JP3021855U - シリンジ用つば補助具 - Google Patents

シリンジ用つば補助具

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JP3021855U
JP3021855U JP1995009824U JP982495U JP3021855U JP 3021855 U JP3021855 U JP 3021855U JP 1995009824 U JP1995009824 U JP 1995009824U JP 982495 U JP982495 U JP 982495U JP 3021855 U JP3021855 U JP 3021855U
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collar
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shaped
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浩一 杉田
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MAEDA INDUSTRY CO., LTD.
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MAEDA INDUSTRY CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンジ外筒への着脱が容易で、しかもシリ
ンジ軸線方向の移動やシリンジとつば補助具間の回転を
防止し、かつガスケット抜け防止のストッパ機能を備え
たシリンジ用つば補助具を提供する。 【解決手段】 C字型断面の半円筒状体で、その開口1
0の幅が半円筒状体内径より小さく、かつ開口縁辺に弾
力を有する案内突条7を形成してシリンジの外筒1に着
脱自在とした把持部6と、その把持部上端面の内周縁に
断面逆L字型で全体をU字型に形成し、シリンジの小判
型つば3の一対の平行面に沿ってはめ込むようにしたつ
ば固定部8と、つば固定部のU字型両辺に外向きに指把
握片9を突設してなり、つば固定部8のU字型内周縁の
曲率半径をシリンジの外筒1に嵌合したガスケット4の
半径より小さく形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シリンジ外筒の短いつばの長さを補い、注射時の操作を容易にする ための着脱自在のシリンジ用つば補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラス製で一端に雄ルアーを有し他端はプランジャ挿入のため解放され、かつ つばを突設したシリンダとプランジャの組合せからなる注射器が古くから使用さ れている。しかし、この注射器は、カットしたアンプルから薬液を吸引したのち 注射が行われる。
【0003】 前記注射器には、アンプルから薬液を吸引する手間、薬液汚染の原因となるア ンプルカットによるガラス粉やバイヤル栓刺通によるフラグメントの発生等の問 題があった。
【0004】 前記注射器の問題点を解決するため、一端にラバーキャップを備えた雄ルアー を有する外筒に薬液を密閉するガスケットを収め、押し子によりガスケットを押 し動かすように構成したシリンジが多用されるようになった。
【0005】 前記シリンジは、使用される素材により構造的に多少の相違がある。その中で 、一般に使用されるPP製のディスポーザブルシリンジは、ガスケットが抜ける のを防止するため、外筒末端の内周面にアンダーカット(リング状突起)を設け ている。また、PPを素材としているため、つば部の形状や大きさは自由に決め ることができる。
【0006】 しかし、PC、COC、ABS等を素材にして作られたシリンジは、前記PP 製に比べて硬いため、ガスケット抜け用のアンダーカットを設けることはできな い。
【0007】 更に、ガラス製のシリンジは、つばの形状、大きさが制限され、単独では操作 しやすいつばを成形することは困難である。また、ガスケット抜け用のアンダー カットを設けることはできない。
【0008】 硬質シリンジには、前記のような問題点があり、これを改善するため種々の提 案がなされている。例えば、特開昭51−135194号公報には、ガラスカー トリッジに装着するためのつば補助具として、複数の縦割スリットを有するコレ ットと端面に一対のつばを有するコレットスリーブの組合せからなるものが記載 されている。このものは、構造が複雑で脱着も困難である。
【0009】 また、特開昭62−58745号公報には、シリンダの前端に針ホルダを、後 端にフィンガーグリップを有するフランジを嵌着し、シリンダに嵌めたプランジ ャをプランジャ棒で操作するようにした注射器が記載されている。このものは、 フィンガーグリップの着脱ができないため、コンパクトに収納できず保管や輸送 上で不利である。
