JP3023506U - 花卉収穫具 - Google Patents

花卉収穫具

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JP3023506U
JP3023506U JP1995011661U JP1166195U JP3023506U JP 3023506 U JP3023506 U JP 3023506U JP 1995011661 U JP1995011661 U JP 1995011661U JP 1166195 U JP1166195 U JP 1166195U JP 3023506 U JP3023506 U JP 3023506U
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handle
neck
blade
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JP1995011661U
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Inventor
敏昭 藤原
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敏昭 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】茎の丈が長い菊やカーネーション等の花卉の収
穫において、作業が立ったまゝ収穫のできる柄の長い収
穫具にあって、刃体を柄体に対し増し締め可能で着脱自
在とする花卉収穫具の提供を目的とする。 【解決手段】長尺の柄体1の柄首11に刃体2を有するも
のにおいて、刃体2の首部3の柄体係合部31と柄体1の
首支受部4とをネジ係合し、柄体1に対し刃体2が着脱
を自にしたもので、この柄体1と刃体2とは柄体1の柄
首11に設けたネジ切削刃51を有する雌螺糸5を筒内に有
する金属性の筒からなる首支受部4に雄螺糸6を有する
刃体2の首部3と、ネジ係合したものや、刃体2の首部
3に筒内にネジ切削刃71を有する雌螺糸7を持つ金属製
の筒からなる柄体係合部31を、雄螺糸8を首部3に持つ
増し締めのできるネジ係合であってもよく、筒状の首支
受部4の開口部41と筒状の柄体係合部31の開口部32は末
広がりにするとよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は草丈の長い花卉例えば菊や百合やカーネーション等を収穫する際に 作業者が立ったまゝ花卉の根際を切断することのでき作業者の疲労を軽減させる とともに収穫作業を能率よく行わせる収穫具に関する考案である。
【0002】
【従来の技術】
花卉栽培において、花卉を収穫するために用いる収穫具として鋏が多く使用さ れており、このほかに、刃渡りの短い小鎌に長尺の柄を固定したものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の鋏は使業者が腰を半折れ状態に曲げた姿勢で花卉の根元 を切断するものであるから、このような姿勢を長時間持続すると腰の疲労が著し く作業者の健康上好ましいものではない。さらに小鎌に長尺の柄を固定したもの では、鋏を用いような姿勢をとらないから腰の疲労は少ないが繊維の硬い菊やカ ーネーション等の花卉を刈り取ると小鎌の刃の切れ止みが早く再刃付け作業を要 する。然しながらこのような柄の長い小鎌の刃研ぎは研ぎ難くまた収穫の作業場 所で刃研ぎは面倒なものであるところから予備の小鎌を用意し収穫作業に対応し ていたがこれでは経費が高くなり不経済である。この考案は花卉の取り入れにお いて使い勝手のよい花卉収穫具を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記する課題を解決するため、長尺の柄体1の柄首11に花卉の茎が 一本程度切断できる程度の刃渡りの短い鎌形の刃体2を設けるものにあって、刃 体2の首部3の柄体係合部31に柄体1の柄首11の首支受部4をネジ合わせるネジ 係合によって刃体2を柄体1に対し着脱自在に設けたものである。
【0005】 また、この考案は刃体2の首部3と柄体1の首支受部4の係合において、刃体 2の首部3の柄体1の首支受部4との係合部分の外周に雄螺糸6を設け、また、 柄体1の刃体2の首部3と係合し刃体2を支受する首支受部4を筒内にネジ切削 刃51を有する雌螺糸5を持つ金属の筒で構成し、この首支受部4に首部3をねじ 合わせたり首支受部4から首部3を外し得るようにしたもので、首部3に首支受 部4をねじ合わせて係合をし増し締めをすると首支受部4内の雌螺糸5のネジ切 削刃51が首部3の雄螺糸6に続く無螺糸部分に切り入り首支受部4と首部3との ねじ係合がより強力となり刃体2が首部3のところで、柄体1に対し妄回動をし て係合に緩みを生じさせないものである。
【0006】 さらに、この考案は、刃体2の首部3の柄体1と係合する柄体係合部31を金属 の筒で構成し、この筒状の柄体係合部31の筒内の柄体1の首支受部4との係合す る部分には切削刃71を有する雌螺糸7を持ち、また柄体1は刃体2の首部3の柄 体係合部31に係合する柄首11に雄螺糸8を着脱自在でネジ係合したものである。
