JP3024050U - クリップ付きライター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリップ式ライターの提供。 【解決手段】 一の嵌合部と一の挟持部をからなるクリ
ップ３を有し、該嵌合部には一の組付け用の孔が穿た
れ、以てクリップが組合せを終えた取付けシート上の結
合管と、点火制御ヘッド底面の結合管の間に結合され、
該嵌合部の表面には複数の凸点が設けられて点火制御ヘ
ッド底面の複数の凹点に相対応すると共に滑動して相互
に係合し、以てクリップの推出時、収合時の位置決めを
達成するほか、該挟持部の断面内側は簡単に本体表面を
スライドする円弧状を呈することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のクリップ付きライターに関し、特に可動式の内蔵式クリップの 設置により、ベルト、ポケット、鞄、或いはその他の物品上に挟んで掛けること ができ、携帯に便利で、且つ該クリップはライターの一側に収合可能で一の完全 体を形成して突出せず、美観と実用的な効果を有し、並びにライターの便利さが 増されたものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

如何なる科学と技術も、その目的はいずれも人類の基本的な要求を解決し満足 させることにある。特に、現代は全てのことに便利さ、効率及び多機能化が要求 される時代であり、ゆえに、点火しやすく、便利で安全なライターが昔日のマッ チの点火機能に取って代わったのも必然的なことであった。しかし、従来のライ ターは、運用時にいまなお、以下のような問題の出現を免れていない。

【０００３】 従来の一般のライター（図には表示せず）を使用する時、大抵見られる問題は 以下のようなものである。 １．従来のライターは携帯時、ポケットや鞄の中に入れて携帯しているが、し かし使用者にポケットがなかったり鞄を持っていない場合には、手に持って携帯 しなければならず、使用に不便であった。 ２．従来のライターは、わずかに点火の機能を有しているだけで、多機能化に よる物品の使用効果の増大が要求される現代にあっては、使用者により点火だけ でないその他の方面で運用可能な機能と効果が望まれていた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、一の旋回可能な内蔵式クリップが設けられ、該クリップはライター の本体の通常の定位置より推し離されることで挟み掛けるための装置を形成し、 物品上に挟み掛けての携帯に便利であり、且つ安定して挟持し任意に落ちること のない効果を有し、挟み掛ける必要のない時には、上述の本体の一側の収合槽に 収合されて一の完全体を形成し突出しないものとされ、ゆえに便利で、実用性と 美観の効果を有する、クリップ付きライターを提供することを課題とする。

【０００５】 本考案はさらに、上記クリップ付きライターの構造にあって、本体底端に一の 凹所を設け、並びに一のペン先を取り付け、該ペン先は不必要な時には該凹所内 に反対方向に挿置できるものとし、クリップ付きライターの付加効果を増進する ことを次の課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、一の嵌合部と一の挟持部を有するクリップを有し、該嵌合部には一 の組付け用の孔が穿たれ、以てクリップが組合せを終えた取付けシート上の結合 管と点火制御ヘッド底面の結合管の間に結合され、該嵌合部の表面には複数の凸 点が設けられて点火制御ヘッド底面の複数の凹点に相対応すると共にスライド式 に係止し、以てクリップの推出、収合時の位置決めを達成するほか、該挟持部の 断面内側は簡単に本体表面をスライドする円弧状を呈することを特徴とする。

【０００７】 本体の挟持部収合面には一の収合槽が凹設されることを特徴とする。

【０００８】 取付け用シートの結合管と点火制御ヘッド底面の結合管は互いに留め合う形状 とされることを特徴とする。

【０００９】 取付け用シートの結合管にはキー溝が開設され、相対応する所に凸キーを設けた 点火制御ヘッドの結合管と相留め合う構造とされる。

【００１０】

【考案の実施の形態】

本考案は、一の本体と、一の取付け用シート、一の点火制御ヘッド、及び一の クリップを有するものとされ、その中、該クリップは取付け用シート上方と点火 制御ヘッド底面の間に組付けられ、且つ該クリップは一の嵌合部と一の挟持部を 有するものとされ、その嵌合部表面には複数の凸点が設けられて点火制御ヘッド 底面に設けられた複数の凹点と相互にロックし、以てクリップの推し出し、収合 時の固定が達成され、また、本体の挟持部を収合する面には一の収合槽が凹設さ れ、また該挟持部下端は機体表面を滑動しやすい円弧状とされ、これによりクリ ップの推出挟み掛けと収合内蔵の操作が容易とされ、携帯の便利さと全体の外形 の美観の保持が達成され、且つ該本体底端には一のペン先が取り付けられ、使用 機能と便利さを増進する。

