JP3020838U - 燻製器 - Google Patents

燻製器

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JP3020838U
JP3020838U JP1995008506U JP850695U JP3020838U JP 3020838 U JP3020838 U JP 3020838U JP 1995008506 U JP1995008506 U JP 1995008506U JP 850695 U JP850695 U JP 850695U JP 3020838 U JP3020838 U JP 3020838U
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door
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JP1995008506U
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Inventor
雅之 櫻井
Original Assignee
株式会社バンテック
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 器体の分解、組立を可能とし収納性と可搬性
を高めると共に、熱燻、温燻、冷燻の三種の燻製法に対
応できる燻製器を開発する。 【構成】 戸板1、中間板3、左右の両側板4,5、背
板6、天井板7、底板8を分離独立に形成し、互いの接
合部に折曲片を配し、タップ孔とトラフネジで分解、組
み立てを可能とし、該戸板1の頭部を「く」の字型に屈
曲部1aとすると共に、前面を屈曲させた左右両側板と
中央に透窓を穿ち下部に支持片を屈曲させた中間板との
間に前記戸板を上下動させるスライド空間を形成し、戸
板の上下動で戸板下部に吸気口と戸板上部に排気口が形
成されると共にその面積を可変とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本考案は、分解容易で可搬性を有し、且つ、熱燻、温燻、冷燻の三種の燻製に 対応可能な温度調整機能を有する燻製器に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
燻製器に収納性と可搬性を求めると、分解の容易なものが望ましく、又、熱燻 、温燻、冷燻の三種の燻製法に対応する為には、温度調整が必要とされる。 そこで、従来、折畳み自在な燻製器として組立式カマド兼用くんせい器(実開 昭63−2492号)が提案され、その概要は、組立て使い縮めたり折りたたん で収納できるくんせい製造用の器で、内部は金網等を置ける様になっており、底 部にはくん煙材を置く鉄製やホ−ロ−、アルミ、陶製等の皿を置ける様にして取 り外す事もできる様になっているもので、キャンプ等でカマドとしても使えるも のとしたものである。
【0003】 又、温度調整を目的としたものではないが、器内温度を一定に保つ為の装置と して、食品燻製器(特開昭55−148051号)が提案され、その概要は、正 の抵抗温度係数が著しく大きい自己温度制御型ヒ−タ(PCTヒ−タ)を庫内加 熱用の熱源としたことを特徴とするものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記前者は、(a)カマド兼用とした為、大型化で重くなり、可搬性 に問題があり、(b)蝶番等を使用する為、折畳んだ後にも相当のスペ−スを必 要とし、(c)温度管理が困難である。 又、後者は、正確な温度管理ができるが、燻製方法を変えた三種類の方法には 対応できないと共に、電源を必要としてアウトドアには不向きである等の欠点を 有している。 本考案は、上記実情に基づいてなされたもので、器体に分解機能を備えさせて 収納性と可搬性を高めると共に、熱燻、温燻、冷燻の三種の燻製法に対応できる 燻製器を開発しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本案燻製器は、戸板、中間板、左右の両側板、背板、天井板、底板を分離独立 に形成し、互いの接合部に折曲片を配し、分解、組み立てを可能とし、該戸板の 頭部を「く」の字型に屈曲すると共に、前面を屈曲させた左右両側板と中央に透 窓を穿ち下部に支持片を屈曲させた中間板との間に前記戸板を上下動させるスラ イド空間を形成し、戸板の上下動で戸板下部に吸気口と戸板上部に排気口が形成 されると共にその面積を可変としたことを特徴として構成される。 又、戸板に覗き窓を形成し、該覗き窓の上に4本の誘導釘を凸設し、これに多 少の緩みを要する幅で溝を穿設させた覆体を被設するのが望ましい。
