JP3021867U - 印刷インク調合セット - Google Patents

印刷インク調合セット

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JP3021867U
JP3021867U JP1995008912U JP891295U JP3021867U JP 3021867 U JP3021867 U JP 3021867U JP 1995008912 U JP1995008912 U JP 1995008912U JP 891295 U JP891295 U JP 891295U JP 3021867 U JP3021867 U JP 3021867U
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JP1995008912U
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Inventor
延男 都築
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有限会社一粒社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未熟練者でも印刷インクの調合作業を可能と
する。 【解決手段】 計量器10の一端は蓋部材14によって
閉鎖され、側面には蓋部材14の内面16と整合する位
置を起点(0点)として、目盛り18が刻まれている。
調合表に従って原色インクの配合比を決定し、その中の
1種の原色インクを、計量器10の目盛り18のこの原
色インクの配合比に対応する位置まで充填する。正確に
充填できたなら、へら22を使用してこの原色インクを
計量器10から取り出して、調合台に載せる。計量器1
0を清掃して、あるいは他の計量器10を使用して、別
の原色インクを計量して調合台に載せる。配合比に対応
する全ての原色インクを計量して調合台に載せたなら、
混合して印刷インクとする。原色インクは、配合比に応
じて正確に計量されて混合される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、印刷インク調合セットに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、印刷インクでは、マゼンタ、シアン、イエロー等の原色インク を調合して所望の色を得ている。この調合比率は、例えばインク製造業者が提供 する調合表等に基づいて決定されていた。
【0003】 従来、同色の印刷インクを大量に使用する機会が多い大手の事業所では、前述 の調合表の色番号や調合比率を入力すると、それに応じた量の原色インクを秤量 して排出するコンピュータ制御の秤量機を使用することもあった。一方、同色の 印刷インクを小量しか使用しない場合が多い中小の事業所では、前述の調合表に 基づく秤量は、人手によることが普通であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、人手による秤量は、調合量が少ないことから、原色インクの秤 量誤差がわずかでも、調合された印刷インクの色が求める色と異なってしまうこ とがあり、正確に調合するには長年の熟練と経験が要求されていた。
【0005】 また、印刷インクの色決めには、調合した印刷インクを実際に印刷する紙に付 着させて刷り色を確認することも必要であるが、この刷り色の確認作業にも熟練 と経験が必要であった。 本考案は、このような技術的な背景下でなされたものであり、特に熟練してい ない人でも印刷インクの調合作業を可能とする印刷インク調合セットを提供する ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の印刷インク調合セット は、筒状体を長手方向に沿って分割した形状で、その外面に長手方向に沿って設 けられた目盛りを有する計量器と、 表面平滑なローラと、 該ローラの軸方向の長さと一致する幅と該ローラの周長と一致する長さの長方 形のインク面を有する展延台と からなる。
【0007】 請求項2記載の印刷インク調合セットは、請求項1記載の印刷インク調合セッ トにおいて、 前記計量器の一方の端に蓋部材を設けたことを特徴とする。 請求項3記載の印刷インク調合セットは、請求項2記載の印刷インク調合セッ トにおいて、 前記蓋部材を開閉可能としたことを特徴とする。
【0008】 請求項4記載の印刷インク調合セットは、請求項2記載の印刷インク調合セッ トにおいて、 前記蓋部材を前記計量器に着脱自在としたことを特徴とする。 請求項5記載の印刷インク調合セットは、請求項1記載の印刷インク調合セッ トにおいて、 前記展延台のインク面がその周囲から突出していることを特徴とする。
【0009】
【考案の実施の形態】
