JP3024558B2 - 圧力・振動検知装置 - Google Patents

圧力・振動検知装置

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JP3024558B2
JP3024558B2 JP8189135A JP18913596A JP3024558B2 JP 3024558 B2 JP3024558 B2 JP 3024558B2 JP 8189135 A JP8189135 A JP 8189135A JP 18913596 A JP18913596 A JP 18913596A JP 3024558 B2 JP3024558 B2 JP 3024558B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力および振動検
知装置に関し、特にその小型・高性能化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の圧力検知装置および振動
検知装置は、特開平8−68707号公報に記載されて
いるようなのが一般的であった。即ち、ガスメータのコ
ントロール基板に圧力検知素子を収納する圧力センサ装
着部と、振動検知素子を収納する感振器収納部とをそれ
ぞれ別個に設け、圧力検知および振動検知装置としてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、圧力検知素子および振動検知素子のそれ
ぞれの容積が必要となり、全体の容積が大きくなるとい
う課題を有していた。
【0004】また、例えば、圧力検知素子として、一般
的なダイアフラム型の静電容量タイプの素子を用い、振
動検知素子として、一般的な密封された容器内に封入さ
れた鋼球が振動により移動し、電気接点を開閉するタイ
プの素子を用いた場合、検知原理が異なるため、それぞ
れに対し検知回路が必要となり、処理回路が複雑にな
り、容積も増大することになるという課題も有してい
た。また、振動の大きさや、振動の周期などを正確には
検知できなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、平行平板型の電極を有するダイアフラムから
なる簡単な構成の、且つ、同じ検知原理で圧力検知と振
動検知とを兼ね備えた圧力・振動検知素子を実現し、小
型化とともに、処理回路をも共通化した。
【0006】これにより、圧力・振動の検知装置の小型
化を実現するとともに、振動の大きさや、周期までも検
知できる高性能化も実現した。
【0007】本発明により、容積の小さい、高性能な圧
力・振動検知装置を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の圧力・振動検知装置は、
片面に電極をそれぞれ有し、前記電極が互いに対向する
ように設けた一対の平板と、互いに対向する前記一対の
平板の間隙をあらかじめ定められた寸法に設定する固着
部と、一方の前記平板に設けた圧力導入部と、他方の前
記平板に設けた振動検知体と、前記電極の間隙の変化に
対応して変化する静電容量を検出する検知回路と、この
検知回路が検知した静電容量の変化が圧力変動によるも
のか、振動発生によるものかを判別する判別回路とを備
えた構成とした。このため、圧力導入部内の圧力が変化
がしても、あるいは、振動検知体が振動を検知し振動し
ても、対向する電極間の静電容量は変化することにな
る。従って、静電容量の変化を検知する検知回路で、そ
れぞれを検知することができる。また、判別回路を備え
ているので、圧力変化によるものか、振動によるものか
は、簡単に識別できる。
【0009】また、本発明の圧力・振動検知装置は、上
記平板の片面に有する電極を複数にした構成にした。こ
のため、それぞれの電極間に形成される複数の静電容量
の位相を検知することにより、例えば、同相であれば、
圧力変動として、位相が異なっていれば、振動として検
知できる。
【0010】また、本発明の圧力・振動検知装置は、一
対の平板の間に設け両面に電極を有する中間平板と、こ
の中間平板と一方の平板および前記中間平板と他方の平
板と間隙を予め定められた寸法にそれぞれ設定する第1
の固着部および第2の固着部と、前記一対の平板の一方
の平板に設けた圧力導入部と、他方の平板に設けた振動
検知体と、前記一方の平板の電極と前記中間平板の電極
および前記他方の平板の電極と中間平板の電極とが構成
する静電容量を、同時にもしくは交互に検出する検知回
路とを備えた構成にした。このため、圧力導入部側の静
電容量変化は、圧力変化として、また、振動検知体側の
静電容量変化は、振動として検知できる。この場合、検