【００１１】

【実施例】

図１の本考案の実施例の分解斜視図に示されるように、本考案は本体１、取付 け用シート２、クリップ３、点火制御ヘッド４を包括し、その中、取付け用シー ト２は本体１上方の一の取付け孔１１上に組付けられ、取付け用シート２の上方 は点火制御ヘッド４の底面に結合され、クリップ３は取付け用シート２と点火制 御ヘッド４の間に設置され、並びに活動自在とされる。また、クリップ３は一の 嵌合部３１と、該嵌合部３１の一側の適当な位置を縦に延伸してなり懸垂状を呈 する挟持部３２を包括し、該嵌合部３１には一の組付け用の孔３１２が穿たれ、 これによりクリップ３が取付け用シート２の対応位置に設けられた一の結合管２ １と点火制御ヘッド４の底面の対応位置に設けられた一の結合管４１の間に設置 され、且つ嵌合部３１の表面の組付け用の孔３１２の周囲には複数の凸点３１１ が設けられ、点火制御ヘッド４の底面にはそれに対応する複数の凹点４３が設け られ、組付け後には、その間で軽い定点ロックの効果を達成し、これによりクリ ップ３を推出、或いは収合する時にある特定角度における位置決めの構造を達成 する。このほか、該挟持部３２内面は収合時に本体１の一側の接触面の円弧形状 に貼合する形状とされ、クリップ３が本体１表面から推出、あるいは収合されや すくなっている。本体１の挟持部３２を収合する一側面には一の収合槽１２が凹 設され、クリップ３を収合する時にはその挟持部３２は該収合槽１２部分に収合 され、本体１と一体をなして突出せず、元来の良好な握持感を維持する。且つ本 体１底端には一のペン先１３が取り付けられる。取付け用シート２の適当な位置 には一の孔２３が設けられ、本体１の上面の一の出火部１４がここを穿過し、点 火制御ヘッド４に延設された一の出火窓４４部分に対応し、その結合管２１には キー溝２１１が開設されて、対応する部分に凸キー４１１が設けられた点火制御 ヘッド４の結合管４１と相嵌合し留め合い、取付け用シート２の上面と点火制御 ヘッド４の底面の相対応する一の適当な位置にはそれぞれ凹凸を有する嵌合部２ ２、４２が設けられ、互いに留め合うほか、取付け用シート２と点火制御ヘッド ４の緊密な嵌合を達成し、簡単に離脱させない。

【００１２】 図２の本考案の斜視図及び図４の同側面図に示されるように、クリップ３が本 体１の一側辺の収合槽１２内に収合される時には、一の完全体を呈し、人体工学 に符合した点火時の良好な握持感を提供する。同時に、本体１底端のペン先１３ は不使用時には反対方向に内側に挿入でき、ペン先１３をぶつからないよう保護 する。

【００１３】 図３の本考案のクリップ推出時の斜視図に示されるように、クリップ３が推出 されて本考案の一側面中央に収合される時には、挟持部３２の円弧状の内断面が 利用されて本体１の収合槽１２より簡単に推出され、挟み掛ける状態の位置決め が行われる。本体１の底端には並びに一のペン先１３が取り付けられて筆記具と しての使用も行える。

【００１４】

【考案の効果】

本考案のクリップ付きライターは、その可動式内蔵クリップの設置により、物 件上に挟み掛けられ、ゆえに携帯に便利であり、且つ該クリップはライター内に 収合可能で収合時に突出せず、美観と実用効果を有し、並びにライターの便利さ を増進する効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】Ａ部に点火制御ヘッドの底面方向からの斜視図
を共に示した本考案の分解斜視図である。

【図２】本考案のクリップ収合時の斜視図である。

【図３】本考案のクリップ推出時の斜視図である。

【図４】本考案の携帯時の状態を示す正面図である。

【図５】本考案のクリップ収合並びにペン先を取り付け
た状態を示す側面図である。

【符号の説明】

１・・・本体 １１・・・クリップ式ライター １２・
・・収合槽 １３・・・ペン先 １４・・・出火部 ２
・・・取付け用シート ２１・・・結合管 ２１１・・
・キー溝 ２２・・・嵌合部 ２３・・・孔 ３・・・
クリップ ３１・・・嵌合部 ３１１・・・凸点 ３１
２・・・組付け用の孔 ３２・・・挟持部 ４・・・点火制御ヘッド ４１・・・結合管 ４１１・
・・凸キー ４２・・・嵌合部 ４３・・・凹点 ４４
・・・出火窓

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一の嵌合部と一の挟持部をからなるクリ
   ップを有し、該嵌合部には一の組付け用の孔が穿たれ、
   以てクリップが組合せを終えた取付けシート上の結合管
   と、点火制御ヘッド底面の結合管の間に結合され、該嵌
   合部の表面には複数の凸点が設けられて点火制御ヘッド
   底面の複数の凹点に相対応すると共に滑動して相互に係
   合し、以てクリップの推出時、収合時の位置決めを達成
   するほか、該挟持部の断面内側は簡単に本体表面をスラ
   イドする円弧状を呈することを特徴とする、クリップ付
   きライター。
2. 【請求項２】 本体にあって、前記クリップの挟持部の
   収合面には一の収合槽が凹設されていることを特徴とす
   る、請求項１に記載のクリップ付きライター。
3. 【請求項３】 前記取付け用シートの結合管と点火制御
   ヘッド底面の結合管は互いに留め合う形状とされている
   ことを特徴とする、請求項１に記載のクリップ付きライ
   ター。
4. 【請求項４】 取付け用シートの結合管にはキー溝が開
   設されて、相対応する所に凸キーを設けた点火制御ヘッ
   ドの結合管と相留め合う構造を有するものとされる、請
   求項３に記載のクリップ付きライター。