JP3024168U - 路面切削機のロータドラム - Google Patents

路面切削機のロータドラム

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JP3024168U
JP3024168U JP1995012367U JP1236795U JP3024168U JP 3024168 U JP3024168 U JP 3024168U JP 1995012367 U JP1995012367 U JP 1995012367U JP 1236795 U JP1236795 U JP 1236795U JP 3024168 U JP3024168 U JP 3024168U
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JP
Japan
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drum
holder
rotor drum
fixed
rotor
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Application number
JP1995012367U
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English (en)
Inventor
得道 三井
義久 石森
Original Assignee
マルマ重車輌株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 路面切削機のロータドラム1の廃材排出能力
を高めて排出ベルトコンベア4の損傷をなくし併せてビ
ットチップ20とホルダ23の損耗を軽減する。 【解決手段】 ビットチップのホルダ挿入基部に防塵フ
ランジ22を設けると共にホルダ前端部24を保護する
ために台座の先端に爪先防壁28を設けて切削単体11
を構成する。この切削単体をドラム10の中央から軸方
向に対称的に延びる二重螺線上に所定間隔で配設固定
し、これらの間を弧状ブレード12で連結してスクリュ
ー壁13を構成すると共にコンベア巾範囲にドラム軸方
向に排出ブレード15を固設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、道路等の路盤表面を切削する比較的小型のロータドラムに関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来のロータドラムは、図7に示すように切削単体としてビットチップをホル ダに挿入し(以下単にホルダという)これをブロック状台座(レーシング)を介 してドラム表面に固定したもので、切削単体の配列はドラム中央から山形の一重 螺線(リード角約6°)上に配列固定した構造であったから廃材の送り量が充分 でなくフード内の滞留時間が長くなりその分効力を無駄にしていた。 また、ビットチップはチップ先端の偏摩耗を防ぐためチップを自転させる必要が あり図4の如くドラム回転面に対して約5°傾斜して取付けられている。 このためホルダのビット挿入孔(ピン孔)に切削粉塵が侵入するとホルダとビッ トが共に摩耗して寿命が短命であって溶接作業を伴う交換コストが高い欠点があ った。 また切削廃材のコンベアへの排出性能が低いためコンベアの荷積側を路面すれす れに位置させていたから切削作業のラップ部ではコンベアが高い方の路面に接触 して損耗し易く修理コストも高くなる欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本案はビットとホルダを長寿命化すると共に廃材排出能力を向上させることに よってコンベアの損耗を減少させ得るロータドラムを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本案は、ビットチップを保持するホルダと台座とが一体となって構成される切 削単体がドラム面に多数溶着されたロータドラムにおいて、前記ビットチップの 基部に防塵フランジが設けられ、前記台座の前端部には前記ホルダの前端部より 高い爪先防壁を有し、この切削単体がロータドラム中央から軸方向に対称的に延 びる二重螺線上に所定間隔で点設されると共に前記螺線上に位置する台座間には ホルダ取付面とほぼ同じ高さの弧状ブレードが間装固定されてなるものである。 さらに廃材の排出能力を高めるためロータドラム中央に対向設置されたベルトコ ンベアの巾範囲に排出ブレードをドラム軸方向に配設固定してなるものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1,図2において、1は切削機のロータドラム(ドラム径555mm,カッ タ巾2070mm)、2はフード、3は廃材排出口、4はベルトコンベアであっ てフードに高さ位置調節用シリンダ5によって吊り下げられている。6は路面で ある。 ドラム面10上には図5に示す如く115〜135個の切削単体11がドラム中 央から軸方向に対称的に延びる二重螺線(リード角12°)M,N上にほぼ一定 間隔で配設固定され隣設する切削単体間には弧状ブレード12が介装固定されて 全体としてスクリュー壁13を構成している。15は弧状ブレード12とほぼ同 じ高さで排出コンベアベルト巾の範囲に設けた排出ブレードである。この排出ブ レードはスクリュー壁による廃材掻き出しを補助するものであるからその固設位 置は適宜選定され等間隔である必要はないが図6の如くドラム面上に垂直ではな く回転方向と反対方向に約15°傾斜させることが有効である。 本案における切削単体11は図3,図4に示すようであってビットチップ20の ホルダ挿入ピン21の基部に防塵フランジ22が設けられると共にホルダ23に 前端部24が突設され、さらに台座26の前端にはホルダ前端部24より高い爪 先防壁28が設けられている。25はホルダの位置決め用ピンである。 ホルダ前端部24は、ビット先端とドラム中心を結ぶ線Hより回転方向側に突出 するように設けられる。 弧状ブレード12は台座26のホルダ取付面27とほぼ同一の高さをもって隣設 する台座26間に固定されている。
【0006】
【効果】 上記ドラムにおいてはホルダの前端24が台座の爪先防壁28によって保護さ れているので破砕された路盤廃材が直接ホルダ前端面に接触しないからホルダの 損傷が少なくなると共にチップの防塵フランジによってピン孔への粉塵侵入が阻 止されるのでチップとホルダの寿命が長くなり維持費を大幅に削減できる。 本案ロータドラムによると切削廃材が切削単体11と弧状ブレード12によるス クリュー壁によって中央に効率よく集められ、しかも、ドラム面上の切削単体の 総数及び回転速度が従来ドラムと同じであっても二重螺線配設のため送りが約2 倍になるから従来の如くフード内に滞留することが少なくなって動力が節減され 、その上排出ブレードによって放出能力が高められていることによってコンベア 位置を路面上から安全な高さまで高く支持することが可能でコンベアの損耗が著 しく減少した。
【図面の簡単な説明】
【図1】牽引車輌を除いたドラムとコンベアの要部側面
図。
【図2】同上平面図。
【図3】ドラム外周部の一部断面図。
【図4】切削単体と弧状ブレードの関係を示す平面図。
【図5】切削単体の配設を示すドラム面の展開図。
【図6】排出ブレードの取付断面図。
【図7】従来の切削単体の側面図。
【符号の説明】
1 ロータドラム 2 フード 3 廃材排出口 4 ベルトコンベア 10 ドラム面 11 切削単体 12 弧状ブレード 13 スクリュー壁 15 排出ブレード 20 ビットチップ 22 防塵フランジ 23 ホルダ 24 前端部 26 台座 28 爪先防壁