知原理が同一であるため、検知回路を共用し、例えば、
交互に検知することにより同一の回路で検知できる。ま
た、この場合は、前記の判別回路が不要となり、より小
型となる。
【0011】また、本発明の圧力・振動検知装置は、前
記振動検知体側の平板の片面に有する電極を複数にした
構成とした。このため、それぞれの電極間に形成される
複数の静電容量の位相を検知することにより、例えば、
同相であれば、振動検知体が、電極面に対し垂直な振動
であり、位相が異なっていれば、振動検知体が電極面に
平行な振動であると判断できる。
【0012】また、本発明の圧力・振動検知装置は、振
動検知体を、一対の平板の内側に設けた構成としてい
る。これにより小型化を実現できる。
【0013】また、本発明の圧力・振動検知装置は、振
動検知体を、一対の平板の外側に設けた構成としてい
る。これにより、高感度な振動検知素子が実現できる。
【0014】また、本発明の圧力・振動検知装置は、振
動検知体を、平板の中央部に垂直に設けた支持部と、こ
の支持部に支えられた重り部とからなる構成としてい
る。これにより、振動を忠実に検知したり、また増幅し
て検知したりできる。
【0015】(実施例1)以下、本発明の実施例1を図
面に基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明の実施例1である。1は、
圧力・振動検知装置の検知部の断面を示す。2、3はそ
れぞれの片面中央部に円形の厚さ1ミクロン以下の薄膜
からなる電極4、5を有するアルミナなどの絶縁性の円
形平板であり、板厚は約0.1mm、直径は約30mm、電
極径は約18mmとした。6は、封着ガラスなどからなる
接着層を示し、2枚の基板2、3を平行に、予め決めら
れた間隔をあけて接着している。接着層は封着ガラスで
構成し、その幅は約2mmで、厚みは約0.05mmとし
た。7は、平板2に設けた圧力導入部を示し、SUSな
どの金属で形成し、エポキシ接着材で平板2に接着し
た。8は、圧力導入部7に設けた圧力導入孔を示す。9
は、平板3に設けた通気孔を示し、平板2には、8から
導入される圧力と、9から通気される圧力との差圧が印
加されるようになる。10はSUSで構成した振動検知
体で、直径は約15mm、高さは約5mmとした。11は、
検知回路を、12は判別回路を示す。13、14は電極
4、5の取り出しリード線を示す。
【0017】図2に、検知回路11の詳細を示す。破線
15で囲まれたコンデンサ16が電極4、5が形成する
コンデンサを示し、17、18はオペアンプを示す。1
9、20、21は抵抗を示す。この検知回路11は、1
6のコンデンサの静電容量40〜80pFに応じ、出力端
子22から発振周波数約10〜30KHzの高周波を出力
する。この出力される高周波の周波数を検知することに
より、コンデンサ16の静電容量を検知することができ
る。判別回路12は検知回路11から出力される高周波
の周波数からコンデンサ16の静電容量を判別し、その
変化が圧力変動よるものか、振動検知体10の振動によ
るものかを判別する。
【0018】圧力導入孔8から圧力が導入されると、平
板2は印加される差圧に応じ変形することになる。例え
ば、差圧が0〜1000mmAq変化させると、平板2が変
形し、電極4と5との距離が変化し、電極4と5とが形
成するコンデンサ16の静電容量が、約40〜80pF変
化し、出力端子22から出力される高周波の発振周波数
も、約30〜10KHzへと変化する。この出力周波数を
検知することによりコンデンサ12の静電容量の変化を
検知し、平板2に印加される差圧を検知することができ
る。
【0019】また、圧力・振動検知装置の検知部1に振
動が加えられると、振動検知体10が、上下左右に振動
することになる。例えば、平板の平面方向に約0.5G
の加速度を与えると、振動検知体10が振動し、その結
果、振動検知体10の動きに合わせて平板3が変動し、
電極4と5との距離が変化する。従って、電極4と5と
が形成するコンデンサ16の静電容量が、例えば約40
から数pFの大きさで大きくなったり、小さくなったり変
化することになり、出力端子22から出力される高周波
の周波数も、それに応じて変化することになり、この周
波数変化より振動の大きさと振動の周期とが検知でき
る。判別回路12では、検知回路11の出力端子22か
ら得られる高周波の周波数よりコンデンサ16の静電容
量を検知し、平板2に印加される差圧、あるいは平板3
に発生する振動を同時に検知する。判別回路では、この
変化を、例えば、1Hz以上の早い変化であれば、振動変
化であるとし、また、0.1Hz以下の遅い変動であれ
ば、圧力変動であると判別する。中間の変動周期の場
