JP3025137U - 厨房用線材製収納具 - Google Patents

厨房用線材製収納具

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JP3025137U
JP3025137U JP1995012438U JP1243895U JP3025137U JP 3025137 U JP3025137 U JP 3025137U JP 1995012438 U JP1995012438 U JP 1995012438U JP 1243895 U JP1243895 U JP 1243895U JP 3025137 U JP3025137 U JP 3025137U
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政栄 内山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線材の切断端面の露出を防止し、収納具の持
ち運び時の安全性を向上する。 【解決手段】 厨房用の収納具たる水切りラック1を線
材2,3,5から形成する。上縁線材5に線材2,3の
先端2A,3Aを溶着する。前記水切りラック1の上縁
6にプラスチックからなるコーティング層7を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、厨房などで使用する水切りラック、三角コーナー、まな板スタンド 、たわし置き、皿スタンド、コップスタンド、鍋蓋スタンドなどの厨房用線材製 収納具に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来、この種の厨房用収納具は、衛生面と水切りの良さなどを考慮して線材か らなるものが広く使用されている。そして、その収納具は、線材の交叉部を溶着 したり、一方の線材の外周に他方の線材の先端を突合溶接したりして形成され、 上縁側や脚部となる下縁側に線材の切断端面や突合わせ箇所が位置する。このよ うな収納具では、線材の切断端面が上下に位置するため、該切断端面に接触して 手を損傷する虞があり、また、突合溶接する場合も、該突合溶接箇所の研磨仕上 げなどを行わないと手を損傷する虞がある。さらに、上記のような収納具では、 線材からなる上縁を持った場合、滑り易く、また、線材からなる脚部が接地する ため滑り易いという問題がある。
【0003】 そこで、本考案は使用時に滑り難く安定性に優れ、安全に取扱うことができる 厨房用線材製収納具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、線材により形成される厨房用の収納具において、前記収納 具の上縁にプラスチックのコーティング層を設けたものであり、上縁に位置する 線材の交叉部あるいは突合わせ箇所がプラスチックのコーティング層に覆われる ため、安全性が向上する。
【0005】 請求項2の考案は、線材により形成される厨房用の収納具において、前記収納 具の接地脚部にプラスチックのコーティング層を設けたものであり、プラスチッ クのコーティング層により収納具が滑り難くなる。
【0006】 請求項3の考案は、前記収納具の上縁線材にこの上縁線材に交叉する方向の線 材の先端を重合わせて溶着し、前記上縁線材と前記交叉する方向の線材の先端側 とに前記コーティング層を設けると共に、このコーティング層により前記先端及 び溶着箇所を覆ったものであり、線材の切断端面に直接接触することがなく安全 であり、また、交叉部における溶着箇所がコーティング層に覆われるため、溶着 箇所が保護されると共に、該溶着箇所にごみなどが溜り難くなる。
【0007】 請求項4の考案は、前記収納具の下縁線材にこの下縁線材に交叉する方向の線 材の先端を重合わせて溶着し、前記下縁線材と前記交叉する方向の線材の先端側 とに前記コーティング層を設けると共に、このコーティング層により前記先端及 び溶着箇所を覆ったものであり、線材の切断端面に直接接触することなく安全で あり、また、線材交叉部における溶着箇所がコーティング層に覆われるため、溶 着箇所が保護されると共に、該溶着箇所にごみなどが溜り難くなる。
【0008】 請求項5の考案は、前記線材がステンレスからなり、前記コーティング層が前 記線材と異なる色の塩化ビニルからなるものであり、収納具が錆びることなく衛 生的に使用することができ、また、コーティング層が線材と異なる色を呈するた め、外観意匠性の向上が図られ、さらに、コーティング層は比較的摩擦係数が高 いものとなるから、滑り難くなる。