【0007】 しかも、この筒状の柄体1の首支受部4の開口部41や筒状の首部3の柄体係合 部31の開口部32は、それぞれの開口部41と開口部32が末広がりに拡大されたもの である。
【0008】
【考案の実施の形態】
この考案の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。 図1は本考案の第一の実施例を示す柄体1と刃体2との係合部分を破断した全 体図で、図2は第一の実施例での柄体1と刃体2との係合部分の拡大断面図であ り、図3は第二の実施例での柄体1と刃体2との係合部分を拡大した断面図であ る。
【0009】 図1に示す刃体2は刃渡りが約4センチメートルの刃部21を有する小鎌で、刃 体2の中子が直径約1.5センチメートル、長さが約5センチメートルの木製の 首部3に割り込み係合し目釘で首部3に止着されており、首部3の下方部分の柄 体係合部31には雄螺糸6を有している。また柄体1は直径が約2センチメートル で長さが約70センチメートルの木製の棒からなり、柄体1の先端部分に外径が 約2センチメートル、長さが約7センチメートルの金属からなる筒状の首支受部 4が設けられていて、筒状の首支受部4は首部3と係合する部分で筒内にネジ切 り機能を有する切削51を持つ雌螺糸5を有したもので、この雌螺糸5は首部3の 雄螺糸6と螺合を可能とする。そして花卉を採集するときは、刃体2の首部3の 柄体係合部31に柄体1の首支受部4をねじ合わせて係合するとともに首支受部4 を首部3に対し増し締めするため、さらに回転すると雌螺糸5の切削刃51が木製 の首部3の無螺糸部分に喰い込み首部3と首支受部4とはさらに係合を強くして 係合が妄りに緩むことのない柄つけをし、このあと圃場において作業者が長尺の 柄体1の柄尻部分を持ち立ったまま柄体1の刃体2の刃部21で花卉の根際を切断 するとよい。 長期間の使用によって首部3と首支受部4とに係合の緩みが生じると、柄体1を 首支受部4が首部3に対し増し締めをする方向に回転させて両者の係合を深くす ると緩みは解消させることができ係合の緩みが進行して柄体1から刃体2が妄り に脱離することがない。不使用時や刃体2の刃部21が切れ止んで刃研をする時は 、締つけを強制的に緩め柄体1から外すことで刃部21を砥石の砥面に当接させる ことが容易となり研が容易で鋭利な刃つけができる。また、花卉の収穫作業では 刃体2の予備品を準備しておくと、作業の途中で刃体2が切れ止んだとき刃体2 を新品と交換して作業を続行し作業終了後に刃研ぎをすれば収穫作業が円滑にで きるもので、従来品のような刃体が消耗すると柄体とともに刃体を廃棄するもの と異なり経済的であり、不使用時に刃体2を柄体1から外しておくと刃体2の保 護が確実で他を損傷させることがなく移動にも安全である。
【0010】 図3に示す実施例は、刃体2の首部3の柄体係合部31を金属の筒で構成し、こ の筒内の柄体1の首支受部4と係合する部分には螺糸を削成する切削刃71を有す る雌螺糸7を持ち、また、柄体1の柄首11で柄体係合部31と係合する部分に雄螺 糸8を有する首支受部4を柄体係合部31に刃体2が柄体1に対し着脱自在でネジ 係合するとともに柄体係合部31を首支受部4にネジの増し締め操作で切削刃71を 首支受部4の雄螺糸8に続く無螺糸部分に切り込ませ首支受分4で刃体1が妄回 動をしないようにしたものである。この例においても柄体1は約70センチメー トルの木柄であって、この柄体1は図1や図2に示す柄体1とともに木製のほか 螺糸が切削形成できるプラスチック製であってもよい。そして、この場合も刃体 2と柄体1とが分離と結合を可能にするものであるから刃体2と柄体1とを分離 すると刃体2の刃研ぎが至便であり不使用時や移動時に刃体2が完全に保護され 他を傷つけない安全で始末のよいものである。
【0011】 金属の筒からなる柄体1の首支受分4の刃体2の首部3が挿入される側の開口 分41と柄体1の首支受分4に係合する刃体2の首部3に設けた金属製の筒からな る首支受部4の首部3が挿入される側の開口41はそれぞれ末広がりに拡開したこ とで、柄体1の首部3への係合や首部3の柄体1への係合が容易になるものであ る。なお、この考案の柄体1は実施例では長尺であるが、柄体1を短くして用い ることもできる。
【0012】
【考案の効果】
請求項1記載の本考案の花卉収穫具によると、刃体2と柄体1とが分離と結合 を可能とし、使用時には柄体1の首支受部4に刃体2の首部の柄体係合部31をね じ込むことで簡単に組立て得て使用に速応できるものであり、使用を終えると柄 体1から刃体2を外し刃体2をケース等に収容しておくと刃体2が他の物に危害 を加えることがなく安全で、格納や携帯に至便な取扱いの容易な効果を奏する。