合、圧力変動、振動発生のどちらか、あるいは両方が発
生したと判別する。即ち、比較的早い変動を振動とし、
比較的遅い変動を圧力変動として判別する。
【0020】(実施例2)図3は、本発明の実施例2の
圧力・振動検知装置の検知部の断面を示す。図4に、図
3のA−A’線断面図を示す。平板2に設けられた電極
を周方向に3分割した以外は、実施例1に示した圧力・
振動検知装置の検知部と同じ構成である。この場合、実
施例1で示した電極4と電極5とが構成するコンデンサ
16は、電極23と電極5からなるコンデンサ24、電
極25と電極5からなるコンデンサ26、電極27と電
極5からなるコンデンサ28の3つのコンデンサからな
ることになる。それぞれ3つのコンデンサ24、26、
28の静電容量を検知回路で検知すると、静電容量の変
化が圧力変動によるものか、振動によるものかを簡単に
識別できる。例えば、3つのコンデンサ24、26、2
8の静電容量が同時に、即ち、同じ位相で変動すれば、
平板2の差圧による変形によって発生したと識別するこ
とができる。
【0021】例えば、平板2が差圧により変形したとす
ると、3個のコンデンサ、24、26、28の電極間距
離が同時に大きくなったり、小さくなったりする。電極
間距離の変動に合わせて3個のコンデンサの静電容量
は、同時に歩調を合わせて大きくなったり、小さくなた
っりする。逆に、3つのコンデンサ24、26、28の
静電容量がそれぞれ独立して、即ち、異なった位相で変
動すれば、振動体10の上下左右の振動によるものと識
別することができる。コンデンサ24が、コンデンサ2
6と28と逆位相で変化したとすると、即ち、コンデン
サ24の静電容量が大きい方に変化し、コンデンサ26
と28との静電容量が小さくなる方へ変化したとする
と、電極23と5の間隔が短縮し、電極25と5および
電極27との間隔が伸張したことになる。この場合、振
動検知体10は電極25と27との分離線の方向に振動
していることになる。
【0022】このように各コンデンサの静電容量の変化
の位相をみることにより振動の方向を検知することがで
きる。
【0023】静電容量の変化の大きさから振動の大きさ
を検知し、変化の位相から振動の方向が解る。検知回路
はそれぞれのコンデンサに対応して設けてもよいが、1
つの検知回路を順次切換えて用いても良い。なお、上記
説明では、電極を周方向に3分割したが、2分割しても
上記と同様に差圧および振動による変動を検知できる。
しかし、この場合、分割電極の分割方向に丁度一致した
方向の振動に対しては、静電容量の変化が同相となり、
差圧による変動と区別できないことになる。
【0024】(実施例3)図5に、本発明の実施例3の
圧力・振動検知装置の検知部の断面図を示す。29、3
0はそれぞれ片面の中央部に円形の電極を有するアルミ
ナなどの絶縁性平板を示す。31は、両面の中央部に円
形の電極を有するアルミナなどの絶縁性平板である。そ
れぞれの平板は図に示すようにガラス接着層32、33
でそれぞれの電極34と35、電極36と37とが対面
するように接着されている。それぞれの電極間で2つの
コンデンサ38(電極34と35)、39(電極36と
37)が構成されることになる。圧力導入孔8から導入
された差圧は、平板29を変形させ、電極34と35と
が構成するコンデンサ38の静電容量を変化させる。
【0025】また、振動検知体10の振動により平板3
0が変形すると、電極36と37とが構成するコンデン
サの静電容量が変化することになる。従って、これらの
静電容量を上記で説明した検知回路で同時に、もしくは
順次切換えて交互に検知することにより、圧力変動によ
るものか、振動体の振動によるものかを、それぞれ独立
にあるいは交互に、簡単に識別して検知できる。
【0026】(実施例4)図6に、本発明の実施例4の
圧力・振動検知装置の検知部の断面図を示す。図7に、
図6のA−A’線断面図を示す。前述の実施例3で示し
た平板31に設けられた電極36を3分割し、電極4
1、42、43とした以外は実施例3と同じ構成であ
る。3つのコンデンサ44(電極41と37)、コンデ
ンサ45(電極42と37)、コデンサ46(電極43
と37)のそれぞれの静電容量を検知することにより、
上記で説明したように、振動検知体10の振動の様子、
振動の大きさと振動の方向とを検知できる。即ち、3つ
のコンデンサの静電容量が同時に、同じ位相で変化した
場合、振動検知体10が平板30に対して垂直に振動し
ていると識別できる。また、静電容量の変化の位相が異
なっている場合、振動検知体10の振動が、平板30に
平行な方向に振動していると識別できる。従って、この
場合、振動の大きさばかりでなく、上下方向か、あるい
