JP3021530U - 婚約目録 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 婚約時にその印として気軽に書類の準備が出
来、新しい出発の自覚を持たせ、後日の証拠となるも
の。 【構成】 婚約書の文字１ｂを記入し折りたゝみにて形
成した折封筒１ａ内に、誓文２ａ・年月日２ｂ・当人署
名欄２ｃ・立会人署名欄２ｄを設けた誓文書２を折りた
ゝんで収納してなる婚約書１と、家族書の文字３ｂを記
入し折りたゝみにて形成した折封筒３ａ内に、続柄５ａ
・住所５ｂ・氏名５ｃの記入欄５を設けた家族一覧書４
を折りたゝんで収納してなる家族書３と、親族書の文字
６ｂを記入し折りたゝみにて形成した折封筒６ａ内に、
続柄８ａ・住所８ｂ・氏名８ｃの記入欄８を設けた親族
一覧書７を折りたゝんで収納してなる親族書６とを一組
としたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は婚約成立時に互いに相手方に渡す婚約目録に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

見合いの場合と恋愛の場合では異なる。 見合いの場合において婚姻までに到る流れとしては、 （１）内交渉：橋かけなどという下話。 （２）身許調査：双方で内密に調べるきゝあわせ。 （３）見合い：双方が打ち合わせて会同し相識の機会をつくりその後で諾否を きめる。 （４）口約束：以上を経て内諾を得る。 （５）手じめ：婚約確認のため嫁方で行う酒宴 （６）結納：親族関係設定のしるしの贈物或は嫁の持参品の目録納め。 （７）日決め：婚礼の日取りぎめ （８）婚礼 以上の（１）乃至（８）のうち必要な項目を選び組合わせて行われ婚姻に到って いた。 恋愛については、（１）内交渉，（３）見合いの項目が必然的に省かれ残りの 項目の中から必要項目を選び組合わせて行われて婚姻に到っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このように承諾を取り口約束だけに終わってしまい、都合が悪くなった時に解 消の内容が知らされゝば良いが、何も連絡が無く揚げ句の果てには約束した覚え はないと云われたりした場合、気不味く思い時には争いの原因となるなど婚約上 非常に不都合を感じていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 本考案はこのような不都合を解消し、婚約の日時を明らかにし婚約が解消され ても争いを少しでも防げ且つ婚約相方に新しい出発の自覚を持たせ少しでも婚約 が解消されないようにする婚約目録を提供せんとするものである。 婚約書の文字を記入し折りたゝみにて形成した折封筒内に、誓文・年月日・当 人署名欄・立会人署名欄を設け祝事に相応しい図柄で飾った誓文書を折りたゝん で納めた婚約書と、 家族書の文字を記入し折りたゝみにて形成した折封筒内に、続柄・住所・氏名 の記入欄を設け祝事に相応しい図柄で飾った家族一覧書を折りたゝん納めた家族 書と、 親族書の文字を記入し折りたゝみにて形成した折封筒内に、続柄・住所・氏名 の記入欄を設け祝事に相応しい図柄で飾った親族一覧書を折りたゝんで納めた親 族書とを一組としたものである。

【０００５】

【作用】

使用に当たっては婚約成立時或は結納などの適時期に、家族書と親族書を記入 して準備し、立合人のもとで婚約書の当人署名欄と年月日に署名し、その後立合 人に立合人署名欄に署名してもらい、家族書と親族書を婚約書に添付して一組と し、互いに相手方に渡す。 この場合、家族書や親族書の準備も家族一覧書や親族一覧書があり手軽に記入 出来るため簡単に整えることが出来る。 又後日の証拠となりむだな争いをさけることが出来る。

【０００６】

【実施例】

図中１は婚約書であって、縦方向を二箇所で折りたゝみ更に上下を折曲げて折 封筒１ａとした表に婚約書の文字１ｂを記入している。 ２は祝い事の図柄を適箇所に設けた誓文書であって、誓文２ａ例えば「私達婚 約いたしました」と年月日２ｂと当人二人の当人署名欄２ｃと親族・仲人など立 合人二人の立合人署名欄２ｄを設け、折りたゝんで前記婚約書１内に納めている 。 ３は家族書であって、折りたゝみにて折封筒３ａとした表に家族書の文字３ｂ を記入している。 ４は祝い事の図柄を適箇所に設けた家族一覧書であって、上段に続柄５ａを中 段に住所５ｂを下段に氏名５ｃを記入するよう区切にて記入欄５を設け、折りた ゝんで前記家族書３内に納めている。 ６は親族書であって、折りたゝみにて折封筒６ａとした表に親族書の文字６ｂ を記入している。 ７は祝い事の図柄を適箇所に設けた親族一覧書であって、区切にて上段に続柄 ８ａを中段に住所８ｂを下段に氏名８ｃを記入する記入欄８を設け、折りたゝん で前記親族書６内に納めている。

【０００７】 使用に当たっては、婚約成立時或は結納時に、立合人のもとで当人が婚約書１ の当人署名欄２ｃに署名後、立合人が立合人署名欄２ｄに署名しそれぞれ一通を 受取り保管する。 この時家族一覧書４の記入欄５及び親族一覧書７の記入欄８の続柄５ａ，８ａ ・住所５ｂ，８ｂ・氏名５ｃ，８ｃに必要事項を記入し納めて準備していた家族 書３及び親族書６を署名が終わった婚約書１に添付して相手方に手渡す。

【０００８】

【考案の効果】

上述の如く本考案は婚約書・家族書・親族書の三点を一組とし、祝事に相応し い署名或は記入欄を設けた用紙を準備しているため、記入に当たって用紙の選択 や作成に悩む必要もなく手軽に記入出来て簡単に準備することが出来ると共に、 必要な時に署名して互いに保管することによって、後々の問題に対しても証拠の 一つとなりいらぬ争いを避けることが出来る等実用上非常に優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の一部を破断した正面図である。

【図２】本考案実施例の誓文書の正面図である。

【図３】本考案実施例の家族一覧書の正面図である。

【図４】本考案実施例の親族一覧書の正面図である。

【符号の説明】

１ 婚約書 １ａ 折封筒 １ｂ 文字 ２ 誓文書 ２ａ 誓文 ２ｂ 年月日 ２ｃ 当人署名欄 ２ｄ 立合人署名欄 ３ 家族書 ３ａ 折封筒 ３ｂ 文字 ４ 家族一覧書 ５ 記入欄 ５ａ 続柄 ５ｂ 住所 ５ｃ 氏名 ６ 親族書 ６ａ 折封筒 ６ｂ 文字 ７ 親族一覧書 ８ 記入欄 ８ａ 続柄 ８ｂ 住所 ８ｃ 氏名

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 婚約書の文字１ｂを記入し折りたゝみに
   て形成した折封筒１ａ内に、誓文２ａ・年月日２ｂ・当
   人署名欄２ｃ・立会人署名欄２ｄを設けた誓文書２を折
   りたゝんで収納してなる婚約書１と、 家族書の文字３ｂを記入し折りたゝみにて形成した折封
   筒３ａ内に、続柄５ａ・住所５ｂ・氏名５ｃの記入欄５
   を設けた家族一覧書４を折りたゝんで収納してなる家族
   書３と、 親族書の文字６ｂを記入し折りたゝみにて形成した折封
   筒６ａ内に、続柄８ａ・住所８ｂ・氏名８ｃの記入欄８
   を設けた親族一覧書７を折りたゝんで収納してなる親族
   書６とを一組としたことを特徴とする婚約目録。