JP3022612U - 点滅式アクセサリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 昨今に至っては他との差別化を図る上で特徴
あるデザインを利用者に訴えることが困難となってい
る。 【解決手段】 イヤリングにおいて、光の点滅を行う発
光部４が装飾部Ｂに用いられる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、アクセサリに係わり、特にその一部が光の点滅を繰り返す点滅式ア クセサリに関する。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

周知のように、従来のアクセサリは自ら発光するものではなく、金、銀、プラ チナ等の貴金属及び宝石等を用いることにより、外光の反射による輝き、あるい はその形状によって装飾性に特徴を持たせたものである。また、アクセサリにお いて、このような装飾手法は永い歳月の間変わることなく用いられており、昨今 に至っては他との差別化を図る上で特徴あるデザインを利用者に訴えることが困 難となっている。

【０００３】 本考案は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、従来のアクセサリとの差 別化を図ることが可能な点滅式アクセサリを提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１記載の考案は、光が点滅する点滅手段を具備することを特徴としてい る。

【０００５】 請求項２記載の考案は、請求項１記載の考案において、点滅手段がアクセサリ 本体に装着することにより点滅を開始することを特徴としている。

【０００６】 請求項３記載の考案は、請求項１または２記載の考案において、点滅手段が発 光ダイオードによって光の点滅を行うことを特徴としている。

【０００７】 請求項４記載の考案は、身体に固定する固定部材と、該固定部材に連設された 装飾部材と、該装飾部材に着脱自在に装着される透明な枠部材と、該枠部材内に 設けられた発光ダイオードと電池、及び該枠部材が装飾部材に装着されることに より該電池を発光ダイオードに接続して点滅させるスイッチ部材とを具備する構 成を採用している。

【０００８】 請求項５記載の考案は、請求項１ないし４いずれかの項記載の点滅式アクセサ リがイヤリングであることを特徴としている。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、図面を参照して本考案の一実施例について説明する。 まず、図１は本実施例のイヤリングの構成を示す斜視図である。この図におい て、符号Ａは耳への固定部、Ｂは装飾部、またＣは固定部Ａと装飾部Ｂとを連結 する装飾チェーンである。

【００１０】 固定部Ａは、イヤリングの固定具として従来から広く用いられているものであ り、装飾チェーンＣに連結されたＵ字状の金具１と、該金具１の一端に設けられ た当接部１ａとの間で耳を挟み込むネジ式結合具２によって形成されている。

【００１１】 装飾部Ｂは、上記装飾チェーンＣに連結された円筒状のキャップ部３と、該キ ャップ部３内に設けられた嵌合口３ａに嵌合するように形成された発光部４とに よって構成されている。

【００１２】 次に、図２を参照して、装飾部Ｂの構造について詳しく説明する。 発光部４は、硝子あるいはプラスチック等の透明な素材によって管状に形成さ れた外枠４ａの内部に、発光素子である発光ダイオード４ｂ、該発光ダイオード ４ｂに電源を供給するボタン電池４ｃ、及び発光ダイオード４ｂとボタン電池を 接続するスイッチ部４ｄとによって構成されている。

【００１３】 ボタン電池４ｃは、図示するように２個が直列に接続されるように該外枠４ａ 内に装着され、スイッチ４ｄが閉じた場合に発光ダイオード４ｂには３Ｖ（ボル ト）の電圧が印加されるようになっている。なお、このボタン電池４ｃは、発光 部４を小さく形成するため極力小型のものを用いる。発光ダイオード４ｂは、該 電圧が印加されると一定周期で点滅を繰り返すタイプのものが使用される。

【００１４】 このように構成された発光部４は、該イヤリングを使用する際にキャップ部３ に嵌合・挿入されて固定部Ａと一体化されるが、該発光部４を所定の深さまでキ ャップ部３に挿入することにより、スイッチ４ｄが閉じて発光ダイオード４ｂに ３Ｖの電圧が印加される。そして、この結果、発光ダイオード４ｂは、所定の発 光色の光を点滅させる。

【００１５】 ここで、一般に、発光ダイオードの発光色には、赤色、黄色、オレンジ色、緑 色、青色等がある。本イヤリングは、上述したように発光部４が着脱式に形成さ れているので、該イヤリングを身につける際の衣類の色彩等に応じて異なる発光 色の発光部４を選択することにより、装飾品としてのイヤリングの機能を向上さ せることができる。

【００１６】 なお、上述した説明では点滅式の発光ダイオードを用いているが、連続発光す るタイプの発光ダイオードを用いても良いことは勿論であり、また発光部に異な る発光色を有する複数の発光ダイオードを装着し、同時に複数色の光を点滅させ るようにしても良い。

【００１７】 さらに、上記説明では、本考案をイヤリングに用いた例について述べたが、本 考案は、ネックレス、ブレスレット、指輪、及び髪飾り等の装飾性を必要とする アクセサリ全般に亘って適用できるものである。

【００１８】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば以下のような効果を奏する。 （１）点滅手段が自ら発光し点滅を繰り返すので、これまでにはない装飾性を有 するアクセサリを提供することが可能であり、よって従来のアクセサリとの差別 化を図ることが可能である。 （２）自ら発光するので、夜間において特にその装飾性を際立たせることが可能 である。 （３）点滅手段をアクセサリ本体に装着することにより点滅が開始されるので、 必要に応じて点滅の開始を容易に操作することが可能である。 （４）点滅手段は発光ダイオードによって光の点滅を行なうので、点滅手段を小 型化することが可能であると共に、点滅手段の故障を押さえて長寿命化すること が可能である。また、低価格で点滅手段を構成することも可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の構成を示す斜視図である。

【図２】本考案の一実施例において、発光部の構成を示
す断面図である。

【符号の説明】

Ａ 固定部 Ｂ 装飾部 Ｃ 装飾チェーン ３ キャップ部 ４ 発光部 ４ａ 外枠 ４ｂ 発光ダイオード ４ｃ ボタン電池 ４ｄ スイッチ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 許 ▲ないいん▼ 東京都世田谷区大原１−15−６ (72)考案者 萬 香君 東京都世田谷区大原１−15−６ (72)考案者 許 諾迪 東京都世田谷区大原１−15−６ (72)考案者 許 佑迪 東京都世田谷区大原１−15−６

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 光が点滅する点滅手段を具備することを
   特徴とする点滅式アクセサリ。
2. 【請求項２】 前記点滅手段は、アクセサリ本体に装着
   することにより点滅を開始することを特徴とする請求項
   １記載の点滅式アクセサリ。
3. 【請求項３】 前記点滅手段は、発光ダイオードによっ
   て光の点滅を行うことを特徴とする請求項１または２記
   載の点滅式アクセサリ。
4. 【請求項４】 身体に固定する固定部材と、該固定部材
   に連設された装飾部材と、該装飾部材に着脱自在に装着
   される透明な枠部材と、該枠部材内に設けられた発光ダ
   イオードと電池、及び該枠部材が装飾部材に装着される
   ことにより該電池を発光ダイオードに接続して点滅させ
   るスイッチ部材とを具備することを特徴とする点滅式ア
   クセサリ。
5. 【請求項５】 イヤリングであることを特徴とする請求
   項１ないし４いずれかの項記載の点滅式アクセサリ。