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットチップを保持するホルダと台座と
    が一体となって構成される切削単体がドラム面に多数溶
    着されたロータドラムにおいて、前記ビットチップの基
    部に防塵フランジが設けられ、前記台座の前端部には前
    記ホルダの前端部より高い爪先防壁を有し、この切削単
    体がロータドラム中央から軸方向に対称的に延びる二重
    螺線上に所定間隔で点設されると共に前記螺線上に位置
    する台座間にはホルダ取付面とほぼ同じ高さの弧状ブレ
    ードが間装固定されてなる路面切削機のロータドラム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロータドラムにおいて、
    該ドラム中央に対面設置されたコンベアベルトの巾範囲
    に排出ブレードをドラム軸方向に配設固定してなるロー
    タドラム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のロータドラムにおいてド
    ラム面に固定された排出ブレードがドラム面の垂線に対
    してドラムの回転方向と反対方向に約15°傾斜されて
    なるロータドラム。
JP1995012367U 1995-10-27 1995-10-27 路面切削機のロータドラム Expired - Lifetime JP3024168U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04327866A (ja) * 1991-04-11 1992-11-17 Easton Alum Inc 野球バット
JP2012521502A (ja) * 2009-03-25 2012-09-13 ヴィルトゲン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 路面切削機等用のエジェクタユニット
JP2013167064A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Taisei Rotec Corp ヒートトリミング車及び既設舗装体の補修方法
US9803325B2 (en) 2009-03-25 2017-10-31 Wirtgen Gmbh Ejector unit for a road milling machine or the like

Cited By (5)

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