JP3025025U - 装飾機能を備えたストロー等のホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 喫茶店等でコーヒー碗などと共に出されるフ
レッシュ，ガムシロップを入れる小容器を収容するよう
にして体裁よくし、また見て楽しむことができるように
する。 【解決手段】 碗・コップＣ１，Ｃ２の上端開口縁に掛
止して使用される装飾機能を備えたホルダーであって、
ホルダー本体ｈの側面に所望の文字・図柄Ｄ，Ｄを表示
すると共に、該ホルダー本体ｈの上部に碗・コップＣ
１，Ｃ２の上端開口縁に掛止する掛止部１１を突設し、
また該ホルダー本体ｈの一側面を開口９し、内部に収容
部１０を設け、さらに該収容部１０の底面２に保持部４
ａを設けて構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、喫茶店等で飲物を入れた碗やコップの縁に掛止して使用され、外周 側面に所望の文字，図柄等を表示すると共に、フレッシュやガムシロップの入っ た小容器を収容させたり、ストローや砂糖を入れた棒状の容器を起立状に保持さ せるようにした装飾機能を備えたストロー等のホルダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、喫茶店等ではコーヒー，紅茶等の飲物を碗やコップに入れて客に出して いるが、これらに付いてくる容器入りのフレッシュやガムシロップ、さらに砂糖 を入れた棒状の容器，ストロー等は、受皿がある場合は受皿の上に乗せ、また受 皿がない場合にはこれらをテーブルの上に直に置いて出している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このように受皿の縁沿いにフレッシュやストロー等を乗せる場合は、これらが それぞれ別々となって雑然とした感じを受け余り体裁がよくない上に、客に出す 時など受皿から落ち易く細い注意を強いられるといった問題がある。 また、受皿がない場合は、テーブルの上に直に置かれた小容器やストローが雑 然となり見栄えが余り良くなく、更には非衛生的な印象をもたらすおそれが有る という課題があった。 そこで本考案はこのような課題を解決すべくなされたもので、小容器やストロ ーがまとまって体裁良く配置でき、しかも衛生的でもある装飾機能を備えたスト ロー等のホルダーを提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

かかる目的を達成するため本考案に係る装飾機能を備えたストロー等のホルダ ーは、ホルダー本体の外周側面に所望の図柄・文字等を表示すると共に、該ホル ダー本体の上部に碗，コップなどの上端開口縁に掛止する掛止部を設け、ホルダ ー本体の一側面に開口を設け、また内部には該開口と連通する収容部を設け、更 に該収容部の底面にストローなどを挿通して保持し得る保持部を設けてなり、開 口を介して側面から収容部内にフレッシュやガムシロップの入った小容器を収容 させ、または、収容部の底面に設けた保持部にストローなどを挿通して起立状に 保持させる。この状態でホルダー本体の上部に設けられた掛止部を碗，コップ等 の上端開口縁に掛止する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下本考案に係る装飾機能を備えたストロー等のホルダーの実施の形態を図面 と共に説明する。図１は紙製のホルダーの斜視図，図２は表面展開図，図３は裏 面展開図である。該ホルダーＨは図２に示されるよう中央に方形状の底片１を配 置しその両側に折線２，２を介して左右側片３，３を延設したシート状のホルダ ー本体ｈからなる。該各左右側片３，３は、その表面に小鳥が枝に止っている図 柄Ｄ，Ｄが左右対称に印刷表示され、輪郭もその図柄Ｄ，Ｄに合わせて形作され ている。この小鳥の嘴はやや誇張して大きく突設されており、この部分が後述す る掛止部１１として利用される。

【０００６】 そして、前記底片１の中央には＊形の切り込みを有する保持部４ａが設けられ る。底片１の横幅はフレッシュやガムシロップの入った小容器Ａより若干広い長 さを有している。さらに底片１の前端に折線５を介して保形片６を延設している 。該保形片６には中央に折線５と直交する折線７が設けられる。 また、ホルダー本体ｈの裏面は図３に示すように白紙のままとし、左右側片３ ，３の上端部分に互いに接着される糊の付着部８，８が設けられる。これらの糊 の付着部８，８は使用前に無用に接着することのないように表面に離型紙を貼着 しておくようにしても良い。

【０００７】 そして、図４（ａ）のように左右側片３，３を折線２，２で対向状に折曲げて 起立させ、次に図４（ｂ）のように左右側片３，３の上端で対向する糊の付着部 ８，８を互いに貼り合わせる。最後に保形片６を折線５で上向きに折曲げて起立 対向している左右側片３，３の間に挟ませることで図４（ｃ）のように組み立て が完成する。 このように紙を素材として形成されるホルダーＨは流通過程では図２（図３） のように展開した偏平のままで積み重ねるか、又は図４（ｂ）のように組み立て た段階で底片１と保形片６とを折線７に沿って山形に二つ折りし図５のように偏 平状とし、これを積み重ねることで嵩張り少なく効率よく取り扱かうことができ る。

