JP3023503U - 果菜類等の生鮮物用収容容器 - Google Patents

果菜類等の生鮮物用収容容器

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JP3023503U
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義朗 井上
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グローバルフルーツ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐荷重が大きく積み重ねに好適であって、積
層時の横ずれを防止できるとともに、通気性が良好で、
そのまま燻蒸処理を行うこともできる。 【解決手段】 生鮮物を収容する基体1の下部及び蓋体
2の上部に収容容器を積み上げたときに上部側の収容容
器を固定・保持して横擦れを防止する保持部41・42
を突設し、基体1及び蓋体2を固定したときに各生鮮物
を夫々離間した状態で収容する各収容部4の外形を略球
状に形成し、基体1と蓋体2とを固定することによって
水平方向に沿った横長形状を有する通気穴43を形成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、果物や野菜等の生鮮物を複数個まとめて収容する果菜類等の生鮮 物用収容容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
苺等の果物やトマト等の野菜等については、運搬や取扱等の際の損傷防止、或 いは生産地から消費地までの運搬の利便性、さらには鮮度の保持等を考慮し、消 費者にできるだけ損傷が少なく新鮮なものを提供するために、例えば苺(或いは トマト)詰め用等の各種パックが開発されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなパック等の容器にあっては、内部に収容した果実や 野菜等を単に保護するだけのものが多く、通常上への容器積み重ねが困難である 。
【0004】 また、このような果菜類にあっては、外国から輸入されているものも多くあり 、燻蒸を必要とする場合が多い。 従って、このようなパック等の容器のうち、特に例えば薄手の柔らかいカバー を施してある容器等にあっては、容器に収容した果菜類の燻蒸を行おうとすると 、1つずつカバーを開かないかぎり、所要の燻蒸効果が得られ難い。また、譬え その容器に通気穴が設けてあっても、その穴が小さい場合には、同様にカバーを 開くことが必要である。
【0005】 また、積み重ねを可能とするため、比較的丈夫な蓋を設けた容器の開発も試み られている。 しかしながら、この蓋付き容器にあっては、所要の燻蒸効果を得ようとすると 、大きな通気穴を開口することが必要であるが、積み上げ強度を確保するうえで は、逆にあまり開口面積を拡大できない事情もあり、所要の燻蒸効果と積み上げ 強度の確保との双方を満足し得る容器の開発が切望されている。
【0006】 そこで、この考案は、上記した事情に鑑み、耐荷重が大きく積み重ねに好適で あって、積層時の横ずれを防止できるとともに、通気性が良好で、そのまま燻蒸 処理を行うこともできる果菜類等の生鮮物用収容容器を提供することを目的とす るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、この請求項1に記載の考案は、果物や野菜等の生鮮物を複数個収容する 基体及びこの基体に固定する蓋体を備えた果菜類等の生鮮物用収容容器であって 、前記生鮮物を収容する基体の下部及び蓋体の上部に前記収容容器を積み上げた ときに上部側の収容容器を固定・保持して横擦れを防止する保持部を突設し、前 記基体及び蓋体を固定したときに各生鮮物を夫々離間した状態で収容する各収容 部の外形を略球状に形成し、前記基体と蓋体とを固定することによって通気穴を 形成したものである。
【0008】 また、この請求項2に記載の考案は、外力に対抗し変形するのを防止する補強 部を収容部の外周面に有するとともに、この補強部が、略球形をなす収容部の子 午線方向若しくはこれに近い方向に形成された帯状の補強突起で構成されたもの である。
【0009】 また、この請求項3に記載の考案は、基体及び蓋体が成形型により樹脂成形に よって一体に形成されているとともに、これら基体及び蓋体を連結する部位に設 けたヒンジ部で折り返して収容容器を形成するものである。
【0010】 また、この請求項4に記載の考案は、基体及び蓋体が成形型により樹脂成形に よって別体に形成されるとともに、これら基体及び蓋体を嵌合部で一体に嵌合し て収容容器を形成するように構成したものである。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、この考案について添付図面を参照しながら説明する。 図1及び図2はこの考案の第1実施例に係る果菜類等の生鮮物用収容容器が適 用されたグレープフルーツ用容器を示す概略正面図及び平面図である。