【0009】
【考案の実施態様】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1及び図2は本考案 の第1実施例を示し、同図において、1は食器類を収納する厨房用線材製収納具 たる水切りラックであり、この水切りラック1は、複数の一側線材2及び複数の 他側線材3の交叉部4を溶着して有底箱型に形成し、それら線材2,3の先端を 交叉方向の上縁線材5に重ね合わせて溶着してなる。そして、前記水切りラック 1を逆さにして、所定温度に溶融したプラスチック、この例では塩化ビニル樹脂 の槽(図示せず)に該水切りラック1の上縁6を浸して引き上げ、該上縁6にプ ラスチックからなるコーティング層7を設けており、図2に示すように、前記一 側及び他側線材2,3の切断端面である先端2A,3Aが前記コーティング層7 により覆われると共に、前記上縁線材5と一側線材2及び他側線材3の溶着箇所 2B,3Bが前記コーティング層7により覆われる。また、この例では前記コー ティング層7は黒色に着色した塩化ビニルからなり、さらに、前記各線材2,3 ,5は18−8ステンレスからなる。尚、以下の各実施例における線材も18− 8ステンレスからなる。
【0010】 このように本実施例では、請求項1に対応して、線材2,3,5により形成さ れる厨房用の収納具たる水切りラック1において、水切りラック1の上縁6にプ ラスチックのコーティング層7を設けたものであるから、上縁6に位置する線材 2,3の先端2A,3Aがコーティング層7に覆われるため、上縁6を持っても 手を痛めることがなく安全性が向上し、また、上縁6を持っても滑り難くなる。
【0011】 このように本実施例では、請求項3に対応して、水切りラック1の上縁線材5 にこの上縁線材5に交叉する方向の線材2,3の先端2A,3Aを重合わせて溶 着し、上縁線材5と交叉する方向の線材2,3の先端2A,3A側とにコーティ ング層7を設けると共に、このコーティング層7により前記先端2A,3A及び 溶着箇所2B,3Bを覆ったものであるから、線材の交叉した溶着箇所2B,3 Bがコーティング層7に覆われ、線材2,3の切断端面たる先端2A,3Aに直 接接触することがなく安全であり、また、交叉部における溶着箇所2B,3Bが コーティング層7に覆われるため、溶着箇所2B,3Bが保護されると共に、溶 着箇所2B,3Bにごみなどが溜り難くなる。尚、この例では、先端側として、 線材2,3の先端から5〜30ミリメートル程度の位置までコーティング層7を 設けている。
【0012】 このように本実施例では、請求項5に対応して、線材2,3,5がステンレス からなり、コーティング層7が線材2,3,5と異なる黒色の塩化ビニルからな るものであるから、水切りラック1が錆びることなく衛生的に使用することがで き、また、コーティング層7の上縁6が線材2,3,5と異なる色を呈するため 、外観意匠性の向上が図られる。
【0013】 図3は本発明の第2実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付 し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では第1実施例に示した収納 具たる水切りラック1において、前記上縁線材5の外周に、前記一側及び他側線 材2,3の先端2A,3Aを突合わせ溶接したものを示しており、このように本 実施例では、請求項1に対応して、線材2,3,5により形成される厨房用の収 納具たる水切りラック1において、水切りラック1の上縁6にプラスチックのコ ーティング層7を設けたものであるから、上縁6に位置する線材2,3の先端2 A,3Aの突合わせ箇所がコーティング層7に覆われるため、上縁6を持っても 手を痛めることがなく安全性が向上し、特に、従来では、前記突合わせ箇所を奇 麗に仕上げないと、ばりなどが出て危険であったが、コーティング層7で覆うた め、その仕上げも比較的簡単に済ませることができる。
