JP3025632U - 合成樹脂製筒形エアクリーナ - Google Patents

合成樹脂製筒形エアクリーナ

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JP3025632U
JP3025632U JP1995013329U JP1332995U JP3025632U JP 3025632 U JP3025632 U JP 3025632U JP 1995013329 U JP1995013329 U JP 1995013329U JP 1332995 U JP1332995 U JP 1332995U JP 3025632 U JP3025632 U JP 3025632U
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JP
Japan
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cover
casing
locking
open end
claws
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Application number
JP1995013329U
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English (en)
Inventor
直人 宇津木
Original Assignee
日本ドナルドソン株式会社
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーシングの開口端を閉塞するカバーは、エ
レメントの閉塞端側を保持する一体型とし、エレメント
の取付け取外しを、カバーとケーシングの嵌め込み係止
部による着脱手段によって行う緊締部品不要の簡易型と
する。 【構成】 ケーシングの開口端側接合周面を同一幅で被
冠するカバーの環状つばに、両をスリットで区画した
数箇所の係止領域を設けるとともに、その内末端に設
けた突起爪が、ケーシングの接合周面末端に設けた係止
くぼみへ案内溝により直進し陥没する係合構造で、係合
を解除するには、カバーをいずれかの周方向へ若干回動
させることで突起爪が容易に滑脱できる形状としてある
ため、接合周面に乗り上げた突起爪によりカバーの係止
領域が弾性によって外側へ開き、この状態でカバーを引
き出すことにより、ともにエレメントも取り出すことが
できるという、係止手段を備えた構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、合成樹脂製筒形エアクリーナに関し、詳細には、ねじ部品類やフッ ク止め等による緊締手段を用いることなく、エレメントを含めた嵌め込み形式の 組付け構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、筒形エアクリーナの多くは、ケーシングに内蔵するエレメントの開口端 保持板の外面へ環状ガスケットを接着し、締付け構成によってケーシングの閉塞 端壁内面へ圧着シールとし、エレメントの中空室を通り出口へ至る濾過後の二次 側空気へ瀘過前の一次側空気が混入するのを防止している。また、カバーもケー シング開口端との合わせ面にガスケットを挟持し、締付け手段によって圧着シー ルとしている。これらの締付け構成の多くの例としては、図6に示すとおり鋼板 製ケーシングの空気出口内壁に溶着したヨークによって支持する軸ボルトを、中 心に伸ばしてエレメント並びにカバーをウィングナットにより締付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記の従来例で図6に示すように、軸ボルト1本でエレメントおよびカバーの 締付けを行なう場合は、エレメントの環状ガスケットやカバーのガスケットの外 、エレメントの閉塞端板中央のボルト穴およびカバー中央のボルト穴用ガスケッ トワッシャなど、シールする箇所が多く、これらに伴っておきる締付け不良や使 用中の振動による緩み、または気温の変化によっておきるエレメントの軸方向伸 縮、ガスケット自体の永久ひずみ等シール不良となる要素が多いため、一定時間 間隔を決めた上で点検・増し締め整備が必要という多くの課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題の解決策として、合成樹脂製ケーシングとカバーを基盤に 、締付け構成を無くし、シール部を減らすことを主眼に、エレメントの開口端側 ガスケツトによるシールを、ケーシングの空気出口筒外周に当接する半径方向シ ールとする外、カバーをエレメントの閉塞端板を兼ねた一体型とし、ケーシング へ嵌め込み係止式とすることによって、シール箇所は1ヶ所となり、しかもエレ メントの軸方向伸縮に従動しシールするため、シール不良の要素が少なくなり、 増し締め箇所も無く、従ってエアクリーナの使用期間中における点検・整備に要 する工数が大幅に削減できるというものである。
【0005】
【実施例】
図1において、筒形で硬質樹脂製ケーシング1には、図2に示すとおり接線方 向入口3より流入する空気が、エレメント8によって濾過され、中空室12を通 過し閉塞端壁2中央の出口4より流出する。 エレメント8は、外側多孔筒10と内側多孔筒11により形成される環状空間 へ、ひだ折り濾紙9が収納され、開口端13は弾性材ガスケット14に埋めこみ 成型されていて、ケーシング1の室内へ突出させた出口部分4’の外周に、ガス ケット14の環状突起14’が圧接し半径方向シールとなる,一方、閉塞端15 側は、図3に示すとおりカバー20に設けた環状の内周保持枠21と外周保持枠 22に接着保持されることで、カバー20と一体型にしてある。 カバー20裏面の前記内周保持枠21と外周保持枠22には、回動によるねじ り応力に備え,接着面補強のための軸方向リブ21’,22’が全周等間隔に数 箇所設けてある。また、カバー20表面の中央には、裏面の内周保持枠21を周 壁とし、その高さを底部とする円形くぼみ23を設け、その円形を中央で分断す る形でくぼみ23と同一高さのリブ24が、図2で示すとおり1個設けてある。 更に、カバー20外周はケーシング1の開口端5を被冠する環状つば25付きと し、所定の幅とした環状つば25には、全周等間隔に3箇所、スリット27で区 画した一定幅の係止領域26が図4に示すとおり設けてあり、その末端内周中央 には内向きで軸方向より見て台形とした突起爪28がある。ケーシング1の開口 端5側には、周壁厚の約2倍に外周へ厚くした接合面6へ、カバー20の環状つ ば25が被冠したとき合致する幅とし、係止領域26それぞれの突起爪28が係 合するよう若干隙間を持たせた相似形の係止くぼみ7、およびこれに対する突起 爪28の案内溝7’が図5に示すとおりに設けてあり、図3で見るように全周等 間隔に6箇所設け、突起爪28の倍数としてある。
