JP3024392U - ゲットウ組成物を備えた雑貨物 - Google Patents

ゲットウ組成物を備えた雑貨物

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JP3024392U
JP3024392U JP1266495U JP1266495U JP3024392U JP 3024392 U JP3024392 U JP 3024392U JP 1266495 U JP1266495 U JP 1266495U JP 1266495 U JP1266495 U JP 1266495U JP 3024392 U JP3024392 U JP 3024392U
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ghetto
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守 阿部
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株式会社エバ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 花粉症,アレルギー体質に効果的であり、且
つ消毒,殺菌性を有し、化粧品としても使用可能なゲッ
トウ組成物を用いた雑貨物を提供する。 【解決手段】 本考案のゲットウ組成物1はショウガ科
のゲットウ2を25[重量%]とヒノキチオール3を
0.01[重量%]とエタノール4を74.99[重量
%]を用い、これ等を常温で混合,混練したものからな
る。このゲットウ組成物1は各種の雑貨品,例えば靴し
き,布,サランラップ(登録商標),ペンダント等に内
蔵,収納,塗布,含有することが可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、花粉症やアレルギー体質に効果があると共に、消毒性,殺菌性を有 し、化粧品にも使用可能で安価に、且つ容易に実施し得るゲットウ組成物を備え た雑貨物に関する。
【0002】
【従来の技術】
ショウガ科の植物としてはゲットウ,ヤクチ,ハナミョウガ,ショウズリ,シ ョウガ,ガジュツウコン等各種のものがあり、その内、特にゲットウは昔から消 毒用や健胃薬として有用されていた。ゲットウは漢名として月桃ともと書き、生 薬名としては白手伊豆縮砂といわれ、種子の一種として知られている。また、産 地としては沖縄,小笠原諸島が有名である。また、それ以外のショウガ科の植物 もゲットウに類似する性質を有し、特にシォネールをすべてのショウガ科の植物 が精油成分として含有しているためゲットウと似た機能を有する。また、ショウ ガ科と異なるがミント系ガムもメントール,メントン,シォネール等を含有し、 特にアレルギーを抑える作用を有するものとして知られている。
【0003】 ゲットウを用いた公知技術として各種のものが上げられる。例えば、特開昭5 0−6728号公報,特開昭50−89574号公報,特開昭52−11247 4号公報,特開昭61−260873号公報,特開昭62−215031号公報 ,特開平1−124369号公報,特開平5−306210号公報,特開平5− 201821号公報,特開平5−202229号公報,特開平6−116111 号公報等が上げられる。これ等は、ゲットウを香料,酒,糸,風味のある飲物, アトピー性皮膚炎の薬,抗潰瘍剤,防虫抗菌剤として有用であることを開示して いるが、本考案のように具体的な数種類の液状体の混液からなる組成物としての 開示例はなく、且つこれ等を用いた雑貨物もない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 以上のように、前記植物については、単体としてそれぞれの効能を有するもの であるが、これ等の天然に有する特性を利用して、それ以外の用途に応用する研 究が近年なされている。その1つとして本願の考案者はショウガ科の内、特にゲ ットウに着目し、これに各種の液状体を混練させ、学術的および実験的な研究に よって従来にない特性を有する液状の組成物を製作し、環境改善,健康向上等に 貢献するゲットウ組成物を製作すると共に、この物を身の廻りの雑貨物に適用し てその効果を向上し得るようにしたゲットウ組成物を備えた雑貨物を提供するこ とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、ショウガ科のゲットウの液状体と、 これに常温で混合,混練される液状のヒノキチオールおよびエタノールとを有す るゲットウ組成物を備えた雑貨物を構成するものである。