【0014】 図4は本考案の第3実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付 し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、上縁線材5が前後に張 り出した厨房用線材製収納具たる水切りラック1Aであり、その上縁線材5の前 ,後部分5F,5Bには、横方向に上縁線材たる線材8の両先端8A,8Aが前 記上縁線材5の外周下側に溶着され、その上縁6に灰色に着色したコーティング 層7を設けている。そして、この例の水切りラック1Aは上縁線材5の前,後部 分5F,5Bを流しの縁(図示せず)に掛けて使用することができる。
【0015】 このように本実施例では、線材2,3,5,8により形成された厨房用の収納 具たる水切りラック1Aの上縁6にプラスチックのコーティング層7を設けたも のであるから、請求項1、3、5に対応して、上記第1実施例と同様な作用,効 果を奏する。
【0016】 図5は本考案の第4実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付 し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、厨房用線材収納具たる 三角コーナー1Bを示し、この三角コーナー1Bは厨房の流しの角に置かれ、内 部に料理屑等を収納するものであって、その上縁6に黒色のコーティング層7を 設けており、請求項1、3、5に対応して上記第1実施例と同様な作用,効果を 有する。
【0017】 図6は本考案の第5実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付 し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、たわしやスポンジ等を 収納する厨房用線材収納具たるたわし置き1Cを示し、該たわし置き1Cの後面 には、横方向の線材9を溶着し、該線材9の両側に逆U字型の係止部9Tを形成 しており、フックや釘等に前記係止部を引っ掛けて使用することができ、その上 縁6に灰色のコーティング層7を設けており、請求項1、3、5に対応して上記 第1実施例と同様な作用,効果を有する。
【0018】 図7及び図8は本考案の第5実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一 符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、厨房用線材製 収納具たる鍋蓋スタンド11を示し、この鍋蓋スタンド11は、先端12A,12Aが下 向きの線材12の中央を、屈曲して下方に凹んだ摘み係止部12Tを形成し、複数の 線材12の下側と横方向の線材13との交叉部14を溶着し、また、平面略方形をなす 接地脚部たる下縁線材15を形成し、この下縁線材15の上部に横方向の線材16を掛 け渡すようにして溶着し、さらに、前記線材12の先端12A,12Aを交叉方向の前 記下枠線材15に重ね合わせて溶着してなり、その鍋蓋スタンド11の下部を、所定 温度に溶融したプラスチック、この例では塩化ビニルの槽(図示せず)に浸して 引き上げ、該鍋蓋スタンド11の下部にプラスチックからなるコーティング層7を 設けており、図8に示すように、前記線材12の切断端面である先端12A,12Aが 前記コーティング層7により覆われると共に、前記下縁線材15と線材12の溶着箇 所12Bが前記コーティング層7により覆われる。尚、この例ではコーティング層 7を黒色としている。そして前記線材12,12の間に鍋蓋(図示せず)を挿入し、 該鍋蓋の摘み(図示せず)を前記摘み係止部12Tに掛けて収納する。
【0019】 このように本実施例では、請求項2に対応して、線材12,13,15,16により形 成される厨房用の収納具たる鍋蓋スタンド11において、鍋蓋スタンド11の接地脚 部たる下縁線材15にプラスチックのコーティング層7を設けたものであるから、 プラスチックのコーティング層7により鍋蓋スタンド11が滑り難くなり、安定性 に優れたものとなる。
【0020】 このように本実施例では、請求項4に対応して、鍋蓋スタンド11の下縁線材15 にこの下縁線材15に交叉する方向の線材12の先端12Aを重合わせて溶着し、下縁 線材15と前記交叉する方向の線材12の先端12A側とにコーティング層7を設ける と共に、このコーティング層7により先端12A及び溶着箇所12Bを覆ったもので あるから、線材12の切断端面たる先端12Aに直接接触することがなく安全であり 、また、交叉部における溶着箇所12Bがコーティング層7に覆われるため、溶着 箇所12Bが保護されると共に、溶着箇所12Bにごみなどが溜り難くなる。