【0006】
【作用】
カバー20と一体型のエレメント8を嵌装するに当たり、カバー20の係止領 域26の中央と、ケーシング1の案内溝7’が、合致するよう目測により位置決 めした後押し込むと、突起爪28が案内溝7’に嵌まるとともに係止領域26は 弾性によって外側に開き、更に押し込むと案内溝7’は係止くぼみの手前で終る が、突起爪28は接合面6に乗りあげた後係止くぼみ7へ陥没し、係止領域26 の復元とともに係止状態となる。エレメント8を取出すのには、カバー20のリ ブ24を取っ手として、いずれかの周方向へ若干回動させることで突起爪28が 係止くぼみ7より外れて接合面6へ乗り上げ、係止領域26が外側へ開いた状態 で取り出すことができる。
【0007】
【考案の効果】
エレメントを保持し一体としたカバーをケーシングに嵌め込み、押し込んで係 止する構成としたことで緊締関係部品が無く、従ってエレメントの組付け取外し に工具が不要となり簡易化される外、エレメントにおける二次側へ一次側空気の 侵入を防止するシール部を、エレメントの開口端側1箇所のみとし、これを半径 方向の従動シールとしたことで、エレメントの軸方向伸縮や、カバー被冠部に隙 間があった場合でも関係なくシールするため、従来の軸ボルトによる圧着締付け 方式でシール部の多いものに比べ、締付け不良や振動によるゆるみなどで性能に 悪影響を及ぼすようなこともなく、信頼性・耐久性の向上に寄与するばかりでな く、増し締め整備が不要のためメインテナンスの工数低減に加え、部品点数でも 従来のものより少なくなり、コスト低減の面でも寄与することができるという優 れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるエアクリーナの実施例で、組立て
状態を示す半縦断面図である。
【図2】図1におけるA矢視図である。
【図3】図1におけるB−B断面図である。
【図4】カバーの環状つばに設けた係止領域と突起爪を
示す部分破断斜視図である。
【図5】ケーシングのカバー接合周面の係止くぼみと突
起爪案内溝を示す部分破断斜視図である。
【図6】従来のエアクリーナの一例で、組立て状態を示
す半縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 閉塞端壁 3 入口 4 出口 4’ 出口部分 5 開口端 6 接合周面 7 係止くぼみ 7’ 案内溝 8 エレメント 9 濾紙 10 外側多孔筒 11 内側多孔筒 12 中空室 13 開口端 14 ガスケット 14’ 環状突起 15 閉塞端 20 カバー 21 内周保持枠 21’ リブ 22 外周保持枠 22’ リブ 23 円形くぼみ 24 リブ 25 環状つば 26 係止領域 27 スリット 28 突起爪
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製筒形ケーシングの周壁に空気
    入口があり、周壁と一体成形とした閉塞端壁中央に空気
    出口を有し、開口端よりエレメントを収納後、カバーに
    より閉塞する型式のエアクリーナにおいて、(a)エレ
    メントの開口端保持を兼ねて埋め込み成型とする弾性材
    ガスケットは、ケーシングの閉塞端壁より内側へ突出さ
    せた部分の空気出口外周に当接する半径方向シールと
    し、エレメントの閉塞端側は、保持枠を設けたカバーに
    接着保持される一体型とし、(b)カバーは、ケーシン
    グの開口端を覆う上、更に端部外周を被冠するよう環状
    つば付きとし、所定の幅とした環状つばには全周等間隔
    に数箇所、軸方向で一定幅の係止領域を設けるためにそ
    の両端をスリットで区画し、係止領域末端の内側中央に
    は、内向きで軸方向より見て合形とした突起爪を設けて
    成り、(c)ケーシングの開口端部には、周壁厚の約2
    倍に外周へ厚くして、カバーの環状つば幅に合致する接
    合面を設け、該接合面末端には前記カバーの突起爪が係
    合するよう若干隙間を持たせた相似形の係止くぼみを、
    突起爪個数の複数倍を全周等間隔に設けるとともに、係
    止くぼみごとに対しカバーの突起爪案内溝を設けて成
    り、これら(a)〜(c)により構成されることを特徴
    とした合成樹脂製筒形エアクリーナ。
JP1995013329U 1995-11-10 1995-11-10 合成樹脂製筒形エアクリーナ Expired - Lifetime JP3025632U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05148840A (ja) * 1991-11-30 1993-06-15 Nisshoku Corp 緑化用植生袋

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05148840A (ja) * 1991-11-30 1993-06-15 Nisshoku Corp 緑化用植生袋

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