上記の構成になる請求項1記載の印刷インク調合セットを使用して印刷インク を調合する場合について、マゼンタ15%、シアン13%、イエロー53%、メ ジューム19%の比率で配合する例によって説明する。
【0010】 まず、計量器の目盛り(100%表示)の15%の位置までマゼンタインクを 充填する。この充填は、例えば15%を越える位置まで充填してから、15%を 越える分を除去するなど適宜の手法によることができる。このマゼンタインクを 計量器から取り出して、調合台に載せる。その後、計量器を清掃してから、ある いは他の計量器を使用して、マゼンタインクと同様にシアンインク13%、イエ ローインク53、メジュームインク19%を計量して調合台に載せる。原色イン クは、混合比率に応じて正確に秤量できる。
【0011】 次に、調合台でこれらのインクを十分に混合する。 混合が完了したなら、その印刷インクの一部を展延台のインク面に載せてから 、ローラをインク面上で往復させて印刷インクをローラに付着させる。インク面 の形状はローラを展開した長方形になっているから、インク面の面積とローラの 表面積は等しく、インク面に載せられた印刷インクの半量がローラに付着するこ とになる。
【0012】 この印刷インクが付着しているローラを印刷用紙上で回転させて印刷用紙をプ レスして、印刷インクを印刷用紙に転写する。すると、実際に印刷したのと同様 に、印刷用紙上での印刷インクの刷り色を確認できる。 なお、インク面に載せる印刷インクの量を適切な量とするために、目盛り等の マークを設けておくとよい。
【0013】 このように、原色インクの秤量が正確にでき、刷り色の確認も簡単にできる。 したがって、印刷インクの調合に特別な熟練や経験を必要としない。 請求項2記載の印刷インク調合セットでは、計量器の一方の端に蓋部材を設け ているので、計量器から原色インクが垂れ落ちることはない。
【0014】 請求項3記載の印刷インク調合セットでは、蓋部材を開閉可能としているので 、計量器の清掃が簡単かつ良好にできる。 請求項4記載の印刷インク調合セットでは、蓋部材を計量器に着脱自在として いるので、計量器の清掃が簡単かつ良好にできる。
【0015】 請求項5記載の印刷インク調合セットでは、展延台のインク面がその周囲から 突出しているので、ローラはインク面とだけ接触することになり、インク面に載 置した印刷インクの半量を正確にローラに付着させることができる。
【0016】
【具体例】
次に、本考案の印刷インク調合セットの一具体例を図面を参照して説明する。 図1に示すように、計量器10は筒状体を半割にした形状で、平坦な底面12 を備えている。この底面12の形状により計量器10の転倒が防止される。
【0017】 図1及び図4に示すように、計量器10の一端は蓋部材14によって閉鎖され ており、計量器10の側面には蓋部材14の内面16と整合する位置を起点(0 点)として、目盛り18が刻まれている。 図1に示すように、計量器10の内面形状に整合するすくい部20を有するへ ら22が用意されている。このへら22を使用すれば、計量器10の内側からイ ンクを取り出すことができる。
【0018】 さらに、印刷インク調合セットは、図2に示される展延ローラ24と展延台2 6とを備えている。 展延ローラ24は、ゴム製のローラ28と握り部30とからなる。 展延台26には、長方形のインク面32が設けられている。インク面32は、 平滑な金属製で、周囲から突出している。また、インク面32の短辺の長さはロ ーラ28の軸方向長さと一致しており、長辺の長さはローラ28の周長と一致し ている。
【0019】 次に、この印刷インク調合セットの使用例を説明する。 まず、例えばインク製造業者が提供する調合表に従って、原色インクの配合比 を決定する。次に、1種の原色インクを、計量器10の目盛り18のこの原色イ ンクの配合比に対応する位置まで充填する。 正確に充填できたなら、へら22を使用してこの原色インクを計量器10から取 り出して、調合台(図示略)に載せる。その後、計量器10を清掃してから、あ るいは他の同型の計量器10を使用して、別の原色インクを計量して調合台に載 せる。配合比に対応する全ての原色インクを計量して調合台に載せたなら、 これを混合して印刷インクとする。原色インクは、配合比に応じて正確に計量さ れて混合されることになる。
【0020】 混合が完了したなら、その印刷インクの一部を展延台26のインク面32に載 せてから、展延ローラ24を操作して、ローラ28をインク面32上で往復させ て印刷インクをローラ28に付着させる。インク面32の形状はローラ28を展 開した長方形になっているから、インク面32の面積とローラ28の表面積は等 しく、インク面32に載せられた印刷インクの半量がローラ28に付着すること になる。