【0012】 この第1実施例のグレープフルーツ用容器は、4個(勿論3個若しくは5個以 上であっても可能である)のグレープフルーツを収容するものであって、例えば 適宜(無色透明)の合成樹脂材料(必要に応じて、銀イオンや銅イオン等の触媒 殺菌作用をもつ金属微粉末を添加してもよい)を使用し、例えば所定の金型によ る押し出し成形又は射出成形(その他の適宜の成形方法でもよい)によって一体 に形成した基体1及び蓋体2から構成されており、ヒンジ部3を中心として折り 曲げ、基体1及び蓋体2を一部嵌合・固定して形成されている。
【0013】 ヒンジ部3は、基体1と蓋体2との折曲部を構成するばかりか、他よりも肉厚 の略3角形状を有する部分、詳細には左右の球部で囲まれた底面部がストッパ部 (特に必須のものではない)を構成している。これによって、例えば図4に示す ように、グレープフルーツ用容器が梱包箱5に複数密接して配置され、容器先端 側端部が隣の容器の基端部分に当接・係止するときに、梱包箱5外から大きな外 力が作用しても、左右の球部で囲まれた底面部がその外力を吸収して受け止める ストッパとして機能するようになっている。
【0014】 またこのグレープフルーツ用容器には、グレープフルーツを各別に離間(非接 触)した状態で収容するため、4つの収容部4を備えており、各収容部4には上 下に保持部41・42を有するとともに側方には通気穴43を設けている。なお 、この実施例では、収容するものがグレープフルーツであるが、勿論これに限定 されるものではなく、例えばこれ以外に、オレンジ等の果物や野菜等であっても 可能であり、要はこれらの生鮮物の大きさに応じた適宜の大きさの収容部を形成 してあればよい。
【0015】 収容部4は、基体1及び蓋体2のそれぞれ対応する部分を略半球状に形成した ものから構成されており、基体1及び蓋体2を嵌合したときに所望の果菜類を個 別に収容する略球形状の空間が形成される。さらに、この収容部4には、子午線 (縦)方向に沿って複数帯状の補強部44が突設されている。また、この補強部 として、この子午線方向のものの他に、例えば緯度線(横)方向に沿ってさらに 複数のものを突設させてもよい。
【0016】 保持部41は、耐荷重増大を図るため(例えば図3に示すような構造)他の部 分よりも肉厚形状に形成され、強度の補強がなされている。また、保持部42に も、耐荷重増大を図るため他の部分よりも肉厚形状に形成されている。また、こ の保持部42には、強度の補強以外に、例えば丸穴その他の適宜形状の通気穴を 開口させたり、メッシュ状の通気穴を設けて通気性を高めてもよい。これにより 、例えば収容部4内のグレープフルーツに悪影響をもたらすガス(例えばエチレ ンガス等のように、特に空気よりも軽いガス)が発生・充満する場合にも、これ を効率よく排気することができる。
【0017】 通気穴43は、基体1及び蓋体2の互いに対応する縁部の一部を切欠いたもの から構成されており、基体1及び蓋体2を嵌合したときに収容部4の内外を空気 等が自由に流通できる横長形状の開口が形成される。なお、この通気穴43は、 容器内から取り出さずにそのまま所定の燻蒸を行えるようにするため、面積が全 表面積の少なくとも2%を確保するように大きく開口されている。
【0018】 この実施例の補強部44は、特に上下方向からの荷重に耐えられるような補強 を行うため、帯状に適宜の厚さに肉厚を増大させた帯状突起で構成されている。
【0019】 従って、この実施例によれば、所望のグレープフルーツを収容部4に収めた後 、ヒンジ部3を中心として蓋体2を180度折曲・回動して基体1の直上に移動 し、基体1と蓋体2の収容部4を囲んで設けた平面部の適宜の箇所に対応して設 けた嵌合突起11及び嵌合穴21を指等で押しつけて嵌合させ、一体に固定すれ ば、簡単にワンタッチで容器が組み立てられる。 また、組み立てたグレープフルーツ用容器には、収容部4の上下に穴及び突起 を有する保持部42・42を形成してあるから、即ち図4に示すように、上に同 じ容器を積み上げたときに孔に突起が嵌合するから、横擦れすることがないばか りか、補強部44を設けてあるから、耐荷重性も向上しており、押し潰れるとい ったトラブルを招く虞れがない。
【0020】 さらに、この実施例によれば、図4に示す梱包箱5に密着状態で多数収容し、 例えば外国からこのグレープフルーツを輸入する場合に、梱包箱5に通気穴5A を多数設けてあれば、この通気穴5Aを介して流入する冷気が容器の通気穴43 から容器内部に侵入し、適宜の温度でグレープフルーツを保冷するから、上下に 積み上げた容器内のグレープフルーツを長期間に亙り良好な状態に保存すること ができる。 しかも、この実施例によれば、グレープフルーツを容器外へ取り出さずにその まま燻蒸もできるから、輸入用等としても好適である。