【0021】 このように本実施例では、請求項5に対応して、線材12,13,15,16がステン レスからなり、コーティング層7が線材12,13,15,16と異なる黒色の塩化ビニ ルからなるものであるから、鍋蓋スタンド11が錆びることなく衛生的に使用する ことができ、また、コーティング層7が線材12,13,15,16と異なる色を呈する ため、外観意匠性の向上が図られる。
【0022】 図9は本考案の第7実施例を示し、上記第1及び第6と同一部分に同一符号を 付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では第6実施例に示した収 納具たる鍋蓋スタンド11において、前記下縁線材15の外周に、前記線材12の先端 12Aを突合わせ溶接したものを示しており、このように本実施例では、請求項2 に対応して、線材12,13,15,16により形成される厨房用の収納具たる鍋蓋スタ ンド11において、鍋蓋スタンド11の接地脚部たる下縁線材15にコーティング層7 を設けたものであるから、線材12の先端12Aの突合わせ箇所がコーティング層7 に覆われるため、安定性に優れたものとなり、また、鍋蓋スタンド11が滑り難く なり、第2実施例と同様な作用,効果を奏する。
【0023】 図10は本考案の第8実施例を示し、上記第1及び第6実施例と同一部分に同 一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、厨房用線材 製収納具であるまな板スタンド11Aを示し、このまな板スタンド11Aは接地脚部 たる下縁線材15に、上側を平面略く字型に屈曲した4本の線材17を立設し、これ ら線材17の先端17A,17Aを交叉方向の前記下枠線材15に重ね合わせて溶着箇所 17B,17Bにて溶着し、それら線材17の前後方向及び左右方向の隙間により幅の 異なるまな板挿入部18,19を形成し、該まな板スタンド11Aの下部に黒色のコー ティング層7を設けている。そして前記まな板挿入部18,19のいずれかにまな板 (図示せず)を挿入し立てて収納する。
【0024】 このように本実施例では、線材15,17により形成された厨房用の収納具たるま な板スタンド11Aの下部にプラスチックのコーティング層7を設け、まな板スタ ンド11Aの下縁線材15にこの下縁線材15に交叉する方向の線材17の先端17Aを重 合わせて溶着し、下縁線材15と前記交叉する方向の線材17の先端17A側とにコー ティング層7を設けると共に、このコーティング層7により先端17A及び溶着箇 所17Bを覆ったものであるから、請求項2、4、5に対応して、上記第6実施例 と同様な作用,効果を奏する。
【0025】 図11は本考案の第9実施例を示し、上記第1及び第6実施例と同一部分に同 一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、厨房用線材 製収納具であるコップスタンド11Bを示し、このコップスタンド11Bの下部には 、正面から見て左右に開いた脚部用線材21,21が設けられ、これら線材21,21の 下部が接地脚部21A,21Aを構成し、かつそれら線材21,21を中央上部に延長し て上部に握り部21Bを形成し、さらに、前後方向の線材22,22を前記脚部用線材 21,21に溶着し、それら前後方向の線材22,22上に正面から見て略U字型の線材 23を溶着し、このU字型の線材23の両側上部にそれぞれコップ掛け部23A,23A を形成しており、そのコップスタンド11Bの下部に黒色のコーティング層7を設 けている。また、前記各線材21,22,23の交叉部14は溶着している。そして、前 記コップ掛け部23Aにコップ(図示せず)を掛けて収納し、前記握り部21Bを持 って運ぶことができる。
【0026】 このように本実施例においては、請求項2に対応して、線材21,22,23により 形成される厨房用の収納具たるコップスタンド11Bにおいて、コップスタンド1
1 Bの接地脚部21Aにプラスチックのコーティング層7を設けたものであるか
ら、 プラスチックのコーティング層7によりコップスタンド11Bが滑り難くなり、安 定性に優れたものとなる。
