JP3024135U - マッサージシューズ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 足底の反射神経を全体的に刺激でき、温熱効
果を組み合わせてマッサージ効果を高めた、マッサージ
シューズの提供。 【解決手段】 足底に接触するインソールとアウトソー
ルとの間の適当な位置に、インソールと接触してそれを
振動させる振動器を設けた構造により、足底とインソー
ルが接触する時に足底に振動マッサージ効果を与え、且
つ該インソールを金属或いは熱伝導材料で製造すること
で、振動器の動作時に発生する熱をインソールに伝える
時に、足底に熱を伝える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、人の足底に接触するインソールとアウトソールの間にインソールと 接触するように振動器を設け、該振動器の振動にインソールを付随して振動させ て足底に振動を与え、各反射神経を刺激してマッサージ効果を提供し、また該振 動器とインソール底端を接触させて、動作後の熱がインソールに伝導されるよう にし、足底とインソール接触による温熱効果をマッサージ効果に配合することで 卓越した使用効果を提供できる、一種のマッサージシューズに関する。

【０００２】

【従来の技術】

人の足底にある反射神経は極めて多く、各部分の反射神経を刺激して新陳代謝 を促進するために、現在市場で足底の按摩専用のマッサージャーが販売されてい る。この種のマッサージャーの構造は、足底を上下に移動する按摩突柱の上に置 き、突柱が上に移動する時に足底を頂圧することにより足底に対するマッサージ 効果を進行するものであった。このようなマッサージャーは使用時に、足底に対 して局部を頂圧するにすぎず、またモーターの駆動により上への突出と下への退 縮を持続的に行う突柱により足底を頂圧するが、その突出する力が大きく、且つ 突柱が柱状とされているため、足底に疼痛を感じることがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、人体の足底全面に対する振動マッサージを行い、足底全体の反射神 経を刺激することができ、健康増進に役立つ一種のマッサージシューズを提供す ることを課題とする。

【０００４】 本考案は次に、インソールを温める構造を備え、振動マッサージ時に温熱効果 を加えることでさらに良好なマッサージ効果を達成でき、寒い時にも快適で冷え 性の人にも使いやすい一種のマッサージシューズを提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、上面にマッサージ突粒を有し人体の足底に接触するインソ ールと、インソールの底端下方に位置するアウトソールと、インソール上方に跨 設されると共にインソールの両側に連接するストラップを有するマッサージシュ ーズにあって、インソールとアウトソールの間に、インソール底端と接触しその 発生する振動力がインソールとその上のマッサージ突粒に対して振動を発生し、 動作時の熱をインソールに伝える振動器が設けられていることを特徴としている 。

【０００６】 請求項２の考案では、上記振動器がインソール底端より下に突伸する支承リブ に区画された位置決め区間に固定されていることを特徴としている。

【０００７】 請求項３の考案では、上記インソールが金属片或いは熱伝導材料で製造されて いることを特徴としている。

【０００８】 請求項４の考案では、上記振動器が偏心モーターとされている。

【０００９】 請求項５の考案では、上記振動器の必要とする電力が家庭用電気を整流器を経 て整流した後の直流電流とされている。

【００１０】 請求項６の考案では、上記インソールとアウトソールの間に遠赤外線或いは電 磁波装置が設けられている。

【００１１】 請求項７の考案では、上記インソール上に放熱孔が設けられている。

【００１２】

【考案の実施の形態】

本考案は、足底に接触するインソールとアウトソールとの間の適当な位置に、 インソールと接触してそれを振動させる振動器を固定した構造により、足底とイ ンソールが接触する時に足底に振動マッサージ効果を与え、且つ該インソールを 金属或いは熱伝導材料で製造することで、振動器の動作時に発生する熱をインソ ールに伝える時に、足底に熱を伝え、マッサージ効果を高める。

【００１３】

【実施例】

図１、２に示されるように、該マッサージシューズ１は足底と接触するインソ ール１０を有し、該インソール１０の表面には複数の顆粒状のマッサージ突粒１ １が設けられ、インソール１０の底面には下に突伸する複数の支承リブ１２が設 けられる。該インソール１０の上方の靴先に近い所には、横に一のストラップ１ ３が跨設されている。インソール１０の支承リブ１２の底端は、一のアウトソー ル１４に固着されている。

