JP3024581U - キャンプ用品支持用三脚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 傾斜地や砂礫地のように、三脚を真直に
立てたり、ポ−ルの打込み立設が困難乃至は不可能な場
所においても、安定した姿勢で立設でき、従って、安定
にランタンや飯盒等のキャンプ用品を吊り下げることが
できる三脚を提供することを課題とする。 【解決手段】 三本のポ−ル状部材５の上端部を、三又
状をなす連結部材１に、ゆるく連結した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、主としてキャンプで使用するランタンや飯盒などのキャンプ用品を 吊下支持する際に使用して有用な三脚に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ランタンや飯盒などのキャンプ用品は、使用時に吊り下げることが多いが、従 来は樹木の枝を利用したり、金属製のポ−ルの先にフック状の係止具を設けたも のを用いて吊り下げることが多い。

【０００３】 しかし、ランタンを下げたり飯盒を吊り下げる場所が傾斜地やポ−ルが刺せな いようなところでは、ランタンや飯盒等を安定に吊り下げることが出来ず、その ようなキャンプ地ではランタンの吊下支持や飯盒等の吊り下げに困窮しているの が現状である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記のような現状に鑑み、傾斜地や砂礫地のように、三脚を真直に立 てたり、ポ−ルの打込み立設が困難乃至は不可能な場所においても、安定した姿 勢で立設でき、従って、安定にランタンや飯盒等のキャンプ用品を吊り下げるこ とができる三脚を提供することを課題とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決することを目的としてなされた本考案三脚の構成は、三本のポ −ル状部材の上端部を、三又状をなす連結部材に、ゆるく連結したことを特徴と するものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

次に本考案の実施の形態について、図に拠り説明する。図１は本考案三脚に使 用する三又状連結部材の一例の正面図、図２は図１の連結部材とポ−ル状部材の 連結状態の一例を示す斜視図、図３は本考案三脚の使用状態の一例を示す斜視図 である。

【０００７】 図１において、１は三又状連結部材で、一例として先端にネジ部３を形成した ３本のボルト杆状の杆２を、それらの後端部において三又状に接合一体化し、各 杆２のネジ部３に、それぞれナット４を装着することにより、三又状連結部材１ に形成されている。なお、図１の連結部材１は各杆２の後端部を直接接合したが 、三方向にネジ穴、又は、嵌合穴を形成した結合用駒部材（図示せず）を介して 三又状に接合してもよい。

【０００８】 上記の三又状連結部材１は、図２に示すように、３本のポ−ル状部材５の上端 近くに形成した縦長穴６に、各ナット４を外した連結部材１の杆２を差込み、各 ポ−ル状部材５を貫通したそれぞれの杆２のネジ部３に、それぞれナット４を装 着することにより、本考案三脚の一例に形成される。なお、縦長穴６は、大きめ の丸穴であってもよい。この場合、ナット４は丸穴より外径の大きいものを用い たり、ワッシャ（図示せず）を介在させて丸穴から抜けないようにする。

【０００９】 本考案三脚において、ポ−ル状部材５は、金属製，プラスチック製，木製のい ずれであってもよく、その長さは、大略１ｍ〜２ｍ程度、好ましくは1.5ｍ程度 のものが良い。また、そのポ−ル状部材５には、テレスコピック状に伸縮自在の もの（図３参照）を使用すると、不使用時の運搬，格納においてコンパクトに縮 小することが可能になる。

【００１０】 一方、図示した連結部材１は、金属製，プラスチック製又はそれらを複合して 構成したもののいずれであってもよい。また、本考案三脚に使用する連結部材１ は、図示した剛性を持つもののほか、図示しないが、鎖やワイヤ、或は、紐のよ うな柔軟材を三又状に形成したものであってもよい。柔軟材により形成した三又 状の連結部材１は、その先端側をポ−ル状部材５の長穴６に結束したり、溶着し たりすることにより固定することとなる。なお、連結部材１には、図示しないが 、その中央部分に、吊り下げ用の鉤状又はＳ字状フックやそのようなフック付の 鎖を設けることが好ましい。

【００１１】 上記のように形成された本考案三脚は、図３に例示するように、連結部材１と 各ポ−ル状部材５との連結部分がル−ズな状態で連結されているから、各ポ−ル 状部材５を三又状の連結部材１に対して広い範囲で任意の角度，方向に向けるこ とが可能であり、それ故に傾斜地Ｇにおいても、三脚全体をバランスよく立てる ことができる。従って、そのような場所で前記連結部材１に、一例としてランタ ンＬを吊り下げたり、飯盒を吊り下げても、きわめて安定にそれらを吊下支持す ることができる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は以上の通りであるから、傾斜地や不整地等で使用することが多いキャ ンプ用品を、安定に吊り下げて支持する三脚としてきわめて有用である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案三脚に使用する三又状連結部材の一例の
正面図。

【図２】図１の連結部材とポ−ル状部材の連結状態の一
例を示す斜視図。

【図３】本考案三脚の使用状態の一例を示す斜視図。

【符号の説明】

１ 連結部材 ２ 杆 ３ ネジ部 ４ ナット ５ ポ−ル状部材 ６ 縦長穴

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 三本のポ−ル状部材の上端部を、三又状
   をなす連結部材に、ゆるく連結したことを特徴とするキ
   ャンプ用品支持用三脚。
2. 【請求項２】 連結部材は、三又杆状で各杆の先端側に
   ネジを切り、ナットを取付けて形成すると共に、ポ−ル
   状部材の先端には、前記連結部材の各杆部を遊挿できる
   穴を形成した請求項１のキャンプ用品支持用三脚。
3. 【請求項３】 連結部材は三又状にした鎖又は索により
   形成し、その末端側を各ポ−ル状部材の先端側に連結し
   た請求項１のキャンプ用品支持用三脚。
4. 【請求項４】 各ポ−ル状部材は、伸縮自在構造のもの
   を使用した請求項１〜３のいずれかのキャンプ用品支持
   用三脚。