【0027】 図12は本考案の第10実施例を示し、上記第1及び第6実施例と同一部分に 同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、厨房用線 材製収納具である包丁立て付まな板スタンド(以下、まな板スタンドという)11 Cを示し、このまな板スタンド11Cは、平面略U字状の接地脚部たる下縁線材31 上に、略方形の線材32,32を前後に間隔をおいて溶着し、また、これら線材の左 右下側に線材33を溶着している。後側の前記線材32に縦方向の線材34,34を溶着 し、これら線材34,34の上下に平面コ字型の線材35,35を溶着すると共に、これ ら線材34,34の高さ方向中央に線材36を溶着し、また、上側の前記線材35に複数 の線材37を間隔をおいて溶着している。さらに、前記線材34,35にステンレス製 のコ字型板38を溶着し、このコ字型板38には複数の透孔39が穿設されている。ま た、前記まな板スタンド11Cの下部に灰色のコーティング層7を設ける。そして 、前記前後の線材32,32間にまな板(図示せず)を挿入し立てて収納し、前記線 材37間に包丁(図示せず)を挿入し立てて収納し、接地脚部たる下縁線材31にコ ーティング層7を設けたものであるから、請求項2に対応して上記第9実施例と 同様な作用,効果を奏する。
【0028】 図13は本考案の第11実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号 を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、厨房用線材製収納 具である皿スタンド11Dを示し、この皿スタンド11Dは螺旋状に形成した線材41 に長さ方向の線材42を溶着し、その両側に、く字状線材43を溶着し、このく字状 線材43の下端が接地脚部43Aとなる。また、前記まな板スタンド11Cの下部に灰 色のコーティング層7を設ける。そして、螺旋状の線材41の間に皿(図示せず) を挿入し立てて収納し、接地脚部たる下縁線材43Aに黒色のコーティング層7を 設けたものであるから、請求項2に対応して上記第9実施例と同様な作用,効果 を奏する。
【0029】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内に おいて種々の変形実施が可能である。例えばコーティング層は、黒や灰色に限ら ず各種の色に着色することができる。また、プラスチックのコーティング層はポ リエチレンなど各種のものを用いることができ、さらに、コーティングの方法は 適宜選定可能である。
【0030】
【考案の効果】
請求項1の考案は、線材により形成される厨房用の収納具において、前記収納 具の上縁にプラスチックのコーティング層を設けたものであり、上縁に位置する 線材の交叉部あるいは突合わせ箇所がプラスチックのコーティング層に覆われる ため、安全性が向上し、また、上縁を持つ場合、滑り難くなり、安全に取扱うこ とができる厨房用線材製収納具を提供することができる。
【0031】 請求項2の考案は、線材により形成される厨房用の収納具において、前記収納 具の接地脚部にプラスチックのコーティング層を設けたものであり、プラスチッ クのコーティング層により収納具が滑り難くなり、安定性に優れた厨房用線材製 収納具を提供することができる。
【0032】 請求項3の考案は、前記収納具の上縁線材にこの上縁線材に交叉する方向の線 材の先端を重合わせて溶着し、前記上縁線材と前記交叉する方向の線材の先端側 とに前記コーティング層を設けると共に、このコーティング層により前記先端及 び溶着箇所を覆ったものであり、線材の切断端面に直接接触することがなく安全 であり、また、交叉部における溶着箇所がコーティング層に覆われるため、溶着 箇所が保護されると共に、溶着箇所にごみなどが溜り難くなり、安全に取扱うこ とができる厨房用線材製収納具を提供することができる。
【0033】 請求項4の考案は、前記収納具の下縁線材にこの下縁線材に交叉する方向の線 材の先端を重合わせて溶着し、前記下縁線材と前記交叉する方向の線材の先端側 とに前記コーティング層を設けると共に、このコーティング層により前記先端及 び溶着箇所を覆ったものであり、線材の切断端面に直接接触することなく安全で あり、また、線材交叉部における溶着箇所がコーティング層に覆われるため、溶 着箇所が保護されると共に、溶着箇所にごみなどが溜り難くなり、安定性に優れ た厨房用線材製収納具を提供することができる。