【0021】 この印刷インクが付着しているローラ28を印刷用紙上で回転させて印刷用紙 をプレスして、印刷インクを印刷用紙に転写する。すると、実際に印刷したのと 同様に、印刷用紙上での印刷インクの刷り色を確認できる。 このように、原色インクの計量が正確にでき、それを混合した印刷インクの刷 り色の確認も簡単にできる。したがって、印刷インクの調合に特別な熟練や経験 を必要としない。 (変形例) 次に、計量器の形状について、図3にしたがっていくつかの変形例を示す。
【0022】 図3(a)は、計量器50に切り込み52を設けて、蓋部材54を切り込みに 挿入、取り出し可能としたものである。 図3(b)は、計量器60の端部に板バネ62を設けて、この板バネ62で蓋 部材64を抑える構造としたものであり、蓋部材64を着脱できる。
【0023】 図3(c)は、計量器70の端部に蝶番72によって蓋部材74を取付け、蓋 部材74を開閉可能としたものである。 図3(d)は、計量器80の端部に係脱自在の内嵌型のキャップ状の蓋部材8 2を設けたものである。
【0024】 図3(e)は、計量器90の端部に係脱自在の外嵌型のキャップ状の蓋部材9 2を設けたものである。 これらの各例は、蓋部材を開閉または着脱可能とした例で、このような構造と すれば計量器の清掃が簡単かつ良好にできる。なお、これらの例も、図4に示さ れる目盛りが設けられる。
【0025】 以上、具体例に従って、本考案の実施の形態について説明したが、本考案はこ のような具体例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲でさ まざまに実施できることは言うまでもない。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1記載の印刷インク調合セットによれば、原色イ ンクを、その混合比率に応じて正確に秤量でき、実際に印刷したのと同様に、印 刷用紙上での印刷インクの刷り色を確認できるので、印刷インクの調合に特別な 熟練や経験を必要としない。
【0027】 請求項2記載の印刷インク調合セットでは、計量器の一方の端に蓋部材を設け ているので、計量器から原色インクが垂れ落ちることはない。 請求項3記載の印刷インク調合セットでは、蓋部材を開閉可能としているので 、計量器の清掃が簡単かつ良好にできる。
【0028】 請求項4記載の印刷インク調合セットでは、蓋部材を計量器に着脱自在として いるので、計量器の清掃が簡単かつ良好にできる。 請求項5記載の印刷インク調合セットでは、展延台のインク面がその周囲から 突出しているので、ローラはインク面とだけ接触することになり、インク面に載 置した印刷インクの半量を正確にローラに付着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 具体例の計量器とへらの斜視図である。
【図2】 具体例のローラと展延台の斜視図である。
【図3】 計量器の変形例の説明図である。
【図4】 具体例の計量器の側面図である。
【符号の説明】
10、50、60、70、80、90・・・計量器、 12・・・底面、 14、54、64、74、82、92・・・蓋部材、 16・・・内面、 18・・・目盛り、 20・・・すくい部、 22・・・へら、 24・・・展延ローラ、 26・・・展延台、 28・・・ローラ、 30・・・握り部、 32・・・インク面、 52・・・切り込み、 62・・・板バネ、 72・・・蝶番。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状体を長手方向に沿って分割した形状
    で、その外面に長手方向に沿って設けられた目盛りを有
    する計量器と、 表面平滑なローラと、 該ローラの軸方向の長さと一致する幅と該ローラの周長
    と一致する長さの長方形のインク面を有する展延台とか
    らなる印刷インク調合セット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷インク調合セットに
    おいて、 前記計量器の一方の端に蓋部材を設けたことを特徴とす
    る印刷インク調合セット。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の印刷インク調合セットに
    おいて、 前記蓋部材を開閉可能としたことを特徴とする印刷イン
    ク調合セット。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の印刷インク調合セットに
    おいて、 前記蓋部材を前記計量器に着脱自在としたことを特徴と
    する印刷インク調合セット。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の印刷インク調合セットに
    おいて、 前記展延台のインク面がその周囲から突出していること
    を特徴とする印刷インク調合セット。
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