JP3022805U - 耳飾り収納用化粧品ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案に係る耳飾り収納用化粧品ケースは、
小型で紛失し易い耳飾り、就中ピアスの携帯に際して、
紛失する事無く、然も傷つけることなく従来使用してい
た化粧品ケースとの兼用を計った、耳飾り主体のケース
の改良を目的とする。 【構成】 芯材を合成樹脂又は軽金属、木製の軽量薄型
に形成し、表装及び内装は全体にスウェード革、ビロー
ドその他ソフトな立毛布、又は合成樹脂・ゴム等の素材
を使用して成る耳飾り収納用化粧品ケース本体１、なら
びに同形の蓋２を蝶番１５にて繋ぎ、本体内部の左側に
縦長に耳飾り収納部３を設け、該収納部３の奥に其と同
大の蓋６を取付け適宜な止め具で止着し、該収納部３は
奥から横に３段又は４段に半仕切板５で区切り、その縦
長の収納部３の左淵は半仕切板５で区切らない縦に通ず
る溝４とし、内容物を左にずらせて容易に取り上げるこ
とが出来る構造としたことを特徴とする、耳飾り収納用
化粧品ケース。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案に係る耳飾り収納用化粧品ケースは、耳飾り、就中、非常に小型の耳飾 り、紛失し易い特にピアスの携帯に便ならしむ化粧品兼用の収納ケースに係わる ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、女性の携帯用の簡易化粧品収納ケースとして、口紅、頬紅、アイシャド ー、マスカラその他ファンデーション、パフなどを収めておく容器は多く存在し ているが、小型のピアスを２組以上携帯するような場合、好ましい収納方法がな く、財布に入れたり、バッグ、鞄に直接収めるため非常に落し易く紛失すること 、柔らかな材質の場合傷つきやすく、当事者にとって不便を凌いできているのが 実情である。

【０００３】 特に、本考案の化粧品ケースは、女性層、中でも若い女性層を主たる対象とし ている。その当事者は、通常の化粧品ケースまでは必要とせず、最小限度の口紅 、口紅筆、アイシャドー位を携帯している場合が非常に多い。

【０００４】 上記、当事者は何種類かの目立たない小型の耳飾り、就中ピアスを携帯してい て、友人のものと交換し合ったりして使用している状況にあり、その収納方法及 び紛失防止には苦慮している。通常は耳飾りはケースに収め、ハンドバッグに仕 舞うので、小型ピアスの取扱についてもさほどの不便は感じないかもしれない。 しかし、市場を見ても簡便な兼用ケースは見当たらない。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

その点に着目して、本考案は、女性が最小限必要とする化粧品類をコンパクト に収納出来て、且つ小型ピアスの収納を容易に行なえる耳飾り収納用化粧品ケー スを提供することを考案の課題として試作を重ね、下記の構成の耳飾り収納用化 粧品ケースを開発し、取扱いの便ならしむるに至った。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の構成は、下記の通りのものである。 芯材が合成樹脂又は軽金属、木製の軽量薄型の化粧品ケースで、表装及び内裝 は全体にスウェード革、ビロードその他ソフトな立毛布、又は合成樹脂・ゴム等 の素材を使用して成る耳飾り収納用化粧品ケース本体１、ならびに同形の蓋２を 蝶番１５にて繋ぎ、ケース本体１内部の左側に縦長に耳飾り収納部３を設け、収 納部３の奥に其と同大の蓋６を取付け適宜な止め具１３、１４で止着する。該収 納部３は奥から横に３段又は４段に半仕切板５で区切り、その縦長の収納部３の 左淵は半仕切板５で区切らない縦に通ずる溝４とし、内容物を左にずらせて容易 に取り上げることが出来る構造とする。収納部３の蓋６は平板で、蓋６の左側に は半仕切板６の高さと同じで、収納部３の長さと同じ仕切板７設け内容物を安定 させる。 ケース本体１の内部の右側には、棒状の口紅８、それから中央に向かって口紅 筆９、アイシャドウ具１０、マスカラ１２、その他アイカラー等の化粧品１１等 を収納する。ケース本体１の蓋２の裏面は、各収納品に対応した凹みＫを形成し 、中央部には鏡１６を取り付けたことを特徴とする耳飾り収納用化粧品ケース。

【０００７】 本考案において、最も重要な点は耳飾り収納用化粧品ケース１の左側に位置す る耳飾り収納部３の構造にあり、耳飾り収納用化粧品ケース本体１を開口しても 耳飾りが落ちないよう蓋６を設けたこと、及びそれを取り出す時に耳飾り収納部 ３の蓋を上げると、その蓋６の仕切板７の左側に溝４が設けられていて、狭い空 間であってもそちらに落とせば指で容易に取り上げられ、もしくは、ケース本体 １の蓋２の内左側に収められているピンセット１７で取り扱う事もできる。

【０００８】 上記、耳飾り収納部３はケース本体１で一番深く形成され、ビロード等の柔ら かい布で覆われているから、耳飾りを傷つける恐れがない。 耳飾りに関係なく、化粧に使用する際は耳飾り収納部３の蓋６を閉めておけば 、落としたり偏ったりすることはない。 本耳飾り収納用化粧品ケースは、掌の中で使用可能な小型の容器で、収納する 化粧具の中で口紅８が一番大きく、これが収められる最小限度に製作すれば良く 、携帯に非常に便利である。

【０００９】

【作用】

次に、図面に基づいて作用を述べるが、図１において、本耳飾り収納用化粧品 ケース１の蓋２は最大１００度〜１２０度迄開けば良く、また、耳飾り収納部３ の蓋６も最大１００度開けばよい。それらの蓋２、６は適宜な止め具で止められ 、蝶番１５で開口方に賦勢されているバネを使用することが扱いよく好ましい。