【0006】
【考案の実施の形態】
本案燻製器は、図1及び図2に示す如く、戸板1、中間板3、左右の両側板4 ,5、背板6、天井板7、及び底板8の各要素から成る。 戸板1は、器体前面を覆って前面中央の上部に燻製状態を観察するための覗き 窓2を形成し、該覗き窓2は窓2aを穿設すると共に、そこに覆体2bを被設し 、該覆体2bは窓2aの上部で戸板1に4本の誘導釘2d,2d,2d,2dを 凸設し、これに多少の緩みを要する幅で溝2c,2cを二条に穿設する。 又、左右には後述の中間板3と側板4,5との間で上下動を案内するため折曲 片1c,1cを配する。
【0007】 中間板3は、前面を屈曲させた左右両側板との間で戸板を上下動させるスライ ド空間Mを形成すると共に該左右側板4,5と連結して器枠を形成するもので、 中央部に、大きな透窓3aを形成すると共に、戸板1を下端で支持するため四角 の枠体の下側に戸板1の厚み分だけの幅で折曲片3bを前方に出す。 該左右側面には接合用の折曲片3c,3cを配設し、そこにタップ孔tを刻設 し、トラスネジnと螺合して側板4,5との間で組み立て及び分解を可能とする 。
【0008】 該左右の側板4,5は、前面に中間板3との間で戸上下動用のスライド空間M を形成する折曲片4a、及び背面に背板6との接合を図る折曲片4bを配し、上 部に燻製品を吊るすための孔4c,5cを穿設し、その下には網棚を載置させる ための棚棒用の孔を上段の棚孔4d,5d、中段の棚孔4e,5e,下段の棚孔 4f,5fを穿設する。そして、下方前部には、戸板1を上下動の途中で止めて 、高さ位置調整する為の停止棒を係着するための孔5gを6段程度に穿設する。 前部縦方向に中間板3との接合を図るタップ孔tを、下部横方向に底板8との 接合を図るタップ孔tを穿設する。
【0009】 背板6は、器体の背面を覆うもので、上方にのみ折曲片6aを配設し、左右脇 部には、側板4,5との接合を図るタップ孔tを穿設する。
【0010】 天井板7は、戸板1側に開口して排気口Sを形成するよう器枠平面より短寸と し、中央部には補助的に煙出しに用いるための煙出孔に蓋7aを開閉自在に被設 し、接合に折曲片7bを配設する。又、天井板7の一部に温度計挿入用の孔を穿 設しても良い(図示省略)。
【0011】 底板8は、四辺を折曲片8a,8a,8b,8bに形成し、中央部に燻煙材の 燃焼用の小さな空気孔8cを多数穿設する。
【0012】 そして、上記天井板7と戸板1頭部との関係は、戸板1の頭部を「く」の字型 の屈曲部1aに形成し、その上に取手1bを設けて天井板7との間で密閉室を形 成し、且つ、戸板1を持ち上げた場合に、戸板上部に排気口Sと戸板下部に吸気 口Kが形成され、戸板1の上下動で排気口Sと吸気孔Kの面積を可変とする。 即ち、戸板1を上動させた場合には、戸板1の下部の吸気口Kが拡大し、同時 に戸板1頭部の屈曲部1aと天井板7の排気口Sとの間隙が拡大し、吸気と排気 の量を増大させて、室内の温度を下げる方向に導き、逆に、戸板1を下動させた 場合には、吸気口Kと排気口Sが縮小し、室内の換気を低減させて室温を上昇さ せる構造とする。 その際、「く]の字型の屈曲部1aは、上昇する煙をそのまま排出させるので なく、一旦屈曲部1aの壁面にぶつけて滞留させ、室内を煙で充満させる。
【0013】 次に、本実施形態の作用を説明すると、中間板3、左右の両側板4,5、背板 6、天井板7、及び底板8の折曲片を接合し、そこに穿設されたタップ孔tにト ラスネジnを螺合させて、相互に固定して組み立てる。各接合片と、そこに最小 の点数でタップ孔t及びトラスネジnの固定手段を施したので、組み立てが容易 であり、且つ、戸板1を除いて中間板3で側板4,5等と接合させて枠組みした ので、戸板1の上下動が確保できると共に構造的強度が維持できる。
【0014】 逆に、分解する場合には、トラスネジnとタップ孔tとの螺合をドライバ−で 解き、中間板3、側板4,5・・・の各要素に分離、分解する。 従って、可搬性が増し、アウトドアで使用する場合に乗用車に搭載して搬送し 、野外で組み立てて使用することができ、又、一般家庭では、使用の後に倉庫等 に収納するに便宜である。
