JP3022559U - 髪結具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自分一人による簡単な手段及び操作でも種々
の魅惑的な髪形を造れるようにした髪結具を提供する。 【構成】 弾性部材で形成されたループ状の髪通し穴部
２と、この髪通し穴部２と一体に形成され適宜の長さを
有する髪挿し部３とからなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、簡単な手段及び操作により、種々の魅惑的な髪形を造ることができ る髪結具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、魅惑的な髪形は女性にとって極めて憧れの的となるものであるが、この 魅惑的な髪形を得るためには、美容院へ行って手間を掛けているのが通常である 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、美容院へ行って髪形を整えたり変えたりすることは、費用が掛 かったり、時間が掛かったりして大変であるという問題がある。 従って、折角髪を伸ばしたりして素敵な髪をしていても、毎日簡単な手操作で 済ましたりして平凡な髪形で日常生活を送る女性が大部分を占めるのが現状であ り、画期的な髪結具の出現が望まれ問題となっている。

【０００４】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡単な手段及び操作により 、自分一人でも種々の魅惑的な髪形を造ることができる髪結具を提供することを 目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案は、髪通しループ部と、この髪通しループの 一端に連なる髪挿し部とからなり、髪通しループ部と髪挿し部との連結部にくび れ部が形成され、前記髪通しループ部は前記くびれ部から広がる末広がり状部と 前記くびれ部の反対側の緩いループ部とが連続的に連なるループからなることを 特徴とするものである。 また、髪挿し部は扁平で細長板状であって且つ先端側が緩い尖鋭状となってい てもよい。

【０００６】

【作用】

上記構成とすることにより、ポニーテイル（うしろで束ねた下げ髪）の弾性バ ンド附近の根元の髪中へ挿すための髪挿し部を上から挿し込むと共に、上に出て いる髪を通すための髪通しループ部の穴へポニーテイルの下端側の束を通した後 、髪挿し部の先端側を把持して引っ張って下方へ抜くと、ポニーテイルの両側の 髪がうしろ中央部に向かって集束する格好となると共に、その中央部のうしろ側 に弾性バンドが隠れ、且つその中央部のうしろ側から髪が下がって全体として極 めて魅惑的な髪形となる。 また、ポニーテイルを最初から上下二本にして上記と同様にすれば、また違っ た魅惑的な髪形になるし、ポニーテイルの弾性バンド附近の根元の髪中に髪挿し 部を下から差し込んで、下方の髪通しループ部の穴へポニーテイルの下端側の束 を通して、上方へ抜くと、これもまた違った魅惑的な髪形となるなど、種々の素 敵なヘアスタイルを楽しむことができる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案に係る実施例を図に基づいて説明する。 図１は本考案に係る一実施例の正面図、図２は図１の側面図、図３乃至図６は 使用状態を説明するための斜視図、図７は使用後の完成した髪形の斜視図である 。

【０００８】 図１及び図２において本実施例に係る髪結具１は髪を通すための髪通しループ 部２と、この一端に連なって、髪へ挿すための適宜の長さを有する髪挿し部３と から構成されている。 そして、髪通しループ部２と髪挿し部３との連結部分にはくびれ部４が形成さ れ、また、髪通しループ部２は、くびれ部４から広がる末広がり状部２ａと、く びれ部４の反対側の緩いループ部２ｂとが連続的に連なるループになっている。

【０００９】 しかしながら、髪通しループ部２はそのループが細いため弾性を有しているの に対し、髪挿し部３は扁平で細長板状であるが、ある程度幅及び厚さがあるため 堅固な造りとなっている。 そして、髪挿し部３においては基端３ａ側が緩い尖鋭状となっており、髪に挿 し易くなっている。 なお。髪通しループ部２は弾性を有しているから、髪から抜くときに、ループ 形状が細長く撓むことにより、スムーズに髪を通すことができ、髪に痛さを感じ たり、髪を傷めたりしないようになっていると共に、使用後は元の状態に戻るよ うになっていて便利な構成となっている。

【００１０】 次に、髪結具１の使用方法を説明する。 先ず、ポニーテイル５の弾性バンド６附近の根元の髪中に髪挿し部３を上から 差し込む（図３参照）。次に、上に出ている髪通しループ部２の穴へポニーテイ ル５の下端側の束５ａを通す（図４参照）。次いで、髪挿し部３の先端３ａ側を 把持して弾性バンド６のうしろ側から引っ張る（図５参照）。そして髪結具１を 抜く（図６参照）。

【００１１】 そうすると、ポニーテイル５の両側の髪がうしろ中央部に向かって集束する恰 好となると共に、その中央部の後ろ側に弾性バンド６が隠れ、且つその中央部の うしろ側から髪が下がって素敵な髪形のでき上がりとなる（図７参照）。

【００１２】

【考案の効果】

以上述べた如く、本考案によれば、髪通しループ部と髪挿し部との連結部分の くびれ部が、髪結具を髪中に差し込んだとき、軽く止めるストッパの働きをして 行き過ぎたり外れたりしにくくして、髪通しループ部への髪の挿入をやりやすく し、また、その後髪結具を引き抜くときは、髪通しループ部の末広がり状部がル ープ状の弾性変形をしやすくして、引き抜きやすくする。 このように使い勝手がよいので、種々の魅惑的な髪型が自分一人の簡単な操作 で即座に造れることとなり、極めて便利なものとすることができると共に、毎日 を楽しく送ることにも大いに貢献できるものとすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る一実施例の正面図である。

【図２】図１の側面図である。

【図３】初期の使用状態を示す斜視図である。

【図４】図３の次の使用状態を示す斜視図である。

【図５】図４の次の使用状態を示す斜視図である。

【図６】図５の次の使用状態を示す斜視図である。

【図７】使用後の完成した髪形の斜視図である。

【符号の説明】

１，７，８ 髪結具 ２，９ 髪通しループ ３ 髪挿し部 ３ａ 先端 ４ くびれ部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 髪通しループ部と、この髪通しループの
   一端に連なる髪挿し部とからなり、髪通しループ部と髪
   挿し部との連結部にくびれ部が形成され、前記髪通しル
   ープ部は前記くびれ部から広がる末広がり状部と前記く
   びれ部の反対側の緩いループ部とが連続的に連なるルー
   プからなることを特徴とする髪結具。
2. 【請求項２】 前記髪挿し部が扁平で細長板状であって
   且つ先端側が緩い尖鋭状となっていることを特徴とする
   請求項１記載の髪結具。