【0021】 次に、この考案に係る第2実施例について説明する。なお、この実施例におい て、先の実施例と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。 図5は第2実施例を示すオレンジ容器を示す正面図であり、このオレンジ容器 は、基体1′及び蓋体2′が夫々別個の形成されているが、特にこの実施例では 、基体1′側(蓋体2′側でもよい)に先の実施例とは略同一形状であるが、ヒ ンジ機能は不要であるからストッパ機能のみをもつストッパ部3′を形成してい る。
【0022】 また、基体1′及び蓋体2′には、通気穴43を構成する各切欠き部の縁部4 3A・43Bを肉厚にする(勿論、先の実施例にも設けてもよい)ことにより、 ストッパ部3′で外力を吸収する方向とは直交する方向(図5において紙面に垂 直な方向)からの外力を吸収することができるようになっている。なお、この直 交方向からの外力吸収手段としては、特にこの実施例のものに限らず、同様の効 果を奏するものであれば形状等は問わないが、成形加工の容易なものが好ましい 。
【0023】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案によれば、作用する外力が一部に集中する ことがないように収容部を略球形状に形成することにより、積み上げた容器の重 量に耐えられ得るような力学的構造になっているとともに、収容部の上下に保持 部を設け、外力が作用したとき横擦れするのを可及的に抑えるように構成されて おり、運搬等の際には収容スペースの効率的化を図れる効果がある。しかも、こ の発明によれば、通気穴を大きく確保して空気の淀み等に伴う生鮮物の損傷等を 大幅に抑えることもできるようになっている。
【0024】 また、この考案によれば、収容部の子午線方向若しくはこれに近い方向に補強 部を設け、この補強部によってさらに上下方向の耐荷重を増大させることが可能 となり、積み上げ時の安全性が一層確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る第1実施例のグレープフルーツ
用容器を示す概略正面図。
【図2】同容器の平面図。
【図3】同容器の保持部を示す部分断面図。
【図4】同容器を梱包箱に収容した状態を示す説明図。
【図5】この考案に係る第2実施例のオレンジ用容器を
示す概略正面図。
【符号の説明】
1 基体 11,21 嵌合突起,嵌合穴(嵌合部) 2 蓋体 3 ヒンジ部 3′ ストッパ部 4 収容部 41,42 保持部 43 通気穴 44 補強部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 果物や野菜等の生鮮物を複数個収容する
    基体及びこの基体に固定する蓋体を備えた果菜類等の生
    鮮物用収容容器であって、 前記生鮮物を収容する基体の下部及び蓋体の上部に前記
    収容容器を積み上げたときに上部側の収容容器を固定・
    保持して横擦れを防止する保持部を突設し、 前記基体及び蓋体を固定したときに各生鮮物を夫々離間
    した状態で収容する各収容部の外形を略球状に形成し、 前記基体と蓋体とを固定することによって通気穴を形成
    したことを特徴とする果菜類等の生鮮物用収容容器。
  2. 【請求項2】 外力に対抗し変形するのを防止する補強
    部を収容部の外周面に有するとともに、 この補強部が、略球形をなす収容部の子午線方向若しく
    はこれに近い方向に形成された帯状の補強突起で構成さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載の果菜類等の生鮮
    物用収容容器。
  3. 【請求項3】 基体及び蓋体が成形型により樹脂成形に
    よって一体に形成されているとともに、これら基体及び
    蓋体を連結する部位に設けたヒンジ部で折り返して収容
    容器を形成することを特徴とする請求項1に記載の果菜
    類等の生鮮物用収容容器。
  4. 【請求項4】 基体及び蓋体が成形型により樹脂成形に
    よって別体に形成されるとともに、これら基体及び蓋体
    を嵌合部で一体に嵌合して収容容器を形成するように構
    成したことを特徴とする請求項1に記載の果菜類等の生
    鮮物用収容容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01308747A (ja) * 1988-02-19 1989-12-13 Hercules Inc 食物容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01308747A (ja) * 1988-02-19 1989-12-13 Hercules Inc 食物容器

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