は平面内のどの方向の振動であるかも検知することがで
きる。なお、この場合も、検知回路(図示せず)は、3
つ別々に構成しても、1つの検知回路を順次切換えて、
交互に使用しても良い。
【0027】(実施例5)図8に、本発明の実施例5の
圧力・振動検知装置の検知部の断面図を示す。47は、
前述の実施例1で示した振動検知体10を、一対の平板
48、49の内側に構成した。それ以外は、実施例1と
同じ構成である。なお、48に形成された円形電極50
と対向する円形電極51は、導電性の振動検知体47の
上面部で代用した。従って、この場合電極径は振動検知
体47と同じにした。ガラス接着層58は、振動検知体
47の厚さ分だけ厚くし、電極50と振動検知体47の
上面部51との電極間距離は、約0.05mmと、実施例
1と同じになるように形成した。また振動検知体47を
内蔵しているため、コンパクトな構成にすることができ
た。そして、この場合も、実施例1と同様に、圧力変動
と、振動検知体の振動とを検知することができる。
【0028】(実施例6)図9に、本発明の実施例6の
圧力・振動検知装置の検知部の断面図を示す。実施例1
で示した振動検知体10を、中央部に円形の電極52、
53を有する一対の平板54、55の外部に支持部56
と重り部57とからなる構成とした。この構成におい
て、支持部56は外径約5mmの肉厚の薄い円筒状の軽
い、例えばアルミ、SUSなど金属で構成し、重り部5
7は、プラスチックなどに比べ、比重の大きい直径約1
0mmの金属球で構成し、平板55にエポキシ樹脂などの
接着材で接着固定した。例えば、重り部57が外部の振
動により左右に振動したとすると、支持部56の平板5
5との接着部が、重り部57の動きに合わせて左右にた
わむことになり、平板55のたわみにより、電極52と
53とが形成する静電容量が変化する。この場合、実施
例1に比べ、同じ振動であっても、本実施例6の方が、
感度を大きく、静電容量の変化を大きくとることができ
た。即ち、重り部57が、平板55から遠く離れるほど
振動を増幅することができるため、感度が大きくなると
考えられる。また、支持部56の外径が細いほど感度が
大きくなる。また、支持部56が金属などの剛体である
ため、重り部57の振動を忠実に伝達すると考えられ
る。
【0029】さらにまた、支持部56を、コイルばね、
あるいは柔軟性に富んだナイロン系、シリコン系樹脂な
どで構成すると、外部からの振動により重り部57がよ
り大きく振動し、さらに感度が向上した。これは柔軟性
に富んだ支持部56と重り部57との組合わせによる振
動の増幅作用によるものと考えられる。また、支持部5
6の弾性特性および高さ、径などの形状と重り部57と
の組合わせにより共振特性を持たせることができるた
め、検知したい振動の特性に合わせることもできる。
【0030】なお、上記実施例において、中央部に円形
の電極を有する平板を絶縁性の平板で構成したが、コン
デンサを構成する一対の平板の内、片一方は導電性の金
属などの材料で構成されていてもよい。また、複数電極
は、対向する電極の内のどちら側に構成してもよいもの
である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
圧力・振動検知装置によれば次の効果が得られる。
【0032】(1)片面に電極をそれぞれ有し、電極が
互いに対向するように設けた一対の平板と、互いに対向
する一対の平板の間隙をあらかじめ定められた寸法に設
定する固着部と、一方の前記平板に設けた圧力導入部
と、他方の平板に設けた振動検知体と、電極の間隙の変
化に対応して変化する静電容量を検出する検知回路と、
この検知回路が検知した静電容量の変化が圧力変動によ
るものか、振動発生によるものかを判別する判別回路と
を備え、また検知原理が同一であるので、処理回路を共
通にでき、また検知部がコンパクトになる。また、同一
の検知回路を用いても、静電容量の変化の速度から、圧
力変動によるものか、振動変化によるものかを判別する
ことができる。
【0033】(2)さらに、平板の片面に有する電極を
複数に構成したので、複数個形成されるコンデンサの静
電容量変化の位相から、圧力変動か、振動による変動か
を判別することができる。
【0034】(3)また、一対の平板の間に設け両面に
電極を有する中間平板と、この中間平板と一方の平板お
よび中間平板と他方の平板と間隙を予め定められた寸法
にそれぞれ設定する第1の固着部および第2の固着部
と、一対の平板の一方の平板に設けた圧力導入部と、他
方の平板に設けた振動検知体と、一方の平板の電極と中
間平板の電極および他方の平板の電極と中間平板の電極
とが構成する静電容量を、同時にもしくは交互に検出す