更に具体的に、前記ゲ ットウ,ヒノキチオール,エタノールの混合率がゲットウ1乃至99[重量%] ,ヒノキチオール0.001乃至0.01[重量%]、残量がエタノールであり 、ゲットウ25[重量%]にヒノキチオールを0.01[重量%]とエタノール 74.99[重量%]を混合,混練してなるゲットウ組成物を内蔵,収納,塗布 ,含有して形成されるゲットウ組成物を備えた雑貨物を構成するものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
ゲットウは漢名月桃と書き、九州南部大隅半島より沖縄,小笠原の海岸に近い 野山に天然に自生される植物である。大形の常緑多年草である。特に、沖縄地方 では各地に植えられ、方言としてサンニン,サニン,サミ,サニ等と呼ばれてい るが、生薬名としては白手伊豆縮砂といわれショウガ科に属する。精油成分とし てはシネオール,β−ピネン,パルミチンキン,α−カルオフェレン,セスキテ ルペンアルコール等を含んでいる。前記に示したように、健胃薬として有用され 、また、毒虫に刺されたときの消毒剤としても有用されている。これに類似する 植物として、類似植物二種のクマタケランやアオノクマタケラン等がある。また 、これ等は根茎にジヒド0−5・6−デビドロカワインと5・6−デビドロカワ インを含むことも知られている。
【0007】 ゲットウを液状体にするには、天然のゲットウを微細化し、加熱して製作する が、その製作方法は既に産地において古くから実施されている。液状体としては ほぼ透明の液体からなる。
【0008】 本考案ではこのゲットウの液状体に各種の油性液を混合し実験を行なった。使 用した油性液としては30種類以上のものがあるが、その中で、ゲットウと最も 親和性があり、本考案の目的に合致するものとしてヒノキ油のヒノキチオールが 選定された。ヒノキチオールは天然のヒノキから得られるもので、化粧品としは 既知のものであり、無害のものである。このヒノキチオールを微量分だけゲット ウの液状体に混入することにより、従来のゲットウの機能を更に多様化した組成 物が得られた。ヒノキチオールの混合率としては極めて微量のものでよいが、経 済性と効果な面から0.01[重量%]程度が一つの目安として上げられる。ヒ ノキチオールは比較的高価なものであり、上限としては1[重量%]が限度であ り、それ以上では効果においても大差がなく、且つ組成物としてネバつきが生じ 、組成物の使用目的に適さない。また、極めて高価なものになる。下限を0.0 01としたのは、ヒノキチオールをわずかでも含有することが必要であるとの根 拠による。
【0009】 本考案のゲットウ組成物としては、ゲットウを99[重量%]使用してもよい が、ゲットウの産出量と価格から見て99[重量%]は合目的的ではない。その ため、[重量%]を変えて実験したところ、図1に示す混合率を有するゲットウ 組成物が具体的なものとして挙げられる。図示のように、本例の組成物1ではゲ ットウ2が25[重量%],ヒノキチオール3が0.01[重量%]およびエタ ノール4が74.99[重量%]からなり、これ等を常温で混合,混練して形成 される。透明の液状体からなり、PHは約6.8である。なお、ゲットウ2を2 5とし、ヒノキチオールを0.01としたのは効果,価格の両面から適切なもの として選定したもので、その他の配合も用途に応じて採用される。
【0010】 本考案のゲットウ組成物の効果はゲットウとヒノキチオールを混練することで 達せられるが、それだけでは液状体として保管し、使用する場合に不便である。 そのため、これ等の溶剤としてアルコールを使用し、所定のPH約6.8を保持 するようにした。アルコールとしては各種のものが適用されるが、エタノールが 実験的には最良であった。
【0011】 以上のように、本考案のゲットウ組成物は、ゲットウとヒノキチオールとエタ ノールの液状体を混合し、常温で混練することによって製作され、ほぼ透明の液 体として形成される。ゲットウ,ヒノキチオール,エタノールの混合率としては ゲットウ25[重量%],ヒノキチオール0.01[重量%],エタノール74 .99[重量%]をベストとし、他、用途に応じて各種の混合率のものが採用さ れる。