【0010】 更に、実登第3006419号公報の図5には、開口38を有しシリンダ筒2 に嵌着する抱持部片33の一端に開口38部分を除いた菱形状のフランジ部片3 1を設けてなり、ガラス製シリンジに装着するつば補助具が記載されている。こ のものは、着脱可能なシリンジ用つば補助具ではあるが、シリンジ軸線方向の移 動やシリンジとつば補助具間の回転に対する防止策が施されていない。また、大 事なガスケット抜けの防止策がない。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
前記のごとく、従来のシリンジ用つば補助具は、シリンジ胴部への着脱が困難 であるか、着脱が容易なものはシリンジ軸線方向の移動やシリンジとつば補助具 間の回転に対する防止策が施されておらず、またいずれもガスケット抜けに対す る対策がなされていなかった。
【0012】 本考案は、前記課題を解決し、シリンジ外筒への着脱が容易で、しかもシリン ジ軸線方向の移動やシリンジとつば補助具間の回転を防止し、かつガスケット抜 け防止のストッパ機能を備えたシリンジ用つば補助具を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案による第1のシリンジ用つば補助具は、長さ の短いC字型断面の半円筒状体で、その開口の幅が半円筒状体内径より小さく、 かつ開口縁辺に弾力を有する案内突条を形成してシリンジ外筒に着脱自在とした 把持部と、その把持部上端面の内周縁に断面逆L字型で全体をU字型に形成し、 シリンジの小判型つばの一対の平行面に沿ってはめ込むようにしたつば固定部と 、つば固定部のU字型両辺に外向きに指把握片を突設してなり、つば固定部のU 字型内周縁の曲率半径をシリンジ外筒に嵌合したガスケットの半径より小さく形 成してなる。
【0014】 また、本考案による第2のシリンジ用つば補助具は、長さの短いスナップリン グ状断面の筒状体で、その開口の幅がシリンジ外筒の外径より小さく、かつスナ ップリング形状により開口縁辺に弾力を付与しシリンジ外筒に着脱自在とした把 持部と、その把持部上端面の内周縁に断面逆L字型で全体をU字型に形成し、シ リンジの小判型つばの一対の平行面に沿ってはめ込むようにしたつば固定部と、 つば固定部のU字型両辺に外向きに指把握片を突設してなり、つば固定部のU字 型内周縁の曲率半径をシリンジ外筒に嵌合したガスケットの半径より小さく形成 してなる。
【0015】 本考案のシリンジ用つば補助具は、PP、PE、PC、ABS、PS等の合成 樹脂を素材として、一体型のプラスチックス成形品として製造することができる 。
【0016】
【考案の実施の形態】 本考案詳細を図面に基づいて説明する。通常のシリンジは、図1に示すように 、先端に雄ルアー2を有し後端の外周につば3を設けた硬質合成樹脂製の外筒1 の内孔にガスケット4をはめ、注入された薬液を前記ガスケット4と雄ルアー2 に被嵌したラバーキャップとにより密閉するように構成されている。そして、注 射する際は、ガスケット4の後端面に合成樹脂製の押し子5を接続し、ラバーキ ャップを外し注射針を取付けて行われる。
【0017】 本考案は、前記シリンジの外筒1のつば3部分に、着脱自在に取付けるための 、つば補助具である。そのつば補助具は、図2(A)、(B)、(C)に示すよ うに、長さの短いC字型断面の半円筒状体で、その開口10の幅が半円筒状体内 径より小さく、かつ開口縁辺に弾力を有する案内突条7を形成してシリンジの外 筒1に着脱自在とした把持部6と、その把持部上端面の内周縁に断面逆L字型で 全体をU字型に形成し、シリンジの小判型のつば3の一対の平行面に沿ってはめ 込むようにしたつば固定部8と、つば固定部8のU字型両辺に外向きに指把握片 9を突設してなり、つば固定部8のU字型内周縁の曲率半径をシリンジの外筒1 に嵌合したガスケット4の半径より小さく形成する。
【0018】 また、図3(A)、(B)、(C)に示すように、長さの短いスナップリング 状断面の筒状体で、その開口11の幅が筒状体内径より小さく、かつスナップリ ング形状により開口縁辺に弾力を付与しシリンジの外筒1に着脱自在とした把持 部12と、つば固定部13のU字型両辺に外向きに指把握片9を突設してなり、 つば固定部13のU字型内周縁の曲率半径をシリンジの外筒1に嵌合したガスケ ット4の半径より小さく形成する。
【0019】 上記のごとく構成することにより、把持部6、12はシリンジの外筒1への着 脱が容易で、かつ確実に把持できる。また、つば固定部8、13はU字型内周縁 を有し、外筒1の小判型のつば3の一対の平行面にU字型内周縁の平行部を沿わ せてはめ込まれるため、外筒1に対しつば補助具が回動し、あるいは軸線方向に 移動するのを阻止できる。更に、つば固定部8、13のU字型内周縁の曲率半径 は、外筒1に嵌合したガスケット4の半径より小さいため、ガスケット4が外筒 1の後端から抜け出すことはない。
【0020】
【実施例】
実施例1 図2(A)、(B)、(C)に示すつば補助具は、請求項1記載の考案を実施 したものである。その構成は前記のごとく、シリンジの外筒1に着脱自在とした 把持部6と、シリンジの小判型のつば3の一対の平行面に沿ってはめ込むように したつば固定部8と、つば固定部8のU字型両辺に外向きに指把握片9を突設し てなり、つば固定部8のU字型内周縁の曲率半径をシリンジの外筒1に嵌合した ガスケット4の半径より小さく形成されている。