【００１４】 本考案では特に、インソール１０の底端前後側及び中間に支承リブ１２で区画 された二の区間、即ち位置決め区間１５が設けられ、それぞれ一の振動器２０（ 例えば一の偏心モーター）が設置され、該振動器２０はインソール１０の底端に 固接され、該振動器２０がインソール１０に対して振動動作を行う。インソール １０は駆動されて振動し、使用者は、マッサージシューズ１を履くとき、足底が インソール１０と接触することで、振動器２０のインソール１０に対する振動を 受け取り、マッサージ効果を得ることができる。さらに、インソール１０の表面 のマッサージ突粒１１が足底に接触することで、足底の反射神経に対して全面的 な振動マッサージと刺激が行え、これにより、新陳代謝を促進する効果が得られ る。インソール１０の材質は、金属或いはその他の熱伝導材料とされ、振動器２ ０の動作時に発生する熱がインソール１０に伝わることにより、インソール１０ が温められ、足底がインソール１０と接触する時、足底に熱を伝える。この伝熱 効果とマッサージ突粒１１の足底への刺激と組み合わせられ、マッサージ効果を さらに良好なもととし、且つ冬など寒い時に着用しても冷たく不快な感じを使用 者に与えることがない。

【００１５】 このほか、振動器２０の動作の数及び馬力は調整可能とされて使用者の必要に 応えるほか、必要とする電力は、 （１）整流器３０の入力端と家庭用電源のコンセントを連接し、出力端３１を マッサージシューズ１の振動器２０の電源入力端１００に連接することにより家 庭用電源に整流器３０を連接した後の直流電流をマッサージシューズ１に入力す るか、或いは、 （２）インソール１０下方に設けた蓄電池により提供し、マッサージシューズ 不使用時に、蓄電池に対して充電し、マッサージシューズ使用時に使用に足る十 分な電力を備えるものとする。

【００１６】 次に、図３に示されるように、該マッサージシューズのインソール１０上の各 マッサージ突粒１１の間には放熱孔１６を設けて、振動器２０動作時に発生する 熱が直接足底に伝わるようにしてもよい。

【００１７】 以上の説明より分かるように、本考案のマッサージシューズのインソール１０ 及びインソール１０上のマッサージ突粒１１は振動器２０の駆動により振動し、 足底がマッサージ突粒１１と接触することで、マッサージ突粒１１の振動により マッサージを行い、足底の各反射神経に対して全面的なマッサージ刺激を与える ことができ、良好なマッサージ効果を達成できる。さらに、インソール１０は振 動器２０の動作時に伝導された熱を有し、足底をマッサージすると同時に温め、 マッサージ効果をさらに高め、寒い時にも着用して快適であり、冷え性の人にと くに適合する。このほか、インソール１０とアウトソール１４の間にさらに遠赤 外線或いは電磁波装置を増設してもよく、それにより別の一種の治療効果を達成 することができる。

【００１８】

【考案の効果】

本考案は、足底に接触するインソールとアウトソールとの間の適当な位置に、 インソールと接触してそれを振動させる振動器を設けた構造により、足底とイン ソールが接触する時に足底に振動マッサージ効果を与え、且つ該インソールを金 属或いは熱伝導材料で製造することで、振動器の動作時に発生する熱をインソー ルに伝える時に、足底に熱を伝え、高いマッサージ効果を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の斜視図である。

【図２】本考案の実施例の断面図である。

【図３】本考案のもう一の実施例の部分断面図である。

【符号の説明】

１・・・マッサージシューズ １０・・・インソール １１・・・マッサージ突粒 １２・・・支承リブ １３
・・・ストラップ １４・・・アウトソール ２０・・・振動器 １５・・
・位置決め区間 １００・・・靴の電源入力端 ３０・・・整流器 ３１
・・・整流器出力端 １６・・・放熱孔

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上面にマッサージ突粒を有し人体の足底
   に接触するインソールと、インソールの底端下方に位置
   するアウトソールと、インソール上方に跨設されると共
   にインソールの両側に連接するストラップを有し、イン
   ソールとアウトソールの間に、インソール底端と接触し
   その発生する振動力がインソールとその上のマッサージ
   突粒に対して振動を発生し、動作時の熱をインソールに
   伝える振動器が設けられていることを特徴とする、マッ
   サージシューズ。
2. 【請求項２】 振動器はインソール底端より下に突伸す
   る支承リブに区画された位置決め区間に固定されている
   ことを特徴とする、請求項１に記載のマッサージシュー
   ズ。
3. 【請求項３】 インソールは金属片或いは熱伝導材料で
   製造されていることを特徴とする、請求項１に記載のマ
   ッサージシューズ。
4. 【請求項４】 振動器は偏心モーターとされる、請求項
   １に記載のマッサージシューズ。
5. 【請求項５】 振動器の必要とする電力は家庭用電気を
   整流器を経て整流した後の直流電流とされる、請求項１
   または請求項４に記載のマッサージシューズ。
6. 【請求項６】 インソールとアウトソールの間に遠赤外
   線或いは電磁波装置が設けられた、請求項１に記載のマ
   ッサージシューズ。
7. 【請求項７】 インソール上には放熱孔が設けられてい
   る、請求項１に記載のマッサージシューズ。