。
【0037】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。なお、本発明は以下に記載の実施例のみに限定
されるものではないことはいうまでもない。
【0038】実施例1〜3 図1に示すように、吸着塔Aおよび吸着塔Bとして内容
積が74ccのものを2塔用意した。吸着剤として細孔径
が3オングストロームのゼオライトを55g塔内に充填
した。
【0039】アンモニアを含む混合ガスとして、アンモ
ニア(NH3)5.5vol%、窒素(N2)49.2vol%、水素
(H2)45.3vol%含む原料ガスを用意した。前記表3に
示すバルブ切り替え手順で実施した。なお、それぞれの
工程の所要時間、圧力は表4に記載の通り行った。結果
を表4に示す。
【0040】実施例4 実施例1〜3の原料ガス中のアンモニア濃度を5.5vol%
から2.0vol%に変えた以外は上記実施例と同様の手順で
処理を実施した。なお、それぞれの工程の所要時間、圧
力は表4に記載の通り行った。結果を表4に示す。
【0041】参考例1 図3の従来技術により、実施例1と同じ吸着剤、原料ガ
スを用いて処理した結果を表4に併記する。
【0042】
【表4】
【0043】実施例5 実施例1と同一の装置を用いた。吸着剤として、ガス吸
着用活性炭PCB(東洋カルゴン社製)を33g塔内に
充填した。
【0044】塩素を含む混合ガスとして、窒素75.1
vol%、酸素20.0vol%、塩素5.0vol%
を含む原料ガスを用意した。運転条件および結果を表5
に示す。
【0045】
【表5】
【0046】実施例6 実施例1と同一の装置を用いた。吸着剤として、細孔径
が5オングストロームのゼオライトを55g塔内に充填
した。
【0047】一酸化炭素を含む混合ガスとして、窒素1
5.0vol%、水素80.0vol%、一酸化炭素
5.0vol%を含む原料ガスを用意した。運転条件お
よび結果を表6に示す。
【0048】
【表6】
【0049】
【発明の効果】本発明の改良された圧力スイング吸着法
に依れば、下記の効果が得られる。 (1)アンモニアを含む混合ガスからアンモニアとアン
モニア以外のガスとの回収、塩素を含む混合ガスからの
塩素と塩素以外のガスとの回収、一酸化炭素を含む混合
ガスからの一酸化炭素の分離等においても、少なくとも
一段で吸着質成分および非吸着質成分を問わず、双方の
製品の純度、収率を上げることができる。
【0050】また、以下アンモニアを代表として説明す
ると、 (2)従来、約5vol%のアンモニアを含む混合ガス
をPSA装置でアンモニアを濃縮する場合、1段では最
大55vol%程度であったが、本発明では1段で90
vol%以上を達成できた。 (3)従来、約5vol%のアンモニアを含む混合ガス
をPSA装置で濃縮し90vol%以上のアンモニアを
得る場合、複数段の処理を要していたが、本発明では1
段で可能となった。これに伴い、従来技術における工程
の省略、省エネルギーが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示す模式図である。
【図2】本発明(a)と従来技術(b)の操作時間と圧
力の関係を示す図である。
【図3】従来技術の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
A,B 吸着塔 E 吸着製品タンク P ポンプ FN,RN,PN 流量調節弁 V1〜V10 バルブ(自動弁) 1〜16、20、23〜30、33〜38、40、5
0、60、70、80、90、100 ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常圧以上の圧力を有する吸着成分を含む
    混合ガスから吸着成分を少なくとも一段で分離する圧力
    スイング吸着法において、処理対象である混合ガスと同
    一の圧力下で、同一のステップ中に再生工程にある吸着
    塔から負圧下で脱離した吸着成分を含むガスのみを他の
    吸着塔の環流に用いることを特徴とする改良された圧力
    スイング吸着法。
  2. 【請求項2】 吸着成分がアンモニアであることを特徴
    とする請求項1に記載の圧力スイング吸着法。
  3. 【請求項3】 吸着成分が塩素であることを特徴とする
    請求項1に記載の圧力スイング吸着法。
  4. 【請求項4】 吸着成分が一酸化炭素であることを特徴
    とする請求項1に記載の圧力スイング吸着法。
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CN112707373B (zh) * 2020-12-16 2022-06-10 浙江天采云集科技股份有限公司 一种含HF/HCl蚀刻尾气FTrPSA分离与回收循环再利用方法

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