【００１０】 図１は、本考案に係る耳飾り収納部用化粧品ケースの開口平面図で、略全開し た状態を示し、右から口紅８、口紅筆９、アイシャドー具１０、上にアイカラー １１、マスカラ１２、その他所望の分別した化粧品ケースを収納することが出来 る。左側は耳飾り収納部３で左端に常時開口されている溝４があり、蓋２、６を 閉めている時は耳飾り収納部３の蓋６の左側面に固定されている仕切板７で区分 されている。

【００１１】 耳飾り収納部３には、ケース端にまで達しない半仕切板５が横に２〜３枚備え られる。これは耳飾りの形や組数に応じて設計変更すればよい。耳飾り収納用化 粧品ケース本体１の右側には口紅８を収め、順次口紅修正用の筆９を、更に左へ とアイシャドー具１０を収納するものである。

【００１２】 本体の蓋２の内側には、口紅８や口紅筆９の収納時に締まりよく軽く圧接する 凹部Ｋを形成し、中央部には鏡１６を取り付ける。また、最左端にはピアス取り 出し、又はその他の用に供するための小型ピンセット１７（図２）を収納してお く。ピンセットの突出部分は、耳飾り収納部３の溝４が吸収する。

【００１３】 図２は、本耳飾り収納用化粧品ケース１の開口斜視図で、符号については全て 図１と同一で符合している（ピンセット１７は図１には無い）。この耳飾り収納 用化粧品ケースはスエード調の皮革、同人工皮革例えばエクセーヌ、又はビロー ド調の布帛等が柔らかくて好ましいが、色彩の綺麗な合成ゴム等で外装形成して もよい。

【００１４】 内装は、各々の部材を密着収納させるために、比較的厚手の立毛布が部材の保 持にソフトで優れている。

【００１５】

【考案の効果】

従来、目立ったイヤリングは好まない女性が、常時使用している小型のピアス 携帯に際して、適当な収納方法がなく頻繁に紛失していた実情に鑑みて、女性が 常に携帯している化粧ケースを改良して兼用ケースとした結果、小型で然も軽く 、必要最小限の化粧品類とを携帯できる便利な商品として、本考案に係る耳飾り 収納用化粧品ケースが大いに注目を集めている。

【００１６】 製作費についても安価で提供できるもので、あらゆる範囲の女性にとっても重 宝な携帯用品として利用される公算は大である。

【００１７】

【提出日】平成７年８月２日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００６

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の構成は、下記の通りのものである。 イ）耳飾り収納用化粧品ケースは、芯材が合成樹脂又は軽金属、木製の軽量薄 型とし、表装及び内装は全体にスウェード革、ビロードその他ソフトな立毛布、 又は合成樹脂・ゴム等の素材とする。 ロ）本体１及び同形の蓋２は蝶番１５にて繋ぎ、ケース本体１内部の左側に縦 長に耳飾り収納部３を設ける。 ハ）収納部３の奥には其と同大の蓋６を取付け適宜な止め具１３、１４で開閉 し 、該収納部３は全体を３段又は４段に半仕切板５で区切り、その縦長の収納部 ３の左淵は半仕切板５で区切らない縦に通ずる溝４として内容物を左にずらせて 容易に取り上げることが出来る構造とする。 ニ）収納部３の蓋６の左側には半仕切板５の高さ及び収納部３の長さと同じ寸 法の 仕切板７にて内容物を安定収納させる。 ホ）ケース本体１の内部には右から、各々棒状の口紅８、口紅筆９、アイシャ ドウ具１０、マスカラ１２、その他アイカラー等の化粧品１１等を収納し、ケー ス本体１の蓋２の裏面は各収納品に対応した凹みＫを形成し、中央部には鏡１６ を取り付ける。 以上の各特徴を有する耳飾り収納用化粧品ケース。

【図面の簡単な説明】

図１ 本考案に係る耳飾り収納用化粧品ケースの開口平面図 図２ 同開口斜視図

【００１８】

【符合の説明】

１ 耳飾り収納用化粧品ケース本体 ２ 蓋 ３ 耳飾り収納部 ４ 溝 ５ 半仕切板 ６ 蓋 ７ 仕切板 １６ 鏡

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【手続補正書】

【提出日】平成７年８月２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 芯材が合成樹脂又は軽金属、木製の軽量
   薄型の化粧品ケースで、表装及び内裝は全体にスウェー
   ド革、ビロードその他ソフトな立毛布、又は合成樹脂・
   ゴム等の素材を使用して成る耳飾り収納用化粧品ケース
   本体１、ならびに同形の蓋２を蝶番１５にて繋ぎ、ケー
   ス本体１内部の左側に縦長に耳飾り収納部３を設け、収
   納部３の奥に其と同大の蓋６を取付け適宜な止め具１
   ３、１４で止着する。該収納部３は奥から横に３段又は
   ４段に半仕切板５で区切り、その縦長の収納部３の左淵
   は半仕切板５で区切らない縦に通ずる溝４とし、内容物
   を左にずらせて容易に取り上げることが出来る構造とす
   る。収納部３の蓋６は平板で、蓋６の左側には半仕切板
   ６の高さと同じで、収納部３の長さと同じ仕切板７設け
   内容物を安定させる。ケース本体１の内部の右側には、
   棒状の口紅８、それから中央に向かって口紅筆９、アイ
   シャドウ具１０、マスカラ１２、その他アイカラー等の
   化粧品１１等を収納する。ケース本体１の蓋２の裏面
   は、各収納品に対応した凹みＫを形成し、中央部には鏡
   １６を取り付けたことを特徴とする耳飾り収納用化粧品
   ケース。