【0012】 前記したように、本考案のゲットウについてのみ説明したが、その他のショウ ガ科の植物やミント系ガムも適用可能である。
【0013】 図2は以上に説明したゲットウ組成物1を雑貨物の1つの靴しき5に適用した 具体例を示す。靴しき5はプラスチック,布製,ゴム等の各種のものが入るが、 ゲットウ組成物を塗布することによりある期間その表面に付着保管することが可 能である。また、貼り合わせタイプの靴しきではその中間部にゲットウ組成物を ふくませた布等を介在させることも可能である。本例では靴しき5について説明 したが、タタミ,布,キレ,サランラップ等にも適用される。また、化粧品に含 有させることも勿論可能である。
【0014】 図3は身体の装飾品の1つのペンダント6にゲットウ組成物1を内蔵又は収納 させた具体例を示す。本例のペンダントは収納本体8と、その蓋体9および鎖部 10からなる。ゲットウ組成物1をふくませた布状体7は収納本体8内に収納さ れる。また、蓋体9には小孔11が形成される。以上の構造のペンダントを身に つけることにより、布状体7にふくませたゲットウ組成物1が蓋体9の小孔11 から放出され、ゲットウ組成物1が有する機能を発揮することができる。なお、 身体の装飾品はペンダントに限らない。
【0015】
【考案の効果】
本考案のゲットウ組成物は、それ自体単独で使用されることも勿論可能である が、以上のように布,紙,その他の滲透性を有する雑貨品に塗布,含有させて使 用することにより、花粉症,アレルギー,殺菌,消毒等に効果的であり、また、 化粧品に含有させることにより化粧効果を向上させることができる。また、小間 物や身体の装飾品に内蔵,収納させて自然蒸発させることにより、環境改善,健 康向上に機能することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のゲットウ組成物の内容と完成品として
の状態を示す模式図。
【図2】本考案のゲットウ組成物を靴しきに適用した例
を示す斜視図。
【図3】本考案のゲットウ組成物をペンダントに適用し
た例を示す断面図。
【符号の説明】
1 ゲットウ組成物 2 ゲットウ 3 ヒノキチオール 4 エタノール 5 靴しき 6 ペンダント 7 布状体 8 収納本体 9 蓋体 10 鎖部 11 小孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 15/02 102 N 9024−2E //(A61K 35/78 31:12)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショウガ科のゲットウの液状体と、これ
    に常温で混合,混練される液状のヒノキチオールおよび
    エタノールとを有するゲットウ組成物を内蔵,収納,塗
    布,含有して形成されることを特徴とするゲットウ組成
    物を備えた雑貨物。
  2. 【請求項2】 前記ゲットウ組成物におけるゲットウ,
    ヒノキチオール,エタノールの混合率が、ゲットウ1乃
    至99[重量%],ヒノキチオール0.001乃至0.
    01[重量%]、残量がエタノールである請求項1に記
    載のゲットウ組成物を備えた雑貨物。
  3. 【請求項3】 前記ゲットウ組成物が、ゲットウ25
    [重量%]にヒノキチオールを0.01[重量%]とエ
    タノール74.99[重量%]とを混合,混練したもの
    からなる請求項1に記載のゲットウ組成物を備えた雑貨
    品。
  4. 【請求項4】 前記雑貨物が、前記ゲットウ組成物を塗
    布又は含有した靴しき,タタミ,布,キレ,サランラッ
    プである請求項1乃至3のいずれかに記載のゲットウ組
    成物を備えた雑貨物。
  5. 【請求項5】 前記雑貨物が、前記ゲットウ組成物を内
    蔵,収納する小間物,身体の装飾品である請求項1乃至
    3に記載のゲットウ組成物を備えた雑貨物。
JP1266495U 1995-11-07 1995-11-07 ゲットウ組成物を備えた雑貨物 Expired - Lifetime JP3024392U (ja)

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