JP3023120U - 時 計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 御利益のある般若心経を身近におくことがで
き、心豊かな安らぎを覚えることができ、いつでも願を
掛けることができるとともに、文字板に意匠的な変化を
付与することのできる時計を提供する。 【課題手段】 文字板３に般若心経の文字３ｃを、縦書
きで描く。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、腕時計、柱時計または置き時計などの時計に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、時計の文字板には、長針および短針が指示する目盛りや、アラビヤ数字 またはローマ数字などの数字が書かれている。 したがって、長針および短針が指示する目盛り、数字により、時刻を知ること ができる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の時計の文字板は、目盛り、数字が描かれているだけなの で、意匠的に変化のないものであった。 ところで、古来より、般若心経は、仏の尊い全ての教えをわずかな文字に説き 尽くした至上の経典ともいわれ、幸せ、限りない弥栄などを願うとき、人々によ って唱えられている。 そして、般若心経はわずかな文字の経典であるが、２５０字を越えるので、な かなか覚えられないものである。 そこで、覚えられないまでも御利益のある般若心経を身近におきたいという要 望がある。

【０００４】 この考案は、上記したような要望に応えるためになされたもので、御利益のあ る般若心経を身近におくことができ、心豊かな安らぎを覚えることができ、いつ でも願を掛けることができるとともに、文字板に意匠的な変化を付与することの できる時計を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案にかかる時計は、文字板に般若心経の文字を描いたものである。 そして、般若心経の文字は、縦書きで描くのが望ましい。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の実施形態を図に基づいて説明する。 図１はこの考案の一実施形態である腕時計を示す部分斜視図、図２は図１に腕 時計の文字板を示す正面図である。 これらの図において、１はケース、２はケース１側面に取り付けられた竜頭、 ３はケース１内に収容された文字板を示し、この文字板３には、短針５および長 針６を駆動する駆動軸４を挿通する貫通孔３ａと、短針５および長針６が指示す る数字および／または目盛り３ｂと、般若心経の文字３ｃとが設けられている。 なお、般若心経の文字３ｃは、縦書きで、浮き彫りによって克明精緻に描かれ ている。 ７はケース１の前面に取り付けられたガラス蓋、８はケース１に取り付けられ たバンドを示す。

【０００７】 なお、上記した実施形態では、般若心経の文字３ｃを縦書きで描いたが、他の 形態、例えば放射状に、数字および／または目盛り３ｂを除いた文字板３の表面 に描いてもよい。 また、般若心経の文字３ｃを浮き彫りで描いたが、他の方法、例えば刻設、手 書きなどによって描いてもよいが、手書きの場合は剥がれないように何らかの処 理を施す必要がある。 さらに、腕時計で説明したが、柱時計または置き時計などの他の時計であって もよいことは言うまでもない。

【０００８】

【考案の効果】

以上のように、この考案によれば、文字板に般若心経の文字が描かれているの 、御利益のある般若心経を身近におくことができ、心豊かな安らぎを覚えること ができ、いつでも願を掛けることができるとともに、文字板に意匠的な変化を付 与することができる。 そして、般若心経の文字が縦書きで描かれているので、判読することが容易で あり、精読、熟読して覚えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施形態である腕時計を示す部分
斜視図である。

【図２】図１に腕時計の文字板を示す正面図である。

【符号の説明】 １ ケース ２ 竜頭 ３ 文字板 ３ａ 貫通孔 ３ｂ 数字および／または目盛り ３ｃ 般若心経の文字 ４ 駆動軸 ５ 短針 ６ 長針 ７ ガラス蓋 ８ バンド

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 文字板に般若心経の文字が描かれてい
   る、 ことを特徴とする時計。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の時計において、 前記般若心経の文字は、縦書きで描かれている、 ことを特徴とする時計。