【０００８】 図４（ｃ）のように組み立てられるホルダーＨは下辺の底片１と左右側片３， ３とによって形成され、後側面に開口９が設けられ、内部に該開口９と連通する 収容部１０が形成される。また、鳥の嘴の部分が掛止部１１となり、二つ折りし て貼り合わせてあるので強度的に強い。

【０００９】 図６及び図７にホルダーＨの使用例を示す。図６はホルダーＨをコーヒーカッ プＣ１に使用した例であり、ホルダーＨの収容部１０に開口９からフレッシュの 入った小容器Ａを収容し、コーヒーカップＣ１の上端開口縁に掛止部１１を掛止 してホルダーＨが保持される。この際、保形片６が左右側片３，３間に入るので 支えとなり、左右側片３，３が補強され折れ曲るようなことがなくなる。また、 保形片６は中央に折線７が設けられているので、左右側片３，３間に差し込む時 、やや折れ曲って入るので、差し込み易い。

【００１０】 このようにして、コーヒーカップＣ１をテーブルなどの上に出すようにすれば 体裁が良く、また面白味が有って、見て楽しむことができる。更に、受皿Ｓから 小容器Ａが落ちる心配もない。図７は、コーヒーを入れたコップＣ２の上端開口 縁に同様にして、ホルダーＨを保持するようにしたものである。この場合は、コ ーヒーを飲むためのストローＷを開口９を介して、切込み状の保持部４ａに差し 込み支持するようにしている。なお、図示は省略するがホルダーＨの収容部１０ には、ガムシロップの入った小容器を入れるようにしても良く、保持部４ａには 砂糖の入った棒状の容器を差し込んで保持するようにしても良い。また、本実施 の形態のほか、ホルダーＨを合成樹脂，金属または陶器製としても良い。

【００１１】 図８に示したホルダー２Ｈは他の実施の形態に係るもので、図１に示した紙製 のホルダーＨとほぼ同じ形状で、陶器を材料にして一体的に形成したものである 。このホルダー２Ｈは底片２１の前端に前記実施の形態のように保形片６を延設 することを止め、また、底片２１の保持部２４ａに切り込みに代えて小孔２２を 開設しており、全体的に肉厚である。このため、重量も若干嵩みその分使用時に 安定がよくなるようにしている。 図９に前記ホルダー２Ｈの使用例を示す。この使用例は、コップＣ３の上端開 口縁に掛止部２１１を掛止させ底片２１に開設した保持部４ｂである小孔２２に 歯ブラシＢの柄を挿し込んで直立状に支持させるようにしたものである。 このように使用することで例えば、ホテル等では歯ブラシが衛生的に取り扱か える。また、家庭等ではホルダー２Ｈを各人のものを区別するべく色別けすると いった使い方ができる。

【００１２】 以上図１ないし図９に示した実施の形態では、何れも図柄Ｄ，Ｄを小鳥が枝に 止っている図を示したが、本考案のホルダーの図柄や輪郭形状等は前記実施の形 態のものに限られるものでないこと勿論であり、例えば種々の動物や魚、さらに は人気の高いいわゆるキャラクターグッズなどを利用でき、輪郭や形状も図柄に 合わせて自由に選定できる。 また、文字を使って公告宣伝の媒体として使用することもできる。また、喫茶 店等で持ち帰り品として扱われるようにすれば、持ち帰って室のインテリアとし て楽しむことができる。

【００１３】

【考案の効果】

以上に述べたように本考案に係わる装飾機能を備えたストロー等のホルダーは 、掛止部を碗，コップ等の上端開口縁に掛止して使用するようにしたので、体裁 が良く、しかも喫茶店等でコーヒーや紅茶等の飲物に付けるフレッシュやガムシ ロップ入りの小容器、さらに砂糖を入れた棒状の容器やストロー等収容したもの を落としたりすることなく安全に取り扱かうことができる。さらに、ホルダー本 体の側面に文字，図柄を印刷することにより公告宣伝の媒体として活用すること ができ、また、各種の景品としても使用することができる利点が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態に係るホルダーの斜視図。

【図２】同表面の展開平面図。

【図３】同裏面の展開平面図。

【図４】同組み立て順序を説明する斜視図。

【図５】流通に便利なように偏平状に折りたたんだ平面
図。

【図６】使用状態を示す斜視図。

【図７】他の使用状態を示す斜視図。

【図８】他の実施の形態に係るホルダーの斜視図。

【図９】同使用状態を示す斜視図。

【符号の説明】

４ａ，４ｂ 保持部 ９ 開口 １０ 収容部 １１ 掛止部 Ｄ，Ｄ 図柄 Ａ 小容器 ｈ ホルダー本体 Ｃ１ コーヒー腕

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ホルダー本体の適宜位置に碗，コップな
   どの上端開口縁に掛止するための掛止部を設け、外周側
   面に所望の文字，図柄等を表示すると共にその一側に開
   口を設け、また内部には該開口と連通しフレッシュ又は
   ガムシロップが入った小容器を収容し得る収容部を設
   け、更に該収容部の底面に前記開口を介してストローな
   どを挿通し保持し得る保持部を設けてなることを特徴と
   する装飾機能を備えたストロー等のホルダー。