【0013】 請求項2記載の本考案の花卉収穫具によると、柄体1の先端部に設けた金属製 の筒からなる首支受部4は、その筒内にネジ切削刃51を持つ雌螺糸5に雄螺糸6 を付した刃体2の柄体係合部31をねじ合わせたあと、さらに刃体2の首部3を強 く回してネジの増し締めをすると雌螺糸5のネジ切削刃51が柄体係合部31の雄螺 糸6に続く無螺糸部分に喰い込み首支受部4と柄体係合部31とは強固な係合がで き、使用中に柄体1に対し刃体2の係合の緩みより生ずる妄動や脱離の発生を阻 止することができ、また柄体1から刃体2を取り外すと、刃体2の刃研ぎを容易 にし不使用時においても刃体2を適当なホルダーに収納しておくと他に危害をお よぼすことのない安全な処理ができるものであり、花卉採集に際し刃体2の予備 品を準備して携行すると使用中に刃体2が切れ止んだとき、携帯する刃の鋭利な 刃体2と交換して採集作業を続行することができ採集作業を能率よくするもので 、切れ止んだ刃体2は作業終了後刃研ぎをし切味を回復させるとよい。刃研ぎの くり返しで刃体2が消耗すると刃体2のみを購入することができて経済的である ことの効果を奏する。
【0014】 請求項3記載の本考案の花卉収穫具によると、刃体2の首部3に設けた金属製 の筒からなる柄体係合部31はその筒内にネジ切削刃51を持つ雌螺糸5が設けられ て、この柄体係合部31と柄体1の雄螺糸6を有する柄首13にネジ係合するもので あるが、このネジ係合は柄首13に柄体係合部31が係合したあと柄体係合部31を柄 首13に対し強固にねじ合わせる増し締めを可能にするもので柄体係合部31の雌螺 糸5のネジ切削刃51が柄体係合部31とネジ係合する柄首13の雄螺糸6に続く無螺 糸部分に喰い入り柄首13と柄体係合部31との係合を強固にし刃体2が柄体1から 妄りに緩むことがないようにするとともに、刃体2が柄体1に対し着脱を自在と するものであるから、刃体2が切れ止んだとき、刃体2を柄体1から外した状態 で刃研ぎができ良好な刃付をすることができ、また、商品として輸送する場合や 携帯時、不使用時の整理等にも柄体1から刃体2を外しておくと整理がよく刃体 2が他に危害を及ぼすことのない安全な保管がでいきるものであり、刃体2が長 期の使用により消耗すると刃体2のみを購入することができて経済的であること の効果を奏する。
【0015】 請求項4記載の本考案の花卉収穫具によると、筒状の首支受部4の開口部41や 筒状の首部3の柄体係合部31の開口部32が入口が内部より広い末広がりであるこ とから首支受部4に刃体2の首部3の挿入が、また刃体2の首部3の柄体係合部 31には柄体1の柄首11の挿入が容易で花卉の取り入れに忙しいとき刃体2の交換 が円滑にできる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す柄体と刃体の係合部分を
破断した正面図
【図2】図1における柄体と刃体の係合部分を破断した
拡大図
【図3】本考案の他の実施例の柄体と刃体の係合部分を
破断した拡大図
【符号の説明】
1─柄体,11─柄首,2─刃体,21─刃部,3─首部,
31─柄体係合部,32─開口部,4─首支受部,41─開口
部,5─雌螺糸,51─ネジ切削刃,6─雄螺糸,7─雌
螺糸,71─ネジ切削刃,8─雄螺糸

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺の柄体1の柄首11に刃体2を有するも
    のにおいて、刃体2の首部3の柄体係合部31と柄体1の
    柄首11に設けた首支受部4とをネジ係合し、柄体1に対
    し刃体2が着脱自在であることを特徴とする花卉収穫
    具。
  2. 【請求項2】刃体2の首部3と係合する柄体1の首支受
    部4は金属の筒であって、しかも、筒内の刃体2の首部
    3との係合部分にはネジ切削刃51を有する雌螺糸5を持
    ち、また刃体2の首部3は木材又は木材に相当するもの
    からなり、その外周面には首支受部4の雌螺糸5と螺合
    する雄螺糸6を有したもので、この首支受部4に首部3
    を着脱自在でネジ係合したことを特徴とする請求項1記
    載の花卉収穫具。
  3. 【請求項3】刃体2の首部3の柄体1との係合する柄体
    係合部31は金属の筒であって、筒内の柄体1の首支受部
    4との係合部分には切削刃71を有する雌螺糸7を持ち、
    また柄体1は刃体2の首部3の柄体係合部31と係合する
    柄首11に雄螺糸8を持つ木材又は木材に相当するものか
    らなり、この柄首11に刃体2の柄体係合部31を着脱自在
    でネジ係合したことを特徴とする請求項1記載の花卉収
    穫具。
  4. 【請求項4】筒状の柄体1の首支受部4の開口部41又は
    筒状の首部3の柄体係合部31の開口部32はそれぞれの開
    口部41と開口部32が末広がりに拡開したものであること
    を特徴とする請求項1、2、又は3記載の花卉収穫具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013021970A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Kazuyuki Kosemura 草刈り鎌

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