【0015】 さて、組み立て後、燻煙する場合には、本案器体をガスコンロ、電気コンロ等 の熱源の上に置き、器体底板8の上に燻煙材を盛った皿を載置させる。 そして、先ず、熱燻を行なう場合には、側板4,5の最下段の棚孔4f,5f に三本の棚棒を挿入し、その上に金網を載せ、魚、肉等の燻蒸目的物を載置する 。 このとき、戸板1は、熱燻で100〜140℃程度の加温を要するので、室内 の密閉性を高めるため最下位の位置に止める。 すると、熱源に近い位置で、高温で対象物が燻煙され、短時間で色、香の良い 燻製ができる。
【0016】 次に、温燻を行なう場合には、棚棒を中段の棚孔4e,5eに挿入し、皿を載 置し、30〜80℃程度に加温する。このとき、外気との関係で室温を若干下げ る必要がある場合には、取手部1bを持って戸板1をスライド空間Mに沿って上 に持ち上げる。 すると、戸板1の下方に開いた吸入口Kから空気が流入し、これが燻煙材から 昇る煙と混合し、皿上の魚、肉等の対象物を燻煙し、さらに気流が上昇して、排 気口Sに向い、ここで戸板1の「く」の字型の屈曲部1aにかかって、一時滞留 してから外に排出され、適度な空気の換気で室温が適正に維持される共に、室内 での燻煙の充満度が維持される(図3参照)。
【0017】 冷燻の場合は、温燻と同様の原理で、棚棒を上段の4d,5dに挿入し、さら に低温で燻煙するため、戸板1を上方に持ち上げ、戸板1の下方の吸気孔Kの間 隙を広げると共に排気口Sのの間隙を広げ、換気性を上げて、15〜25℃程度 の低温で燻煙する。
【0018】 又、燻煙すべきものが長い場合には、最上部の吊し用の孔4cに棚棒を挿入し て行なう。
【0019】 上記燻煙の過程で、中の燻製状態を観察したい場合には、覗き窓2の覆体2b を溝2c,2cに沿って持ち上げ、適当位置でそれを横に傾ける。すると、誘導 釘2d,2d・・が若干の緩みのある溝2c,2cに掛かって、その位置で覆体 2bを支え、落下を防止するので、窓2aからそのまま観察を続けることができ る(図4参照)。
【0020】
【考案の効果】
以上の構成に係わる本願考案は、各要素を独立させて接合片で分解、組み立て を可能としので、収納性と可搬性を高めることができ、且つ、使用時には構造的 強度を発揮し、安定でもある。さらに、戸板の上下動及び「く」の字型の屈曲部 等により燻煙を充満させつつ換気性を与えたので、熱燻、温燻、冷燻の三種の燻 製法に対応して充分な燻煙効果をもたらすことができるという優れた効果を発揮 する。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本案装置の全体斜視図。
【図2】本案装置の分解図。
【図3】本案装置で燻煙する状態を示す模式的断面図。
【図4】覗き窓部の要部拡大図で、(a)が閉じている
場合、(b)が覆体を持ち上げた場合、(c)が傾けて
停止させた場合を示す。
【符号の説明】
1 戸板 1a 屈曲部 2 覗き窓 3 中間板 4 側板 5 側板 6 背板 7 天井板 8 底板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸板、中間板、左右の両側板、背板、天
    井板、底板を分離独立に形成し、互いの接合部に折曲片
    を配して分解、組み立てを可能とし、 該戸板の頭部を「く」の字型に屈曲すると共に、前面を
    屈曲させた左右両側板と中央に透窓を穿ち下部に支持片
    を屈曲させた中間板との間に前記戸板を上下動させるス
    ライド空間を形成し、 戸板の上下動で戸板下部に吸気口と戸板上部に排気口が
    形成されると共にその面積を可変としたことを特徴とす
    る燻製器。
  2. 【請求項2】 戸板に覗き窓を形成し、該覗き窓の上に
    4本の誘導釘を凸設し、これに多少の緩みを要する幅で
    溝を穿設させた覆体を被設した請求項1記載の燻製器。
JP1995008506U 1995-07-21 1995-07-21 燻製器 Expired - Lifetime JP3020838U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018064537A (ja) * 2016-10-21 2018-04-26 新富士バーナー株式会社 燻製装置

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