る検知回路とを備えた構成にしたので、同一の検知回路
を用いても、圧力変動によるものと、振動変化によるも
のとを区別して判別することができる。
【0035】(4)さらに、平板の片面に有する電極を
複数に構成したので、複数個形成されるコンデンサの静
電容量の変化の位相を検知することにより、同一位相で
あれば、上下方向の振動であると、また、位相が異なっ
ていれば、平板の平面方向の振動として、振動の方向ま
でも検知できる。
【0036】(5)振動検知体を、一対の平板の内側に
設けたことにより、全体がとしてよりコンパクトに構成
できる。
【0037】(6)振動検知体を、一対の平板の外側に
設けたことにより、振動検知体の構成を自由度高く構成
することができる。
【0038】(7)振動検知体を、平板の中央部に垂直
に設けた支持部と、この支持部に支えられた重り部とか
らなる構成としたので、感度を大きく、また、振動を忠
実に検知できる。また、支持部と重り部の弾性特性など
から振動を増幅して、感度よく振動を検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の圧力・振動検知装置の構成
【図2】同装置の検知回路図
【図3】本発明の実施例2の圧力・振動検知装置の検知
部の断面図
【図4】図3のA−A’線断面図
【図5】本発明の実施例3の圧力・振動検知装置の検知
部の断面図
【図6】本発明の実施例4の圧力・振動検知装置の検知
部の断面図
【図7】図6のA−A’線断面図
【図8】本発明の実施例5の圧力・振動検知装置の検知
部の断面図
【図9】本発明の実施例6の圧力・振動検知装置の検知
部の断面図
【符号の説明】
1 検知部 2、3、29、30、31、48、49、54、55
平板 4、5、23、25、27、34、35、36、37、
41、42、43、50、52、53 電極 6、32、33 接着層 7 圧力導入部 8 圧力導入孔 9 通気孔 10、47 振動検知体 11 検知回路 12 判別回路 17、18 オペアンプ 19、20、21 抵抗 22 出力端子 51 振動検知体の上部 56 支持部 57 重り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−179328(JP,A) 特開 平6−201502(JP,A) 特開 平6−58949(JP,A) 特開 平8−35893(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 9/12 G01L 7/00 G01H 1/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面に電極をそれぞれ有し、前記電極が互
    いに対向するように設けた一対の平板と、互いに対向す
    る前記一対の平板の間隙をあらかじめ定められた寸法に
    設定する固着部と、前記平板の一方に設けた圧力導入部
    と、前記平板の他方に設けた振動検知体と、前記電極の
    間隙の変化に対応して変化する静電容量を検出する検知
    回路と、この検知回路が検知した静電容量の変化が圧力
    変動によるものか、振動発生によるものかを判別する判
    別回路とを備えた圧力・振動検知装置。
  2. 【請求項2】平板の片面に有する電極を複数にした請求
    項1記載の圧力・振動検知装置。
  3. 【請求項3】一対の平板の間に設け両面に電極を有する
    中間平板と、この中間平板と一方の平板および前記中間
    平板と他方の平板と間隙を予め定められた寸法にそれぞ
    れ設定する第1の固着部および第2の固着部と、前記一
    対の平板の一方の平板に設けた圧力導入部と、他方の平
    板に設けた振動検知体と、前記一方の平板の電極と前記
    中間平板の電極および前記他方の平板の電極と中間平板
    の電極とが構成する静電容量を、同時にもしくは交互に
    検出する検知回路とを備えた圧力・振動検知装置。
  4. 【請求項4】平板の片面に有する電極を複数にした請求
    項3記載の圧力・振動検知装置。
  5. 【請求項5】振動検知体を、一対の平板の内側に設けた
    請求項1または3記載の圧力・振動検知装置。
  6. 【請求項6】振動検知体を、一対の平板の外側に設けた
    請求項1または3記載の圧力・振動検知装置。
  7. 【請求項7】振動検知体を、平板の中央部に垂直に設け
    た支持部と、この支持部に支えられた重り部とから構成
    した請求項1〜4のいづれか1項に記載の圧力・振動検
    知装置。
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