JP3022064U - コンクリート材料投入機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリート材料を流し込みコンクリート成
型用の型枠内へ均質に投入する。 【構成】 断面Ｖ字形のホッパー（１）の底部長手方向
に沿って撹拌羽根を装着し、該撹拌羽根は中央部を境に
して回転方向が違うスクリュー（３）式とし、投入した
コンクリート材料をホッパーの底部中央の開口（６）に
移送するようにし、さらに該開口の下部にはコンクリー
ト材料排出用スクリュー（７）を配設したもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、コンクリート材料を流し込みコンクリート成型用の型枠内に投入す るための装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のコンクリート投入機は、コンクリート材料の混練の硬軟を示す指数であ るスランプが高い場合と低い場合によって、コンクリート材料の排出量が異なる 。コンクリート材料が軟らかい場合は、コンクリート材料中の粗骨材が分離し易 く、又、排出口から漏れを生じるなどして、型枠内に調整して投入するには経験 と技術を要する。平面型の型枠等には特にその調整がむずかしかった。さらに水 分の漏れの遮断には困難があった。又、従来のコンクリート材料投入機は、撹拌 羽根が１方向に回転してコンクリート材料を排出口に移送するため、送られる途 中のホッパー壁に押しつけられる時間が長く、コンクリート材料がホッパー内壁 に固着してしまい勝ちで、その排除、掃除に手間を要している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

コンクリート材料のスランプの高低を問わずに、均一にコンクリート材料を型 枠内に供給し、ホッパー内では材料分離を防止し、さらにホッパー内のコンクリ ート材料の付着を防止して、型枠内へのコンクリート材料の投入量を調整できる 投入機を提供せんとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、断面Ｖ字形のホッパーの底部長手方向に沿って撹拌羽根を装着し、 該撹拌羽根は中央部を境にして回転方向が違うスクリュー式とし、投入したコン クリート材料をホッパーの底部中央の開口に移送するようにし、さらに該開口の 下部にはコンクリート材料排出用スクリューを配設したことを特徴とするコンク リート材料投入機である。

【０００５】

【作用】

スクリューを双方向から送る形式としたためコンクリート材料を型枠内へ流し 込む時間を短縮し、水漏れを防いでホッパー内での材料分離をなくし、材料の供 給量を調整し易くし、さらにスクリューの押付けによるホッパー内壁へのコンク リート材料の付着、固化を最小限となし、コンクリート材料の型枠内への供給量 の調整を容易とする。

【０００６】

【実施例】

実施例を図面に基づいて説明する。 図１は平面図、図２は正面一部断面図を示す。１はホッパーで、２はその側面 を示す。ホッパー１は断面Ｖ形をしており、その底部に撹拌羽根を備えたスクリ ュー３が設けてある。スクリュー３の軸４はホッパー１の側面２を貫通して外部 に出され、モーター５によって回転せしめられる。スクリュー３の羽根は中央部 を境にして回転方向を違えてあり、スクリュー３の回転と共に、投入されたコン クリート材料はホッパー１の底部中央に設けられた開口６に向い、該開口６から 落下する。開口５の下部には排出スクリュー７がスクリュー３と直角方向に装着 され、該排出スクリュー７はモーター８によって回転せしめられ、コンクリート 材料を投入口９より押出し、成形型枠（図示せず）内に投入する。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、コンクリート材料・ホッパー内への滞留時間を短縮し、水漏 れを防いでホッパー内での材料分離をなくし、又、コンクリート材料のホッパー 内壁面への押付けによる付着、固化を最小限とし、材料の供給量を調整し易くで きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の平面図を示す。

【図２】図１の正面一部断面図を示す。

【符号の説明】

１ ホッパー ２ 側面（ホッパーの） ３ スクリュー ４ 軸 ５ モーター ６ 開口 ７ 排出スクリュー ８ モーター ９ 投入口

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 断面Ｖ字形のホッパーの底部長手方向に
   沿って撹拌羽根を装着し、該撹拌羽根は中央部を境にし
   て回転方向が違うスクリュー式とし、投入したコンクリ
   ート材料をホッパーの底部中央の開口に移送するように
   し、さらに該開口の下部にはコンクリート材料排出用ス
   クリューを配設したことを特徴とするコンクリート材料
   投入機。