【0021】 シリンジへの装着は、まず外筒1のつば3の平行面とつば補助具のU字型内周 縁の平行する両辺を揃え、かつ開口10を外筒1に向けて外筒とつば補助具を対 じさせ、把持部6をはめ込んだ後、つば固定部8を横から外筒1のつば3部分に 滑らせてはめ込む。なお、押し子5の取付けは、以上のつば補助具の取付けが終 わった後行う。また、つば補助具を取り外す際は、つば補助具の全体を掴んで横 へ引けば簡単に外れる。
【0022】 実施例2 図3(A)、(B)、(C)に示すつば補助具は、請求項2記載の考案を実施 したものである。その構成は前記のごとく、シリンジの外筒1に着脱自在とした 把持部12と、シリンジの小判型のつば3の一対の平行面に沿ってはめ込むよう にしたつば固定部13と、つば固定部13のU字型両辺に外向きに指把握片9を 突設してなり、つば固定部13のU字型内周縁の曲率半径をシリンジの外筒1に 嵌合したガスケット4の半径より小さく形成されている。
【0023】 実施例1と実施例2の違いは、前者の把持部6がC字型断面の半円筒状体から なるのに対し、後者の把持部12がスナップリング状断面の周面の一部を切欠し た筒状体からなる点のみである。したがって、つば補助具の着脱操作は実施例1 の場合と同様である。
【0024】
【考案の効果】
本考案の実施によれば、つば補助具のシリンジ外筒への着脱が容易で、しかも シリンジ軸線方向の移動やシリンジとつば補助具間の回転を防止し、かつガスケ ット抜けを防止できる。また、つば補助具を外すことにより、シリンジの収納が コンパクトにでき保管や運搬が経済的にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外筒に押し子の一部を挿入した状態のシリンジ
の一部は破断して示す全体の正面図である。
【図2】請求項1記載の考案の実施例で、(A)は平面
図、(B)は正面図、(C)は底面図である。
【図3】請求項2記載の考案の実施例で、(A)は平面
図、(B)は正面図、(C)は底面図である。
【符号の説明】
1 外筒 2 雄ルアー 3 つば 4 ガスケット 5 押し子 6、12 把持部 7 案内突条 8、13 つば固定部 9 指把握片 10、11 開口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さの短いC字型断面の半円筒状体で、
    その開口の幅が半円筒状体内径より小さく、かつ開口縁
    辺に弾力を有する案内突条を形成してシリンジ外筒に着
    脱自在とした把持部と、その把持部上端面の内周縁に断
    面逆L字型で全体をU字型に形成し、シリンジの小判型
    つばの一対の平行面に沿ってはめ込むようにしたつば固
    定部と、つば固定部のU字型両辺に外向きに指把握片を
    突設してなり、つば固定部のU字型内周縁の曲率半径が
    シリンジ外筒に嵌合したガスケットの半径より小さいこ
    とを特徴とするシリンジ用つば補助具。
  2. 【請求項2】 長さの短いスナップリング状断面の筒状
    体で、その開口の幅がシリンジ外筒外径より小さく、か
    つスナップリング形状により開口に弾力を付与しシリン
    ジ外筒に着脱自在とした把持部と、その把持部上端面の
    内周縁に断面逆L字型で全体をU字型に形成し、シリン
    ジの小判型つばの一対の平行面に沿ってはめ込むように
    したつば固定部と、つば固定部のU字型両辺に外向きに
    指把握片を突設してなり、つば固定部のU字型内周縁の
    曲率半径がシリンジ外筒に嵌合したガスケットの半径よ
    り小さいことを特徴とするシリンジ用つば補助具。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001062318A1 (fr) * 2000-02-22 2001-08-30 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Seringue munie d'une tige support de piston, procede de fabrication et dispositif de montage de la seringue
JP2005021247A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Seikagaku Kogyo Co Ltd 注射器ホルダー
JP2007089731A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Murase Glass Kk 指当て部
JP2008307241A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Nipro Corp 閉塞防止具
JP2011212399A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Abbott Japan Co Ltd 注射器の廃棄容器

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