【0034】 請求項5の考案は、前記線材がステンレスからなり、前記コーティング層が前 記線材と異なる色の塩化ビニルからなるものであり、収納具が錆びることなく衛 生的に使用することができ、また、コーティング層が線材と異なる色を呈するた め、外観意匠性の向上が図られ、さらに、コーティング層は比較的摩擦係数が高 いものとなり、安定性に優れ、安全に取扱うことができる厨房用線材製収納具を 提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す水切りラックの斜視
図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す上縁の拡大断面図で
ある。
【図3】本考案の第2実施例を示す上縁の拡大断面図で
ある。
【図4】本考案の第3実施例を示す水切りラックの斜視
図である。
【図5】本考案の第4実施例を示す三角コーナーの斜視
図である。
【図6】本考案の第5実施例を示すたわし置きの断面図
である。
【図7】本考案の第6実施例を示す鍋蓋スタンドの斜視
図である。
【図8】本考案の第6実施例を示す接地脚部の拡大断面
図である。
【図9】本考案の第7実施例を示す接地脚部の拡大断面
図である。
【図10】本考案の第8実施例を示すまな板スタンドの
斜視図である。
【図11】本考案の第9実施例を示すコップスタンドの
斜視図である。
【図12】本考案の第10実施例を示す包丁立て付きま
な板スタンドの斜視図である。
【図13】本考案の第11実施例を示す皿スタンドの斜
視図である。
【符号の説明】
1,1A 水切りラック(厨房用線材製収納具) 1B 三角コーナー(厨房用線材製収納具) 1C たわし置き(厨房用線材製収納具) 2,3,8,9 線材 2A,3A 先端 2B,3B 溶着箇所 5 上縁線材 6 上縁 7 コーティング層 11 鍋蓋スタンド(厨房用線材製収納具) 11A まな板スタンド(厨房用線材製収納具) 11B コップスタンド(厨房用線材製収納具) 11C 包丁立て付まな板スタンド(厨房用線材製収納
具) 11D 皿スタンド(厨房用線材製収納具) 12,13,16,17,21,22,23,32,33,34,35,36,3
7,41,42,43 線材 12A,17A 先端 12B,17B 溶着箇所 15,31 下縁線材(接地脚部) 21A 接地脚部 43A 接地脚部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材により形成される厨房用の収納具に
    おいて、前記収納具の上縁にプラスチックのコーティン
    グ層を設けたことを特徴とする厨房用線材製収納具。
  2. 【請求項2】 線材により形成される厨房用の収納具に
    おいて、前記収納具の接地脚部にプラスチックのコーテ
    ィング層を設けたことを特徴とする厨房用線材製収納
    具。
  3. 【請求項3】 前記収納具の上縁線材にこの上縁線材に
    交叉する方向の線材の先端を重合わせて溶着し、前記上
    縁線材と前記交叉する方向の線材の先端側とに前記コー
    ティング層を設けると共に、このコーティング層により
    前記先端及び溶着箇所を覆ったことを特徴とする請求項
    1記載の厨房用線材製収納具。
  4. 【請求項4】 前記収納具の下縁線材にこの下縁線材に
    交叉する方向の線材の先端を重合わせて溶着し、前記下
    縁線材と前記交叉する方向の線材の先端側とに前記コー
    ティング層を設けると共に、このコーティング層により
    前記先端及び溶着箇所を覆ったことを特徴とする請求項
    2記載の厨房用線材製収納具。
  5. 【請求項5】 前記線材がステンレスからなり、前記コ
    ーティング層が前記線材と異なる色の塩化ビニルからな
    ることを特徴とする請求項3又は4記載の厨房用線材製
    収納具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012085845A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Lec Inc キッチンラック
JP2019141196A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 康司 松谷 載置具

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